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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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久々のブログ更新。
今回はなぜか割れ問だったanemiaの問題。
選択肢の一部は歯科でも出るかも?

Anemia_Hemolítica-2
画像:Anemia から

出典:medu4


115C17
悪性貧血でみられるのはどれか。

a 胆石
b 脾腫
c 異食症
d 嚥下障害
e 萎縮性胃炎


解答:MOREへ



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2021/03/28 18:34 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
後天性血友病

最近、総合医療サイトでも話題となっているので、
今回は出題されるのではないか?
と予想していたが、案の定 出ました。


0oZ7GwoE.png
上図:Learn to spot the signs of acquired hemophilia.  から


この問題
medu4 114A21


ずーと、以前に話題に上る前にも出題されたようです。

medu4 19I56




次回の国試はどうなるか分かりませんが、特徴を以下に記しておきます。

疾患のポイント:
後天性血友病は、これまで出血の既往歴がなく、
後天的に第Ⅷ因子自己抗体(インヒビター)が出現し、
第Ⅷ因子が低下し重篤な出血症状を呈する疾患である。
ときに致死的な臨床経過をたどる。

後天性血友病は1年あたり、
100万人に1人程度の発症率を有するまれな疾患である。

診断:
著明な出血症状が急激に全身に出現するため、その鑑別診断が必要となる。
先天性および後天性凝固異常症、血小板異常症、薬剤性などを念頭に置いた問診が重要である。

急激な出血傾向を呈し、aPTTの著明な延長を認める場合に本疾患を疑う。
第Ⅷ凝固因子単独の著明な低下を認めた場合に、本疾患の可能性が高くなる。

検査値では
血小板数正常、aPTT延長、PT正常を呈し、
第Ⅷ因子活性の著明低下および第Ⅷ因子インヒビターが検出される。

今日の臨床サポート:後天性血友病 から転用改編



2020/08/09 12:59 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
これは、簡単でしょう。

出典:medu4:101F39

anemia$.jpg
Iron Deficiency Anemia – Overview and Treatment Options から


101F39
鉄欠乏性貧血に対する鉄剤投与終了の指標はどれか。

a 自覚症状の消失
b 赤血球数の正常化
c ヘモグロビン値の正常化
d トランスフェリン飽和度の正常化
e 血清フェリチン値の正常化



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2019/12/26 20:27 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
今日は当直明けで疲労気味。
ということで簡単なところで。
ただ、思いのほか9割以上の正解率ではないのが不思議。

106I45

68歳の女性。皮膚の出血斑を主訴に来院した。
打撲した記憶がないにもかかわらず、
数か月前から両側の手背と前腕とに出血斑が
見られることが気になっていたという。
鼻出血と歯肉出血とを認めない。
口腔粘膜に点状出血を認めない。
両側の手背と前腕とに径3~5cmの紫斑を3個認める。
血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球6,300、
血小板20万、PT 98%(基準80~120)、APTT 33秒(基準対照32)。

対応として適切なのはどれか。

a 経過観察
b 骨髄穿刺
c 血清免疫電気泳動
d 血小板凝集能測定
e 凝固因子活性測定


解答:MOREへ



2019/05/21 20:41 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
また、NEJM Image Challenge (May 10, 2018 配信)からの問題です。
サイト:www.nejm.org/image-challenge

簡単な問題でしょう。

歯科では、このような出題の仕方はないですが、
本疾患は出題されます。

取り敢えず、日本語で。



問題

46歳の男性。
1か月前より、疲労感、息切れ、背部痛を愁訴に来院した。
10か月の間に30kg以上の体重減少があったという。
理学所見:眼瞼結膜と手掌が蒼白。
検査所見:腎機能低下、Caが高値。
単純XP: "raindrop skull" (下図)。


MM case


診断は?

a Amyloidosis
b Systemic lupus erythematosus
c Hodgkin’s lymphoma
d Paget’s disease
e Multiple myeloma



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2019/03/25 06:00 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
またもや、malignant lymphomaの問題。
これぐらいだと、歯科の病理でも出されますか?

Malignant_Lymphoma-732x549-thumbnail.jpg
www.healthline.com/health/malignant-lymphoma から



107G21

悪性リンパ腫のリンパ節の所見として典型的なのはどれか。

a 圧痛
b 自発痛
c 弾性硬
d 熱感
e 癒着



類題:
リンパ節腫脹の性状:111医G50


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2019/03/23 00:02 血液・凝固系 TB(-) CM(0)

bimanseiakusei.jpg
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の組織像
pathology.or.jp/corepictures2010/02/c06/02.html から


まあ、常識的に解けるか。


109A7
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の予後因子でないのはどれか。

a 年齢
b 病期
c 血清CRP
d 節外病変数
e パフォーマンスステイタス〈PS〉



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2019/03/22 00:02 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
比較的、簡単でしょうか?

113A20

64歳の男性。腹部膨満感を主訴に来院した。
3か月前から、左腹部の膨満感を自覚し、改善しないため受診した。
既往歴に特記すべきことはない。
胸骨右縁第2肋間を最強点とする収縮期駆出性雑音を聴取する。
呼吸音に異常を認めない。
右肋骨弓下に肝を3cm触知する。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。浮腫を認めない。
血液所見:赤血球268万、Hb 7.9g/dL、Ht 26%、網赤血球1%、白血球7,300、血小板14万。
血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン3.2g/dL、
IgG 1,614mg/dL(基準960~1,960)、IgA 369mg/dL(基準110~410)、IgM 182mg/dL(基準65~350)、
総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST /AST:27U/L/26U/L、
LD 477U/L(基準176~353)、ALP 283U/L(基準115~359)、
BUN/Creat:18mg/dL/0.8mg/dL、尿酸6.9mg/dL。

骨髄組織のH-E染色標本(A)及び鍍銀染色標本(B)を別に示す。

thumb_113A-20A.jpg
A


thumb_113A-20B.jpg
B

この患者の末梢血に認められないのはどれか。

a 骨髄球
b 赤芽球
c 骨髄芽球
d 涙滴状赤血球
e 赤血球連銭形成


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2019/03/14 00:03 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
池江選手がleukemiaというのは、ショッキングなニュースでした。
まずは病気を克服して、再起を祈るばかりです。

ということで、今回はleukemia関係の頻出問題。

medu4 107I13から引用改編


107I13

汎血球減少症を呈する患者の骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
この患者にみられる染色体異常はどれか。

thumb_107I-13.jpg


a t(8;14)
b t(8;21)
c t(9;22)
d t(15;17)
e inv(16)


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2019/02/14 06:30 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
オピオイドローテーションについての問題。
歯科でも扱われるでしょうか?


112C35

82歳の女性。
悪心と骨盤の痛みとを主訴に来院した。
2年前に骨病変を伴う多発性骨髄腫と診断された。
抗癌化学療法とビスホスホネート製剤の投与とを
受けていたが治療抵抗性となり、
3か月前に抗癌化学療法は中止した。
その後、多発性骨髄腫による骨盤の痛みが生じたため、
局所放射線照射を行ったが除痛効果は一時的であり、
モルヒネの内服を開始した。
当初、痛みは良好にコントロールされていたが、徐々にモルヒネの
効果が乏しくなったため、段階的に増量した。
数日前から痛みに加え、食欲不振と悪心が強くなり受診した。
血液検査で電解質に異常を認めない。
腹部エックス線写真でイレウス所見を認めない。

対応として適切なのはどれか。

a モルヒネを増量する。
b 抗癌化学療法を再開する。
c モルヒネをアスピリンに変更する。
d ビスホスホネート製剤を増量する。
e モルヒネを他のオピオイドに変更する。



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2018/10/11 20:04 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
歯科では難しいレベルではあるが、
癖のある卒試では出るかもしれない。

https://medu4.com/112C16
 から

jpg150016fa.png 
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2297171


112C16
深部静脈血栓症の発症リスクとなるのはどれか。2つ選べ。

a アンチトロンビン欠乏症
b 第XIII因子欠損症
c フィブリノゲン欠乏症
d プラスミノゲン活性化抑制因子1欠損症
e プロテインS欠乏症



関連問題:

プロテインC,Sなどに関する4題

DVTのリスク因子:整形専門医

血栓性静脈炎とDVT

片側下肢の腫脹:108医H31, 32




解答:MOREへ


2018/09/26 06:00 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
ちと難しい?
https://medu4.com/112A16 から引用改編

112A16
50歳の女性。
全身の皮下出血と鼻出血とを主訴に来院した。
特に誘引なく右肩の紫斑が出現した。
その後大腿や下腿にも紫斑が出現し、
今朝から鼻出血が止まらないため受診した。
5年前に乳癌に対して手術と抗癌化学療法とを受けた。
血液所見:赤血球278万、Hb 8.8g/dL、Ht 25%、白血球700、血小板5.1万、
PT-INR 1.2(基準0.9〜1.1)、APTT 30.6秒(基準対照32.2)、
血漿フィブリノゲン74mg/dL(基準200〜400)、
血清FDP 110μg/mL(基準10以下)、
Dダイマー9.6μg/mL(基準1.0以下)。
骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。


thumb_112A-16.jpg


この患者に対する治療薬として適切なのはどれか。

a 抗エストロゲン薬
b 全トランス型レチノイン酸
c トラネキサム酸
d ドセタキセル
e へパリン



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2018/07/29 14:20 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
May‐Giemsa染色標本と転座からの類推診断

https://medu4.com/110I49 から

110I49
41歳の男性。
職場の定期健康診断で白血球増多を指摘されたため来院した。
1年前の健診でも軽度の白血球増多を指摘されていた。
眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。
頸部リンパ節と鎖骨上リンパ節とに腫大を認めない。
心音と呼吸音とに異常を認めない。
腹部は平坦で脾を左季肋下に10cm触知する。下腿に浮腫を認めない。
血液所見:赤血球466万、Hb 14.7g/dL、Ht 44%、網赤血球1.4%、
白血球51,600(骨髄芽球1.5%、骨髄球6%、後骨髄球9.5%、
桿状核好中球19.5%、分葉核好中球45.5%、好酸球3%、
好塩基球7.5%、単球2%、リンパ球6%)、血小板37万。
血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、AST 18IU/L、ALT 15IU/L、
LD 601IU/L(基準176〜353)。CRP 0.2mg/dL。
骨髄血塗抹May‐Giemsa染色標本(A)と骨髄血染色体分析(B)とを別に示す。
この患者で考えられる所見はどれか。

110I-49A.jpg
A

110I-49B.jpg
B

a  尿酸低値
b  高Ca血症
c  ビタミンB12低値
d  エリスロポエチン低値
e  好中球アルカリフォスファターゼスコア低値



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2018/05/16 06:10 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
医科の問題ですが、
歯科でも予想をつけて解けるはず。


https://medu4.com/108D16 から

myelodysplastic-syndrome-9-728.jpg 
https://www.slideshare.net/rajud521/myelodysplastic-syndrome



108D16
骨髄異形成症候群の予後の指標となるのはどれか。2つ選べ。

a 血清LD値
b 染色体異常
c 血球形態異常
d 骨髄芽球比率
e 網状赤血球数



解答:MOREへ

2018/02/11 14:14 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
まずは、医系の問題でしょう。



110A33

69歳の女性。リンパ節腫大の精査のため来院した。
腹痛のため自宅近くの診療所を受診し、
腹腔内のリンパ節腫大を指摘され紹介されて受診した。
表在リンパ節は触知しない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
血液所見:赤血球430万、Hb 13.3g/dL、Ht 40%、
白血球5,200(好中球65%、好酸球2%、単球6%、リンパ球27%)、血小板21万。
血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.5g/dL、IgG 725mg/dL (基準960-1,960)、
IgA 145mg/dL (基準110-410)、IgM 121mg/dL (基準65-350)、
総ビリルビン0.5mg/dL、AST 20 IU/L、ALT 25 IU/L、LD 471 IU/L(基準176-353)、
ALP 133 IU/L(基準115-359)、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、
尿酸8.0mg/dL、血糖105mg/dL。
免疫血清学所見:CRP 0.1mg/dL、可溶性IL-2受容体1,312 U/mL(基準122-496)、
HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HBc抗体陰性、HCV抗体陰性、HTLV-I抗体陰性。
全身造影CTでは、縦隔のリンパ節、傍大動脈リンパ節および腸間膜リンパ節の腫大を認めた。
病型診断のために行った腸間膜リンパ節の生検組織のH-E染色標本を下に示す。
生検組織からは染色体異常を認める。
骨髄生検ではリンパ系腫瘍細胞の浸潤がみられる。
染色体異常はどれか。

thumb_110A-33.jpg

a t(8;14)
b t(8;21)
c t(9;22)
d t(14;18)
e t(15;17)


関連記事:

Leukemiaにおける転座:108医D12

leukemiaの組織診断:111医I42




解答:MOREへ


2017/12/30 18:20 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
これは、医師国試でもまだ出ていない組織像かもしれない。
歯科では、こういう血液像があるという程度の理解でもいいでしょう。

問題

下に特徴的な赤血球像を示す。
この血液像を呈する疾患はどれか。2つ選べ。

a 脾臓摘出後
b 鉄欠乏性貧血
c マラリア
d 重度巨赤芽球性貧血
e 膵臓癌

howelljolly.png


類題:

