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細菌学総論
![]() http://kristensenlaw.com/ucla-bacteria-victims-likely-have-claims/ 歯科国試からの出題 解説の一部は”闘う歯科国試”からの抜粋です。 1)107C-7 ペニシリンの発見者はどれか。1 つ選べ。 a R. Koch b J. Lister c L. Pasteur d A. Fleming e I. P. Semmelweis 2)94A-18 微生物学 細菌の特徴について正しいのはどれか。1つ選べ。 a 真核生物に分類される。 b 偏性細胞内寄生微生物である。 c リボソームを持たない。 d 細胞壁にペプチドグリカンを含む。 e 有性生殖によって増殖する。 3)83A-11 微生物学 細胞内寄生細菌はどれか。1つ選べ。 a Streptococcus pyogenes b Streptococcus pneumoniae c Staphylococcus aureus d Mycobacterium tuberculosis e Lactobacillus casei 4)100A-74 微生物学 偏性細胞内寄生性細菌はどれか。1つ選べ。 a 結核菌 b スピロヘータ c マイコプラズマ d クラミジア e レジオネラ 5)87A-17 微生物学 内毒素で正しいのはどれか。全て選べ。 a 補体を活性化する。 b 骨吸収を引き起こす。 c リポタンパク質である。 d グラム陽性菌の菌体成分である。 e シュワルツマン反応を引き起こす。 6)102A-72 微生物学 内毒素で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 熱に弱い。 b 補体を活性化する。 c 生きた細菌が放出する。 d 宿主の受容体に作用する。 e ホルマリンで無毒化される。 7)90B-14 微生物学 内毒素について正しいのはどれか。2つ選べ。 a 歯周組織破壊には関与しない。 b 歯肉溝滲出液中には存在しない。 c グラム陽性菌に存在する。 d 抗原性を持っている。 e 細胞壁を構成するリポ多糖である。 8)94A-16 改 微生物学 内毒素の生物活性はどれか。全て選べ。 a 発熱作用 b 糖発酵活性 c 補体活性化 d 骨吸収作用 e タンパク質分解活性 9)101A-64 微生物学 倍化時間が長い細菌はどれか。1つ選べ。 a Escherichia coli b Staphylococcus aureus c Porphyromonas gingivalis d Streptococcus pyogenes e Mycobacterium tuberculosis 10) 92A-29 微生物学 血液寒天培地に接種し、37℃のふらん器に入れて培養する方法で コロニー形成がみられないのはどれか。1つ選べ。 a Streptococcus sanguis b Staphylococcus aureus c Prevotella melaninogenica d Actinobacillus actinomycetemcomitans e Escherichia coli 11) 107C-94 芽胞形成性細菌はどれか。1 つ選べ。 a 炭疽菌 b 緑膿菌 c 黄色ブドウ球菌 d 肺炎レンサ球菌 e 肺炎マイコプラズマ 12) 92A-30 微生物学 正しい組み合わせはどれか。1つ選べ。 a Veillonella – グラム陰性桿菌 – 乳酸利用 b Streptococcus – グラム陰性球菌 – 乳酸産生 c Lactobacillus – グラム陰性桿菌 – プロピオン酸産生 d Actinomyces – グラム陽性桿菌 – コハク酸産生 e Fusobacterium – グラム陰性桿菌 – 酪酸産生 13) 103C-29 微生物学 身体の部位と主要常在細菌との組み合わせで正しいのはどれか。1つ選べ。 a 膣 ― lactobacillus b 膀 胱 ― Bacteroides c 小 腸 ― Helicobacter d 鼻 腔 ― Enterococcus e 皮 膚 ― Bifidobacterium 14) 91A-19 微生物学 細菌性の感染症はどれか。1つ選べ。 a 単純疱疹 b 血清肝炎 c 猩紅熱 d カリニ肺炎 e マラリア USMLE Step 1の準備には好評です
