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2018年01月
先日の外来での出来事。
80歳代前半の女性、施設入所中。 主訴:右上肢の動きが悪い 昨日の昼、施設内で食事中に右手がうまく使えないとのことで、 翌日、施設所属の医師に診てもらい早急に脳外科医の診察を受けるように指示された。 某総合病院の脳外科を受診し、脳梗塞も疑い脳MRIをorderするも、 予約でいっぱいでその日は撮影できないとこと。 右上肢の麻痺のみで、下肢麻痺はないので脳梗塞ではないでしょう。 整形関係の病気でしょうとの判断。 ということで、同日 当院整形を受診。 診察所見では、 右手関節背屈が特に低下しており、感覚低下はなし。 下肢麻痺はない。 右顔面の麻痺もなく、ろれつが回らないといった症状もなし。 整形外科医としては、 橈骨神経麻痺か、 頸椎症Keegan typeによるC6障害 を考慮。 註釈: 解離性運動麻痺(Keegan type dissociated motor loss)とは、 頚椎症. (cervical spondylosis)の一種であり 、 知覚障害が認められず、 C5 、C6 の支配筋の著明な筋萎縮を起こす特殊な病型。 しかし、脳梗塞はまだrule outされてはいない。 なんで、整形外科医が脳梗塞の診断もとは思いつつ; 患者さんの家族にもopen questionで、 “何が一番心配ですか?” と問うと、 “やはり脳梗塞が心配で、MRIなどは撮れないでしょうか?” との返事。 “分りました” ということで、MRI担当の放射線技師に電話。 予約患者の合間になんとかやりくりしてくれるとの返事。 MRIと共に、ついでに頸椎XPもorderする。 さてさて、約1時間後にMRIを終え、その患者さんが診察室に戻ってきた。 MRI拡散強調画像(DWI)をみると、左被殻に高輝度像が。 やはり、脳梗塞、ピンポーン !! 撮影しといてよかった。 めでたし、めでたし。 やはり、患者さんが最も心配な状態、病気を感じ取って、 やり取りする、 いわゆる“解釈モデル”は重要だなー と、再確認した次第。 ![]() https://ameblo.jp/hiratadental/entry-12201937920.html から
昨年の歯科国試には、栄養評価法としてSGA (Subjective Global Assessment)が出ました。
今年は、MNAなど別の評価方法が出るのでは?と思い、 以下のような問題を作成してみました。 当たれば、国試受験生からは絶賛されるところですが。 問題1 以下のうち、栄養評価に使われるものはどれか。3つ選べ。 a SF36 b SGA c MNA d MUST e FIM 問題2 SGA (Subjective Global Assessment)と MNA-SF(Mini Nutritional Assessment-short fom) に共通しない項目はどれか。1つ選べ。 a 食事量 b 体重変化 c 活動性 d 精神的問題(認知面) e 身体所見 関連記事: MNA(mini nutritional assessment)SGA (110歯C77)とCGA (111医E23)解答:MOREへ
医歯国試前の小復習!
あえて、歯科カテゴリーに入れておきます。 ![]() https://www.youtube.com/watch?v=fwnbvg5ok94 から SFTS に関しては、医師国試やUSMLEでもまだ、まとまった問題は出題されてないかもしれません。 109医A13 で、関連問題としてでたぐらいでしょうか? 下記の記事を参照 ダニ媒介感染症重症熱性血小板減少症候群(SFTS) とは? SFTF:Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome ブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類されるSFTSウイルスによるダニ媒介性感染症 感染経路:マダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心 潜伏期間:6-14日 症状: 発熱 消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛) 頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状 リンパ節腫脹 皮下出血や下血などの出血症状 検査所見: 白血球減少、血小 板減少 AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇 血清フェリチンの上昇 骨髄での血球貪食像 致死率:6.3〜30%と報告 https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html を参考に改編 医師国試におけるダニ媒介感染症については以下の記事によく書いてありました。 [5・6年生]医療ニュースから予想する国試第4回:ダニと感染症 https://informa.medilink-study.com/web-informa/post6754.html/ 以下の記事でも、再度 復習を!! 節足動物媒介感染症 確認!歯科国試でも出そうな寄生虫関係の医師問題
医師国家試験過去問データベース から引用改編
本問は歯科系に入れておきます。 108E13 疾患と検査の組合せで正しいのはどれか。 a Behçet病 --------- 皮膚描記法 b アナフィラキシー --------- 皮内テスト c アレルギー性鼻炎 --------- プリックテスト d 若年性特発性関節炎〈JIA〉 --------- パッチテスト e 全身性エリテマトーデス〈SLE〉 --------- 針反応 関連問題: アレルギーの検査:109医I4歯科国試でのアレルギー一般問題(107, 108回)ポイント14 連発 No.1 (ロムニーから)顔面骨骨折と神経障害:109歯B37解答:MOREへ
医師国家試験過去問データベース から引用改編
108E10 成人の栄養状態の評価において有用性が低いのはどれか。 a 腹 囲 b 血小板数 c 血清アルブミン値 d BMI〈Body Mass Index〉 e 血清総コレステロール値 関連記事: MNA(mini nutritional assessment)SGA (110歯C77)とCGA (111医E23)栄養評価解答:MOREへ |
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