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2018年12月
舌咽神経痛
痛みと鎮痛の基礎知識: www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/pain-neuralgia.html#glossopharyngeal から転用改編 舌咽神経痛の支配領域(咽喉後部、扁桃、舌背、中耳)に起こる 反復性の激痛発作、発作性神経痛である。 舌咽神経痛の罹患頻度は、 三叉神経痛の100例に対して1例とされる比較的希な疾患である。 舌咽神経痛は発症年齢が50歳代に多く、 発症頻度は男性よりも女性に多い。 三叉神経痛と違って右側よりも左側に好発する。 三叉神経痛と同様に発作の増悪期と寛解期を繰り返すが、 寛解期は三叉神経痛に比べて長い。 メカニズムは三叉神経痛と同じと考えられて、 小脳橋角部において神経根に対する 動脈の圧迫によって引き起こされる神経病変によるとされている。 下図は三叉神経痛の外科手術と同様な手術法 ![]() dr-fukushima.com/brain-disease/explanation_04 から 舌咽神経痛は、 耳・耳下部や咽頭・喉頭部に起こる発作性の電撃痛様を主訴とする。 発作は食物の嚥下時などに誘発されるが、 時に第3枝の三叉神経痛では食物を含んだときに起こるのに対して、 舌咽神経痛では夜間によく起こることなどがある。 舌咽神経痛のトリガーポイントは顔面にはなく、 口蓋扁桃や耳珠にある。 (三叉神経痛;Valleix圧痛点) ときに高度の徐脈、心停止および血圧低下による失神発作を合併する。 国際頭痛分類第2版(ICHD-II) 13.2 診断基準: A. 数分の1秒〜2分間にわたり持続する発作性の顔面痛で、BおよびCを満たす B. 痛みは次の特徴をすべて有する ・片側性 ・舌後部、扁桃窩、咽頭または下顎角直下の領域または 耳のいずれか1つ 以上に分布する ・鋭く、刺すような痛みで激烈 ・嚥下、咀嚼、会話、咳または あくび の いずれか1つ以上により発生する C. 発作は個々の患者で定型化する D. 臨床的に明白な神経障害は存在しない E. その他の疾患によらない 治療: 三叉神経痛と同様にカルバパゼピン、プレガバリン、 ガバペンチンが有効。
anaemiaについては、歯科医科ともに頻出分野。
医学生には少し物足りないかもしれません。 下記記事は、以下のサイト: www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/31.html からの転用改編。 血算(末梢血液一般)検査では、 赤血球数、白血球数、血色素(ヘモグロビン)量、 ヘマトクリット値、血小板数とともに、 赤血球恒数と呼ばれるMCV、MCH、MCHCを指標。 MCV:平均赤血球容積で、赤血球1個の平均の大きさを表す。 MCH:平均赤血球血色素量で、赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を表す。 MCHC:平均赤血球血色素濃度で赤血球に含まれるヘモグロビンを%で表す。 赤血球恒数によって 小球性低色素性貧血 正球性正色素性貧血 大球性高~正色素性貧血 の3つの型に分類して鑑別診断を進めます。 貧血の診断では、まずMCVによって小球性あるいは大球性貧血でないかをチェック 小球性貧血の代表疾患: 鉄欠乏性貧血で、血清鉄やTIBC、フェリチンを測定します。 大球性貧血: まず巨赤芽球性貧血を考え、ビタミンB12と葉酸の欠乏の有無を調べます。 正球性貧血: 種々の血液疾患による造血障害、腎性貧血、症候性貧血などがあり、 網状赤血球の増加の有無を調べます。 また、基礎疾患などを含めて検索しますが、診断には骨髄穿刺を要することもある。 ![]() gpatalks.blog.so-net.ne.jp/2012-11-29-MD から
歯科国試で出そうな問題にて、確認のため再度upしました。
今後は皮膚病変の蛍光抗体染色組織像(108医I19) などと絡めた問題が出るような気配を感じます。 問題 粘膜優位型尋常性天疱瘡について正しいはどれか。 2つ選べ。 a 抗Dsg1抗体が陽性 b 抗BP180抗体が陽性 c Nikolsky現象を認める d 表皮と真皮の間にIgGの沈着を認める e ステロイドの全身投与が有効である。 関係問題: 尋常性天疱瘡と類天疱瘡(医師国試) 粘膜型天疱瘡における優位な診断材料 紛らわしい水疱性口腔粘膜病変:109歯D38 Tzanck test 口腔外科特集1:口腔粘膜疾患 自己抗体を認めるのはどれ? 107, 108回歯科AC一般:口腔外科(口腔、唾液腺) 病理:Systemic disease and miscellaneous status 解答:MOREへ
頭の整理のために、upしておきます。
外傷診療ガイドライン file:///C:/Users/user/Pictures/trauma_2_20150501.pdf から、一部転用改編です。 下顎骨折の治療法 ・非観血的整復 徒手もしくは持続牽引により整復位を得る。 上下顎の咬合関係を再現できる場合は、 線副子、床副子などを用いて持続牽引のうえ咬合位を獲得後、 線副子、床副子、スクリューを用いた固定に移行する。 無歯顎、もしくは歯を利用し得ない場合は、 徒手整復のうえ義歯、床副子を用いた囲繞結紮などの 整復固定術も適応となる。 ・観血的整復および顎間固定 適応: 非観血的整復術で十分な機能的整復位が得られない場合に 観血的整復術の適応となる。 整復手術は各種の骨整復鉗子を用いて行われる。 骨折部位への到達法: 下顎では多くの骨体部骨折で(大部分の症例では)口腔内からのアプローチで整復が可能である。 舌側皮質骨での整復状態のより精密な確認には経皮切開を要する場合もある。 顎間固定: 得られた整復位の安定維持のために有効である。 また、術中に整復位を確認維持するために極めて有用である。 tension zone(張力域)の固定目的に顎内固定は有用である。 術後の顎間固定期間については固定法の強度と安定度を勘案して決定する。 咬合の回復は、下顎骨骨折のみならず、中顔面骨骨折の治療においても極めて重要で、 中顔面の垂直的高径と水平的突出度の回復の指標となる。 上顎歯列弓が保全されている場合、患者の訴え、受傷前の写真、 歯科診療録、咬合小面の状態により適切な咬合位を決定する。 十分な咬合接触が得られない場合は咬合床などの使用もよい。 解剖学的に正確に整復された(あるいは無傷の)上顎歯列弓があれば、 下顎弓の再建に有用であり、正確な下顔面の幅径(下顎角部の幅径)の指標となる。 逆に解剖学的に正確に整復された(あるいは無傷の)下顎歯列弓は、 上顎の解剖学的な整復に重要である。 ともに対向する歯列の鋳型として用いうる。 ・固定術 非観血的固定術: 非観血的に得られた整復位を維持するために安静位を確保する。 各種装具を用いた顎間固定が多用される。 観血的固定術: 鋼線、プレート、スクリューなどの骨体固定材料が用いられている。 治療の目標に応じて、各固定材料の特性を理解のうえ応用する。 ・術式選択 軟組織損傷の状態、骨折様態、患者の社会背景、他の身体状況、 治療に対するコンプライアンスに応じて術式を選択する。 特に、強い応力のかかる下顎に関しては、応力を負担し得る骨質の状態、 応力負担部位、応力方向などを十分に勘案し、固定法、骨体固定材料を選択する。
簡単だが、歯科では好まれる分野でしょう。
点を落とさぬように確認。 問題 大脳辺縁系に属するのはどれか。 2つ選べ。 a 脳幹網様体 b 脳梁 c 海馬 d 前頭連合野 e 扁桃体 参考記事: 神経生理学:視床下部、高次脳機能など(歯科国試) 神経生理学:感覚神経、味覚・聴覚・嗅覚など(歯科国試) 歯科国試:予想英語問題 32 大脳辺縁系 解答:MOREへ |
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