原本はアメリカの医師国家試験対策本としても著名な本。 取り上げる範囲は細菌学から寄生虫学、ウイルス学まで「微生物学」全般を網羅。 最大の特色は、かなりの数に及ぶ、一見無駄とも思えそうな漫画(イラスト)にある。 このイラストは、微生物学の重要ポイントを記憶しやすいようにギャグを交えて、 しかも重要な事項ほど繰り返し別のイラストを用いて説明する。 また、病原微生物の最近のトピックスや、かなり深く掘り下げた抗生物質の説明など、 他の類書には見られない記述も特色。 さらに各章末には、各章で取上げた内容の要点をコンパクトにまとめた表が付されており、 試験前の知識の整理にたいへん有用。 目次 I-1 細菌 I-2 グラム陽性細菌 I-3 グラム陰性細菌 I-4 抗酸菌 I-5 細胞壁を欠く細菌 I-6 抗菌薬投与法 II 真菌 III ウイルス IV 寄生虫 V とても奇妙な病原体 VI 終章 (http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/9784621078303.html より) 解答はMOREをクリック スポンサーリンク 1)107C-7 ペニシリンの発見者はどれか。1 つ選べ。 a R. Koch × 炭疽菌、結核菌、コレラ菌の発見者。 純粋培養や染色の方法を改善し、細菌培養法の基礎を確立した。 また感染症の病原体を証明するための基本指針となるコッホの原則を提唱し、 感染症研究の開祖として医学の発展に貢献した。 b J. Lister × イギリスの外科医。 フェノールによる消毒法の開発者。 c L. Pasteur × フランスの生化学者、細菌学者。 ロベルト・コッホとともに、「近代細菌学の開祖」とされる。 分子の光学異性体を発見。 牛乳、ワイン、ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法を開発。 またワクチンの予防接種という方法を開発し、 狂犬病ワクチン、ニワトリコレラワクチンを発明 d A. Fleming ○ イギリスの細菌学者。 ペニシリンの発見者 e I. P. Semmelweis × ハンガリー人の医師。 産褥熱の予防法として医師のカルキを使用した手洗いを提唱。 現在では当然の如くに採用されている消毒法及び院内感染予防の先駆者 各解説はWikipediaから引用 解答 d 2)94A-18 微生物学 細菌の特徴について正しいのはどれか。1つ選べ。 a 真核生物に分類される。 × 原核生物に分類 b 偏性細胞内寄生微生物である。 × c リボソームを持たない。 × d 細胞壁にペプチドグリカンを含む。 ○ 以下はhttp://kusuri-jouhou.com/microbe/saikin.html より グラム陽性菌の細胞壁の大部分はペプチドグリカンで占められている。 ペプチドグリカンは糖とアミノ酸から構成されていおり、 その他にもタイコ酸や多糖体などが存在する。 グラム陰性菌の細胞壁のペプチドグリカン層は少量である。 ペプチドグリカン層は少量だが、脂質やタンパク質に富んでいる。 e 有性生殖によって増殖する。 × それにしても、歯科医に必要だとは思えない問題ですね。 解答 d 3)83A-11 微生物学 細胞内寄生細菌はどれか。1つ選べ。 a Streptococcus pyogenes b Streptococcus pneumoniae c Staphylococcus aureus d Mycobacterium tuberculosis e Lactobacillus casei
http://meddic.jp/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E5%86%85%E5%AF%84%E7%94%9F%E8%8F%8C 解答 d 4)100A-74 微生物学 偏性細胞内寄生性細菌はどれか。1つ選べ。 a 結核菌 b スピロヘータ c マイコプラズマ d クラミジア e レジオネラ 解答 d 解説 微生物の増殖の場の分類 偏性細胞内寄生性細菌 • リケッチア • クラミジア • らい菌 偏性細胞内寄生性微生物 • リケッチア • クラミジア • らい菌 • ウィルス 通性細胞内寄生性細菌 • 赤痢菌 • サルモネラ菌 • 結核菌 • チフス菌 • リステリア菌 • レジオネラ属菌 5)87A-17 微生物学 内毒素で正しいのはどれか。全て選べ。 a 補体を活性化する。 ○ b 骨吸収を引き起こす。 ○ c リポタンパク質である。 × リポ多糖類なので×、引っかけ選択肢ですね。 d グラム陽性菌の菌体成分である。 × 内毒素:グラム陰性菌の細胞壁の成分 e シュワルツマン反応を引き起こす。 ○ 解答 a b e 解説 (Wikipediaから) 内毒素: グラム陰性菌の細胞壁の成分であり積極的には分泌されない毒素を指す。 エンドトキシン(endotoxin)とも呼ぶ。 内毒素の主な生物学的作用は、 致死性ショック、 発熱、補体の活性化、 白血球の活性化、 接着分子発現や血管内皮細胞の障害、 汎発性血管内凝固(DIC)、 抗体産生促進、 食菌の促進など 要約すると下記の通り グラム陰性菌細胞壁外膜にあり、物質的にはリポ多糖 LPSである。 毒素の活性本体はその中のリピドA構造であり、耐熱性があり、抗原性はほとんどない。 菌体の破壊によって遊離される。 菌の種類によらず生物学的活性はほとんど同じ である。 マクロファージなどの細胞表面のToll様受容体(TLR)-4に結合して細胞を活性化する。 その結果、サイトカインが産生され多くの生物活性が発現する。 敗血症性ショックをおこす。 破骨細胞を活性化し骨吸収を促進する。 シュワルツマン反応を引き起こす。 検出法としてカブトガニの血球抽出液を用いるリムルステストが用いられている。 但し、リムルステストは真菌の細胞壁成分であるβ-グルカンでも陽性を示す。 そこでエンドトキシン特異的方法が開発され、敗血症の補助的診断法として用いられている。 歯周病との関連: http://www.yoshitakedc.com/cause.html を参照 外毒素(exotoxin): 細菌が菌体外に放出する毒素の総称であり、 その成分はタンパク質あるいはポリペプチドである。 内毒素が菌種間で毒性が非特異的であるのに対して外毒素の毒性は特異的である。 外毒素はホルマリン等で処理すると毒性を失うが、 免疫原性を有するトキソイドとなる。 代表的な外毒素として Clostridium perfringensのα毒素、 破傷風菌、ボツリヌス菌の神経毒、 コレラ菌、大腸菌、ブドウ球菌のエンテロトキシンがある。 外毒素 exotoxin と 内毒素 endotoxin の違い ![]() http://classes.midlandstech.edu/carterp/Courses/bio225/chap15/lecture3.htm 6)102A-72 微生物学 内毒素で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 熱に弱い。 × 耐熱性あり b 補体を活性化する。 ○ c 生きた細菌が放出する。 エキソトキシンのことで、エンドトキソンではないので× d 宿主の受容体に作用する。 ○ マクロファージなどの細胞表面のToll様受容体(TLR)-4に結合して細胞を活性化 e ホルマリンで無毒化される。 × これは、外毒素のこと 解答 b d 7)90B-14 微生物学 内毒素について正しいのはどれか。2つ選べ。 a 歯周組織破壊には関与しない。 × b 歯肉溝滲出液中には存在しない。 × c グラム陽性菌に存在する。 × d 抗原性を持っている。 ○?? e 細胞壁を構成するリポ多糖である。 ○ 解答 d e 解説 a 骨吸収作用がある。 b 内毒素を持つ陰性菌(歯周病原細菌)が多く存在する。 c グラム陰性菌に存在する。 d 弱い抗原性を持っている?と”闘う!歯科国試”では書かれているが、 通常は抗原性ないと記載されているが、どうなんでしょう? e ちなみに、内毒素の活性中心はリピドAである。 問題を作る側に問題ありだと思います。 この1問で泣く場合もあるわけで、 各自、細菌学専門の先生に確認しましょう。 内毒素のシェーマ ![]() http://classes.midlandstech.edu/carterp/Courses/bio225/chap15/lecture3.htm 8)94A-16 改 微生物学 内毒素の生物活性はどれか。全て選べ。 a 発熱作用 b 糖発酵活性 c 補体活性化 d 骨吸収作用 e タンパク質分解活性 解答 a c d 内毒素と外毒素の違い ![]() http://classes.midlandstech.edu/carterp/Courses/bio225/chap15/lecture3.htm 9)101A-64 微生物学 倍化時間が長い細菌はどれか。1つ選べ。 