スポンサーリンク odds比の計算 102医B17 - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
odds比の計算 102医B17


医師国家試験過去問データベース から


この問題も歯科国試で出そうな問題。


102B17


102b17.jpg 


解答:MOREへ




スポンサーリンク


解答


102B17


102b17.jpg 

正解  c 

theme: 介入研究・治療効果の評価




 
曝露あり・治療あり曝露なし・治療なし
(曝露群・治療群)(対照群)
疾患の発症ありaca+c=n1
疾患の発症なしbdb+d=n0
a+b=N1c+d=N0
a+b+c+d=N
oddsad/bc
オッズ比>1:対照群よりも起こりやすい
 オッズ比=1:対照群と同じ起こりやすさ
 オッズ比<1:対照群よりも起こりにくい

要因あり群=曝露群・治療群

要因なし群=対照群

イベントあり=発症あり

イベントなし=発症なし

リスク保因=発症の可能性あり=発症あり+発症なし

----

(リスクとリスク比)

・リスクとは何か?
 リスク=イベントが起こる確率 です。
 リスク=イベントが起こった人数/リスク保因者の人数 で計算します。

 リスク(要因あり群)=a/(a+b)=a/N1

 リスク(要因なし群)=c/(c+d)=c/N0

 

・リスク比とは何か?
 リスク比=リスクの比 です。
 リスク比=曝露群・治療群におけるリスク/対照群におけるリスク で計算します。
 リスク比=相対危険(相対リスク) のことになります。

 リスク比={a/(a+b)}/{c/(c+d)}={a(c+d)}/{c(a+b)}

 リスク比=(a/N1)/(c/N0)=aN0/cN1

 

 リスク比>1:対照群よりも起こりやすい
 リスク比=1:対照群と同じ起こりやすさ
 リスク比<1:対照群よりも起こりにくい
----

(オッズとオッズ比)
・オッズとは何か?
 オッズ=イベントが起こる確率/イベントが起こらない確率 です。
 オッズ=イベントが起こった人数/イベントが起こらなかった人数 で計算します。

 オッズ(要因あり群)=a/b

 オッズ(要因なし群)=c/d

 

・オッズ比とは何か?
 オッズ比=オッズの比 です。
 オッズ比=曝露群・治療群におけるオッズ/対照群におけるオッズ で計算します。

 オッズ比=(a/b)/(c/d)=ad/bc 

 

 オッズ比>1:対照群よりも起こりやすい
 オッズ比=1:対照群と同じ起こりやすさ
 オッズ比<1:対照群よりも起こりにくい



以上は、

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n188562?__ysp=5LuL5YWl56CU56m2IG9kZHPmr5Q%3D から


リスク比もodds比もいずれも、1より大きければ対照群よりイベントの起こる率;治療効果あり
ということになるが、
odds比は、介入型研究だけでなく、対照症例研究といった観察研究でも使える。

この問題では、いずれかの研究か不明。

ということで、Odds比を計算した。


 治療あり治療なしOdds比
改善あり10080
改善なし100120
200200100X120/100X80 =1.5
 治療あり治療なし
改善あり120100
改善なし280300
400400120X300/100X280=1.29
 治療あり治療なし
改善あり300200
改善なし200300
500500300X300/200X200=2.25
 治療あり治療なし
改善あり600500
改善なし400500
10001000600X500/400X500=1.5
 治療あり治療なし
改善あり800600
改善なし12001400
20002000112/72=1.56

以上の結果から、odds比(治療効果大)が最も大きいのは、③の2.25

よって、③ cが正解


以下のサイトも参考に!
http://next-pharmacist.net/archives/5149
Next Pharmacist.net



関連記事
2016/12/15 22:45 疫学・統計 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: