> 肉芽組織 granulation と肉芽腫 granuloma:110歯A111, C51 - 医療関係資格試験マニア
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110回歯科国試で肉芽関係が2題出されました。

tissue-repair-regeneration-and-wound-healing-1-22-638.jpg
http://www.slideshare.net/seharasif1234/tissue-repair-regeneration-and-wound-healing-1



1)110歯A111
肉芽組織の構成するのはどれか。すべて選べ。

a 脂肪細胞
b 軟骨細胞
c 毛細血管
d リンパ球
e 線維芽細胞



2)110歯C51
110c51.png


解答:MOREへ






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解答


1)110歯A111
肉芽組織の構成するのはどれか。すべて選べ。

a 脂肪細胞
b 軟骨細胞
c 毛細血管
d リンパ球
e 線維芽細胞


正解 cde



肉芽組織(granulation tissue)は、創傷治癒の過程で現れる、血管に富んだ組織です。

外傷などによって結合組織に欠損が生じた場合に、永久的組織補填を行うために形成されます。

ちなみに、慣用的には「ニクゲソシキ」と呼ばれますが、
「ニクガソシキ」と呼んでも日本語として間違ってはいません。

そんな肉芽組織は、ループ状の幼若な毛細血管が主体となって作られていきます。


構成成分は次の通りです。

・毛細血管
・線維芽細胞
・好中球
・リンパ球
・形質細胞
・組織球
・ムコ多糖基質
・コラーゲン

肉芽組織は、時間が経過するにつれて、細胞成分が減少していきます。
相対的には線維成分が増加してくため、最終的には瘢痕(はんこん)組織になります。

http://minna-shigaku.com/category22/entry94.html から)



シェーマにすると以下のごとく。

granulation1.jpg 

granulation 2 

Fig1, 2とも http://bme240.eng.uci.edu/students/07s/ngunn/wound_healing.html 参照




肉芽組織では血管新生、線維化、瘢痕化とリモデリングが起こる も参照
感染症の病理学的考え方 というサイト から)



2)110歯C51
110c51.png


正解 cd



肉芽(granulation)vs. 肉芽腫(granuloma)
https://www.yodosha.co.jp/medical/pathology/vol2.html
 から転用)


肉芽と肉芽腫は両者とも,生体の反応性変化として形成されるところは共通しているが,

構成成分と形態が異なっているので,概念として区別する必要がある

あえて,「概念として」というのは,
組織像では一部オーバーラップした要素や考えがあるからであり,そこも紛らわしい理由と考えられる.




図2 肉芽組織と肉芽腫

vol2_pic2_l.gif


A) 肉芽組織:

組織修復過程で出現する線維芽細胞の増生,血管新生などを主たる構成成分とする埋め合わせ的な組織のことである.
これは後に膠原線維および基質を主体とした硬い線維結合組織となる.
多かれ少なかれ炎症細胞浸潤を伴っていることが多いが,
それが目立つ場合は「炎症性肉芽組織」と呼ばれることもある.


B) 肉芽腫:

異物や微生物などに対する特殊な炎症性組織反応ということができ,
その組織形態から病態や疾患を推測できるものもある
(結核,異物,サルコイドーシス,クローン病など)

構成要素としては,組織球の結節(巣)状の集簇が必須である.

炎症反応を引き起こす因子に対していち早く駆けつけ攻撃し貪食して散っていく好中球に比べ,
組織球は寿命が長く局所に居座るのが特徴である.

組織球は,異物などを細胞質に取り込み,長期に隔離することができ,急性炎症反応の継続を阻止することができる.
消化できない物質が細胞質内に蓄積すると,運動性を失い局所に集簇し,
一見上皮様の形態を示した細胞(類上皮細胞,epithelioid cells)の集団として観察される.

また,組織球が融合して多核化してできた多核巨細胞もしばしば出現する.

一般的に,この周囲にはリンパ球が取り巻くように浸潤している.
このように類上皮細胞の集簇からなる肉芽腫のことを類上皮細胞肉芽腫(epithelioid cell granuloma)と呼んでいる.

つまり,通常の病理診断中は,類上皮細胞を見つけることと肉芽腫を見つけることがほぼ同義で使われることが多いが,
必ずしも類上皮細胞の出現を見なくても,組織球が巣状に集簇した病態があれば肉芽腫と呼ぶ.

そうなると肉芽組織の中にも肉芽腫が形成されることもあるということで,
ここが先に述べた混乱の理由の1つのようである


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2017/02/18 06:00 病理:歯科 TB(-) CM(0)
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