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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
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解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
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東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から
嚥下関係のみを拝借、再編集
http://archives.mag2.com/0001494170/

Aging-and-Swallowing-729x486.png

https://www.jewishboston.com/the-effects-of-aging-on-swallowing/ から


問題

 嚥下の口腔期の障害はどれか。1つ選べ。

a 食塊形成不全
b 食塊移送の障害
c 嚥下反射の障害
d 気管への食物流入
e 食塊の食道への逆流



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2018/09/21 21:15 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
歯科大生には簡単な問題!

https://medu4.com/105C7 から

what-dysarthria.jpg 
https://www.epainassist.com/brain/what-is-dysarthria-know-its-types-causes-treatment-symptoms-challenges-complications


105C7
障害を受けると「ぱぴぷぺぽ」が発音しにくくなる脳神経はどれか。

a V
b VII
c IX
d X
e XII


関連問題:

構音障害の鑑別:110B31




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2018/08/27 20:14 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
今年の歯科国試からVFの問題


111C55

111c55.png

111c55図 

解答:MORE へ

2018/06/19 06:05 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
 H28年度リハ専門医試験から


IMG_2650.jpg

IMG_2651.jpg

問題文、写真:日本リハビリ学会公式サイトにおけるH28年度リハ専門医試験(PDF)掲載したものから撮影


解答:MOREへ


2018/01/20 06:00 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
12回リハ専門医 (2015年度)からVF に関する問題
十分、歯科国試でも出題されるレベルではないかと。


リハ専門医12-問38 
嚥下造影検査の嚥下前と嚥下時,嚥下後の写真を
図4.1,4.2,4.3 に示す.

4;1
図4-1

4;2
図4-2

4;3
図4-3

認められる所見はどれか. 二つ選べ .

⑴ 嚥下前の誤嚥
⑵ 鼻咽腔への逆流
⑶ 声帯を越えた誤嚥
⑷ 食道入口部の開大不全
⑸ 喉頭蓋谷への残留



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2017/11/30 23:07 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
咳テスト 不顕性誤嚥のスクリーニングテスト

st-medica
http://www.st-medica.com/2016/02/cough-test.html から転用

方法
メッシュ式ネブライザーにクエン酸(1%濃度のクエン酸溶液)を
入れて口から吸ってもらい咳が出るかどうかを評価する。

判定
30秒以内に1回も咳がないと不顕性誤嚥の疑いとなる。

不顕性誤嚥検出の感度および特異度は高く、
脳血管障害、頭頸部腫瘍、神経筋疾患、呼吸器疾患など
嚥下障害の主たる疾患別に用いた場合にも有用
と言われています。

30秒以内に1回咳が出た場合を、
咳反射が誘発されたとするという簡易な判定方法でも、
感度および特異度が低下しないのが特徴です。

1830_01.jpg
http://www.hhk.jp/gakujyutsu-kenkyu/shika/160807-100010.php



2017/11/21 21:52 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
栄養学や嚥下を絡めた問題は、
最近は医師、歯科国試とも増加しています。

たまたま理解しやすい記事を見つけたので拝借しました。

以下は、http://tfcnst.s500.xrea.com/?page_id=50 から抜粋


PEGなど 


* 経腸栄養の利点

1. 消化管を利用するため、静脈栄養に比較して生理的である。
2. 静脈栄養に比較して、安価である。
3. TPN管理に比較して、重篤な合併症がなく、代謝上の合併症も少ないため安全。
4. 持続投与の必要がすくなく、在宅管理が可能。さらに、入浴なども可能で社会復帰できる。
5. 投与ルートが選べ、最近ではいろいろ便利なキットが開発されている。
6. 消化管免疫や内分泌機能を活性化し、腸管安静によるBT(バクテリアル・トランスロケーション)などの合併症がない。
− GALT、イムノニュートリション −
7. 栄養源としていろいろな成分の配合(中鎖脂肪酸や特殊なアミノ酸など)を試みることが可能。
8. 静脈栄養に比較して心肺機能への負担が少なく、高齢者にも長期管理が可能。
9. いままで内服していた薬剤をそのまま使用できる(簡易懸濁法)。
10. 医師でなくても管理できる。
11. 門脈を介して直接肝臓に達する栄養ルート(胆汁などの腸肝循環の改善)。
12. 長期間にわたって施行可能。

●PEGの適応

(1)経腸栄養アクセスとして
・脳血管障害、痴呆、癌などによる自発的な摂食意欲の障害
・神経筋疾患などによる嚥下機能の障害
・頭部、顔面外傷による摂食障害
・咽喉頭、食道、胃噴門部病変による経口摂取障害
・長期の栄養補充が必要な炎症性腸疾患
・誤嚥性肺疾患の予防と治療

(2)誤嚥性肺疾患を繰り返す場合
・経鼻胃管留置に伴う誤嚥

(3)減圧目的
・減圧ドレナージとしての適応

●PEGの禁忌と要注意例

・内視鏡が通過困難な咽喉頭、食道、胃噴門部の狭窄
・大量の腹水貯留
・極度の肥満
・著明な肝腫大
・胃の潰瘍性病変や急性粘膜病変
・胃手術の既往
・横隔膜ヘルニア
・高度の出血傾向
・全身状態不良で予後不良と考えられる例
・消化管吸収障害

PEGの利点(経鼻胃管との比較)

・ チューブによる違和感や苦痛がない(鼻、咽頭など)。
・ 胃噴門機能を悪化させない。
・ 位置異常や誤挿入による肺炎や窒息がない。
・ 事故(自己)抜去が少ない。
・ 在宅管理が容易。
・ 嚥下リハビリが可能。


●PEGの欠点(経鼻胃管との比較)

・ 造設に専門的設備と技術が必要。
・ 造設や交換時に重篤な合併症がある。
・ 瘻孔周囲の漏れやチューブ・トラブルに特殊なものがある。



PEGの合併症

peg complication


PEGを含めた栄養関連の問題を扱った記事は以下の如く
復習を兼ねて目を通して見みてください。
反復学習が重要!!

“胃瘻”に関する問題

食事摂取困難な患者への栄養投与:111医G42

歯科国試以外の資格試験での口腔ケア関係問題

摂食嚥下・高齢者の5 問(ロムニーから)

NST関連の3問:医師国試

栄養関係の問題7題:各種国試問題

高齢者の栄養管理:108医G26

嚥下障害における栄養管理

FIMに関する問題 3題 (リハ専門医試験)




2017/11/13 21:59 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
嚥下リハ関連の問題。

嚥下リハ学会においても、歯科医がかなり指導的立場をとっている現状からして、
この手の問題は増加することでしょう。


110D15
74歳の男性。
摂食・嚥下リハビリテーションを目的に紹介受診した。
舌癌の診断で舌半側切除術、左下顎区域切除術、
頸部郭清術および皮弁と再建プレートによる再建術を受けたという。
嚥下造影検査で検査食の梨状窩への残留を認めた。
実施した摂食・嚥下機能訓練時の写真(別冊No. 15)を別に示す。


IMG_2525.jpg

この訓練の目的はどれか。1つ選べ。

a 喉頭挙上の強化
b 声門閉鎖の強化
c 頸部可動域の拡大
d 呼吸筋の筋力増強
e 鼻咽腔閉鎖の改善



関連記事:

ポイント14 連発 No.3:摂食・嚥下 (ロムニーから)

嚥下に関する練習問題

嚥下特集 4:ST国試



解答:MOREへ
2017/09/24 20:46 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
医師国家試験過去問データベースから

VEの基本について

110D6


110D-6.png 

解答:MOREへ


2017/08/16 06:05 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
高齢者の栄養管理について


