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歯科麻酔ポイント6:重要ポイント

歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い

1 気管支けいれんへの対応薬

・アミノフィリン
・ステロイド
・イソフルラン
・β2刺激薬


13年目麻酔科医の専門医試験対策ノート
http://classicanesthesia.blogspot.jp/2012/04/blog-post_937.html から引用

投薬
吸入麻酔薬(全身麻酔中は第一選択)

β2刺激薬の吸入(全身麻酔中であれば回路内に専用チャンバーを使用して2パフ)。
20毎に使用。サルブタノール(ベネトリン®)

テオフィリン製剤(アミノフィリン®)投与(賛否両論あり)
1)3〜4mg/kgを緩徐に静注。0.8~1.0mg/kg/hrで所見を見ながら投与
術前よりアミノフィリンを投与されている患者では半量程度に減量する。

2)6mg/kg点滴静注。最初の半量を15分、残りを45分で
※テオフィリン製剤の副作用:頻脈・不整脈、悪心・嘔吐、けいれんなど。
心疾患患者では注意。

□副腎皮質ステロイド:中等度以上の発作、術前よりステロイドを投与されている患者で使用する
(ステロイドの種類や力価などは
こちらを参照)

 1)ヒドロコルチゾン 200〜500mg(小児では5〜7mg/kg) 
 2)メチルプレドニゾロン 40〜125mg(小児では1~1.5mg/kg) 
 3)デキサメタゾン・ベタメタゾン 4~8mg

※必要に応じて4〜6時間毎に。
アスピリン喘息患者ではリン酸エステル製剤を使用すること(ハイドロコートン、デカドロン、リンデロン)。

アドレナリン(0.1%)皮下注
0.1~0.3mlを皮下注。重症発作や、上記治療に反応しない場合。
20〜30分ごとに反復投与可能。頻脈、不整脈に注意する。小児では用いない。




2 中心静脈圧が上がるショック

・心原性ショック
・細菌性ショック(ただし、変化のないこともある)

★心原性ショックは、109回に出題された「出血性ショック」と
  同様に「末梢血管抵抗が上がる」ことも覚えておこう。

この問題でしょうか?

109B49
52歳の男性。舌癌の頸部転移の診断にて全身麻酔下に右側頸部郭清術を施行した。
手術直後の血圧は130/80 mmHg、脈拍数は80/分であった。
術中、徐々に血圧が低下し、75/43 mmHgとなり、脈拍数は120/分となった。
考えられる原因はどれか。1つ選べ.

A 出血
B 疼痛
C 浅麻酔
D 迷走神経刺激
E 炭酸ガスの蓄積

正解 A 

109回歯科国試:麻酔の2題(109B49, 50)

を参照



3 降圧薬として「静脈内注射」をするもの
・ニカルジピン
・ジルチアゼム


★ニフェジピンは舌下投与!➡現在はこれ自体もナンセンスとして行うことは少ない




4 パーキンソン病患者が服用している可能性のある薬
・MAO阻害薬


parkinson med  

http://blogs.yahoo.co.jp/crazy_tombo/45320515.html



20150904_nerve5602.jpg 

http://www.izumino.or.jp/sick/past/20150904_nerve56.html



5 吸入麻酔で抑制される順番で最も早いもの

大脳皮質

★延髄は最も遅い



6 NLA原法と、NLA変法

・NLA原法:ドロペリドール と フェンタニル
★ドロペリドール:錐体外路症状
★フェンタニル:鉛管現象

・NLA変法:ジアゼパム と ペンタゾシン



7 二酸化炭素蓄積【換気が不十分】の結果見られること

・血圧上昇
・脈拍上昇




8 悪性高熱症 malignant hyperthermia

全身麻酔に使用される多くの薬剤で発症し、
特に、ハロタンをはじめとした全ての吸入麻酔薬およびスキサメトニウムをはじめとした脱分極性筋弛緩薬
によることが知られている

ポイント

・家族性に発生する
・CK、LDHの上昇がみられる
・ミオグロビン尿
・体温の異常な上昇
・頻脈

対応:「ダントロレンナトリウム」の投与
   :酸素換気
   :全身の冷却


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2017/01/15 18:31 歯科麻酔・救急 TB(-) CM(0)
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