スポンサーリンク 110回歯科国試で出そうな項目5-2(ロムニーハウスから) - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
11位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
110回歯科国試で出そうな項目5-2(ロムニーハウスから)


歯科医師国家試験対策サイト! DCロムニーハウスがお手伝い
January 11, 2017)からほぼ拝借改編です。


6)星状神経節ブロックにて「局所麻酔薬中毒」が生じる。
  その原因となる誤注入の血管はなにか。
  (椎骨動脈、総頚動脈) 

関連問題の記事:

歯科麻酔 臨床問題 1(歯科国試105-108BD)




7)トリアージの優先順位


8)輸血後GVHDの予防方法
  (輸血製剤への放射線照射、自己血の使用)


9)神経線維腫は「切除術」である一方、神経鞘腫は「摘出術」


10) 腺腫様歯原性腫瘍と腺様嚢胞癌を間違えないように!


11) 頬棚は「リリーフするか、しないか」「被圧偏位量は小さいか、大きいか」、
  それ以外のポイントは?


12) コーヌステレスコープクラウンは「リジットサポートがある(連結力)」


解説:MOREへ

スポンサーリンク


 解説


6)星状神経節ブロックにて「局所麻酔薬中毒」が生じる。
 その原因となる誤注入の血管はなにか。

 (椎骨動脈、総頚動脈)

下の図から見ると、星状神経節ブロックでは椎骨動脈に誤注入されるか?

seijousinnkei.jpg 
http://oozoraseikotsuin.jp/naiyo.html


星状神経節ブロックによるcomplication

1.声がかすれる(反回神経麻痺):局所麻酔薬が反回神経に及んだ時に生じます。時間がたてば必ず、治ります。
2.皮下出血:穿刺後の圧迫止血で防ぐことができます。
3.穿刺側の手が重くなる(腕神経叢ブロック):前斜角筋と中斜角筋の間に局所麻酔薬が拡がった場合に生じ易いと言われます。  
  時間がたてば必ず、治ります。
4.穿刺側の耳の尾側周辺が鈍くなる(頸神経叢ブロック):局所麻酔薬が頸神経叢から出る皮枝に及んだ時に生じます。
 時間がたてば必ず、治ります。
5.痙攣、意識消失(血管内注入):局所麻酔薬が動脈内に投与されると生じます。
 僅かな量であれば痙攣が生じることはありません。
6.上記以外に迷走神経ブロック、くも膜下ブロック、硬膜外ブロック、頸部・縦隔血腫、食道穿刺等が報告されています。

http://tomopain.com/syoshin/seijyousinkei/



pic_h200819_3.gif
http://nagoya-central-hospital.com/approach/coordination/meeting/h200819.html



7)トリアージの優先順位

以下は、http://d.hatena.ne.jp/amateru/20080416/1208357282 より転用

大規模な災害でのトリアージに採用される「START法」では、たった3項目で治療優先度を決めてゐる。
  1. 歩けるか?
    1. 歩ける →緑(状態の悪化がないか絶えず観察)
    2. 歩けない→次の判断へ
  2. 呼吸をしているか?
    1. 気道確保なしで十分な呼吸が出来る→黄
    2. 気道確保がなければ呼吸できない→赤
    3. 気道確保をしても、呼吸がない→黒
    4. 呼吸はあるが頻呼吸または徐呼吸である→次の判断へ
  3. ショック症状はないか?
    1. ショックの兆候がある→赤
    2. ショックの兆候無し→黄


8)輸血後GVHDの予防方法
(輸血製剤への放射線照射、自己血の使用)

もっとも効果が確実なのは、輸血用血液製剤に15〜50Gyの放射線照射を行い、
血液製剤に含まれるリンパ球を排除することである。
ただし採血後15日以上経っている血液製剤ではリンパ球は活性を失っているので放射線照射は必ずしも必要ない。
採血後15日以上経っている血液製剤ではカリウムが高値となっているため、
さらにカリウム値を上昇させる放射線照射はむしろ害となることもある。
輸血を行う直前に放射線照射を行うことでカリウム値の上昇を避けることができる。
緊急時や血小板輸血、高カリウム血が使えない場合などを除くと新鮮血を積極的に使う必要はないので、
輸血後GVHD予防の観点からは新鮮血は避ける。

不必要な輸血は避ける。
特に血縁者からの新鮮血の輸血は避ける必要がある。
また、もしも自己血が使えるならばそうすべきである。

白血球フィルターで白血球を除去する方法もあるが、確実ではない。
緊急時などで放射線照射を行っていない新鮮血をやむを得ず使う場合には
次善策として白血球除去を行う。

(Wikipediaから)



9)神経線維腫neurofibromaは「切除術」である一方、
   神経鞘腫 schwanomaは「摘出術」

神経鞘腫では、図Aの如く神経線維の間からくりぬくように摘出できる。

神経線維腫では、Bの如く腫瘍自体に神経線維がからみついている。
線維を切断して切除?する。
complicationとして神経断裂による麻痺がほぼ必定
ですから、同時に神経移植 nerve graft が必要



ct_tumors.jpg
A. Schwannoma
B. Neurofibroma
Illustrations from Surgery of the Peripheral Nerve by Mackinnon and Dellon,
reprinted with permission of Thieme Medical Publishers, Inc.

http://nerve.wustl.edu/nd_tumors.php



10) 腺腫様歯原性腫瘍と腺様嚢胞癌を間違えないように!

腺腫様歯原性腫瘍:http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/OralPathologyAtlas/Ver1/chapter7/html7/7_c_001.html

腺様嚢胞癌:http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/OralPathologyAtlas/Ver1/chapter8/html8/8_h_001.html



11) 頬棚は「リリーフするか、しないか」「被圧偏位量は小さいか、大きいか」、
   それ以外のポイントは?

http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn29/pg20.html 参照



12) コーヌステレスコープクラウンは「リジットサポートがある(連結力)」

コーヌス・テレスコープ義歯とは、残っている歯に金属冠をかぶせ、
その上から入れ歯を装着するというタイプの部分入れ歯です。

ものを噛む能力が高く、クラスプが必要ないので見た目も良いのですが、
技術的に難しいという欠点があるため行っている歯科医院は多くありません。

http://www.ha-channel-88.com/new/partial/telescope_denture.html

コーヌス・テレスコープ義歯は
リジッドサポートによる二次固定効果
咬合平面の連続性による咬合性外傷の予防,
易清掃性補綴装置による歯周疾患の予防が期待される。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajps/2/4/2_4_275/_article/-char/ja/


他の参考サイト
http://wanko.pecori.jp/haradental/kounusu_2_kansei.htm


関連記事
2017/01/12 22:27 歯科国試全般 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: