様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から
歯科矯正学のみを拝借、再編集
http://archives.mag2.com/0001494170/

1280-ortho.jpg 
https://dental.udmercy.edu/programs/graduate/orthodontics/index.php


1)II級ゴムの作用で生じる変化はどれか。すべて選べ。

a 下顎前歯の挺出
b 咬合平面角の増大
c 下顎大臼歯の圧下
d 上顎前歯の舌側移動
e 下顎の時計回り方向の回転


2) 舌側弧線装置を用いて機能性反対咬合の改善を行ったとき値が大きくなるのはどれか。
   2つ選べ。

a SNB
b SNA
c ANB
d AB平面角
e FH平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角


3)ワイヤーに弱い持続的な力を与えることができるのはどれか。すべて選べ。

a 細いワイヤーを用いる。
b 角線ワイヤーを用いる。
c Ni-Tiワイヤーを用いる。
d ワイヤーにループを付与する。
e 弾性係数の大きいワイヤーを用いる。


4)レクタンギュラ―ワイヤーにトルクを付与するのはどれか。1つ選べ。

a Howeのプライヤー
b Youngのプライヤー
c バードビークプライヤー
d スリージョープライヤー
e Tweedアーチベンディングプライヤー


5)使用によりSNBを大きくできるのはどれか。3つ選べ。

a 咬合斜面板
b 切歯斜面板
c アクチバトール
d バイオネーター
e 上顎前方牽引装置


解答:MOREへ



2018/04/21 21:06 歯科矯正 TB(-) CM(0)
ロムニーの問題を改編


問題

器械的矯正力を発揮する装置はどれか。2 つ選べ。

A  ヘッドギア
B  咬合斜面板
C  Frankel 装置
D  リンガルアーチ
E  コバルトクロム


解答:MOREへ



2017/07/23 22:16 歯科矯正 TB(-) CM(0)
矯正関係の練習問題

東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン
から抜粋改編したものです。

http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 参照


1)顎整形力を発揮するのはどれか。すべて選べ。(矯正)

a.ヘッドギア
b.チンキャップ
c.咬合挙上板
d.急速拡大装置
e.上顎前方牽引装置



2)矯正力がすぐに減衰する装置はどれか。1つ選べ。(矯正)

a.チンキャップ
b.アクチバトール
c.急速拡大装置
d.舌側弧線装置
e.マルチブラケット装置



3)歯列弓幅径を拡大できるのはどれか。すべて選べ。(矯正)

a チンキャップ
b Fränkel装置
c クワドヘリックス
d 急速拡大装置
e ハイプルヘッドギア


4) 一方が大きくなるともう一方が小さくなる組合せはどれか。1つ選べ。(矯正)

a FMIA―――――――――――IMPA
b 顔面角――――――――――ANB
c 下顎角――――――――――下顔面高
d 上顎突出度――――――――SNA
e 下顎下縁平面角――――――Y軸角



5)計測点のうち、両側に存在するのはどれか。すべて選べ。(矯正)

a.A
b.B
c.N
d.Or
e.Ptm



6)(     )とは、隣り合う歯どうしが萌出位置を交換したものである。

(    )に当てはまるのはどれか。1つ選べ。(矯正)
a 転 位
b 捻 転
c 移 転
d 傾 斜
e 高 位



解答:MOREへ



2017/06/10 06:00 歯科矯正 TB(-) CM(0)
Nance のホールディングアーチ

nance.jpg
http://www.boysandgirlsdental.com/correction.html


110歯C118 (矯正)
Nance のホールディングアーチの特徴はどれか。1つ選べ。

a 咀嚼機能が回復できる。
b 口腔清掃時に着脱できる。
c 定期的な活性化を要する。
d 対合歯の挺出を防止できる。
e 歯列弓周長の保持に適している。


解答:MOREへ


2017/05/14 22:00 歯科矯正 TB(-) CM(0)
矯正 国試ポイント4 (ロムニーハウスから)

歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い
December 18, 2016)からほぼ拝借です。

さらに、コンパクトにまとまっているようです。

1 歯の移動における「トルク」

・トルクの回転中心は「歯冠」!

・トルク移動させるには「歯冠にブラケット」を貼り、その溝に長方形のワイヤー(レクタンギュラ―ワイヤー)を入れる。
その際、ねじっていれる(専門用語で「トルクを付与」する)ことにより、力が作用し、歯根が動く。



★ちなみに、マルチブラケットには「エッジワイズ法」と「ライトワイヤー法」があり、
前者が一般的で「レクタンギュラ―ワイヤー」を用い、後者は「細いワイヤー」を用いる。

★なお、歯の移動で最も起こりやすいのは「挺出」

移動のしやすさランキング!

1位:挺出(重力)

2位:近心傾斜

3位:遠心傾斜

4位:近心歯体移動

5位:遠心歯体移動

6位:圧下



2 固定の様式

・「単純固定」というのは、固定源の歯が動くときに傾斜移動するもの。

・「不動固定」というのは、固定源の歯が動くときに歯体移動するもの。

・「準備固定」というのは固定源の歯が近心移動したとしても大丈夫なように、予め遠心に移動させておくこと。



3 固定の強さ

「最小の固定」は、抜歯空隙の1/2以上、大臼歯が近心移動してよい時。

「中等度の固定」は、抜歯空隙の1/41/2の範囲なら大臼歯が近心移動して良い時。

「最大の固定」は、抜歯空隙の1/4以下しか大臼歯が近心移動してはいけない時。



4 連続抜去法

CD4の順番で抜歯する方法!

注意点:アングル1級にしか行えない!(連続抜去法は大臼歯関係は改善できない)

   :過蓋咬合には行えない!(リスクとして「過蓋咬合」「前歯の舌側傾斜」)のため。


参考サイト:http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E383AC/01619_01.php

5 保定

自然保定と器械保定がある。

・自然保定:咬合調整やセプトトミーなど

・器械保定:保定装置!



★保定装置による保定のポイント!

可撤式保定装置

Beggタイプリテーナー(ラップアラウンドリテーナー)

歯列を取り囲むもの

マルチブラケット装置の後の保定はこれが最も多用される!

Hawleyタイプリテーナー

ワイヤーが前歯部のみを取り囲むもの

前歯部のみを動かしたときに用いられる保定装置

・トゥースポジショナー

上下顎に装着される

最終微調整に用いられる

注意:口呼吸は用いることはできない



など


 



固定式保定装置

・犬歯間保定装置

下顎に用いる!

見分け方は簡単で、両側下顎犬歯間の「舌側」にワイヤーが貼られている

・舌側弧線装置(リンガルアーチ)



など


 




6 咬合挙上板と咬合斜面板

・ともに起こることは「臼歯部の挺出」と、「下顎前歯の圧下」

なお、咬合斜面板は「下顎前方移動」と、その反作用で「上顎前歯の舌側移動」が起こる。




7 舌側弧線装置(リンガルアーチ)

役割

・混合歯列期の「反対咬合」「歯の唇側移動」「歯の近遠心移動」

・永久歯列期の加強固定、保隙装置、保定装置



構造について

・主線(0.9mm)

・補助弾線(0.5mm)

・脚部

・維持装置

・バンド(維持帯環)


ortho_price_03.jpg 
http://www.kobe-kodomo.jp/ortho/price.html

補助弾線について

・単式:前歯部の唇側移動

・複式:前歯部の唇側移動

・指様:前歯部、(小臼歯部)の近遠心移動

・連続:小臼歯の頬側移動



維持装置について

・バンドにろう着される

・維持装置には維持管がある。この維持管に脚部をいれる。この両者を外れないようにするためにSTロックと呼ばれる維持線がある。



製作手順について

1 口腔内にバンドを試適(バンドプッシャー)

2 その状態で印象採得

3 印象面にバンドを戻し、接着剤で固定し、石膏を入れる

★ここでポイント!

石膏を入れる前に、パラフィンワックスをバンドの口蓋側に流すことがある。これはSTロックの維持管を鑞着する際に熱が石膏に逃げないようにするためである。すなわち、「バンドに維持装置をろう着するときに流蝋しやすくするため」である。

4 バンド入りの模型が完成

5 模型上にて、バンドの口蓋側に維持管をろう着

6 脚部の屈曲

7 主線の屈曲

8 脚部と主線をろう着

9 口腔内に合着

★ここでポイント!

セメントをバンドにつけるときは、歯頚部側から入れる!

10 口腔内から主線を外し、補助弾線をろう着

11 補助弾線の屈曲



★なお、バンドに維持管をろう着する手順は、印象前に行うこともある。

(スポットウェルダーにて1か所仮着してからろう着する)

★補助弾線のろう着は、「口腔内合着後」に行う!



結果として、ろう着部位は3つあることになる!

ろう着部位について

1 バンド-維持装置

2 脚部-主線

3 主線-補助弾線




8 アクチバトール

2級用は「下顎劣成長」に対して下顎成長促進する!

3級用は「機能的な下顎前突」に対して歯軸の改善を行う!

アクチバトールは口呼吸には用いることはできない。

★バイオネーターは口呼吸にも適応できるが、あくまでも『下顎劣成長にのみ適応で、下顎成長促進する

★アクチバトールもバイオネーターも『臼歯の挺出作用』がある。


2017/01/05 22:57 歯科矯正 TB(-) CM(0)
矯正 国試ポイント3 矯正装置と矯正力(ロムニーハウスから)


歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い
January 23, 2015)から拝借です。



●矯正装置と矯正力



 1)持続的な力

・リンガルアーチ

・マルチブラケット

・クワドヘリックス

・コイルスプリング

・エラスティック



2)間歇的な力

・アクチバトール

・バイオネータ

・咬合斜面版

・咬合挙上板

・ヘッドギア

・上顎前方牽引装置

・オトガイ帽装置

Frankel装置



3)断続的な力

・急速拡大装置



金属を用いていない矯正装置

・トゥースポジショナー

・クリアリテーナー

・エラスティック



●矯正用線材料

・ステンレススチール

・コバルトクロム

ニッケルクロム:「リンガルアーチの主線・補助弾線」として。

・ニッケルチタン

・チタンモリブデン

     

●器械的、機能的矯正力

器械的矯正力

 ・リンガルアーチ

 ・コバルトクロム

 ・ヘッドギア

 ・チンキャップ


機能的矯正力

 ・アクチバトール

 ・バイオネーター

 ・Frankel装置

 ・リップバンパー

 ・咬合斜面板

 ・咬合挙上板

 ・オーラルスクリーン

赤字は軟骨性の成長に関与する。

 

●ゴム

・患者自身で1日1回取り替える

・開咬には「垂直ゴム」を用いる

・臼歯部の咬合の緊密化を図りたい時は「四角ゴム」を用いる


●重ね合わせ法に用いられる平面

S-N平面:顎顔面頭蓋の評価

・口蓋平面:上顎の位置を評価

・下顎下縁平面:下顎の位置を評価


●口腔模型から得られる情報で意外と忘れているもの

・咬耗、摩耗

・上下顎歯列の犬歯関係、臼歯関係

・上下前歯の正中一致

・トゥースサイズレイシオ

・アーチレングスディスクレパンシー

・側方歯群歯冠幅径の予測(Moyersの確率表など)


●平行模型では計測できないもの

・咬合平面の傾斜角度(模型の基底面を咬合平面と平行にしているため)


Downs法(FH平面が基準)

・顔面角

・上顎突出度(Northwestern法も)

A-B平面角

Y軸角

FH平面に対する下顎下縁平面とのなす角度


軟骨性成長に関与する装置

・アクチバトール

・バイオネーター

Frankel装置

・咬合斜面板


●歯列弓幅径を増大させる装置

・急速拡大装置

・クワドヘリックス

Frankel装置

・マルチブラケット装置


●可徹式装置

・アクチバトール

・バイオネーター

・トゥースポジショナー

・咬合斜面板

・切歯斜面板

Frankel装置


●固定式装置

・リンガルアーチ

・クワドヘリックス

・急速拡大装置

Nanceホールディングアーチ


●ターミナルプレーン

垂直型 ⇒ 1級になる。ときとして2級になる。

遠心階段型 ⇒ 2級になる

近心階段型 ⇒ 3級になる。ときとして1級になる。

たまーに、近心階段型が「ときとして2級」になるという人がいるが、
冷静に考えて、これらの順番は、下顎の位置で決まるので、3⇒1⇒2です。

ということは、
3級がなるとしたら、1級になります。

あるいは、
1級がなるとしたら、2級になります。
2級はなりようがないのです。
意味もなく暗記するよりも、理解して暗記したほうが永久に忘れません。


●術前矯正で行うこと

・上下の前歯歯軸傾斜角の改善(デンタルコンペーセーション改善)

・叢生・空隙の改善

・歯列幅径の改善


注意:骨格の変化はオペ中

  :オーバージェット、バイトの改善はオペ中

  :大臼歯関係の改善もオペ中

  :正中線の改善もオペ中

ただし、これは目的だから、結果として、歯軸が傾斜改善されれば、オーバージェットは変化する。


●連続抜去法について

・抜歯順序はCD4

・永久歯列期にて叢生が予測される場合に行う

・リスクとして「過蓋咬合」「前歯の舌側傾斜」

・あくまでも『AngelⅠ級不正咬合』に対してのみ行う。

●矯正力と組織変化

・弱い力 ⇒ 圧迫側:「充血帯」と「貧血帯」が現れる。

          :毛細血管透過性亢進

          :破骨細胞の出現⇒直接骨吸収

・強い力 ⇒ 圧迫側:「貧血帯」が現れる。

          :硝子様変性が起こる

          :破骨細胞の出現⇒穿下性骨吸収(肉芽組織できる)

※牽引側では「歯根膜線維が伸展し、骨芽細胞、セメント芽細胞、線維芽細胞が増殖


●矯正治療後の再発防止のために行うこと。

・長期保定

・咬合調整

・セプトトミー(歯槽頂線維の切断)

・口腔習癖の除去

・オーバーコレクション

・保定装置の利用


最後に、


Frankel装置

機能的装置であり、軟骨性成長に寄与する。

・下顎を前方に誘導した構成咬合位を使用する

・下顎頭の軟骨性成長と歯列弓拡大(筋圧の排除にて)をする

s_Frankel.png 
http://oka-fr.jp/index.php?%E7%9F%AF%E6%AD%A3%E8%A3%85%E7%BD%AE


●構成咬合器を用いるもの

・アクチバトール

・バイオネータ

Frankel装置






2017/01/05 22:39 歯科矯正 TB(-) CM(0)
矯正 国試ポイント2 矯正に用いる器具(ロムニーハウスから)


歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い
January 21, 2015)から拝借です。
オリジナルサイトとほぼ同じです。

この手の器具についても、よく出題されます。
ロムニーさんは、さすがによくもとめています。



矯正に用いるプライヤーや器具は、その用途をしっかりと把握する必要があります。
ここで、最終確認をしてください。

まずは、文字で紹介します。その後、写真で紹介します。

①プライヤー

名称

用途

ヤングのプライヤー

補助弾線の屈曲、
ワイヤーの屈曲(太い~細いものまで)

ホウのプライヤー

リガチャーワイヤー結紮・把持

歯間離開

バードピークプライヤー

丸型線の屈曲

ツイードのアーチベンディングプライヤー

角型線の屈曲

インセット、トルクの付与

ライトワイヤープライヤー

細いワイヤーの屈曲
ループを入れる

ツイードのループフォーミングプライヤー

ループ、オメガループの屈曲

スリージョープライヤー

急角度のワイヤーの屈曲

クワドヘリックスの調整に!

セパレーティングプライヤー

エラスティックの挿入



ヤングのプライヤー:補助弾線の屈曲、ワイヤーの屈曲(太いもの~細いものまで)

ヤング


ホウのプライヤー:リガチャーワイヤーの結紮、把持、歯間離開
ホウ

バードピークプライヤー:丸型線の屈曲

バードピーク



ツイードのアーチベンディングプライヤー:角型線の屈曲、インセット、トルクの付与

ツイードアーチ



ライトワイヤープライヤー細いワイヤーの屈曲、ループを入れる
正ライトワイヤー



ツイードのループフォーミングプライヤー:ループ、オメガループの付与

ツイードループ



スリージョープライヤー:急角度のワイヤーの屈曲、クワドヘリックスの調整

スリージョー



セパレーティングプライヤー:エラスティックの挿入

セパレーティング



おまけ:レジンリムービングプライヤー:ブラケット除去後に、歯面に残ったレジンを除去

レジンりムービング


②カッター

ピン及びリガチャーカッター

リガチャーワイヤー(結紮線)を切断

ディスタルエンドカッター

(セーフティーエンドカッター)

アーチワイヤーを切断
切断した後のワイヤーを保持できる。

口腔内でも安全に用いられる。


ピン及びリガチャーカッター:結紮線(リガチャーワイヤー)を切断

ピン&リガチャー





ディスタルエンドカッター:アーチワイヤーの切断。
口腔内で安全に用いられる。
切断後のワイヤーも保持できる

ディスタルカッター




③その他の器具

スポットウェルダー

バンドにブラケットを溶接する

ブラケットポジショニングゲージ

ブラケットの位置を正しくマークする

大坪式模型計測器

歯列弓長径、歯槽基底弓長径の計測

アーチフォーミングタ-レット

アーチフォームの作製(前歯部の彎曲)



スポットウェルダー:バンドにブラケットを溶接する

スポットウェルダー


 ブラケットポジショニングゲージ:ブラケットの位置を正しくマークする


ポジショニング
 


 大坪式模型計測器:歯列弓長径、歯槽基底弓長径の計測

大坪式


アーチフォーミングタ-レット:アーチフォームの作製(前歯部の彎曲)

アーチターレット







2017/01/05 22:20 歯科矯正 TB(-) CM(0)
矯正 国試ポイント1 矯正の保定装置について(ロムニーハウスから)

歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い
(January 20, 2015)から拝借改編です。



リテーナーについて

スプリングリテーナーと犬歯間ホテイ装置、ベッグタイプリテーナー、ホーレータイプのリテーナーの使い分?
特にスプリングリテーナーとベッグやホーレータイプのリテーナーの使い分けが難しい。

矯正治療をした後、装置を外したままにしておくと、また元の位置に戻ろうとする力が働いてしまう。
そのため、保定(元に戻らないための対策)をする必要がある。
保定には次のようなものがある。


・早期治療

・口腔習癖の除去(舌突出癖など)

・咬合調整

・永久固定
・セプトトミー(歯周組織を切断):特に捻転歯は元に戻りやすい。
・オーバーコレクション(過度な治療:一件悪い響きだが、
               元に戻る分までを予測してオーバーに移動させておくということ)


・保定装置

Begg」タイプリテーナー
「Hawley」タイプリテーナー
スプリング」タイプリテーナー

『保定装置』による保定について。

リテーナー

矯正(マルチブラケット)治療を行ったあと、元に戻ろうとする力を防ぐために、リテーナーを行う。


最初に紹介するのは「Hawley」タイプリテーナー

b3fe124d.png 

見ての通り、唇側線が「犬歯の遠心」から通っている。



次に紹介するのは
「Begg」タイプリテーナー

cf92a0c8.png 



これは、先ほどのHawleyタイプとは異なり、唇側線が「最後方臼歯の遠心」を通っている。


3つ目に紹介するのは「スプリングリテーナー」

b008c7f8.png 


主として、下顎前歯部の小さな移動に用いる。
上記2つが『後戻り』防止のために用いるのに対し、こちらは、それに加えて、
後戻りが生じた後に、動いてしまった歯を元に戻す ために用いることもできる。


また、犬歯間保定装置があり、これもスプリングリテーナー同様に、下顎に用いることが多いです。
これは「犬歯間の幅径を維持することにより、前歯部の叢生の再発を防止」することが目的です。


これ以外にも審美的な透明性の「マウスピース」が用いられることもある。

これらは全て可徹式であるため、患者さん自身のコンプライアンスが結果に影響を与える。



104回のD-44に出題されています。


104D44

104d44.png 

IMG_1865.jpg 

IMG_1872.jpg 

正解 D


上顎の小臼歯が移動してしまっているという点、
第一大臼歯の幅径を保ちたいという情報がわかると思うので、
上顎という時点で「犬歯間保定装置」「スプリングステーナー」が違うとわかり、
さらに、歯列全体を保定したいという点から、Beggタイプとがわかると思います。

ただし、まだ出題されていないのでわかりませんが、
『前歯部に叢生』があるという写真がでたら、
『よっし、スプリングリテーナー』と飛びつくのは危険です。

もしかしたら、小臼歯を抜歯している可能性があります。

そういう場合は、
「明らかに抜歯が必要な歯列」や、「矯正治療後の写真」が提示されると思うので、
そのケースでは、抜歯空隙の後戻りを防止するために、歯列全体を保定する必要があります。

つまり、
スプリングリテーナーやHawleyタイプではなく、
Beggタイプリテーナーが正しい選択となります。



この問題以外に、リテーナー関係の問題は
、『金属アレルギーを起こす可能性のあるもの』として答えになっているものがあるだけです。
なので、上の写真をみて、金属やレジンが用いられているということを知っておく必要があるでしょう。


おそらく、まだ、国家試験には細かい点はでないと思うので、装置を見たときに、
これが何なのか、という点を理解できていればいいのではないでしょうか。

2017/01/05 22:13 歯科矯正 TB(-) CM(0)
歯科矯正学 Orthodontics 特集2


orthodontic-headgear.jpg 

http://www.choiceorthodontics.com/orthodontic-appliances/orthodontic-headgear.aspx


問題は、いつものように ”闘う!歯科国試” からです。



103A-26 歯科矯正学
顎態模型の基準となるSimonの3平面に含まれるのはどれか。1つ選べ。

a SN平面
b 咬合平面
c 眼窩平面
d 口蓋平面
e Camper平面



解答 c


Simonの分類 http://ortho1.ojaru.jp/sindannewpage2.htm

simon.jpg



歯と歯列を頭蓋内に設定した3つの平面に関係付けて判断。
正中矢状面を基準: 歯列の狭窄や開大、左右の対称性を判断する。
眼窩平面を基準:眼点から上顎犬歯を通りオトガイに至る平面が出来ることが正常であるとして、
上下の歯列やオトガイ部の前突や後退を判断する。
Frankfort平面(FH平面)を基準:歯や歯列の垂直発育の過不足を咬合平面との距離で判断する。  


103A-9 歯科矯正学
骨格性下顎前突の特徴はどれか。1つ選べ。

a 矮小な下顎角
b 上顎歯列弓の開大
c 下顎切歯の舌側傾斜
d 過大なオーバーバイト
e AngleII級の大臼歯関係



解答 c

下顎前突症(英:mandibular prognathism、Prognathism) とは(Wikipedia)

歯科における不正咬合の一形態。
噛み合わせたときに下あごにある歯全体が上あごにある歯全体より前方に突出していることをいう。
受け口、しゃくれ、反対咬合ともいう。
見た目上の特徴としては、下唇が上唇よりも明らかに前にある。

分類
歯性下顎前突症:上下大臼歯の咬合関係は近遠心的に正常なAngle不正咬合分類I級(クラスI)であるが、
下顎切歯が上顎切歯よりも前方にある逆オーバージェット reverse overjet(前歯部反対咬合)を呈する。

骨格性下顎前突症:上下大臼歯の咬合関係は下顎大臼歯が上顎大臼歯に対して相対的に前方(近心)に位置しており、
前歯部被蓋も逆オーバージェットを呈する。
骨格性下顎前突症は下顎骨の過成長だけでなく、上顎骨の劣成長がある場合にも発症する[1]。

参照:http://www.hiruma.or.jp/case/case-7



107A-79 歯科矯正学
ヘッドギアの装着時に患児と保護者へ指示するのはどれか。2つ選べ。

a 毎日の利用
b 半年に1回の来院
c 口腔内のゴムの交換
d フェイスボウの調節方法
e 装置破損時の歯科医師への連絡




解答 a e


解説

ヘッドギアの構成要素
①インナーボウ 0.9~1.0mm
②アウターボウ 0.9~1.0mm
③バンド
④チューブ
⑤顎外ゴム 300~500g

ヘッドギア (上顎の成長抑制する補助装置)  
http://www.kyousei-shika.net/kyousei_html/care/souchi-39_head.htm


■ヘッドギアを使用する目的

ヘッドギアは、主にお子さんの矯正治療に使用される補助装置です。
骨格的な上顎前突(出っ歯)、すなわち、上あごが大きすぎるために「出っ歯の骨格になっている」場合には、
ヘッドギアで上下の顎の位置をコントロールして、上あごの骨の成長抑制をおこなうことがあります。


headgia.jpg

上あごの成長抑制のほか、骨格的なものではない、
歯ならびそのものの「出っ歯」の場合にも、
成長期のうちから、ヘッドギアで上あごの奥歯を後方に動かしてり、
歯ならび全体を下げる(後退させる)治療をおこなう場合があります。

このほか、歯列全体の矯正で、上の前歯を大きく後退させる必要があるときに、
ブラケットをワイヤーを使用するマルチブラケット法とヘッドギアの装着を併用して治療することもあります。

■ヘッドギアの構造について
矯正治療は、歯や顎に適正な力をかけることで、成長のコントロールや歯の移動をおこないます。
骨格性の「出っ歯」の場合、上あごに対する後ろ向きの力が必要なので、
頭部を固定源とした装置・ヘッドギアを使用します。
へッドギアの装着方法は、まず、上の奥歯(主に第一大臼歯)に装着した固定式の装置と、
太いワイヤーでできた「フェイスボー」をつなげ、これを頭部の帽子のような装置「ヘッドキャップ」に装着をして牽引します。
なお、「フェイスボー」は取り外すことができますが、奥歯につけた装置は取り外すことができません。

■装着の注意点
・ヘッドギアを装着しているときは静かにしましょう
・食事や歯磨きのときには、フェイスボーを外しましょう
・装着時間を守りましょう
ヘッドギアは取り外しができる装置ですが、毎日10時間以上の使用が必要です(個人差があります)。
食事や歯磨き以外の時には十分な使用が大切です。
家にいる時間や睡眠時間中などしっかり装着しましょう。
・1週間以上違和感や痛みが続いた場合は、担当医に相談しましょう
ヘッドギアを装着して2~3日は、奥歯に痛みを感じたり、
発音や食事がしづらいことがありますが、1週間ほどで慣れます。
しかし、痛みや違和感がどうしても我慢できない場合や、 ヘッドギアが変形したり壊れた場合は、
ドクターに相談しましょう。



107C-21 歯科矯正学
乳児型嚥下の残存によって起こるのはどれか。1つ選べ。

a 叢 生
b 開 咬
c 鋏状咬合
d 過蓋咬合
e 下顎前突



解答 b


解説


乳児型嚥下→舌癖→開咬

乳幼児嚥下 (Oral Studioから)

【概要】
乳児が母親の乳を吸綴し嚥下を行うパターンは、成熟型咀嚼・嚥下パターンとは異なっている。

【詳細】
特徴は下を突き出すとともに下顎を前方に移動させ、口輪括約筋の活動とともに乳首をつかまえて吸綴し、
吸綴から嚥下までの哺乳動作中下顎を前後方向にピストン運動させる。
その間舌は低位で舌背は凹んだ形をとっている。

歯の萌出前後に乳児型の嚥下パターンが長く残ると、不正咬合の原因の一つとなる。
上下顎の歯の間に舌を突出させたり、口唇を介入させたりする異常嚥下癖が
前歯部の開咬を発症させることが考えられ、逆に開咬患者では嚥下時に口腔内の陰圧を保持するために、
舌の突出や口輪筋の緊張を余儀なくされて症状を悪化させる要因になる。

《参考:成熟型嚥下》
成熟型においては舌や下顎は前方に突出せず、
口輪筋の緊張は減少して下顎挙上筋が顎位をコントロールするようになる



107C-6 歯科矯正学
成長期における上顎歯列の狭窄の成立機序を示す。
[口呼吸]→[ ① ]→[上顎歯列の狭窄]
①に入るのはどれか。1つ選べ。

a 低位舌
b 弄舌癖
c 鼻中隔彎曲
d ブラキシズム
e 咽頭扁桃肥大



解答 a



解説


e 咽頭扁桃肥大=アデノイド
通常は、舌が口蓋に軽く接触して上顎歯列弓を内側からサポートしている。
しかし、低位舌になると、その内側からのサポートが無くなり、上顎歯列弓が狭窄する。
下顎の歯列弓は舌圧によりそのままである。よって、交叉咬合になる。



107A-24 歯科矯正学
上顎で成長に伴って骨吸収するのはどれか。1つ選べ。

a 鼻腔底
b 上顎結節
c 頬骨上顎縫合部
d 正中口蓋縫合部
e 歯槽突起口蓋側面




解答 a


解説

『EnlowのV原理』を覚える。
V原理が成り立つ3ヶ所
①歯槽骨
②口蓋骨
③下顎頭


107A-20 歯科矯正学
下顎両側第一大臼歯の近心転移によって生じるのはどれか。1つ選べ。

a 開 咬
b 切端咬合
c 交叉咬合
d 鞍状歯列弓
e 空隙歯列弓



解答 d


解説
乳臼歯の早期喪失や、隣接面う蝕によって、下顎第一大臼歯の近心移動が起こる。
それによって、第二小臼歯の放出スペースが無くなり、舌側転移してしまう。

2015/05/07 07:27 歯科矯正 TB(-) CM(0)
orthodontics
http://yaodentalclinic.com/orthodontics/


今回は、歯科矯正特集です。
いつものように、闘う!歯科国試からの抜粋
写真は厚生労働省HPからの転載です。

歯科矯正については、ロムニーハウスのブログにも簡単にまとめてありますので、参考に
http://blog.livedoor.jp/ipccnkfrull/archives/cat_783484.html

