様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
11位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
3位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
楽天トラベル
ブロとも申請フォーム
google+1
東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から
全部床義歯学から1問拝借、再編集しました。
http://archives.mag2.com/0001494170/


問題

Posseltの図形において、下顎安静位が存在するのはどれか。
1つ選べ。

a 前方滑走路上
b 前方限界運動路上
c 終末蝶番運動路上
d 後方限界運動路上
e 習慣性開閉口路上



解答:MOREへ

2018/06/08 22:03 全部床 TB(-) CM(0)
東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から
全部床義歯学のみを拝借、再編集
http://archives.mag2.com/0001494170/

 DDeASxAVoAAasOx.jpg
https://twitter.com/totaldentures から


1) フェイスボウトランスファーで使用する器具を並べた順番で正しいのはどれか。
   1つ選べ。(総義歯学)

a イヤーロッド→リファレンスポインター→バイトフォーク
b イヤーロッド→バイトフォーク→リファレンスポインター
c バイトフォーク→イヤーロッド→リファレンスポインター
d バイトフォーク→リファレンスポインター→イヤーロッド
e リファレンスポインター→イヤーロッド→バイトフォーク


2)常温重合レジンと比較した加熱重合レジンの特徴はどれか。すべて選べ。(総義歯学)

a 変色しにくい。
b 適合性に優れる。
c 粉液比が大きい。
d 機械的強度に優れる。
e 残留モノマーが多い。


3) 陶歯と比較したレジン歯の特徴はどれか。すべて選べ。(総義歯学)

a 変色が少ない。
b 咬合音が小さい。
c チッピングが生じにくい。
d 義歯床との接着性が良い。
e クリアランスの小さい症例に適する。


4)顎堤吸収がほとんどみられない上顎前突症例の人工歯排列で正しいのはどれか。
  2つ選べ。(総義歯学)

a 水平被蓋を小さくする。
b 垂直被蓋を大きくする。
c 咬頭傾斜の緩い人工歯を用いる。
d 上顎前歯は咬合床の唇面上に排列する。
e 下顎前歯は大きいモールドのものを用いる。


5)Balkwill角を求めるのに必要なのはどれか。2つ選べ。(全部床義歯学)

a 咬合平面
b HIP平面
c Bonwill三角
d Campel平面
e フランクフルト平面


解答:MOREへ

2018/04/17 06:00 全部床 TB(-) CM(0)
全部床関係の練習問題

東京デンタルスクール:
定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン
から抜粋改編したものです。

http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から



1)下顎に存在するのはどれか。すべて選べ。(総義歯)

a 頬 棚
b アーライン
c 切歯乳頭
d ハミュラーノッチ
e レトロモラーパッド



2)リリーフが必要なのはどれか。すべて選べ。(総義歯)

a 頬 棚
b 下顎隆起
c 切歯乳頭
d 口蓋小窩
e オトガイ孔



3)筋形成の部位と運動との組合せで正しいのはどれか。
  すべて選べ。(総義歯)

a. ハミュラーノッチ部――-――--------開口
b. 上顎臼歯部頬側―――----------下顎側方運動
c. 下顎小臼歯部頬側――――------咬みしめ
d. 下顎小臼歯部舌側―――--------舌の左右運動
e. 下顎臼歯部頬側遠心隅角部―――唾液の嚥下



4)即時義歯の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。(全部床)

a 歯の小矯正に用いることができる。
b 原則として装着前に蝋義歯試適を行う。
c レジンテンプレートは人工歯排列の際に用いる。
d 装着することによりもとの咬合高径を維持できる。
e 正中にまたがる場合は模型の抜去予定歯をすべて削去してから人工歯を排列する。


5)金属床の全部床義歯において、レジンと金属の境界を設定する時期はどれか。
  1つ選べ。(総義歯)

a.精密印象後
b.咬合採得後
c.人工歯排列後
d.歯肉形成後
e.蝋義歯試適後


解答:MOREへ

2017/06/10 19:48 全部床 TB(-) CM(0)
歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

研修医になる前に読むべき本 その3

にて total denture系のいいテキストが紹介されています。

カラー写真も多く、大変、分かりやすいとのことです。
初心者にお勧めで、国試対策にもいいらしいです。






こちらも、上記ブログで紹介されていました。




2017/02/16 06:00 全部床 TB(-) CM(0)
total dentureの1問:109歯B39

109B39

72歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
上顎全部床義歯は 6年前に製作したという。
検査の結果、義歯を新製することとした。
初診時の上顎全部床義歯の写真(別冊 No. 39A)、
初診時の下顎の口腔内写真(別冊No. 39B)
及び新義歯製作過程の写真(別冊No. 39C)を別に示す。
アからイへの改変の目的はどれか。1つ選べ。

 109b39 fig


a 咬合音の改善
b 咬合高径の修正
c 発音機能の改善
d 義歯床の破折防止
e 人工歯の摩耗防止


解答:MOREへ

2017/01/08 22:55 全部床 TB(-) CM(0)
Over-dentureに伴う合併症:109B23


109歯B-23

65歳の女性。
右側の上顎顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。
3か月前に上下顎部分床義歯を装着し、
就寝時には義歯を外していたという。
検査の結果、咬合や義歯の適合に問題はなかった。
口腔内写真(別冊No. 23A)と
義歯の写真(別冊No.23B)を別に示す。
行うべき対応はどれか。1つ選べ。

109b23.jpg 

a 抗菌薬の投与
b 病理組織学検査
c 就寝時の義歯装着の指導
d ティッシュコンディショニング
e 義歯を外している時間延長の指導



解答:MOREへ

2017/01/08 20:42 全部床 TB(-) CM(0)
全部床義歯ポイント 2  (続き)


以前にロムニー配信から紹介したものに加えて

全部床義歯ポイント10選:ロムニーから

にさらに2ポイント追加

歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い
 (January 02, 2017 配信) から一部 抜粋



11 前歯のシェードガイドの決定のファクター

・性格

・性別

・年齢

・皮膚の色

・髪の毛の色

・目の色

・歯肉の色



★シェードガイドの使い方

・水で湿らせて用いる

・距離を置いて見る

・太陽光線下で選択する

(人工的な光はNG)




12 顎間関係が「2級」「3級」の場合における「被蓋」と「人工歯」の関係

下顎前歯部の被蓋

2(上顎前突)の場合は、前歯部の被蓋を大きくする!

