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矯正 国試ポイント1 矯正の保定装置について(ロムニーハウスから)
歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い 矯正の保定装置について(January 20, 2015)から拝借改編です。 リテーナーについて スプリングリテーナーと犬歯間ホテイ装置、ベッグタイプリテーナー、ホーレータイプのリテーナーの使い分? 特にスプリングリテーナーとベッグやホーレータイプのリテーナーの使い分けが難しい。 矯正治療をした後、装置を外したままにしておくと、また元の位置に戻ろうとする力が働いてしまう。 そのため、保定(元に戻らないための対策)をする必要がある。 保定には次のようなものがある。 ・早期治療 ・口腔習癖の除去(舌突出癖など) ・咬合調整 ・永久固定 ・セプトトミー(歯周組織を切断):特に捻転歯は元に戻りやすい。 ・オーバーコレクション(過度な治療:一件悪い響きだが、 元に戻る分までを予測してオーバーに移動させておくということ) ・保定装置 「Begg」タイプリテーナー 「Hawley」タイプリテーナー 「スプリング」タイプリテーナー 『保定装置』による保定について。 リテーナー 矯正(マルチブラケット)治療を行ったあと、元に戻ろうとする力を防ぐために、リテーナーを行う。 最初に紹介するのは「Hawley」タイプリテーナー ![]() 見ての通り、唇側線が「犬歯の遠心」から通っている。 次に紹介するのは 「Begg」タイプリテーナー ![]() これは、先ほどのHawleyタイプとは異なり、唇側線が「最後方臼歯の遠心」を通っている。 3つ目に紹介するのは「スプリングリテーナー」 ![]() 主として、下顎前歯部の小さな移動に用いる。 上記2つが『後戻り』防止のために用いるのに対し、こちらは、それに加えて、 後戻りが生じた後に、動いてしまった歯を元に戻す ために用いることもできる。 また、犬歯間保定装置があり、これもスプリングリテーナー同様に、下顎に用いることが多いです。 これは「犬歯間の幅径を維持することにより、前歯部の叢生の再発を防止」することが目的です。 これ以外にも審美的な透明性の「マウスピース」が用いられることもある。 これらは全て可徹式であるため、患者さん自身のコンプライアンスが結果に影響を与える。 104回のD-44に出題されています。 104D44 ![]() ![]() ![]() 正解 D 上顎の小臼歯が移動してしまっているという点、 第一大臼歯の幅径を保ちたいという情報がわかると思うので、 上顎という時点で「犬歯間保定装置」「スプリングステーナー」が違うとわかり、 さらに、歯列全体を保定したいという点から、Beggタイプとがわかると思います。 ただし、まだ出題されていないのでわかりませんが、 『前歯部に叢生』があるという写真がでたら、 『よっし、スプリングリテーナー』と飛びつくのは危険です。 もしかしたら、小臼歯を抜歯している可能性があります。 そういう場合は、 「明らかに抜歯が必要な歯列」や、「矯正治療後の写真」が提示されると思うので、 そのケースでは、抜歯空隙の後戻りを防止するために、歯列全体を保定する必要があります。 つまり、 スプリングリテーナーやHawleyタイプではなく、 Beggタイプリテーナーが正しい選択となります。 この問題以外に、リテーナー関係の問題は 、『金属アレルギーを起こす可能性のあるもの』として答えになっているものがあるだけです。 なので、上の写真をみて、金属やレジンが用いられているということを知っておく必要があるでしょう。 おそらく、まだ、国家試験には細かい点はでないと思うので、装置を見たときに、 これが何なのか、という点を理解できていればいいのではないでしょうか。
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