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111回医師国試で出題された注目問題。

医師国家試験過去問データベース からコメント改編


簡単なようで、難しい問題。

今後、歯科でも似たような問題が出るのではないでしょうか。
と思いupします。


111E29
111E29.jpg



解答:MOREへ


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解答


111E29
111E29.jpg



正解 e (正答率60%)

theme:血球の染色標本の読解(好塩基球の同定)


comments:

①はリンパ球、
②は好酸球、
③は好中球、
④は単球、
⑤は好塩基球


題意を満たすのは⑤なので、eが正しい。
鉄板すぎるためか、未だに出題がなかったパターン。
待ちに待った人も多い?


②のeosinophilを選択した方も多いでしょう。

eosinophilもIgE receptorを持つでしょうが、

脱顆粒産物は、
major basic protein (MBP)
eosinophil cationic protein (ECP)
eosinophil peroxidase (EPO)
eosinophil-derived neurotoxin (EDN)

であって、

ヒスタミンではない

逆に、
顆粒中のhistaminaseはヒスタミンの働きを中和し、
arylsulfataseは好塩基球から分泌されたロイコトリエンを中和する。

ちなみに、
ヒスタミン、セロトニンを遊離する代表的細胞:
mast cell 肥満細胞 は下のような組織像。

mastocytosis-systemic-indolent-[2-bm101-2] 
http://www.pathpedia.com/education/eatlas/histopathology/bone_marrow/indolent_systemic_mastocytosis_(ism).aspx


なお、肥満細胞の電顕像の問題は、

免疫関係の細胞:電顕像(医師CBT)

で、解説済み。


ヒスタミン産生細胞
肥満細胞
好塩基球
ECL細胞/腸クロム親和性細胞(enterochromaffin-like cell)




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