3(下顎前突)の場合は、前歯部の被蓋を小さくする!



下顎前歯部のモールド

2(上顎前突)の場合は、前歯部のモールドは小さくする(上顎よりも)

3(下顎前突)の場合は、前歯部のモールドは大きくする(上顎よりも)



 

2017/01/03 13:13 全部床 TB(-) CM(0)
歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ 

【補綴(義歯)】リベースとリラインの区別 (2016年05月22日 配信) から転用改編


第108回C-53 です。

微妙な正答率(約40%)だった問題です。


108歯C53 
全部床義歯のリベースの適用要件はどれか。2 つ選べ。
 
a 人工歯の脱離
b 義歯床の破折
c 軽度の顎堤吸収
d 適切な咬合状態
e 義歯床の著明な変色



関連記事、問題:

義歯「リベース」と「リライン」 108歯B-52



解説:MOREへ






2016/10/02 18:43 全部床 TB(-) CM(0)
【補綴(FD)】T-condとかのちょっとした注意点

歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ 
2016年08月05日(金)  配信 
から引用改編


まず、問題


102C31


102c31#




102c31図 




96C31


96c31.png 

96c31図 



98C45


98c45.png 

98c45図#


解説:MOREへ

2016/08/06 17:55 全部床 TB(-) CM(0)
全部床義歯ポイント10選!
ロムニー配信24号から抜粋改編


さあ、これからあなたは全部床義歯について真剣に学ぶことになると思います。

今回は全部床義歯の入門ということで、基礎事項を10個挙げます。


1 筋形成にて

モダイオラスが関与して形成されるのはどれか。2つ選べ。

A 舌小帯
B 頬小帯
C 舌下腺部
D 顎舌骨筋後方窩
E バッカルシェルフ

ご存じのように、舌小帯や舌下腺部は「舌の挙上や前突、左右の口角をなめる」などで形成される。
また、顎舌骨筋線後方窩は「嚥下」あるいは「舌の前突」で形成される。

なお、臨床的には顎舌骨筋線部(後方窩ではない)は「舌で反対側の頬粘膜に触れる動作」で形成する。

そして、B の頬小帯、E のバッカルシェルフ(頬棚)は「口角の牽引」「口をすぼめる」などで形成するが、
ともにモダイオラスが関与する。

モダイオラス (Oral Studio):
口角外側部で口裂周囲の筋群(口輪筋、頬筋、頬骨筋口角下制筋、笑筋など)が収束して交錯する部位。
小臼歯部へ向かう強い圧迫点となるため義歯の設計において考慮される部位である。

cor_pic37.gif 
http://www.hirano-shinbi.com/correct/



解答:B,E

★ここでポイントなのは、モダイオラスを動かすことで形成するのは「頬小帯」である一方、
バッカルシェルフはモダイオラスそのものを動かすことで形成するのではなく、モダイオラスが関与するというニュアンスだ。

過去の国家試験にて、モダイオラスの動きで形成されるもので、「バッカルシェルフ」は不正解となっている。

念のため、上顎について筋圧形成をみていこう。

・義歯床縁前方部 ➡ 上口唇を動かす
・義歯後縁正中部 ➡ 嚥下する
・翼突下顎ヒダ ➡ 開口する
・頬骨弓後方ポケット ➡ 下顎の左右運動



2 バッカルシェルフの特徴

頬棚の最大の特徴は次の2 つ!

・厚い皮質骨で覆われる
・下顎義歯の支持域に最適な部位(咬合力に対して直角に対向しているため)


したがって、もし国家試験で「頬棚をリリーフする」などという選択肢があったら、
それはもってのほかということだ。

バッカルシェルフ buccal shelf area (Oral Studio)

全部床義歯の主要な圧負担域であり、
前方は頬小帯、内側は歯槽堤、外側は外斜線、
後方はレトロモラーパッドによって囲まれている区域である。
顎堤の吸収による変化が少ない.

anatomical-landmarks-of-mandibule-11-638.jpg 
http://www.slideshare.net/janmejaymaravillosa/anatomical-landmarks-of-mandibule


3 リリーフする部位

・抜歯窩
・骨鋭縁
・切歯乳頭
・オトガイ孔(顎骨の吸収が著しい場合)
・下顎隆起、口蓋隆起
・顎舌骨筋線
・口蓋ヒダ
・正中口蓋縫合
・フラビーガム
など

緑枠は忘れやすい点

このような選択肢をなんとなく覚えていると「頬棚」が紛れ込んでいると正解にする人がしばしばいます。

リリーフとは無圧です。

頬棚はむしろ加圧します。
なぜならば、下顎の支持域として最適だからです。
なお、加圧に用いるのは例えば『モデリングコンパウンド』など。

リリーフ  relief area (Oral Studio):

【概要】
義歯床下粘膜に圧力が加わらないようにする。

【詳細】
上顎前歯部顎堤にはしばしばフラビーガムが認められる。
被圧変位量が大きいフラビーガムは印象圧によって変形するため、
可能な限り無圧的に印象採得し、フラビーガムを変形させない方がよい。
そのため、模型上でフラビーガム該当部をパラフィンワックス1 - 2枚でリリーフし(緩衝)し、
さらに遁路(逃げ道)を設けて個人トレーを製作する。
また被圧変位量が小さい口蓋隆起、下顎隆起、舌骨筋線部など、
骨隆起が著明な部位は圧緩めた方が疼痛を生じるおそれがない。
この部位もシートワックス1 - 2枚でリリーフ(0.2mm - 0.5mm)しておく。

