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かず

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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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認知症関連:111回医師国試から

認知症関連の問題は、本格的な超高齢化社会を迎える今、
医師、歯科ともにコンスタントに出題されるでしょう。

ところで、米国でも dementia という用語は使わないらしい。
日本語の"痴呆"に相当する差別用語だというわけである。

日本同様に、"認知症";cognitive disorder (dysfunction, impairment) というらしい。


 ninnchi#
http://www.utas.edu.au/wicking/understanding-dementia


医師国家試験過去問データベース から


1)111C23
111C23.jpg



2)111E10
111E10.jpg



3)111E13
111E13.jpg



4)111H1
111H1.jpg



5)111I6
111I6.jpg


解答:MOREへ

関連記事(一部広告含む)


解答


1)111C23
111C23.jpg


answer:d (正答率95%)


theme:認知機能の評価に適切な問いかけ


comments:

「認知機能を評価」という設問文より、正答はdである。
認知スケール;長谷川式、MMSE共に含まれる質問内容である。


2)111E10
111E10.jpg

answer:e (正答率96%)

theme:Alzheimer型認知症の中核症候

comments:106G52、109H29など頻出事項。

chuukakushuuhenn.jpg 

https://kojukaikyouiku.wordpress.com/ninchishoukaigo/chuukakushuuhe/


3)111E13
111E13.jpg

answer: b (正答率72%)

theme:せん妄のリスクファクター

せん妄とは、急性の脳機能障害であり、意識狭窄・変容の一型です。
器質性脳疾患や身体疾患、薬物などが原因となり、
症状としては、軽度から中等度の一過性の意識障害、幻覚、錯覚、不安、精神運動興奮、失見当識が挙げられます。
臨床的には予防と薬物療法・非薬物療法が重要です。

せん妄は、(1)準備因子、(2)促進因子を背景に、(3)直接因子が引き金になります。
したがって、(1)(2)(3)のいずれもが、risk factorとなります。

(1)準備因子
・加齢
・器質性脳疾患の既往
・動脈硬化性疾患(高血圧や糖尿病など)
・せん妄の既往 など

(2)促進因子
・身体的拘束
・精神的ストレス
・睡眠不足
・感覚遮断または感覚過剰 など

(3)直接因子
・中枢神経疾患(脳血管障害、脳炎、脳腫瘍、頭部外傷など)
・全身性疾患(感染症、心不全、心筋梗塞、不整脈、肝不全、腎不全など)
・薬剤性(向精神薬、抗パーキンソン病薬、抗コリン薬、循環器薬、消化器薬など)
・中毒

<選択肢考察>
1 肺炎は(3)直接因子に含まれます
2 喫煙は直接的なrisk factorには含まれません
3 低ナトリウム血症は(3)直接因子に含まれます
4 尿道カテーテル留置は(2)促進因子のうち、身体的拘束に含まれます
5 ベンゾジアゼピン系薬剤は(3)薬剤性の代表例です


comments:
けちょんけちょんに言われることが多い喫煙であるが、たまにはこういうところでリスクでないものとして出題される。
潰瘍性大腸炎患者で喫煙が悪い方向には働かない、という事実が出題されていたのも記憶に新しい。


日経メディカル 1日1問医師国試の解説も引用




n2950_05.gif 

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02950_01

引用した図の記事(医学書院)も参考になるでしょう。


4)111H1
111H1.jpg

answer: d (正答率91%)

theme:Alzheimer型認知症よりうつ病でみられるもの

comments:
認知症では病識がなく、それゆえ自己の病態についての悩みもみられない ことが多い。


5)111I6
111I6.jpg

answer: e (正答率40%)

theme: Pick病を疑わせる家族の訴え

comments:
厳密にいえば、前頭側頭型認知症の中にPick病が含まれるという方が正しいでしょう。

前頭側頭型認知症のキーワードは、無関心→情動→人格変化、である。

前頭側頭型認知症といえば、
万引き、痴漢、放尿等、本能や気分の赴くままふるまう 
など、困ったちゃん行動が特徴的であるが、
言語機能に障害がでる「失語」グループもある。

この失語グループに関する問いは、
歯科では出題はされないでしょう。

歯科では、

前頭側頭型認知症 = 万引き、痴漢、放尿等、本能や気分の赴くままふるまう 
                 困ったさん行動

という図式で覚えれば十分です。


前頭葉と側頭葉の萎縮が原因の前頭側頭変性症は、大別すると下記3パターンに分類されます。


言語機能に障害がでる「失語」グループと、
記憶力や判断力に障害がでる「認知症」グループに2分されます。


「失語」グループには、
言葉の意味が分からなくなる意味性認知症と、
言葉の意味は分かるものの流暢に話せない進行性非流暢性失語症があります。

前頭側頭型認知症は、従来ピック病と呼ばれるものに相当します(※)。
ピック病は、脳の大脳皮質にピック球とよばれる変性組織が発生しておこる疾患です。


種別前頭側頭型認知症進行性非流暢性失語意味性認知症
症状前頭側頭型認知症
万引きをしてしまう
失語
言葉に詰まる
意味性
聞き返すことが多くなる
特徴社会のルールが
分からない
徐々に喋れなく
なっていく
言葉の意味が
分からない


https://ninchisho-online.com/dementia/symptom/frontotemporal/




aはREM睡眠行動障害やせん妄、

b〜dはAlzheimer型認知症が考えやすい。

関連記事
2018/10/09 17:11 老年医学・認知症 TB(-) CM(0)
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