a Escherichia coli b Staphylococcus aureus c Porphyromonas gingivalis d Streptococcus pyogenes e Mycobacterium tuberculosis 解答 e 解説 Yahoo知恵袋から ①世代時間が長い細菌は結核菌などの抗酸菌。 伝統的な結核菌培地の小川卵培地では、 人結核菌はコロニーを作るのに3週間から一月を要します。 最近のミドルブロック培地でも一週間はかかる。 ②短い菌はブドウ球菌、サルモネラ菌等で条件がよければ10分以内で倍になります。 ③特に物凄く長い菌はボツリヌスや破傷風菌で、 一年はおろか10年とか20年やそれ以上の事もあり。 その原因はこれ等の菌は芽胞を作り、増殖の条件がそろうまで何年もじっと待っています。 結核菌の特徴 • 好気性G(-)桿菌 • 通性細胞内寄生菌 • 小川培地 → 倍化時間が長い • 通性細胞内寄生菌 • 「ツベルクリン反応」で調べる。 • 「乾酪壊死」を引き起こす。 • 「特異性炎(肉芽腫性炎)」を引き起こす。 • Langhans型巨細胞 10) 92A-29 微生物学 血液寒天培地に接種し、37℃のふらん器に入れて培養する方法で コロニー形成がみられないのはどれか。1つ選べ。 a Streptococcus sanguis b Staphylococcus aureus c Prevotella melaninogenica d Actinobacillus actinomycetemcomitans 血液寒天培地で白色コロニーを形成する e Escherichia coli 血液寒天培地でのコロニー形成;Wikipedia
解答 c 11) 107C-94 芽胞形成性細菌はどれか。1 つ選べ。 a 炭疽菌 b 緑膿菌 c 黄色ブドウ球菌 d 肺炎レンサ球菌 e 肺炎マイコプラズマ 解答 a 芽胞を作る代表的な細菌 (Wikipedia) • バシラス(バチルス)属(好気性または通性嫌気性の有芽胞グラム陽性桿菌) o 炭疽菌:炭疽の病原菌 o セレウス菌:食中毒起因菌の一つ o 枯草菌:枯れ草などにつく非病原性細菌。遺伝子研究の材料に用いられる o 納豆菌:枯草菌の変種とされることもある。納豆の製造に用いられる o 卒倒病菌:カイコなどのチョウ目の昆虫の幼虫の消化管内でBT毒素を産生し、卒倒病を起こす • クロストリジウム属(偏性嫌気性の有芽胞グラム陽性桿菌) o 破傷風菌:破傷風の病原菌 o ボツリヌス菌:食中毒起因菌の一つ。食品中でボツリヌス毒素を産生し、毒素型食中毒を起こす o ウェルシュ菌:ヒト腸内に常在する菌の一種。食中毒やガス壊疽の原因になることがある 12) 92A-30 微生物学 正しい組み合わせはどれか。1つ選べ。 a Veillonella – グラム陰性桿菌 – 乳酸利用 b Streptococcus – グラム陰性球菌 – 乳酸産生 c Lactobacillus – グラム陰性桿菌 – プロピオン酸産生 d Actinomyces – グラム陽性桿菌 – コハク酸産生 e Fusobacterium – グラム陰性桿菌 – 酪酸産生 解答 d e
13) 103C-29 微生物学 身体の部位と主要常在細菌との組み合わせで正しいのはどれか。1つ選べ。 a 膣 ― lactobacillus ○ この菌のおかげで、膣内を酸性に保ち、細菌の増殖を抑制 b 膀 胱 ― Bacteroides × 膀胱炎の原因として, E colliがあるが常在菌ではない。 c 小 腸 ― Helicobacter 胃にピロリ菌あれば、潰瘍や癌の原因となるが、常在菌ではない。 d 鼻 腔 ― Enterococcus Staphylococcus epidermidisのほか、S.aureus e 皮 膚 ― Bifidobacterium グラム陽性の表皮ブドウ球菌,Micrococcus, それに毛包管内に生息する嫌気性のPropionibacteriumなど 解答 a 14) 91A-19 微生物学 細菌性の感染症はどれか。1つ選べ。 a 単純疱疹 × ヘルペスウィルス b 血清肝炎 B, C型肝炎ウィルス c 猩紅熱 細菌に属するA群β溶血性連鎖球菌が原因 d カリニ肺炎 真菌類のPneumocystis jirovecii e マラリア 寄生虫;原虫感染症 解答 c |
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