リリーフすべき部位は、
フラビーガム、口蓋隆起、下顎隆起、顎舌骨筋線部、外骨症、骨吸収不全部、
ナイフエッジ上顎堤、抜歯窩、オトガイ孔部、切歯乳頭である。

impressions-in-complete-dentures-38-638.jpg 
http://www.slideshare.net/drshebinabraham/impressions-in-complete-dentures



4 フレンジテクニック

意義
義歯床翼部(フレンジ)の形態を周囲組織の生理的な運動により形成印象し、
人工歯列弓と義歯床研磨面の形態を決定する方法。


目的
唇・頬圧と舌圧とが拮抗したスペース(ニュートラルゾーン)に人工歯を配列し、
適切な義歯床翼形態を決めることにより、周囲組織が義歯を包み込み密着し、安定維持が高まる

★その結果として「義歯の維持・安定性を図る」ことが目的となります。
★用いるワックスは「ソフトプレートワックス」



5 咬合高径が低い

・審美障害
・咬傷のリスク
・口角の下垂
・関節音の発生(顎関節の異常)
など




6 咬合高径が高い

・審美障害
・発音障害
・嚥下困難
・筋肉の疲労
・下顎の歯槽部全体の疼痛
・床下粘膜全体の疼痛
・人工歯の衝突音
など





7 ゴシックアーチ

・タッピングポイントは「中心咬合位」と一致。
・アペックスは「中心位」と一致。



8 チェックバイト

前方チェックバイト
➡ 両側の矢状前方顆路傾斜を調節!

側方チェックバイト
➡ 平衡側の矢状顆路傾斜を調節!
側方顆路角(ベネット角)を調節!

中心位チェックバイト
➡ 下顎模型の咬合器への装着


問題の問われ方としては、

・矢状前方顆路角を調節できるのは?・・・前方チェックバイト!
・ベネット角を調節できるのは?・・・側方チェックバイト!
・下顎を咬合器に装着できるのは?・・・中心位チェックバイト!


9 咬合採得の流れ

しばしば、ゴシックアーチは水平的顎間関係の決定のため、
「垂直的顎間関係の決定」のすぐ後に行う!と答える方がいますが、それは誤りです。

それはいわば「仮の顎間関係の決定」に過ぎず、ゴシックアーチは本格的な水平的顎間関係の決定であるため、
咬合器に装着してから行います。

このような差を理解していないと、国家試験では痛い目を見ます。

ここでは全体の流れを示します。

まず、リップサポートを決定します
(ただし、これは後半のろう義歯試適後に問題がある場合は調整をするため、ある種の仮決定です)。

続いて仮想咬合平面の決定をします。その後の流れは・・・

➡垂直的顎間関係の決定
➡水平的顎間関係の決定(仮)
➡転覆試験
➡標示線の記入
➡咬合器に装着(ポイントは「上顎の模型を装着」するということ!:フェイスボウを用いる!)
➡下顎模型の咬合器への装着
     (ただし、これは「仮」です。この先、中心位チェックバイトを採得してから本格的に装着します)
➡ゴシックアーチ描記装置の装着
➡水平的顎間関係の決定
➡チェックバイトで採得!(中心位、前方位、側方位の3 か所!)
➡中心位チェックバイトにて「下顎模型を再装着」
➡咬合器上で採得した前方、側方チェックバイトを用いて顆路調節!



追加:
105D‐50 の問題にて、既に咬合器装着された上顎咬合床模型の写真があります。

その上で「次に行うのはどれか」という問題になっていますが、本来は「下顎模型の装着」ですが、
この問題ではそもそも、「それは仮でしょ!」と言わんばかりに、
それを飛ばして「水平的顎間関係の決定」となっています。
しかし、仮と言えども、下顎模型をまずは装着するため、この問題は不適切です。

以下にその問題載せます。

105D-49, 50
次の文により49、50の問いに答えよ。

83歳の男性。上下顎全部床義歯を製作中である。
瞳孔中央から口角までの距離は90 mm、
上下の咬合床を装着して咬合した場合の鼻下点安オトガイ底間距離は93 mmである。
下顎の咬合床(別冊No. 47A)と製作過程の写真(別冊No. 47B、C、D)とを別に示す。

IMG_1193.jpg 

IMG_1194.jpg 

D49 写真Cの状態に対する咬合堤上面への処置で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 下顎全体を削除する。
b  上顎臼歯部を削除する。
c 上顎全体にワックスを追加する。
d  下顎前歯部にワックスを追加する。
e  下顎臼歯部にワックスを追加する。

D50 次に行うのはどれか。1つ選べ。

a  表示線の記入
b  水平的顎位の決定
c  臼歯部人工歯の選択
d  下顎模型の咬合器への付着
e  前方チェックバイトの記録

正解:
105D049; B
105D050; B


10 前歯部の人工歯選択の決定にて、「患者の性格」は関与するか?

関与する➡SPA 要素のP はパーソナリティのP、すなわち、「性格」が関係する。

前歯部の人工歯選択をするときは、次のファクターを見る。

1:Williams の3 基本形態

2:SPA 要素(S:性別、P:性格、A:年齢)

3:大きさ
例)➡上顎犬歯の遠心は「口角線」に一致させる
例)➡上顎犬歯の尖頭は「鼻翼線」の一致させる

4:材質➡例)➡上下顎のクリアランスが少ない時は、レジン歯を用いる

2016/07/17 11:24 全部床 TB(-) CM(0)
歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
【補綴】クラスプの交換  2015年10月11日 配信 から