血液標本の所見からの類推問題

本問題は血液歯科カテゴリーに入れてあります。



解答:MOREへ




2017/12/15 06:00 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
医師国家試験過去問データベース から

MCVの計算:111医G59

にて既出。再度の登場


111G59
80歳の女性。半年前からの労作時息切れを主訴に来院した。
手術の既往はない。顔色は不良で眼瞼結膜は貧血様である。
血液所見:赤血球250万、Hb 6.9g/dL、Ht 33%、白血球4,300、血小板16万。

この患者で低下している可能性が高い血液検査項目はどれか。2つ選べ。

a LD
b ALP
c 網赤血球
d ガストリン
e ビタミンB12


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2017/12/09 06:00 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
医師国家試験過去問データベース から


111A60
64歳の女性。右肋骨痛を主訴に来院した。
1か月前から、右側の胸部に痛みを感じるようになり、改善しないため受診した。
既往歴に特記すべきことはない。
右第6肋骨と右鎖骨内側部とに圧痛を認める。
心音と呼吸音とに異常を認めない。
腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。
血液所見:赤血球278万、Hb 8.2g/dL、白血球3,800、血小板15万。
血液生化学所見:総蛋白11.2g/dL、アルブミン2.4g/dL、
IgG 5,428mg/dL(基準960〜1,960)、IgA 19mg/dL(基準110〜410)、
IgM 11mg/dL(基準65〜350)、総ビリルビン0.5mg/dL、
AST 16U/L、ALT 18U/L、LD 185U/L(基準176〜353)、
ALP 395U/L(基準115〜359)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン1.8mg/dL、
尿酸7.6mg/dL、Na 138mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 105mEq/L。
胸部エックス線写真(A)と骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(B)とを別に示す。

111A-60A.jpg


111A-60B.jpg


この患者の検査所見として考えられるのはどれか。3つ選べ。

a  血清M蛋白
b  血清Ca高値
c  寒冷凝集反応陽性
d  直接Coombs試験陽性
e  血清β2-マイクログロブリン高値


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2017/12/02 06:00 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
American Medical AssociationのUSMLE準備のための講座サイト

USMLE Step 2: Next step for patient with warfarin toxicity


https://wire.ama-assn.org/education/usmle-step-2-next-step-patient-warfarin-toxicity からの引用

問題は日本語訳で、解答に英語を付記します。


 問題



親類とともにERを訪れた71歳の男性。
親類によれば、この男性はDVTの既往があり、
ここ数年ワーファリンを服用してきたという。
また、常々投薬について不平を言ってきたとのこと。
高血圧、糖尿病、高脂血症や心疾患の既往なし。

診察時、血圧170/60、心拍数 60/分、呼吸回数14/分、体温 37度。
混迷はあるが、人、時間、場所への認識はある。
対光反射は遅延。
神経学的には左上下肢の筋力3/5 (MMT)、左側深部腱反射は亢進。
頭部CTでは、右頭頂側頭葉に脳内出血が認められた。

検査所見は以下のごとく:

2016-11-04-USMLE-chart.jpg

以下の記載で本患者に対する最も正しい処置はどれか?

A 経鼻胃管挿入後、経口ワーファリンを継続
B さらなる治療の必要はない
C Vit K投与
D FFP輸注
E 濃厚RBC輸血
F 血小板成分輸血



解答:MOREへ




2017/11/26 13:46 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
USMLE Step 2&3 Q bank 
https://www.medbullets.com/step2-3-heme/21681/anticoagulants からの出題

本例に関しては、

このskin lesionは何?

でも扱いました。
既出疾患です。
国内の医師国試では、まだ出題はないようです。

歯科では扱われない問題でしょうが、軽く押さえてください。

今回は日本語訳で。
選択肢は英語のまま。

問題

55歳女性。
数年前に大西洋便のフライトでDVTの既往歴がある
本患者が息切れと胸痛を主訴に来院。
CT検査で肺梗塞の診断。
慢性DVTの予防のため、ワーファリン投与が開始された。
3日後、下腿の激痛が出現、図Aのような所見を呈した。


wsn.jpg
FIGURES: A

以下のいずれが本状態に関与したと考えられるか。
最もふさわしいものを選べ。

1. Heart valve vegetations
2. A methicillin-resistant S. aureus infection
3. A recurrent deep vein thrombosis
4. A genetic enzyme deficiency
5. A drug allergy



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2017/11/25 21:31 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
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