一応、可能な限り 関連する項目などを解説に加えました。
素人なので、お許しを。


105A-122 歯科矯正学
マルチブラケット装置による治療の目的と矯正用材料・装置との組合せで適切なのはどれか。
2つ選べ。

a 歯列のレベリング - ニッケルチタン合金丸型ワイヤー
b 犬歯の遠心移動 - 垂直ゴム
c 上顎切歯の口蓋側移動 - Ⅲ級ゴム
d 下顎臼歯の近心移動 - トランスパラタルアーチ
e 前歯へのトルク付与 - ステンレス鋼角型ワイヤー


解説

マルチブラケット装置について(Oral studioから)

マルチブラケット装置
http://hibari.kagoshima.jp/kyousei/

すべての歯にブラケットやチュ-ブを付け、アーチワイヤ―、コイル、ゴムなどの矯正力を
利用して歯を移動させる装置

【重要】
・ワイヤ-の強さ
・ブラケットの位置
・顎間ゴムの強さは重要

《利点》
・三次元的な歯の移動が可能
・正確な歯の移動治療期間の短縮
・多数歯を同時に移動できる
・第一大臼歯も移動できる
・歯列の拡大ができる

《欠点》
・乳歯列、混合歯列には使用できない
・作製及び作用が複雑で熟練を要する
・疼痛、違和感が大きい

【治療のステップ】
1:レベリング
ニッケルチタン合金線や丸型ステンレススティールワイヤーを使用し、歯列の平坦化を行う。

2:犬歯の遠心移動
前歯部の後退、叢生改善のために犬歯を遠心移動させる。
I 級ゴムやコイルスプリングが用いられる。

3:前歯部の後退
犬歯が遠心に移動したために空隙が得られる。
これを利用して犬歯、前歯の被蓋を適切にする。
角型ワイヤ―にループを付与したものを用いられることが多い。

4:咬合の緊密化
角型ワイヤーによるアイデアルアーチを使用。





解答 a e



105C-129 歯科矯正学
Tweed分析で用いるのはどれか。全て選べ。

a SN平面
b FH平面
c 下顎後縁平面
d 下顎下縁平面
e 下顎中切歯歯軸


解説

Tweedの抜歯基準 (Oral Studioから)

【概要】
Tweedは抜歯による矯正治療を行う際の目安として、Tweedの三角の概念を提唱している。

【詳細】
Tweedは抜歯による矯正歯科治療の目標として、以下の項目を挙げている。

(1) 顔面線の最良の均衡と調和
(2) 治療後の咬合の安定
(3) 健康な口腔組織
(4) 能率的な咀嚼機構

また、治験例の検討から、治療後に歯列咬合の安定が得られる条件として
下顎中切歯長軸傾斜がフランクフルト平面(FH平面)に対して約65°であることをつかみ、

これをもとにTweedの三角の概念を提唱した。

Tweedの三角は

FH平面
下顎下縁平面
下顎中切歯歯軸の延長線によって形作られる三角形で、

・FMA(下顎下縁平面角):25°
・FMIA(FH平面に対する下顎中切歯歯軸):65°
・IMPA(下顎下縁平面に対する下顎中切歯歯軸角):90°
となる場合に、歯列咬合が安定するとしている。

Tweed△ 
http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E38384/04622_01.php

抜歯の判定に当たっては、まずFMIAをできるだけこの理想値65°に近づけるには
下顎前歯の移動をどれだけ行えばよいかを算出する。
これがヘッドプレートコレクションと呼ばれる値で、
頭部X線規格写真上で下顎中切歯の根尖を通ってFMIAが65°になるような直線を引き、
切縁部の変化量を計測し、これを2倍する。
この値と模型上から得たアーチレングスディスクレパンシーとの総和をトータルアーチレングスディスクレパンシーという。
通常、下顎の第一小臼歯の歯冠幅径との差を求め、下顎歯列における抜歯の必要性を検討する。
Tweedはトータルディスクレパンシーが4mm以下である場合を非抜歯症例に、それ以上を抜歯症例とした。



解答 b d e



104A-126 歯科矯正学
成人の不正咬合に対する治療計画を立案するために必要なのはどれか。 すべて選べ。

a 口腔模型
b 顔面写真
c セファログラム
d 手のエックス線写真
e パノラマエックス線写真



解答 a b c e



105A-94 歯科矯正学

軟骨性成長の促進と歯列の側方拡大とができるのはどれか。 1つ選べ。

a 咬合斜面板
b Fränkel 装置
c 舌側弧線装置
d 急速拡大装置
e マルチブラケット装置 


解説

矯正装置全般の簡単な説明、写真: http://www.b-and-a-kyousei.com/pg170.html


a 咬合斜面板 (Oral Studioから)

【概要】
機能的矯正装置の一種。
下顎の劣成長に対して成長促進にはたらく。

【詳細】
・基本構成
(1) 斜面板付きのレジン床
(2) クラスプ
(3) 唇側線
斜面板は、レジン床の上顎前歯の舌側に有、下顎を閉じる際に
下顎前歯の切端が近心に滑走するような斜面になっている。

・特徴
装置を上顎に装着し咬み込む

下顎切歯は斜面に当たりそのまま下顎ごと斜面に沿って前方に滑走

下顎切歯が斜面最前部で床と咬み合う

小臼歯、大臼歯部は咬合せずにわずかに開咬状態

この状況が習慣化すると…
・下顎の前方位が定着
・上下顎臼歯が挺出しオーバージェット、オーバーバイトは減少
・下顎前歯歯、斜面板にあたりごくわずかに圧下および唇側傾斜

・適応
(1) 下顎遠心咬合でオーバージェット、オーバーバイトの改善を要する症例
(2) 上下顎歯列弓の形態や、個々の歯の排列が比較的よい症例
(3) 下顎歯列弓を近心に移動させたとき、良好な咬頭嵌合が得られる症例

咬合斜面板による歯列の変化の矢状断面図
kougou samennbann
参考:http://www.sendadc.com/2009/05/post_468.html


b Fränkel 装置 
http://www.harvard-dentist.com/script_jp/artical.php?tid=3&pid=131&aid=175 から)

フランケル機能性矯正装置(Frankel Functional appliance)(図24)は40年前東ドイツで広がりました。
下顎骨の成長の環境を作り出し、発育不全の下顎骨を前方へ成長するよう刺激します。
このタイプの矯正装置は発育途中のこどもに相当な効果がある。

図24
zu 24 b
図24



この装置は比較的大きいですが、口の中にぴったり貼り付ける設計なので、
患者さんは慣れれば気になりません。(図26)

zu 26 
zu 26B 
図 26


c 舌側弧線装置(Oral Studioから)

【概要】
・歯冠部に舌側弧線装置から唇側への力が加わる
・補助弾線による弱く持続的な矯正力により、
舌側転位している側切歯を唇側に傾斜移動する事ができる

【詳細】
上顎左右第一大臼歯を固定源にする。
また、種々の付加物を鑞着したり、デザインを多少変えたりして
さまざまな用途に用いることが可能であり、優れた拡張性を有する装置である。
舌側弧線装置による歯の移動様式は傾斜移動であり、生物学的に穏やかな矯正力を発揮し、
患者の苦痛が少ない。舌側弧線装置は、舌に装着し粘膜に沿っているので、
外見的にあまり目立たないので、患者に不快感を与えない。
口腔清掃も容易である。
また、種々の付加物を鑞着したり、デザインを多少変えたりして様々な用途に用いることが可能であり、
すぐれた拡張性を有する装置である。
乳歯列期から永久歯列期にまで使用できるが、混合歯列期に使用されることがもっとも多い。