クラスプについては、以下の記事でも扱いました。

partial dentureの1題:107B-45

クラスプの修理

部分床義歯学 特集1

部分床義歯学 特集2



ごく最近の ”臨床問題を熱く語るブログ”に再び登場していましたので、
転用再編しました。


100歯D-8


t02200167_0568043212969937631.jpg 
  初診時

t02200161_0565041412969937630.jpg 
  義歯

t02200152_0559038512969937632.jpg
  義歯装着時


65歳の男性。
上顎義歯床下粘膜の咀嚼時疼痛を主訴として来院した。
義歯は3年前に装着し、疼痛は1週前からあるという。
初診時の口腔内写真、義歯の写真及び
義歯装着時の写真を別に示す。
まず行う処置はどれか。2つ選べ。

a 咬合調整
b 粘膜調整
c リライニング
d クラスプの交換
e 義歯床の拡大



解答:MOREへ

2015/10/12 21:21 全部床 TB(-) CM(0)
オーバーデンチャーに関する問題

オーバーデンチャーについては、

Over Denture vs. Clasp Denture:107歯C-97


でも扱いましたが、いつものdentalkokushiさんのブログでも、
何度か話題になっております。
再度、この内容についてupします。


歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
【補綴(義歯)】オーバーデンチャー 2014年09月19日 配信

特に解説については、転用再編です。




107D-12

70 歳の女性。定期検診を希望して来院した。
下顎にオーバーデンチャーを装着している。
口腔内写真と義歯の写真とを別に示す。
矢印で示す装置で防止できるのはどれか。
2 つ選べ。

a  義歯の沈下
b  義歯床の変形
c  下顎骨の吸収
d  支台歯の移動
e  義歯の浮き上がり

t02200287_0439057313071808016.jpg


解説:MOREへ

2015/10/10 16:01 全部床 TB(-) CM(0)
オーバーデンチャーの利点

歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
【補綴(FD)】オーバーデンチャーの復習-第107回C-97
2015年07月27日 配信)
から引用改編。



107C-97
義歯装着時と非装着時の口腔内写真(別冊No. 13)を別に示す。
クラスプ義歯と比較したこの義歯の利点はどれか。 2 つ選べ。

a  義歯床が破損しにくい。
b  人工歯排列の自由度が高い。
c  支台歯が齲蝕に罹患しにくい。
d  支台歯の歯冠歯根長比を改善できる。
e  支台歯の辺縁歯肉に炎症を生じにくい。

t02200190_0678058513377966233.jpg




解説と解答:MOREへ

2015/10/02 06:32 全部床 TB(-) CM(0)

歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ 記事からの引用改編です。
2014年05月27日配信)

上記ブログの管理人が2014年に東北大学歯学部でのセミナーを行ったようです。
その折に解説した第107回 B-33と106D-25についての記事だそうです。
記事名:【補綴(義歯)】残根の取り扱い(第106回Dー25)



では、問題。


107B-33
67歳の女性。
咀嚼時の上下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。
義歯は2年前に装着し、その後臼歯部補綴処置に伴い
修理と調整を重ねていたという。
現在の義歯を修理して暫間義歯として使用することとした。
義歯装着時と義歯撤去時の口腔内写真を別に示す。
主訴を改善するための適切な処置はどれか。2つ選べ。

a 人工歯の交換
b 義歯床の拡大
c レストの追加
d 咬合高径の挙上
e パラタルバーの追加



t02200371_0315053112935860105.jpg 
               義歯装着時

107b-33 b
              義歯撤去時

106D-25
75歳の女性。義歯の新製を希望して来院した。
1か月前に下顎前歯部ブリッジが脱離し、
義歯が使用できなくなったという。
全身疾患の既往歴はない。
義歯を新製することとした。
初診時の口内写真別冊No. 25Aと
エックス線写真別冊No.25Bとを別に示す。
下顎義歯製作のための前処置として適切なのはどれか。
2つ選べ。

a 小帯切除
b 歯槽堤形成
c 残根の抜歯
d 下顎隆起切除
e 義歯性線維腫切除

106D-25.jpg
25A

106D-25b.jpg 
25B



解説:MOREへ

2015/09/20 22:57 全部床 TB(-) CM(0)
歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ 
第108回国試の分析&感想【Bー52】 (2015年02月22日 配信)
からの記事をほぼ引用したものです。


108B-52
59 歳の女性。
下顎義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。
使用中の義歯は5 年前に製作し、
1 か月前から義歯床下に食渣が入りやすくなったという。
診査の結果、フレームワークの適合に問題はないが
人工歯部を手指で押すと義歯床の沈下が確認された。
初診時の口腔内写真(別冊No. 51A)
と治療中の写真(別冊No. 51B)を別に示す。

108b52歯科 

この治療手技で正しいのはどれか。1 つ選べ。

a 患者に咬合させて完全硬化させる。
b 患者に咬合させて硬化前に取り出す。
c 術者が人工歯部を加圧して完全硬化させる。
d 術者が人工歯部を加圧して硬化前に取り出す。
e 術者がレストを定位に保持して完全硬化させる。
f  術者がレストを定位に保持して硬化前に取り出す。



初学者にもよいテキストのようです。




解説:MOREへ



2015/09/19 18:54 全部床 TB(-) CM(0)
全部床義歯学 特集2

total pristhesis2
https://www.flickr.com/photos/bcnapier/5229379953/



前回の続き;Total Prosthesis 2 です。


問題は、同様に ”闘う!歯科国試”からです。
問題の写真は、全て厚生労働省のHPからの転載です。

では、問題です。



103B-17 全部床義歯学
78歳の女性。上顎の違和感を訴えて在宅診療を希望した。
患者は6年前に上下顎全部床義歯を装着したが、5年前から寝たきりである。
初診時の口腔内写真(別冊No.16A)と使用中の義歯の写真(別冊No.16B)とを別に示す。
最初に行うのはどれか。1つ選べ。

103B-17.png


a 咬合調整
b 粘膜調整
c リリーフ
d リライン
e 義歯清掃指導



解答 e




103A-45 全部床義歯学
全部床義歯の臼歯部人口歯が、筋圧中立帯よりも舌側に排列されていた。
考えられる障害はどれか。 2つ選べ。

a 構音障害
b 舌の誤咬
c 頬粘膜の誤咬
d 平衡側の咬合干渉
e 食片介在時の義歯転覆




解答 a b



103B-10 全部床義歯学
76歳の男性。10年前に装着した上下顎全部床義歯の不適合を主訴として来院した。
新義歯を製作することとした。
完成義歯の側方運動時の咬合接触点の写真(別冊No.9A)
と中心咬合時の口腔内写真(別冊No.9B)とを別に示す。
付与したのはどれか。1つ選べ。

