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セント・ジョーンズ・ワート (St.John's Wort)の副作用 (NBDE Part2)

1st Aid Q&A NBDE Part 2: Pharmacology から

セント・ジョーンズ・ワートというサプリメントよく知りませんでした。
気分障害改善に服用するようです。
国内の国家試験では問題にならないかも。

000148102.gif 
http://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0019.html


Q17

多くの人々が様々な症状の代替治療としてハーブサプリメントを使用している。
医師、歯科医としても患者がサプリメントも含めどういう薬を服用しているかを
知ることは重要である。
セント・ジョーンズ・ワート (St.John's Wort)はうつ状態を解消するために
通常使われているサプリメントである。
セントジョーンズワート同時服用 により、
経口避妊薬の半減期を減少させるといわれているが、
その理由として考えられるのは以下のうちどれか。

a 経口避妊薬の活性をblockする。
b 腸や肝臓内のCYP-3A4を誘導する。
c 胃酸を増加させる。
d エストロゲンとプロゲステロンの受容体ともにblockする。
e 脳内のセロトニンレベルを減少させる。


正解:MOREへ




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解答

多くの人々が様々な症状の代替治療としてハーブサプリメントを使用している。
医師、歯科医としても患者がサプリメントも含めどういう薬を服用しているかを
知ることは重要である。
セント・ジョーンズ・ワート (St.John's Wort)はうつ状態を解消するために
通常使われているサプリメントである。
セントジョーンズワート同時服用 により、
経口避妊薬の半減期を減少させるといわれているが、
その理由として考えられるのは以下のうちどれか。

a 経口避妊薬の活性をblockする。
b 腸や肝臓内のCYP-3A4を誘導する。
c 胃酸を増加させる。
d エストロゲンとプロゲステロンの受容体ともにblockする。
e 脳内のセロトニンレベルを減少させる。

正解 b


セントジョーンズワートは和名を西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)と言って、
欧米において気分障害やうつ病の治療によく使用されるサプリメント。
日本でもうつ病に効くハーブとしてすっかり有名になってきたようです。
私は知りませんでしたが、巷では有名だそうです。

アメリカの医学界では効果を否定していて、純粋に医薬品として造られた抗うつ剤の使用を強力に進めています。
一方ヨーロッパに目をやるとドイツでは薬用ハーブに関する公的な専門家委員会が使い方を公表している
「抗うつハーブ」とのこと。

セントジョーンズワートには体内にある解毒酵素であるチトクロムP450
(CYP1A2とCYP3A4)を誘導して、薬が早く代謝されて、薬の効果が減少することがあるようです。

この酵素によって分解されるお薬が効かなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
このため、経口避妊薬使用時に、不適当なホルモン分泌量がある場合に
その効果が弱まることがあるようである。

従って、セントジョーンズワートを服用している患者は
他の薬の量を増やさなければならなくこともあるとのこと。

以下の薬には注意が必要!

•エチニルエストラジオール・ノルエチステロン(経口避妊薬・ピル)
•エチニルエストラジオール・レボノルゲストレル(経口避妊薬・ピル)
•エチニルエストラジオール・デソゲストレル(経口避妊薬・ピル)
•ワルファリンカリウム(血液凝固防止薬)
•ジゴキシン(強心薬)
•ジギトキシン(強心薬)
•メチルジゴキシン(強心薬)
•テオフィリン(気管支拡張薬)
•アミノフィリン(気管支拡張薬)
•コリンテオフィリン(気管支拡張薬)
•レベチラセタム(抗てんかん薬)
•ラモトリギン(抗てんかん薬)
•クロバザム(抗てんかん薬)
•フェニトイン、フェニトインナトリウム及びフェニトイン配合剤(抗てんかん薬)
•カルバマゼピン(抗てんかん薬)
•フェノバルビタール及びフェノバルビタールナトリウム(抗てんかん薬)
•ジソピラミド及びリン酸ジソピラミド(抗不整脈薬)
•リドカイン(抗不整脈薬)
•塩酸アミオダロン(抗不整脈薬)
•硫酸キニジン(抗不整脈薬)
•塩酸プロパフェノン(抗不整脈薬)
•シクロスポリン(免疫抑制薬)
•タクロリムス水和物(免疫抑制薬)
•硫酸インジナビルエタノール付加物(抗HIV薬)
•メシル酸サキナビル(抗HIV薬)
•メシル酸ネルフィナビル(抗HIV薬)
•リトナビル(抗HIV薬)
•アンプレナビル(抗HIV薬)
•インジナビル(抗HIV薬)
•エファビレンツ(抗HIV薬)
•ネビラピン(抗HIV薬)
•メシル酸デラビルジン(抗HIV薬)

https://health-to-you.jp/depression/utusapuri10233/


セントジョーンズワートは、

経口避妊薬の活性をblock しないし、
胃酸を増加させるることはないし、
エストロゲンとプロゲステロンの受容体ともにblockもしない。

セントジョーンズワートが気分障害を軽快させるメカニズムは不明である。
しかし、セロトニンの再吸収をblockし、
脳内セロトニンレベルを増加させるという説がある。

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2017/01/17 22:16 薬理:歯科 TB(-) CM(0)
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