> 化膿性連鎖球菌 - 医療関係資格試験マニア
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連鎖球菌に関する問題。
本菌について、解答ではまとめておきました。

GPC.jpg 
http://fhugim.com/?p=2764


問題

化膿連鎖球菌について正しいのはどれか。すべて選べ。

a 食中毒を起こすエンテロトキシンを産生する。
b ASO(ASLO)は感染の診断基準となる。
c mitisグループに属する。
d Scarlet feverの原因となるDick毒素を産生する。
e 壊死性筋膜炎の原因となる。



解答:MOREへ

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解答と解説


化膿連鎖球菌について正しいのはどれか。すべて選べ。

a 食中毒を起こすエンテロトキシンを産生する。
b ASO(ASLO)は感染の診断基準となる。
c mitisグループに属する。
d Scarlet feverの原因となるDick毒素を産生する。
e 壊死性筋膜炎の原因となる。

正解 bde

a:エンテロトキシンはブドウ球菌などから産生。
  連鎖球菌では産生されない。

c mitisグループに属するのは肺炎球菌が代表。

bdeは正しい。


以下は、連鎖球菌にまとめたものです。
頭を整理しましょう。



Catalase negativeはStreptococcusである。

これに属するものは多くあるが、これらの鑑別に重要なものはまずは溶血性である。
溶血性はβ>α>γの順に強い。


GPC_Algorithm.png 
USMLE メモ
http://usmle-memo.blogspot.jp/2015_11_01_archive.html から


グラム陽性球菌は,ブドウ球菌とレンサ球菌とに区別できる.

両者は光学顕微鏡下でブドウの房状な配列をするか,鎖状に連続して配列をするかで鑑別できる.

生化学的特徴では,
ブドウ球菌はカタラーゼを産生し,
レンサ球菌はカタラーゼを産生しない


ブドウ球菌は,臨床的には黄色ブドウ球菌と非黄色ブドウ球菌とに分類することが重要である.

黄色ブドウ球菌はコアグラーゼを産生し,
その他のブドウ球菌はコアグラーゼを産生しないためコアグラーゼ陰性ブドウ球菌
(Coagulase -negative staphylococci, CNS)と呼ばれる.



レンサ球菌は,

従来から使用されているLancefield分類

溶血パターン
の2つの分類法で表記される.

Lancefield分類は,
細胞壁の抗原性をみるもの で,A~Vまで20種類あり,頻度が高いものはA~G群である
(写真AはLancefieldの一例).

溶血性は血液寒天培地上の溶血パターン
α・β・γに分類される(写真B参照).

α溶血性:コロニー周辺は緑色

1)肺炎球菌( Streptococcus pneumoniae)
2)緑色連鎖球菌(Streptococcus viridans)
 口腔内に常在する弱毒菌である。
 抜歯などの処置に関連して亜急性型細菌性心内膜炎や歯性感染の起炎菌。


β溶血性:コロニー周辺は透明


 1)A群β溶血性レンサ球菌 (Group A Streptococcus; GAS) ≒化膿レンサ球菌

          病原性
     ・ストレプトリジン(溶血素)
     ・ストレプトキナーゼ
     ・発赤毒素(Dick毒素)
     (詳細;A群溶血性連鎖球菌が産生する毒素 
      
http://hobab.fc2web.com/sub6-Streptococcosis_Toxin.htm 参照)
   
    起こす病気
     ・咽頭扁桃炎、皮膚蜂窩織炎などの感染症の起炎菌
     ・急性感染症から潜伏期間をおいて、溶連菌感染後急性糸球体腎炎、
      リウマチ熱 (Rheumatic fever; RF)をまれに発症する。
     ・猩紅熱:苺舌や発疹
     ・劇症型レンサ球菌感染症(壊死性筋膜炎など)
        ビブリオ・バルニフィカスやClistridium perfuringens(ウェルシュ菌)
        同様に人食いバクテリアと呼ばれる。
        http://fhugim.com/?p=2764 参照

 2)B群β溶血性レンサ球菌 (Group B Streptococcus; GBS)
   消化管内に常在する菌。
   新生児の細菌性髄膜炎、敗血症の起炎菌。


γ溶血性:非溶血


これらを組み合わせて A群β Streptococcus などのように表現されることもある.

20140724_373155.jpg

細菌学総論 Overview of Bacteriology
http://hira-tan.com/?eid=32


figure_03_L.jpg

http://square.umin.jp/strep/beta_hemolytic_streptococcus/index.html

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2017/03/27 21:00 微生物:歯科 TB(-) CM(0)
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