103B-10.png


a group function
b balanced occlusion
c lingualized occlusion
d monoplane occlusion
e cuspid protected occlusion




解答 c



105A-8 全部床義歯学
高齢無歯顎患者の誤嚥防止に関して、印象採得時の対応で正しいのはどれか。
1つ選べ。

a 体位は坐位で行う。
b 頭位は頭部後傾で行う。
c 石膏印象材を選択する。
d 流動性の良い印象材を用いる。
e トレーを前歯部から臼歯部に向けて圧接する。




解答 a


参考; 高齢者歯科医療における全身疾患との関連スライド(北海道医療大学 講義)

www.hoku-iryo-u.ac.jp/~dental/dentistry/.../gerontology.pdf


103B-3 全部床義歯学
24歳の女性。起床時の歯の痛みを主訴として来院した。
家族から睡眠中の歯ぎしり音を指摘されているという。
口腔内写真(別冊No.3A、B)と治療に用いた装置の写真(別紙NO.3C)とを別に示す。
この装置について正しいのはどれか。1つ選べ。

103B-3.png

a 終日装着する。
b 下顎には製作できない。
c 前方咬合位で咬合させる。
d 前歯部のみに咬合接触を付与する。
e 天然歯や修復材料よりも消耗しやすい材料を用いる。




解答 e



107C-128 全部床義歯学
義歯床縁からの刺激が原因となる粘膜疾患はどれか。1つ選べ。

a 口腔扁平苔癬
b 乳頭状過形成
c 義歯性線維種
d フラビーガム
e 口腔カンジダ症



解答 c


解説
『義歯床縁からの刺激』とくれば『義歯性線維種』しかない!
これ間違えたらモグリ!


補足

口腔扁平苔癬:Oral Lichen planus  
http://www.chukai.ne.jp/~myaon80/mu4-caseA42lichen.htm
 より)

扁平紅色苔癬とも言われています。
皮膚と口腔粘膜における慢性の角化異常を伴う病変の1つです。

扁平苔癬は角化異常を伴う難治性炎症で、
日常の臨床でよく観察すると必ずしもまれなものとはいえません。

自覚症状のない場合は、あえて処置する必要性はないという意見もあります。
処置を希望しない場合でも、経過観察の必要性はあります。

なぜならまれに扁平苔癬と類似した臨床所見を示す白板症があり、
このものは紅色厚肥症(赤板症)と類似していて、場合によっては前癌病変そのものであるからです。

口腔扁平苔癬

http://www.crc.mie-u.ac.jp/seeds/contents/detail.php?mid=20091221-114809



乳頭状過形成 (Oral Studioから)

義歯下の粘膜の炎症、無痛性
《好発部位》
硬口蓋
《原因》
リリ-フ不足
《処置法》
リリ-フ


義歯性線維種 (Oral Studioから)
・機械的慢性刺激により発症する粘膜の炎症反応性の増生物。
・義歯によるものを義歯性線維腫といい、義歯床辺縁の刺激により生じる
【特徴】
・主として線維性結合組織からなり、限局性に生じる
・辺縁過長のため、可動粘膜に食い込むようなかたちで長期間使用している場合に多く見られる
【好発部位】
床縁
【原因】
慢性的な機械刺激
【処置法】
・被覆してリリ-フ、咬合調整
・大きいものは外科的に切除

義歯性線維種

http://shinoda-d.jp/irebachiryou.html


フラビーガム (Oral Studio から)
顎堤粘膜が肥厚し、被圧縮性が大でコンニャク状になっている状態
好発部位:
上顎前歯から小臼歯部や下顎前歯部
義歯製作時は無圧印象を心がける
治療:粘膜調整、マッサージ

《参考:義歯性線維腫》
・機械的慢性刺激により発症する良性腫瘍の一種である
・義歯によるものを義歯性線維腫といい、義歯床辺縁の刺激により生じる
・主として線維性結合組織からなり、限局性に生じる
・特に辺縁が長すぎて、可動粘膜に食い込むようなかたちで長期間使用している場合に多く見られる

●好発部位
床縁

●原因
慢性的な機械刺激

●処置法
・被覆してリリ-フ、咬合調整
・大きいものは外科的に切除

フラビーガム

http://www11.ocn.ne.jp/~sugimoto/kamukoto/kamukoto.htm



107C-58 全部床義歯学
有床義歯で咬頭干渉の検査に用いるのはどれか。全て選べ。

a 咬合紙
b 割り箸
c 手指の感覚
d ストリップス
e コンタクトゲージ



解答 a c d

解説

b 割り箸 … 転覆試験
e コンタクトゲージ … 歯間の距離



107C-12 全部床義歯学
全部床義歯の顎間関係記録後、同日に外来で用いるのはどれか。1つ選べ。

a 咬合平面板
b パラトグラム
c バイトゲージ
d モールドガイド
e コンタクトゲージ




解答 d


全部床義歯学
仮想咬合平面と平行なのはどれか。2つ選べ。

a 瞳孔線
b 顔面平面
c 歯槽頂間線
d Camper平面
e フランクフルト平面




解答 a d


補足


仮想咬合平面について(Oral Studioから)

仮想咬合平面の決定

(1)前歯部の高さを決定する。
(2)臼歯部を修正し、仮想咬合平面の決定を行う。

仮想咬合平面はカンペル平面、瞳孔線に平行になるように修正する。

咬合平面
カンペル平面(鼻聴道線)と平行になるように設定するのが基本になる。

カンペル平面 
http://www.ydental.net/cases/2010/11/post-19.html

【前方の基準】
上顎前歯部切縁

【後方の基準】
下顎のレトロモラーパッドの中点から上点の間に求めて、そこに最後臼歯の咬頭頂が合うように設定

【ポイント】
高齢者は上唇のウェットラインと一致するようにする。
従来、上唇の仮想咬合平面は口を軽く開いたとき
上唇下縁から前歯部咬合堤が1~2mm露出するように設定するといわれている。
しかし、加齢とともに上唇は伸張し、上顎の前歯の露出量は減少する。
咬合平面をこれで設定すると、低すぎる咬合平面になる。