医師国家試験過去問データベース から

108G26
108g26.jpg



類似問題: "栄養管理"  という用語でブログ内検索してください。



正解:MOREへ

2017/07/30 06:00 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
問題

嚥下内視鏡について正しいのはどれか。すべて選べ。

a 訪問診療で使用可能
b わずかに被爆を伴う
c 心疾患がある患者には禁忌
d 鼻腔の違和感
e 食道蠕動運動を観察可能



関連問題

110回歯科A:嚥下の4題

嚥下特集 4:ST国試

摂食・嚥下機能、検査

VEに関する問題



解答:MOREへ





2017/07/13 22:01 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
さいとう歯道塾で公開されている
臨床実地模擬問題:高齢者歯科学・口腔リハビリテーション学 から

http://www.sidojuku.com/mogi/mogi2015_02.html 参照


問題


嚥下内視鏡検査の術中の写真を以下に示す。

02_03.jpg

嚥下内視鏡検査の特徴はどれか。全て選べ。

a. 被曝
b. ホワイトアウト
c. 造影剤の誤嚥
d. 持ち運びが可能
e. 唾液・分泌液の貯留の有無


正解:MOREへ



2017/06/30 20:54 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
嚥下関係の練習問題

東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン
から抜粋改編したものです。

http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から


1)高齢者が誤嚥しやすい飲食物として正しいものを1つ選べ。

a.ゼリー
b.プリン
c.水
d.豆腐
e.肉


2)嚥下について正しいのはどれか。すべて選べ。

a 嚥下反射時は呼吸が停止する。
b 脳幹に嚥下反射中枢が存在する。
c 嚥下反射時には喉頭蓋が挙上する。
d 嚥下反射時には舌と口蓋が接触している。
e 迷走神経刺激により嚥下反射が誘発される。


解答:MOREへ

2017/06/11 19:25 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
16回ST第187問 
嚥下障害における栄養管理について正しいのはどれか。

a.経口摂取を中止するだけでは嚥下性肺炎を防止できない。
b.経口摂取が不可能であれば早期に胃瘻を増設する。
c.経鼻経管栄養チューブは胃瘻に比べて長期管理に適している。
d.中心静脈栄養では微量元素は補給できない。
e.経管栄養ではチューブ先端の位置確認が重要である。

1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e


解答<2> ae

2017/06/04 22:52 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
110回歯科国試験Aから嚥下の4題。

1)110A37
88 歳の男性。介護老人福祉施設が実施するミールラウンド食事場面の観察の
場において食事中のむせが認められた。
まず行う検査はどれか。1つ選べ。

a  頸部聴診法
b  超音波検査
c  嚥下造影検査
d  嚥下内視鏡検査
e  ブローイング検査


2)110A54
改訂水飲み検査で正しいのはどれか。2つ選べ。

a  温水を用いる。
b  シリンジを用いる。
c  30mLを嚥下させる。
d  口腔底に水を入れる。
e  5回繰り返して評価する。


3)110A102
摂食・嚥下の過程で球麻痺によって主に障害されるのはどれか。1つ選べ。
a  先行期
b  準備期
c  口腔期
d  咽頭期
e  食道期


4)110A118
90 歳の男性。脳梗塞による摂食・嚥下障害によって経口摂取を禁止されている。
右片麻痺がある。経口摂取の再開にあたり、直接訓練を行うこととした。
適切なのはどれか。2つ選べ。

a 仰臥位にする。
b 横向き嚥下とする。
c 箸を使って訓練する。
d 水分にとろみをつける。
e 水分を多く含む粥を摂取する。


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2017/05/26 06:00 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
この栄養管理関係の問題も歯科国試でも今後、
出題が予想される分野でしょう。

高齢者に関連した予防管理の小項目:栄養管理
にもある分野。

医師国家試験過去問データベース から


111医G42
111G42.jpg


解答:MOREへ


2017/05/20 06:01 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
ST国試から構音障害の問題


