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110回歯科国試:免疫系 一般問題AC

immunology-3-638.jpg 
http://www.slideshare.net/hamza15688/immunology-42671069


今年も純粋な免疫系の基礎問題は昨年同様に3問でした。

昨年のセットは以下のごとく。
昨年の方が難しかったか?

109回歯科国試:免疫系 一般問題AC



1)110A9
好中球の貪食作用を高めるのはどれか。1つ選べ

a IgA
b IgD
c Ig E
d IgG
e IgM



2)110A95
110歯A95




3)110C99

遺伝子再構成で多様性を獲得するのはどれか。2つ選べ。

a B細胞
b T細胞
c NK細胞
d 樹状細胞
e 肥満細胞



解答:MOREへ



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解答

1)110A9
好中球の貪食作用を高めるのはどれか。1つ選べ

a Ig A
b IgD
c Ig E
d IgG
e IgM


正解 d


以下、Wikipedia から


感染巣に到達した好中球は、細菌類への接触から貪食を行い、飲み込んだ細菌類を殺菌する。

好中球は細菌類に接触すると、細菌表面分子に対応する各種レセプターを介して異物と認識し、接着結合する。

しかし、細菌類の捕捉認識は細菌表面分子だけでは不十分なことが多い。

その場合は細菌類に接合し好中球の捕捉を促進する物質が必要である。

その物質をオプソニンと言い、特に重要なのはIgG抗体である。

また、細菌類に接合し、活性化した補体成分C3bも好中球が細菌類に接合する過程で重要である。

IgG抗体や活性化補体C3bなどのオプソニン物質が細菌表面に結合していることを「オプソニン化」と言い、
好中球はIgGのFc部分に対するFcレセプター(FcγR)およびC3bに対する補体レセプターなどの
オプソニン物資に対応するレセプターを持っているので、
オプソニン化された細菌類は特に好中球に捕捉されやすい。


 imm-fig2.jpg

http://web1.kcn.jp/ikyu3/myeloma/basic/immuno.htm

好中球は必ずしも単独で細菌類に対処するのではなく、各種免疫反応にもサポートされて生体防御を行う。

結合した細菌類は、好中球形質膜がこれを包むようにして、好中球内に取り込む。
好中球内で細菌類を取り込んで裏返しになった細胞膜の袋を食胞という。

細菌類を取り込んだ食胞は顆粒と融合し、顆粒内要物が食胞内に放出される。

顆粒内容物が放出された食胞内で細菌類は2つの手段で殺菌される。



1つは

酸素依存性の機構で、
NADPH酸化酵素系の働きで活性酸素や過酸化水素を発生させ食胞内にて殺菌する。

アズール顆粒に含まれるミエロペルオキシダーゼは
過酸化水素(H2O2)と塩素イオン(Cl-)から次亜塩素酸(HOCl)を産生する。
細菌は、酵素反応によって生じたHOClにより、効率的に殺菌される。



もう1つは

非酸素依存性の機構で、
粒から放出される殺菌性酵素(ラクトフェリン、リゾチーム、エラスターゼなど)などで殺菌・分解する。

細菌類を飲み込んだ好中球はやがて死亡し、
死体は膿になって体外に放出されるか、
組織内のマクロファージなどにより処理される。


2)110A95
110歯A95

正解 cd


lymphatic-system-notes-10-728.jpg 
http://www.slideshare.net/SeanHildebrandt/lymphatic-system-notes


脾臓 spleen
扁桃 tonsils

以外に

胸腺 thymus
小腸パイエル版 Payer's patches



3)110C99

遺伝子再構成で多様性を獲得するのはどれか。2つ選べ。

a B細胞
b T細胞
c NK細胞
d 樹状細胞
e 肥満細胞


正解 ab

適応免疫の特徴といっても、Bリンパ球やTリンパ球の性状についてです。
これらの細胞には次のような特徴があります。

  • ・多様性
  • ・特異性
  • ・記憶

これらは自然免疫にはない特徴で、これから順番に話していきます。

獲得免疫-1

獲得免疫を担当するBリンパ球とTリンパ球において最も重要なことは、
これらの細胞には抗原を認識するレセプターがあるということです。
しかも、それぞれの細胞が別の抗原を認識する別々のレセプターを持っているということです。
つまり、リンパ球ごとに担当する抗原が異なります。

このように抗原を認識するレセプターの種類が多いことを多様性といいます。

また、それぞれの抗原に対応するレセプターが決まっていることを特異性といいます。

このように多くの種類のレセプターができるメカニズムは今回は省略します。 

例えばインフルエンザのワクチン(上の図の抗原B)を接種すると
インフルエンザウイルスを認識するレセプターをもったリンパ球(リンパ球2)だけが増殖します。

一方、自分の体(自己抗原)を認識するレセプターを持ったリンパ球(リンパ球5)は増殖せずに、
体内から消去されるしくみがあります。


続きは、

滋賀医大 簡単免疫学講義をよく読んでください。
順序よく書いてあると思います。
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqpatho2/lecture/pathological_prolog.html



以下のスライドも参考まで

http://square.umin.ac.jp/haramaki/yakudai/meneki/010908.pdf#search=%27%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E7%90%83+%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7%E3%82%92%E7%8D%B2%E5%BE%97%27

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