■適応症
(1) 不正な位置にある個々の歯の位置の改善:
  補助弾線で1 - 2歯の唇側・頬側移動、近遠心移動を行う。
(2) 軽度な歯性の前歯部反対咬合(補助弾線を使用)。
(3) 保隙装置として:後継永久歯のためのスペースの確保、
  とくにリーウェイスペースの確保によい。
(4) 保定装置として用いる。
(5) 顎間固定における固定源として用いる。
(6) 加強固定として:マルチブラケット装置や顎間固定装置と併用し
  第一大臼歯の近心移動を防止する。
(7) 萌出中の歯の咬合誘導(補助断線を用いて)
(8) Nanceのホールディングアーチとして:
  上顎のリーウェイスペースの確保に、上顎前方牽引装置使用時などに用いる。
(9) 緩徐拡大装置として:Coffinの拡大装置やクワドヘリック装置として狭窄した歯列に用いる。
(10) オクルーザルガイドプレーンとして:下顎遠心咬合の治療に用いる。
(11) 舌癖除去装置として:開咬の治療に応用。

リンガルアーチ# 
http://www.b-and-a-kyousei.com/pg170.html

内側に装着する固定式の装置です。
前歯の反対噛みをなおしたり、他の装置の補助装置として使用します。
固定式ではありますが、来院時には外すことができます。
お家で取り外すことはできません。


d 急速拡大装置 http://www.kyousei-shika.net/kyousei_html/care/souchi-18.htm から)

上顎の歯列の横幅(歯列弓)を横に広げる、固定式拡大装置。
装置を支えるため、
金属製のバンドと太いワイヤー、
歯列弓を押し広げる力を調節する拡大ネジから構成されています。

金属製のバンドが歯にしっかり固定されるので、自分で取り外すことはできず、外からはあまり目立ちません。
急速拡大装置の中央にある拡大ネジを調整することで、
900g程度からキロ(Kg)単位の強い力で歯列を押し広げるため、
歯の移動速度は通常のワイヤーとブラケットを使用するマルチブラケット法よりも非常に早いです。
急速拡大装置で矯正期間は1~3か月程度と短期間。

適応症と年齢

上顎は、もともと左右2つに別れており、上顎正面にある「正中口蓋縫合」と呼ばれる、
上顎正面のつなぎ目によってつながっています。
このつなぎ目を、急速拡大装置によって広げることで顎の幅を広げることができます。

上顎が狭いことによる臼歯の交叉咬合の治療に使われますが、それ以外でも、
上顎の横幅の拡大が必要な場合に使用されます。
使用できる年齢は、左右の顎のつなぎ目の正中口蓋縫合が自然に開くことができる年齢を考えると、
急速拡大装置の効果が期待できる年齢は、思春期くらいまでといわれています
このため、、症例よって、小児矯正では、
永久歯に生えそろう前(混合歯列期)に急速拡大装置で顎の幅を広げて歯を動かす隙間をつくり、
永久歯がすべて生えそろったあとに、マルチブラケット装置で歯列を矯正する治療方法がよく行われています。

急速拡大装置





解答 b


105C-122 歯科矯正学
加強固定に使用される装置はどれか。2つ選べ。

a ヘッドギア
b 咬合斜面板
c チンキャップ
d トゥースポジショナー
e Nance のホールディングアーチ



解答 a e

解説

Oral Studio; http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E382B3/10163_01.php から

固定・固定源の分類は以下のケースに分けられる。

(1)固定源の部位による分類
(2)固定の性質による分類
(3)抜歯症例における抜歯空隙利用のための固定の分類

以下に、各々について解説する。

(1)固定源の部位による分類

(1)顎内固定
固定源と移動歯が同じ顎内にある。
例)舌側弧線装置、床装置、マルチブラケット装置、セクショナルアーチ(ブラケットを部分的に入れている)

(2)顎間固定
移動される歯や顎に対して固定源が対顎にある。
例) II 級エラスティックゴム、 III 級エラスティックゴム、垂直エラスティックゴム、交叉ゴム

(3)顎外固定
固定源が口腔外にある
例) ヘッドギア、オトガイ帽装置、上顎前方牽引装置

(2) 固定の性質による分類

(1)単純固定
固定歯が傾斜移動するときの抵抗力を利用

(2)不動固定
固定歯が歯体移動するときの抵抗力を利用

(3)相反固定
1歯または歯群の抵抗が、相対するときの1歯または歯群の移動に利用される場合、
歯を固定源として歯を移動する場合は、多かれ少なかれ相反固定になっていることが多い。
すなわち引っ張り合い、押し合うわけである。
例)拡大ネジによる歯列弓の側方拡大、ループによる正中離開の治療、顎間ゴム

(4)加強固定
固定の喪失をできるだけ防ぐことを目的として固定を強化、保護するのが加強固定である。
例)固定歯を多くする
口蓋や歯槽部に固定を求める(例えばホールディングアーチ)
筋の機能力を利用する(例えばリップバンパー)
顎外固定を使う(例えばヘッドギア)

(5)準備固定
マルチブラケット装置にエッジワイズ法においてTweedによって提唱された固定の強化の方法である。
この考え方は、固定を強化する手段として一般的に用いることが出来る有用なものである
 Tweedによる方法では上顎前突のアングル II 級1類の治療を行う際に
II 級ゴムを使用する前の前準備として下顎のワイヤーの屈曲と III 級ゴムを用いて、
下顎の側方歯を遠心に傾斜させておく。
こうすればその後に II 級ゴムを使用する際に歯列の固定が喪失するのを防ぐことができる。


(3)抜歯症例における抜歯空隙利用のための固定の分類

(1)最大の固定maximum anchorage
臼歯の近心移動量を抜歯空隙の1/4以上は許されない場合、
強力な顎外固定、加強固定、準備固定を用いる必要がある。

(2)中等度の固定moderate anchorage
臼歯の近心移動量を抜歯空隙の1/4- 1/2は許せる場合

3)最小の固定minimum anchorage
臼歯の近心移動量を抜歯空隙の1/2以上許される症例


また、正常な被蓋関係や咬合関係のために抜歯する部位も考慮する必要がある。
例えば上下の顎関係が I 級関係でtooth sizeが通常の場合、
上下の第一小臼歯を抜歯すると、
固定を十分に考慮して治療を行うと移動後の第一大臼歯は I 級関係のままである。
しかしもともとの臼歯関係が II 級関係の場合、上顎の第一大臼歯は近心移動させたくないので、
下顎は第二小臼歯を抜歯し、上顎は第一小臼歯を抜歯することがある。





104A-113 歯科矯正学
顎間ゴムについて正しいのはどれか。 すべて選べ。

a 患者が交換する。
b 対顎が固定源となる。
c 歯に梃出力が加わる。
d 断続的強制力を発揮する。
e アクチバートルと併用する。


解答 a b c


105A-78 歯科矯正学
18歳の男子。エックス線写真( 別冊No.8A,B,C¬)を別に示す。
診断名はどれか。 1つ選べ。

105A78 8A 8A
105A78 8B 8B
105A78 8C 8C

a 大理石骨病
b Crouzon症候群
c 鎖骨頭蓋骨異形成症
d McCune-Albright症候群
e 口腔顔面短趾症



解答 c


補足


大理石骨病、Albers-Schönberg病 
(marble bones; marble bone disease; osteopetrosis)

破骨細胞の機能不全
骨吸収障害に基づくびまん性骨硬化性病変の総称である。
骨格系が対称的に硬化し,骨端部が棍棒状に肥厚するまれな疾患で,病的骨折を起しやすい。

異質性の高い疾患であり、
予後不良な常染色体劣性乳児型(乳児悪性型)と
軽症の常染色体優性成人型(遅発型)が主要な病型であるが、
中間型や、尿細管性アシドーシスを伴うCarbonic anhydrase II 欠損症、
免疫異常を伴うOL-EDA-IDと呼ばれる病型も存在する。
乳児悪性型は骨髄機能不全、肝脾腫、進行性難聴や視力障害等の症状を呈し、
治療が行われなければ致死的である。
成人型(遅発型)では骨折や骨髄炎などを起こす。
近年、複数の責任遺伝子があいついで同定されたが、
これらの遺伝子は破骨細胞の形成や機能に関与する。
病型により、病態や臨床症状、予後、治療が異なるため、遺伝子診断を含めた病型診断が重要である。

Osteopetrosis-Image.jpg
http://meddic.jp/osteopetrosis より


McCune-Albright症候群 (Oral Studioから)

【概要】
Albright症候群ともいわれる

Trias

(1)思春期早発症
(2)cafe-au-lait(カフェオレ)色素斑
(3)骨の繊維性骨異形成(fibrous dysplasia)


【詳細】
必ずしも上記(1) - (3)の全てを示している必要はなく、また3徴候以外にも、
甲状腺機能亢進症、Cushing症候群、下垂体性巨人症、
副甲状腺機能亢進症、低リン血性くる病などの多彩な内分泌機能異常の合併が報告されている。
早期に思春期早発症を呈することが特徴である。

■原因
体細胞突然変異、GNASI遺伝子の点変異

■好発
女性に多い(女性が男性の2-3倍)

■症状
・多骨性の線維性骨異形成症(長管骨、頭蓋骨でX線写真のスリガラス像が見られる)
・色素沈着→皮膚、粘膜のカフェオレ斑(褐色の皮膚色素斑)
・女子のみ性的早熟(内分泌障害)
・甲状腺機能亢進

■組織
多骨性の線維性(骨)異形成症:線維性組織と細い梁状の線維骨

■治療
暴流無骨削除術

cafe au 
カフェオレ斑

gibrous dysplasia histology 
fibrous dysplasia histology


口腔顔面指趾症候群 oro-facial-digital (OFD) syndrome

口腔内奇形, 特異顔貌, 指趾変形奇形を主徴とする先天奇形症候群。
1954年にPapillon-Leage and Psaumeが報告したのが最初とされている
.本邦においては,1965年に丹下が最初に報告しており, 以後現在まで数10例の報告。.
OFD症候群は, 臨床像と遺伝的背景から1型とII型の分類が現在でも用いられている。

ofd kao 
http://becomerich.lab.u-ryukyu.ac.jp/UR-DBMS/SyndromeDetail.php?recid=3531&winid=1

正中口唇裂, 鼻翼フレアの喪失, 前頭突出, 両眼隔離, 鼻翼軟骨低形成,
口角下垂, 耳介の粟粒腫, 非対称性の皮膚性合指症, 短い中手骨,
指骨奇形, 片側性の軸前性多指症, 脳梁欠損, 大脳萎縮,
分葉舌, 不整な口蓋裂, 二分された上顎 (著作権 Oxford University Press)

参考文献:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoms1967/41/6/41_6_526/_pdf




105C-109 歯科矯正学
大臼歯にバンドを装着するのはどれか。全て選べ。

a ヘッドギア
b アクチバトール
c リンガルアーチ
d クワドヘリックス
e トゥースポジショナー


解説

基本で申し訳ないですが、医家にも分かりするべく、確認。


歯の構造と種類

成人の歯の数は、通常28本。一般的に「親知らず」と呼ばれる第3大臼歯を含めると32本。

これらの歯は、「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分類され、
歯肉の上に見える部分を「歯冠」、歯肉に隠れている部分を「歯根」と言います。

歯は、「エナメル質」「象牙質」「セメント質」から成り立ち、エナメル質は身体の中で最も硬い組織です。

また、歯の中心部には、神経や血管が入り込んだ「歯髄」という大切な組織があります。
kouzou_meishou.gif 
http://www.fukuda-shika.com/kanjya/?p=8



素人なので、それぞれの装置を絵で確認します。

a ヘッドギア

ヘッドギア 
http://www.accueil.ne.jp/html/medical/variation-other1.htm

矯正装置が大臼歯にかかっていますので、 ○


b アクチバトール

http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E382A2/00861_07.php


akuchibato-ru.jpg 


大臼歯には、かかっていないので ×


c リンガルアーチ

リンガルアーチ% 
http://www.hotei.or.jp/chiryo/souchi/kotei.html

大臼歯に矯正バンドがかかってます  ○


d クワドヘリックス

クワドヘリクス 
http://blog.livedoor.jp/draht/archives/cat_60240707.html

これも、大臼歯にかっかてますね  


e トゥースポジショナー

tooth positionar 
http://blog.livedoor.jp/tabbycat/archives/50418965.html

ボクシングのマウスピースみたいですね。
大臼歯にのみに矯正をかける装置ではありません。これは、 ×

ということで、

正解は a c d



歯学部の学生さんは、ここに示していない各装置の適応やcomplicationについて、

まとめておいてくだい。



105A-72 歯科矯正学
負のアーチレングスディスクレパンシーの改善に有効な処置はどれか。2つ選べ。

a 過剰歯の抜去
b 切歯の唇側移動
c 歯列の側方拡大
d 正中離開の閉鎖
e 第一大臼歯の近心移動




解答 b c



103C-99 歯科矯正学
矯正治療後の再発防止に有効なのはどれか。 すべて選べ。

a 長期保定
b 咬合調整
c セプトトミー
d 口腔習癖の除去
e オーバーコレクション


解答 a b c d e

補足

歯科矯正後の再発防止策 
http://www.kyoritsu-biyo-shika.com/esthetic_08.html

(1)オーバーコレクション

矯正治療後の後戻りを予想して、適正な位置をやや越えた位置に歯や顎骨を移動しておくことがあります。

(2)筋機能療法

口唇の力が弱い場合や舌癖がある場合など、口腔周囲筋の不調和が口腔内圧と
口腔外圧との不均衡をもたらし再発を招くため、保定前あるいは保定装置終了前に
筋機能訓練や不良習癖の除去を目的に行います。

(3)咬合調整

隣接面部の削合により上下の歯の大きさの調和を図ったり、早期接触部の削合を行い、
緊密な咬合を得るために咬合調整を行うことがあります。

(4)長期保定


移動距離が大きかった場合や治療後も成長が残っている症例では、
長期間の保定を行うとことがあります。

(5)永久保定

長期の保定を行っても再発が予想される場合、
歯周病などで歯列の安定が図れない場合など、被せ物を用いて保定を行うことがあります。
その際、個々の歯の歯周組織に対して、咬合力の分散が均等に行われるようすることが重要となります。



103A-97 歯科矯正学
器具の写真(別冊No.4)を別に示す。
ダイレクトボンディング法によるブラケット装着の際に用いるのはどれか。
1つ選べ。

103A97 no4


a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ



解答 a


参照サイト: http://opera-co.jp/pg91.html



105A-61 歯科矯正学
矯正装置について正しい組合せはどれか。 1つ選べ。

a ヘッドギア - 持続的な力 - 顎外固定
b チンキャップ - 間歇的な力 - 顎内固定
c 急速拡大装置 - 断続的な力 - 顎間固定
d リンガルアーチ - 持続的な力 - 顎内固定
e 上顎前方牽引装置 - 間歇的な力 - 顎間固定