医療と看護の資格 http://clinicalpass.com/st/
STナビ http://stnavi.info/
からの抜粋です。

各サイトに訪問して問題を解いてみてください。
歯科では、特に参考になるものもありそうです。


1)第15回ST午後問82
正しい組み合せはどれか。

1. 失調性構音障害  ーー  不随意運動
2. 痙性構音障害  ーー  ジスキネジア
3. 弛緩性構音障害  ーー  企図振戦
4. 運動過多性構音障害  ーー  筋緊張亢進
5. 運動低下性構音障害  ーー  運動開始困難



2)第15回ST午後問80
構音障害の原因とならないのはどれか。

1. 開口障害
2. 軟口蓋麻痺
3. 舌神経麻痺
4. 巨舌症
5. 粘膜下口蓋裂


3)第12回ST午前第20問 
オトガイ舌筋の筋活動が最も大きいのはどれか。

1. /a/
2. /i/
3. /u/
4. /e/
5. /o/


4)第12回ST午前第37問 
口音か鼻音かを決定する器官はどれか。

1. 硬口蓋
2. 口蓋垂
3. 口蓋帆
4. 咽頭
5. 喉頭



解答:MOREへ


2017/03/20 18:38 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
歯科では、よく出るパターン。

Dollarphotoclub_85392653-1.jpg 
http://www.cerebralpalsysymptoms.com/birth-injury/childhood-dysarthria


110歯B31

110歯b31問題

110b31図


類題:
105C7



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2017/03/20 17:53 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
ポイント14 連発 No.3 (ロムニーから)

ロムニー配信39号から転用改編


13 摂食嚥下スクリーニング検査

スクリーニング検査

●RSST:反復嚥下唾液テスト

手順
・舌根と喉頭隆起を触診

RSST.png


➡30 秒触診し、嚥下回数を測る
➡2 回以下/30 秒の場合は異常


●MWST:改訂水飲みテスト

手順
・水を口腔底に注いて、嚥下させる

kaitei mizunomi 
http://hotetsu.com/s/doc/irai2013_3_03.pdf

冷水3 ml を口腔底に注ぎ嚥下を命じる

嚥下後反復嚥下を2 回行わせる

評価基準が4 点以上なら
最大2 施行繰り返し,最も悪い場合を
評点とする

評価基準
1. 嚥下なし,むせる and / or 呼吸切迫
2. 嚥下あり,呼吸切迫(Silent Aspiration の疑い)
3. 嚥下あり,呼吸良好,むせる and / or 湿性嗄声
4. 嚥下あり,呼吸良好,むせない
5. 4 に加え,反復嚥下が30 秒以内に2 回可能

●咳テスト

 
手順
メッシュ式ネブライザーにクエン酸を入れて口から吸わせ、それで「むせる」かどうかを見る。

seki test

目的

・不顕性誤嚥の評価
(むせが上手く起こらないことを不顕性誤嚥と言う。)



14 摂食・嚥下の機能訓練

勉強が必要なのは「間接訓練」

間接訓練とは?
➡食物を用いず、咀嚼・嚥下運動にかかわる器官への運動や刺激を与えることで、機能改善を目指す。

昨年出題されたのは「ボタンを口の中に入れて、術者が引っ張っている」ものでした。
これは口唇訓練の1つです。
しかし、そのように覚えるのではなく、「口唇に触れている」から口唇訓練と覚えてください。
このボタンの方法以外にも、口を窄ませるもの、口唇周囲を触るものなどを口唇訓練に含まれます。

例えば・・・

●口唇周囲を触っている場合 ➡ 「口唇訓練」

目的
・口唇周囲筋の機能改善
・食物を口腔内に保持する
・食物の送り込みの改善
・構音の改善
・流涎の改善

● スルメを噛んでいる場合 ➡ 咬合力訓練

目的
・咬合力を強化させる
・唾液分泌の促進
・嚥下パターンの獲得

surume.png 


●発音させている場合 ➡ 「発声訓練」

手順
パ、タ、カ、ラをそれぞれ5 回発音させる!


●ストローにて、水を吐き出している場合➡ 「ブローイング検査」


準備
・ストロー
・コップやペットボトル(水を入れておく)

手順
・ストローを加え、ゆっくりと息を吹き込む
(過度に行うと過呼吸の恐れがあるので注意)
(この操作が困難な場合は、「ガーゼに息を吹きかける」だけの時もある)

目的
・鼻咽腔閉鎖の改善
・口唇閉鎖の改善(イメージすると分かります)
・呼吸の訓練(息を吹きかけるため)


●綿棒を口の中にいれている場合 ➡ アイスマッサージ

手順
・嚥下誘発部位に刺激(冷・圧)を与える。
➡前口蓋弓、舌根部、咽頭後壁、軟口蓋など!
(刺激する際に、喉頭が上下に動くのを確認する)
(刺激する際に、いきなり奥を刺激しない:嘔吐反射を起こすため)
・刺激を終えたら、口を閉じ、空嚥下をしてもらう。

準備
・凍らせた綿(それを、割りばしや綿棒などにつける)
・水と氷(容器も)
・ガーゼ、タオル
など

目的
・嚥下反射を誘発
・唾液分泌の促進
●息をとめている ➡ 息こらえ訓練

手順
・鼻から息を吸う ➡ 息をとめる
・唾液を飲み込み、空嚥下する
・口から息を吐く

★ここでポイントはまず「息を吸う」こと。
決して空嚥下の後に息を吸ってはならない。
(誤嚥リスク)

目的
・反射的な息のこらえを利用し、声門閉鎖機能を改善する:誤嚥防止


上記の「息こらえ訓練」の違う方法として、プッシングプリング訓練がある。
これも声門閉鎖訓練
である。


●壁や何かを押している、あるいは持ち上げている場合 ➡ 声門閉鎖訓練
★別名:プッシング・プリング訓練

手順
・なにか(壁や椅子など)を押しながら、あるいは持ちながら「あ~」と声を出す。

23_11_text001.jpg  


23_11_text002.jpg 
https://www.kango-roo.com/sn/m/view/181


目的
・声門閉鎖の改善
・軟口蓋の挙上の改善


●喉仏(のどぼとけ)を触っている ➡ メンデルゾーンの手技

手順
手で喉仏(のどぼとけ:舌骨)を触って空嚥下をし、喉仏が一番上に上がった時に止めるようにする。


enge13.gif 
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaki/engeshougai/enge2.htm


目的
・喉頭挙上の時間を長く保つ
・食物の残留を減らす
・食道入口部の前後径を広げる
➡ 食道入口への食塊通過を促進

・誤嚥を減らす
ちなみに、「食物の残留を軽減」させ、食道入口部に食塊を通過させるやすくするものには・・・
「頭部挙上訓練」もあることを覚えておこう!


●歯肉を触っている場合 ➡ 歯肉マッサージ

目的
・嚥下機能の改善
・口腔感覚の改善


2016/11/02 06:15 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
嚥下screeningに関する問題

LW032207_WB_Swallow.jpg 
http://nursing.advanceweb.com/Article/Swallow-Screening-2.aspx


1)RSSTの説明で正しいのはどれか。すべて選べ。

a 1分間に何回嚥下できるかを測定。
b RSST 2回:異常あり
c RSST 1回:異常なし
d RSST 3回:異常あり
e RSST 4回:異常なし


2)摂食嚥下のscreening testの説明で正しいのはどれか。すべて選べ。

a MWST:30mlの冷水を口腔底に注ぎ嚥下させる。
b food test:3mlのゼリーを舌背におき咀嚼嚥下を命じる
c RSST:唾液の反復嚥下を命じる
d 頸部聴診法:頸部に聴診器をあて、嚥下音と呼吸音を聴取する。
e 色素液嚥下検査:嚥下後に口腔内残留の程度を確認する。


解答:MOREへ


 
2016/08/10 01:56 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
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