重要なことは、最終的な咬合平面は咬合器装着後に、
形態的、審美的、補綴的要素を考慮して決定することである。

仮想的咬合平面決定時の問題点と対処

仮想咬合平面の決め方は、全てに適合するわけでないので、
通法どおり行って、解剖学的、補綴学的に適切か
上顎の高さやランドマークの高さなどから総合的に検討する。

1級および3級の場合は、カンペル平面と平行に設定する。
2級では、前方は上唇下縁、後方はレトロモラーパッドを基準にする方法をとる。


105A-80 全部床義歯学
全部床義歯を製作する際にパノラマエックス線写真で診査するのはどれか。2つ選べ。

a 残根の有無
b オトガイ孔の位置
c 上下顎顎堤間距離
d 口蓋隆起の大きさ
e レトロモラーパッドの高さ



解答 a b




2015/05/04 21:35 全部床 TB(-) CM(0)
全部床義歯学 (Total Prosthesis) 特集1

total denture

http://www.health-tourism-martinko.com/dental-prosthesis.php



問題は、闘う!歯科国試からです。
ここも、専門的で難しい。
というか、補綴実習のトレーニングがないと、医師にとっては理解が困難。
一応、いくつか補足付けましたが、間違いあればご指摘を!
問題の写真は、全て厚生労働省のHPからの転載です。

では、問題です。



1)105A-117 全部床義歯学
70 歳の女性。週前に全部床義歯を装着した。時々吐き気を生じるので、
上顎義歯床後縁を短くしてほしいという。上顎の顎堤は非常に平坦である。
正しい対応はどれか。2つ選べ。

a 無口蓋義歯にする。
b 偏心位での咬合調整をする。
c 義歯安定剤の使用を勧める。
d 後縁をアーラインと一致させる。
e 維持のために短くできないと説得する。



解答 b d


2)104A-127 全部床義歯学
上顎全部床義歯のフィニッシュラインを決定する時期はどれか。1つ選べ。

a 咬合採得直後
b 人工歯選択直後
c 蝋義歯試適直後
d 最終印象採得直後
e 概形印象採得直後



解答 c


3)105C-123 全部床義歯学

高齢無歯顎者が義歯未装着の場合に不明瞭となるのはどれか。2つ選べ。

a 人 中
b 赤 唇
c 口 裂
d 鼻唇溝
e 外斜線




解答 a b



4)103A-105 全部床義歯
口腔清掃状態の悪い全部床義歯装着者で起こりやすいのはどれか。 2つ選べ。

a 口 臭
b 咀嚼障害
c 嚥下障害
d 構音障害
e 粘膜の発赤



解答 a e

★ 補足

それぞれの状態の口腔ケア 
http://www.wappa-land.azumino.com/care2.htm

これからの老人医療の問題点として、国試に出そうな分野なので、説明しておきます。

口腔ケアの基本は,今まで述べましたが要介護人の病態により,
留意すべき点をそれぞれの場合に分けて述べます。

1)寝たきりの人の口腔ケア
寝たきりの人の,口腔ケアはとくに誤嚥に気をつける必要があります。
可能なら側臥位,不可能なら仰臥位で,顔を横に向けてケアを行います。
できれば自分で,無理なら介護人がブラッシングするようにします。 介
護人が行う場合は,舌根部や咽頭部を刺激すると嘔吐反射を起こしやすいため注意する必要があります。
ガーグルベースン,できれば吸引装置の準備も必要です。

2)麻痺のある人の口腔ケア
口腔ケアの基本で述べましたが,上半身を起こせない場合は,側臥位または仰臥位で顔を健側を下にして,横に向けます。 麻痺のある場合は,通常感覚障害も伴っていますから、
麻痺側に食物残渣が残っていても気づかないため注意する必要があります。
また歯ブラシの柄も握りやすいものを選択する必要があります。
麻痺のある人の場合,嚥下反射・咳反射機能が低下しているため,誤嚥に対する注意が必要です。

3)痴呆のある人の口腔ケア
口腔ケアを習慣づけるには,実際に要介護人に口腔ケアの後の爽快感を体験してもらうことが一番効果的です。
これは,痴呆がある人の場合でもある程度可能です。
強制的にケアを行おうとすると,その後のケアが難しくなります。
誰でも,無理やり他人に口腔内を触られるのは不快なものです。
歯磨きの時間を決めて,生活の一部として口腔ケアを位置づけるのも効果的です。

4)意識障害のある人の口腔ケア
意識障害にもいろいろ程度がありますが,できるだけ声をかけながらケアを行います。
歯ブラシは,粘膜にあたっても傷を付けることがないよう,毛先の柔らかい,小さめのものを選びます。
歯肉,粘膜,舌の汚れはスワブで取ります。 口腔内に歯ブラシなどを入れると噛んでしまう人の場合は,
バイトブロックを使用しますが,この際,口唇,舌などを挟み込んで傷つけることがないように注意します。
嚥下反射・咳反射が低下していますので,誤嚥に対する注意が必要です。

5)嚥下障害のある人の口腔ケア
嚥下障害のある人の口腔内は,汚染が強く,常に誤嚥による肺炎の危険性が高いため,
口腔ケアがとくに重要になります。 また,口腔内を刺激することにより,間接的な嚥下の訓練にもなります。
ケアを行うときの体位は,ファーラ位またはセミファーラ位で顔面を健側を下にして横に向け,
顎を少し引いた姿勢をとります。
手順は,ケースにより異なりますが,一般的には,まずスワブで口腔内を清掃した後,
歯ブラシで清掃します。吸引機の準備は必須です。
口腔ケアを最も必要とするケースですが,最も難しいケースであるといえると思います。