解答 d



103A-83 歯科矯正学

顔面の縫合と主な成長方向との組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。

a 前頭頬骨縫合 ― 前 後
b 前頭鼻骨縫合 ― 前 後
c 鼻骨上顎縫合 ― 垂 直
d 正中口蓋縫合 ― 側 方
e 側頭頬骨縫合 ― 前 後




解答 d e



103B-46 歯科矯正学
8歳の男児。歯並びが悪いことを主訴として来院した。
初診時の咬頭嵌合位と早期接触位の口腔内写真(別冊No.44)を別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。
まず行う処置はどれか。 2つ選べ。

103B46 no44

a 上顎左側中切歯の唇側移動
b 下顎切歯の舌側移動
c 暫間的咬合挙上
d 上顎骨の成長促進
e 下顎骨の成長抑制



解答 a c


103B-44 歯科矯正学
11歳の女児。上顎前突を主訴として来院した。
初診時の顔面写真(別冊No.42A)と
装置製作用口腔模型の写真(別冊No.42B、C)とを別に示す。
治療効果で期待されるのはどれか。 2つ選べ。

103B44.png 

a 顔面角の増加
b SNP角の減少
c ANB角の増加
d 上顎突出度の減少
e FH平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角の増加



解答 a d



105C-68 歯科矯正学
混合歯列期の前歯部反対咬合の患者に舌側弧線装置で治療を行うこととした。
治療によって増加するのはどれか。2つ選べ。

a 上顎歯列弓長径
b オーバーバイト
c オーバージェット
d アンテリアレイシオ
e 上顎歯槽基底弓長径




解答 a c




103B-33 歯科矯正学
9歳の男児。上顎切歯の前突を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)と装置装着時の写真(別冊No.31B)とを別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。
誘導面の形成部位で適切なのはどれか。 2つ選べ。

103B-33 セファロ 




103B-33 31A 
103B-33 31B


a 臼歯の咬合面相当部
b 上顎切歯の舌側面相当部
c 下顎切歯の舌側面相当部
d 上顎第一大臼歯の遠心面相当部
e 下顎第一大臼歯の近心面相当部




解答 a b


103A-46 歯科矯正学
下顎の小臼歯抜去によるマルチブラケット治療を計画した。
初診時の口腔模型の写真(別冊No.2A)と片側の歯を排列した
診断用予後模型の写真(別冊No.2B)とを別に示す。
矢印の空隙から判定するのはどれか。1つ選べ。



103A-46 2A 

103A-16 2B 


a 固定の大きさ
b 矯正力の大きさ
c 矯正力の作用様式
d 動的治療期間
e 保定期間



解答 a



103B-13 歯科矯正学
11歳の男児。他院で咬み合わせが深いことを指摘され来院した。
第一大臼歯の咬合関係は左右側ともにAngleII(ローマ数字の2)級で、
アーチレングスディスクレパンシーは上顎-8mm、下顎-1mmである。
初診時の顔面写真(別冊No.12A)と口腔内写真(別冊No.12B)とを別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。

103B-13 セファロ


103B13 12A 
No. 12A

103B13 12B

適切な矯正装置はどれか。 2つ選べ。

a タングクリブ
b アクチバトール
c リンガルアーチ
d ハイプルヘッドギア
e サービカルプルヘッドギア




解答 c e



105C-43 歯科矯正学
アデノイド顔貌と下顎後退とを伴う患者で小さい値を示すのはどれか。 2つ選べ。

a FMA
b 顔面角
c Y 軸角
d SNB 角
e 前顔面高


解答 b d

補足 (Oral Studioから)

Northwestern法

Northwestern大学で発表された分析法で、Downs法と並び広く用いられている。
Downs法と同じく、骨格性分析項目と歯性分析項目の2つに大別して顎顔面の形態的特徴を数量化したが、
セフォログラムではフランクフルト平面の同定が困難な場合があるため、分析の基準にSN平面を用いた。

A.骨格型

(1) 上顎突出度:
オトガイ部に対する上顎歯槽基底部の前後的位置を評価
Downs法と同じ計測項目。

(2) SNA角 SNA angle:
頭蓋底に対する上顎歯槽基底部の前後的位置を評価
SN平面と直線NAとのなす角度
上顎歯槽基底部は、この角度が大きい場合に前方位を、小さい場合に後方位を示す。

(3) SNB角 SNB angle:
頭蓋底に対する下顎歯槽基底部の前後的位置を評価
SN平面と直線NBとのなす角度
下顎歯槽基底部は、この角度が大きい場合に前方位を、小さい場合に後方位を示す。

(4) ANB角 ANB angle:
上下歯槽基底部の前後的位置関係を評価
直線ANと直線NBとのなす角度、SNA角からSNB角を引いた値

(5) SN平面に対する下顎下縁平面角 SN plane to manibular plane angle
下顎下縁の傾斜度を評価
下顎下縁平面とSN平面とのなす角度

矯正 NW法 

Northwestern法の計測項目・骨格型(歯科矯正学 第5版より改変)

B.咬合型

(1) SN平面に対する上顎中切歯歯軸角 U1 to SN plane angle:
頭蓋底に対する上顎中切歯の傾斜度を評価
上顎中切歯歯軸とSN平面とのなす角度

(2) 下顎下縁平面に対する下顎中切歯歯軸角:
Downs法と同じ計測項目
下顎骨体に対する下顎中切歯の傾斜度を評価
下顎中切歯歯軸と下顎下縁平面とのなす角度

(3) 咬合平面に対する下顎中切歯歯軸角:
Downs法と同じ計測項目
咬合平面に対する下顎中切歯の傾斜度を評価
下顎中切歯歯軸と咬合平面とのなす角度(余角)

(4)上下顎中切歯歯軸角:
Downs法と同じ計測項目
上下顎中切歯歯軸の関係を評価
上下顎中切歯歯軸が交叉する角度

(5) 顔面平面に対する上顎中切歯切縁の位置関係:
上顎中切歯の突出度を評価
上顎中切歯の切縁から顔面平面までの垂直距離(mm)

NW.jpg 

Northwestern法の計測項目・咬合型(歯科矯正学 第5版より改変)

Tweedの三角

フランクフルト平面、下顎下縁平面、および下顎中切歯歯軸からなる三角形

(1) FMA Frankfort mandibular angle:
上顔面に対する下顎下縁の傾斜度を評価
下顎下縁平面とフランクフルト平面とのなす角度

(2) SNP角 SNP angle:
頭蓋底に対するオトガイの位置を評価
直線SNと直線NPogとのなす角度
顔面平面とSN平面のなす角度

(3) 下顎角 gonial abgle:
下顎角の離開度を評価
下顎下縁平面と下顎後縁平面とのなす角度

(4) 下顎後縁平面角remus to FH plane angle:
下顎後縁平面とフランクすると平面のなく角度(余角)

(5) N-S-Ba(頭蓋底角):
直線NSと直線SBaとのなす角度

(6) フランクフルト平面に対する上顎中切歯歯軸角U1 to FH plane angle:
上顎面に対する上顎中切歯の傾斜度を評価
上顎中切歯歯軸とフランクフルト平面とのなす角度。

Tweed sannkaku 


        Tweedの三角 (歯科矯正学 第5版より改変)


なんだか難しすぎ。
歯科矯正は、医師の私には少し勉強したぐらいでは
歯が立ちそうもないです。



2015/04/29 06:00 歯科矯正 TB(-) CM(0)
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