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総合診療・救急・症候学
今回は基本問題!
![]() 画像:一過性意識消失と失神 P519 から 116E21 一過性の意識障害が生じた場合、Adams-Stokes症候群を疑う病歴はどれか。 a 排尿後に意識消失した。 b 突然、意識を失い倒れこんだ。 c 意識が回復した後、上下肢の麻痺を認めた。 d 舌を噛んでいて口腔内からの出血を認めた。 e 意識が回復した後、意識がもうろうとしていた。 解答:MOREへ スポンサーサイト ![]()
臨床推論としては、考えやすい問題でしょうか。
![]() 画像:Deep Vein Thrombosis: Symptoms, Causes, and Treatment 115A72 28 歳の女性。左ふくらはぎの腫脹と疼痛を主訴に来院した。3 日前から症状があったが痛みが増強してきたことに加え、労作時息切れも出現したため受診した。自然流産を3 回繰り返している。家族歴に特記すべきことはない。体温36.8℃。脈拍86/分、 整。血圧120/78 mmHg。呼吸数30/分。SpO2 91%(room air)。心音はII音が亢進している。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。左下肢は腫脹と発赤がみられ、足関節の背屈によりふくらはぎに強い痛みが生じる。血液所見:赤血球428 万、Hb 13.8 g/dL、Ht 39%、 白血球4,300、 血小板8.0 万、PT-INR 0.9( 基準0.9~1.1)、APTT 58.2 秒(基準対照32.2)、D ダイマー8.4 μg/mL(基準1.0 以下)。血液生化学所見:尿素窒素14 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL、尿酸3.6 mg/dL。 行うべき検査はどれか。2 つ選べ。 a 血液培養 b 骨髄検査 c 頭部MRI d 胸部造影CT e 下肢静脈超音波検査 解答:MOREへ スポンサーサイト
少し古い問題ですが、在宅医療などで問われる分野でしょう。
107C15 適切に管理され感染徴候のない中心静脈カテーテルの入れ替え時期について正しいのはどれか。 a 48時間ごと b 96時間ごと c 1週間ごと d 2週間ごと e 定期的な入れ替えは不要 解答:MOREへ スポンサーサイト
今回は、高齢者医療関係の問題。
polypharmacyに関係する基本的トピックでしょう。 ![]() イメージ画像:www.fountaininjurylaw.com/ から 115F32 高齢者の転倒リスクを高める薬剤はどれか。2つ選べ。 a 降圧薬 b 骨粗鬆症治療薬 c 尿酸排泄促進薬 d ビタミンD製剤 e ベンゾジアゼピン系抗不安薬 解答:MOREへ スポンサーサイト
正答率は低かったようです。
小生はなんとか正解でしたが。 ![]() 画像:Crush syndrome から 117F15 挫滅〈圧挫〉症候群の血液検査で高値を示さないのはどれか。 a カリウム b カルシウム c CK d ヘマトクリット e ミオグロビン 解答:MOREへ スポンサーサイト
頻出事項です。
116B11 咽頭痛を訴える患者に確認すべき緊急性の高い随伴症状はどれか。 a 喀痰 b 膿性鼻汁 c 唾液の流涎 d 顎下リンパ節痛 e 38℃以上の高熱 解答:MOREへ スポンサーサイト
高齢者医療では、よく遭遇する病態でしょう。
臨床に即した問題で、最近の医師国試では よく見られる問題といえるでしょう。 116E28 70歳の男性。咳嗽と嘔吐を主訴に来院した。5日前から発熱と咳嗽を認めていたが、昨日から食事が摂れなくなり胃液を嘔吐している。今朝から反応が乏しくなった。2年前から脳梗塞による左片麻痺がある。意識レベルはJCS II-10。体温38.2℃。脈拍108/分、整。血圧72/42mmHg。呼吸数20/分。SpO2 94%(room air)。四肢は温かい。心音に異常を認めない。右胸部にcoarse cracklesを聴取する。上腹部はやや膨隆している。微生物検査用に血液と喀痰を採取し、末梢静脈から輸液を開始した。 次に行う対応として適切なのはどれか。 a 輸血 b 気管挿管 c 経鼻胃管挿入 d ヘパリン投与 e プロプラノロール投与 正解:MOREへ スポンサーサイト ![]()
今のところ、医師国試では出題されたことはないでしょうか?
救急医にとっては必須のツールのようです。 問題 壊死性軟部組織感染症の診断ツールとして用いられる LRINECスコアに含まれないのは以下のうちどれか。 2つ選べ。 a CRP b WBC c CPK d K e glucose 解答:MOREへ スポンサーサイト
114回医師国試:114A39で、
選択肢の中に、 ”May-Thurner症候群”という聞きなれない疾患名が出てくる。 まあ、この疾患を知らなくても正解に至ることは可能ではあるが。 小生も知らなかったので、ブログネタとして紹介。 ”May-Thurner症候群” 別名"腸骨静脈圧迫症候群"とも呼ばれ、 左総腸骨静脈が右総腸骨動脈と交叉する部分で 腸骨動脈と第五腰椎の間で左総腸骨静脈が圧排されることで血流障害が起き、 血栓形成、左下肢の深部静脈血栓を招く疾患。 ![]() 上図:MAY-THURNER SYNDROME: WHAT SONOGRAPHERS SHOULD KNOW から 1957年にMay RさんとThurner Jさんが報告した深部静脈血栓症の一種。 MayとThurnerは430症例の剖検例のうち22%に腸骨静脈壁肥厚と 膜様線維組織の形成が認められたと報告し、これが慢性的な機械的圧迫と 動脈拍動の外力による後天的なものではないかと推察しています。 1967年にCocketさんが静脈造影を用いて、 左腸骨大腿DVT発症症例の65%に腸骨静脈圧迫を認めたと報告し、 ”iliac compression syndrome”と命名しました。 メモ:May-Thurner症候群 から引用。 ということで、 小生も学生時代に解剖学や外科で習ったもので、 何故 左下肢でDVTが起きやすいのか? という単純な疾患でした。 こういう症候群の名前がついているんですね。 ちなみに、上肢にDVTを起こす静脈性胸郭出口症候群である、 原発性鎖骨下静脈血栓症(Paget-Schroetter症候群)も ついでに、覚えておきましょう。 スポンサーサイト
久々の更新。
今日はコロナ蔓延化防止ということで、不要の外出はダメということでした。 まあ、首都圏は生憎の雪で桜見物ということもなく、自宅にいた方が多かったでしょう。 ところで、 医師国試では、毎年A1が難しい都市伝説があるとのこと。 確かにA問題は毎年難しいのは確か。 ここで気を落とさせるのが厚生省の目的と思えるぐらい。 114回のA1はそれほどでもなかったようである。 今年はA3が鬼門だったようである。 114A3 NICUに入院している日齢2(在胎30週2日)の新生児。 血小板数の確認のため末梢血血液検査をすることとなった。 検体提出のために必要な物品の写真を別に示す。 正しいのはどれか。 ![]() a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ 解答:MOREへ 今、必需品のマスク
先日、この病態を経験しましたので出題させて頂きます。
まあ、知っていれば簡単な問題でしょう。 問題 ( ) is chemical pneumonitis or aspiration pneumonitis caused by aspiration during anaesthesia, especially during pregnancy. Aspiration contents may include gastric juice, blood, bile, water or an association of them. ( )内に最も適する用語はどれか? a SAPHO syndrome b Zollinger–Ellison syndrome c Pickwickian syndrome d Mendelson's syndrome e Münchausen syndrome 解答:MOREへ
これは、かなり難しい。
出典:medu4:112C4 112C4 末梢静脈路から1Lの維持輸液製剤(電解質組成:Na+ 35mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl 35mEq/L)を投与する際、 この製剤に追加できるカリウムの最大量(mEq)はどれか。 a 2 b 4 c 20 d 40 e 200 解答:MOREへ ![]() Why Do So Many People Still Go to the Emergency Room? から引用 医師国試験ではよく出るパターン。 必修長文のようです。 出典: medu4:114B44 medu4:113B45 次の文を読み、44、45の問いに答えよ。 113B44 67歳の男性。心停止の状態で救急車で搬入された。 現病歴:今朝6時頃、妻が寝室に起こしに行った際には返答があったが、 1時間経っても起きて来なかった。 再度呼びに行くと目を閉じたままで反応がないため、午前7時に救急車を要請した。 5分後に救急隊が到着し、心停止と判断した。 かかりつけ医には連絡せず、心肺蘇生を行いながら救命救急センターに搬送した。 救命救急センターでpulseless electrical activity〈PEA〉と判断し、 心肺蘇生を継続した。研修医が胸骨圧迫を継続する傍ら、 指導医が薬物投与のため静脈路の確保を行うこととした。 静脈路確保で第一選択となる部位はどこか。 a 大腿静脈 b 内頸静脈 c 鎖骨下静脈 d 大伏在静脈 e 肘正中皮静脈 13B45 既往歴:20年前から糖尿病、高血圧症と診断され、内服治療を続けていた。 生活歴:喫煙歴は65歳まで20本/日を45年間。飲酒は焼酎2合/日を週3日。 搬入時に行った静脈採血の結果は以下のとおりであった。 検査所見:血液所見:赤血球322万、Hb 10.1g/dL、Ht 31%、白血球8,800、血小板11万。 血液生化学所見:AST 92U/L、ALT 78U/L、尿素窒素82mg/dL、クレアチニン9.8mg/dL、 血糖228mg/dL、Na 142mEq/L、K 9.8mEq/L、Cl 112mEq/L、Ca 8.6mg/dL。CRP 2.3mg/dL。 院内救急コールで駆け付けた内科および外科病棟当直医が、 救命救急センターの研修医、指導医とともに心肺蘇生を継続した。 その後も心拍は再開せず、患者の死亡が確認された。 かかりつけ医に連絡をとると、この患者は糖尿病腎症による慢性腎不全のため、 近々人工透析の導入予定で、最終受診は1週間前であった。 死亡診断書を交付できないのはどれか。 a 死亡確認を行った内科病棟当直医 b 救命処置を補助した外科病棟当直医 c 電話で死亡報告を受けたかかりつけ医 d 救命処置を行った救命救急センターの指導医 e 救命処置を行った救命救急センターの研修医 解答:MOREへ
耳鼻科、救急領域で頻出の問題。
以前にもこの関係の問題はよく扱いました。 さすがに正解率は非常に高いです。 出典:medu4:113D41 113D41 52歳の男性。咽頭痛と呼吸困難を主訴に深夜の救急外来を受診した。 4時間前から強い嚥下痛のため食事が摂れなくなった。 2時間前から呼吸困難を自覚するようになった。 体温38.5℃。脈拍96/分、整。血圧150/90mmHg。呼吸数30/分。 SpO2 92%(room air)。喉頭内視鏡像を別に示す。 ![]() まず行うのはどれか。 a 気道確保 b 経鼻胃管挿入 c 自宅安静の指示 d 消炎鎮痛薬の投与 e 内視鏡下切開排膿 解答:MOREへ
かなり昔の問題。
簡単でしょう。 101H11 小学3年生10名が軽い吐き気を訴えて来院した。 当日は学校で改装工事が進行中であった。 ボイラー室内壁の古くなった吹きつけ剤を剥がす工事、 玄関にあるコンクリート製段差を削り取る工事および 昇降口扉の塗装工事が行われていた。 児童は全員が当該校舎で授業を受けていた。 当日は晴天、無風、気温は23℃であった。 体調不良の原因として考えられるのはどれか。 a 騒音 b 有機溶剤 c 局所振動 d アスベスト e 光化学オキシダント 解答:MOREへ
救急分野では常識問題であろう。
105G42 41歳の男性。 交通事故による右大腿骨閉鎖骨折のため搬入された。 意識は清明であるが不安そうな表情である。 身長170cm、体重70kg。 呼吸数24/分。脈拍116/分、整。血圧116/92mmHg。 現時点で推定される出血量はどれか。 a 500mL以下 b 500~750mL c 750~1,500mL d 1,500~2,000mL e 2,000mL以上 解答:MOREへ
よくあるclinical situationの問題であろう。
割れ問だったようです。 今後も、このような実践的な問題は増加していくだろう。 患者さんの状態を臨床的に客観的に評価していくべきだろう。 ![]() 胸腔drain挿入手技の手順 Open access peer-reviewed chapter Thoracic Trauma から 113B27 26歳の男性。胸痛を主訴に来院し入院した。 出張で午前中に飛行機に乗っていたところ、 右肩に軽い痛みが出現した。 到着後の空港で歩行中に呼吸困難を自覚し、 その後も症状が持続したため、近くの病院を受診した。 精査の結果、自然気胸の診断で入院となり、 胸腔ドレーンが挿入され持続吸引ドレナージが行われた。 翌朝、担当医が診察したところ、胸腔ドレーンが前日より20cm程度抜け、 ドレーン先端から5cm程度が体内にとどまっている状態であった。 患者は呼吸困難を訴えず、呼吸数16/分、SpO2 99%(room air)である。 まず行うべき対応はどれか。 a 持続吸引を中止する。 b 動脈血ガス分析を行う。 c 胸部エックス線撮影を行う。 d 持続吸引圧を2倍に上げる。 e 胸腔ドレーンを20cm押し込む。 解答:MOREへ |
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