6)口を開けてくれない人の口腔ケア
一口で言えば,実際に口腔清掃後の爽快感を体験してもらうことが一番だと思います。
これは,痴呆のある人の場合でもある程度は可能です。
強制的に行おうとすれば,その後のケアをさらに難しくします。 誰でも,
他人に口腔内を触られるのは不快なものです。
初めから,完全に行おうとせず,最初は少しずつ少しずつケアを行うのが,
逆に成功への近道だと思います。
口角部から歯ブラシを入れて,少しずつケアを行い,次第にその部位を広げていくのがいいと思います。
と言っても,強制的に行わなければならないケースもあり,辛いところです。

7)経管栄養を受けている人の口腔ケア
経管栄養とは,口から食事ができないため鼻から胃までチューブを入れ,
栄養分や水分を補給する方法を言います。
嚥下障害,意識障害がある場合,口腔内・食道内に異常がある場合この方法がとられます。
介護の対象になる場合は,ほとんど嚥下障害と意識障害の場合と思われます。
口から食事をしないために汚れがつかず,口腔ケアも必要ないと思っている人がいますが,これは間違いです。
唾液の分泌量が低下するため,自浄作用が低下し,口腔内は汚れやすくなり,口臭もしやすくなります。
口腔内は乾燥しているため,まず,含嗽剤やお湯を含ませたスワブで口腔内を湿らせた後,
歯ブラシで清掃します。
誤嚥に注意が必要なため,座位がとれる場合は少し前屈した姿勢で行い,
とれない場合は顔面を横に向け顎を少し引いた姿勢で行います。
介護者が行う場合は,座位だとケアを行いにくい場合があります。 この場合うは,ファーラ位またはセミファーラ位で行います。 この方が,気管と食道の位置関係から誤嚥しにくいと主張する人もいます。
いずれにしても,吸引機の準備は必須です。

8)気管切開を受けている人の口腔ケア
気管切開を受け,その後も呼吸障害や嚥下機能低下が残り,
呼吸管理や誤嚥防止のため気管カニューレを装着したままの方がいます。
経口摂取がある程度可能な方から,経口摂取が全く不可能で経管栄養を受けている方まで
その程度はいろいろあります。
このような方は,当然,口腔内から唾液とともに雑菌を誤嚥する可能性が高い訳ですから,
口腔ケアが重要になります。
とくに,カフの付いていないタイプの気管カニューレを装着している方で,通常は経口摂取している方は,
口腔ケアに留意する必要があります。
(カフの付いていないタイプの気管カニューレは,気管と気管カニューレの間にスペースがあり,
ここより誤嚥する可能性があります。) 
口腔ケアの方法は,前述の嚥下障害のある人,経管栄養を受けている人の場合と同様です。

9)無歯顎の人(歯のない人)の口腔lケア

歯のない人に対しては,口腔粘膜や舌に対してのケアが必要になります。
スワブやガーゼに含嗽水などを含ませて,丁寧に清拭します。
舌の清拭は,舌苔の予防にもなります。
また,義歯を装着している人は,当然,義歯の清掃が重要になります。

10)部分入れ歯の人の口腔ケア
部分入れ歯を入れている人の場合は,歯が,飛び飛びに残っている場合が多く,
1本1本ていねいに歯磨きをすることが必要です。
とくに歯の内側や裏側は汚れが残りやすいため注意が必要です。  
当然,はずした義歯の清掃が必要なことは言うまでもありません。


5)105A-66 全部床義歯学
下顎全部床義歯再製作中のある過程の写真 (別冊No.6)¬を別に示す。
次に行うのはどれか。1つ選べ。

105A-66.png

a 筋圧形成
b 咬合調整
c 床粘膜面の印象
d フラスクへの埋没
e Tenchのコアの採得



解答 d



6)105C-92 全部床義歯学

咬合器の写真 別冊(No.9)¬を別に示す。
調節するのはどれか。2つ選べ。

105C-92.png

a Fischer 角
b Bennett 角
c Balkwill角
d Bonwill 三角
e 矢状顆路傾斜角




解答 b e


7)103B-29 全部床義歯学
63歳の男性。上下顎の全部床義歯の製作を希望して来院した。
新義歯を製作し装着したが、調整中に左側頬粘膜後方部に疼痛と膨脹とが発生した。
その時の口腔内写真(別冊No.27A、B)、咬合時の顔貌写真(別冊No.27C)、
中心咬合位での咬合接触状態の写真(別冊NO.27D)、
適合試験の写真(別冊No.27E)及び上下顎義歯の嵌合状態の写真(別冊No.27F)を別に示す。
腫脹部を矢印で示す。
原因はどれか。1つ選べ。

103B-29 29ABC 
103B-29 29DE


a 維持不良
b 低位咬合
c 早期接触
d 床研磨面の形態不良
e 人工歯の排列位置不良





解答 d



8)103C-58 全部床義歯学

無歯顎者に対する個人トレーを用いた最終印象時に行うのはどれか。
2つ選べ。

a 粘膜調整
b 粘膜の触診
c 印象法の選択
d 把柄の位置の点検
e 筋の付着部位の確認




解答  d e


9)105C-56 全部床義歯学
義歯製作過程のある操作の写真 (別冊No.3A,B)¬を別に示す。
同じ目的で行う操作はどれか。2つ選べ。

105C-56 A 
No.3A
105C-56 B 
No.3B

a FGP テクニック
b Tench のコア採得
c Walkhoff 小球利用法
d ゴシックアーチ描記法
e フェイスボウトランスファー




解答 b e


10) 103C-53 全部床義歯学
上顎全部床義歯の完成時のリマウントに用いるのはどれか。 2つ選べ。

a Tenchのコア
b チェックバイト法
c スプリットキャスト法
d オルタードキャスト法
e ゴシックアーチ描記法




解答 a c


補足:用語の説明

FGPテクニック:Functionally generated path technique(Oral Studio から)
下顎の機能運動に調和した咬合面形態を備えた補綴装置を製作するため、
対合歯の機能運動路を口腔内で直接ワックスに印記させたものに石膏を注入した機能的対合模型と、
解剖学的な対合歯列模型の2種類によってワックスアップを行う術式。
下顎運動機能を口腔外で再現するためには、チェックバイト法、パントグラフ法、チューイン法で運動を記録して、
半調節性咬合器や全調節性咬合器を使用し下顎運動を再現している。
FGPテクニックでは特別な装置を使わずに患者さんの実際の下顎運動路を咬合器に再現することができるという
特徴をもつ。

