スポンサーリンク 医療面接:111回医師国試 - 医療関係資格試験マニア
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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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111回医師国試から、医療面接関係の問題

解釈モデルについては歯科でも常識レベル。
SPIKESモデルはどうなんでしょうか?


sharing-bad-news-powerpoint-9-728.jpg 

https://www.slideshare.net/pickerins/pstc-institutional-curriculum-sharing-bad-news


医師国家試験過去問データベース より



1)111C4 解釈モデル
111C4.jpg


2)111H4

111H4.jpg 


3)111H11

111H11.jpg




4)111C5 SPIKESモデル
111C5.jpg




5)111H34 SPIKES モデル

111H34.jpg



解答:MOREへ




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解答


1)111C4 解釈モデル
111C4.jpg

answer:a (正答率93%)

解釈モデルを尋ねている質問

comments:自分がどう考えるか、を聞いているのはaである。


2)111H4

111H4.jpg 

answer:e (正答率96%)

theme:患者の信頼を得るために医師が心掛けるべきこと

comments:潔く認めることが大切。eが正しい。


3)111H11

111H11.jpg


answer:c (正答率96%)

theme:医療面接を行う上での医師の態度

comments:常識的センスで対応可能。



4)111C5 SPIKESモデル
111C5.jpg


answer:e
 (正答率97%)

theme:患者の自己決定を支援するための医師の行為

comments:
患者が不安になる情報であってもすべて伝える必要がある。
が、その際にはSPIKESモデルを意識して「どこまで知りたいか」を同時に考えることも重要となる。
eが正しい。


5)111H34 SPKES モデル

111H34.jpg


answer:d (正答率96%)

theme:SPIKESモデルに基づく患者への伝え方

comments:SPIKESモデルを失念しても、常識的センスで解答可能だろう。


SPIKESモデル
“悪い知らせと"は、患者に重大な影響を与え、 患者の将来を悲観的に変えかねない情報である。

しかし、何が“悪い知らせ"になるのかは一人一人異なり、医療関係者が考える“悪い知らせ"
が患者にとっての“悪い知らせ"とは限らない。

患者が考えていることと医学的事実の差が大きければ大きいほど、その衝撃も大きくなる。
“悪い知らせ"をうまく患者に伝えることは、患者が医師とその後の方針についてきちんと考えることになり、
また医師の心理的負担を減らすことにもつながる。

このような“悪い知らせ" を伝える技法として、SPIKES法と呼ばれる6段階のプロトコールが提唱されている。

こ の6段階は一方方向ではなく、行きつつ戻りつつしながら用いる。
この技法は、がん患者のみならず、あらゆる場面で用いることができる。

(矢部正浩:日内会誌 96:1512-1514, 2007)


第1段階
Settings

面談の設定
Setting up the interview
面接の準備、面接の場の設定をする。
e.g. 家族の同席を促す



第2段階
Perception

患者の病状認識の評価
Assessing the patient's Perception
e.g. 患者の解釈モデルを確認する。


第3段階
Invitation

意思決定に関する患者の希望の確認
Obtaining the patient's Invitation
e.g. 検査結果についてすべて詳しく知りたいですか?


第4段階
Knowledge

患者への情報提供
Giving Knowledges & Infomation to the patient


第5段階
Emotions

患者の抱く感情に共感的に対応
Addressing the patient's Emotions with empathic responses


第6段階
Strategy

今後の方針とまとめ
Strategy and summary


http://594online.blog.jp/archives/1013218047.html より


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2017/02/27 22:38 医療面接・医療安全 TB(-) CM(0)
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