Tench のコア(Oral Studio から)
義歯作成において、埋没、重合前に採得される上顎人工歯列切縁・咬合面部の石膏による陰型のこと。
【目的】
重合後に義歯を正しく咬合器に再装着できるようにすること。
【同義語】
テンチの歯型

Walkhoff 小球利用法 (Oral Studio から)

上顎咬合床の後縁正中部にワックスの小球をつけ、これを舌尖で触れさせながら閉口させることにより、下顎の前方偏位を抑制しようとする方法

ゴシックアーチ描記法(Oral Studio から)

描記針と描記板を用いて下顎の前方、側方運動を行わせて側方運動の対称性、アペックスとタッピングポイントの関係などを診査する

《口内法》
操作性が良く、安定に優れる。計測される運動路が実際の下顎の運動量と同じであり、わかりやすい。

《口外法》
描記図を直視でき、下顎の運動量よりも図は拡大されたものになるため先端が明瞭に描記される。左右の側方限界運動路が同じ長さではない場合は長い方が習慣性咀嚼側である可能性が高い

《描記されるもの》
中心位、前方運動路、右側方限界運動、左側方限界運動

《注意点》
・側方限界運動路である→前方ではない
・側方切歯路を示す→矢状ではない
・水平的顎位の決定に利用される
・口内法と口外法がある→口内法のほうが安定
→口外法の描記図は口内法より大きい
・2次元的な運動範囲を描記
・アペックス→中心位
・左右の側方限界運動路が同じ長さでない場合、長い方が習慣性咀嚼側であることが多い

ゴシックアーチ

http://www.h5.dion.ne.jp/~dsk.home/gakkai02_02.htm から引用
上のスライドは、上下顎模型にゴシックアーチ描記の準備をした状態です、
ご覧のように補綴を必要としない上顎への描記版の固定ベースには熱可塑性のアクリルシートを利用し、
チェアサイドでワンタッチで固定できるようにしています。
また支台歯のある下顎は先ほどと同じように支台歯部をワックスで
ブロックアウトしオストロン床にて固定ベースを製作し描記針を設定しました。

フェイスボウトランスファー

(Oral Studio; http://www.oralstudio.net/stepup/hotetsu/hote014_001.php


下顎位を決定し、上下顎の関係をインターオクルーザルレコードでとった頭蓋に対する上顎歯列の位置関係を生体で記録し、
咬合器にうつすことをフェイスボウ―トランスファーという。

フェイスボートランスファー
 図:フェイスボウ クラウンブリッジ補綴学 第4版 医歯薬出版株式会社より改変

生体に近似した下顎運動を咬合器上に再現するために、顔弓(フェイスボウ)を用いて生体における下顎の開閉軸と、
顔面上の他の1点によってできる水平基準面に対する上顎歯列の三次元的な位置関係を咬合器に転写する。


チェックバイト法(Oral Studioから)
咬合採得材を用いて中心咬合位、前方咬合位、左右側方咬合位をそれぞれ記録
→半調節性咬合器の顆路の調整を行う
・前方チェックバイトにより両側の矢状前方顆路傾斜を調節する
・側方チェックバイトにより平衡側矢状顆路傾斜とベネット角の調整を行う

すなわち・・・

咬合採得材を用いて中心咬合位、前方咬合位、左右側方咬合位をそれぞれ記録
→半調節性咬合器の顆路の調整を行う

・前方チェックバイトにより両側の矢状前方顆路傾斜を調節する
・側方チェックバイトにより平衡側矢状顆路傾斜とベネット角の調整を行う

スプリットキャスト法 (Oral Studioから)
模型を咬合器に付着する際に模型と咬合器の維持部に付着した石膏部とが必要に応じて容易に分割、復位できるように分離層を置く方法
《目的》
(1)義歯重合後の咬合器再装着
(2)コンダイラー型咬合器のチェックバイト法による顆路の調整の際に便宜的に利用する

オルタードキャスト法(Oral Studioから):
部分床義歯(部分入れ歯)の型取り

・残存歯部と粘膜負担部との被圧変位量の差を補償する目的で行う
《適応》
・遊離端義歯
・金属床義歯

《臨床手順》
・概形印象し、模型作成
・メタルフレームの作製
・メタルフレームにトレイと蝋堤を付与
・口腔内で、咬合圧で粘膜面の機能印象を採得
・作業模型の欠損部を削除
・メタルフレームを作業模型に戻し、ボクシング後、欠損部に石膏を注入して模型を完成させる

《印象材》
ワックス、酸化亜鉛ユージノール、ポリサルファイドラバー、シリコンラバー

参考スライド: 全義床の作成方法
http://www.slideshare.net/tenten20xx/14-10466341


11) 103A-53 改 全部床義歯学
耐火模型の製作にあたり作業用模型上で行うのはどれか。
全て選べ。

a 骨隆起のリリーフ
b ビーディングの付与
c ガイドプレーンの形成
d 維持腕のワックスアップ
e ティッシュストップの付与





解答 a b e



12) 103B-18 全部床義歯学
67歳の男性。上顎義歯の維持不良による再製作を希望して来院した。
使用中の義歯は10年前に製作したという。
初診時の口腔内写真(別冊No.17A)と義歯の写真(別冊No.17B)とを別に示す。
適切な検査はどれか。 2つ選べ。

103B-18.png


a 適合試験
b 安静時唾液量測定
c 刺激時唾液量測定
d 金属アレルギー検査
e デンチャープラークの染出し






解答 a e

歯科国試Answer 2015-10

歯科国試Answer 2015-10
価格:4,320円(税込、送料別)





2015/05/04 16:43 全部床 TB(-) CM(0)
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
スポンサーリンク
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: