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微生物の概略的問題

bacterial-infections-2343.jpg
http://www.humanillnesses.com/original/At-Ca/Bacterial-Infections.html


問題1

微生物で正しいのはどれか。すべて選べ

a 真菌は真核細胞生物に属する。
b 遺伝情報はDNAによって伝えられる。
c 芽胞形成性の細菌は消毒薬で殺菌される。
d ウィルスは通性細胞内寄生性を特徴とする。
e 細胞性微生物はDNAとRNAを持っている。



問題2

偏性細胞内寄生性生物はどれか。すべて選べ。

a ウィルス
b リケッチア
c マイコプラズマ
d クラミジア
e リーシュマニア





復習すべき記事:

細菌学総論(歯科国試)

微生物の分類、感染総論(歯科国試)

感染症あれこれ:歯科基礎

暗記リスト:微生物関係

今日のポイント:細菌学




解答:MOREへ



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解答


問題1

微生物で正しいのはどれか。すべて選べ。

a 真菌は真核細胞生物に属する。
b 遺伝情報はDNAによって伝えられる。
c 芽胞形成性の細菌は消毒薬で殺菌される。
d ウィルスは通性細胞内寄生性を特徴とする。
e 細胞性微生物はDNAとRNAを持っている。

正解 abe


beについて
細菌の遺伝情報複製とは
http://millionaireinstitute.jp/

細菌の遺伝情報複製とは、細菌でも動物細胞でも、遺伝情報は、DNAにあり、RNAに転写される。
さらに蛋白に翻訳されて、その発現に至る。

ウイルスは宿主のこの遺伝情報の流れに乗り、または完全に乗っ取って、その遺伝情報を増幅する。
その子孫ウイルス粒子を作ります。

RNAとDNAはお互いに対応する塩基配列を持つ。
遺伝情報はDNAであってもRNAであっても良い。
1本鎖でも2本鎖でも情報は変わりません。
DNA複製は、細胞分裂における核分裂の前に、DNAが複製されてその数が2倍となる過程のことをいう。
生物学ではしばしば複製と略される。
セントラルドグマの一員とされる。

cについて
芽胞を高温で完全に不活化するには、
オートクレーブ処理(約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上)、
乾熱処理(180℃30分あるいは160℃1時間以上)などの処理が必要。
エチレンオキシドやホルマリンによるガス滅菌、
メンブランフィルターを用いたろ過滅菌、
ガンマ線滅菌などが有効である。
(Wikipediaから)

dについて
ウィルスは通性でなく、偏性細胞内寄生性である。
問題2の解説参照。



問題2

偏性細胞内寄生性生物はどれか。すべて選べ。

a ウィルス
b リケッチア
c マイコプラズマ
d クラミジア
e リーシュマニア

正解 bde

a ウィルス も偏性細胞内寄生性であるが、
生命の最小単位である細胞をもたないので、非生物とされるので×。


以下はwikipediaから抜粋

偏性細胞内寄生体(obligate intracellular parasite):

別の生物の細胞内でのみ増殖可能で、それ自身が単独では増殖できない微生物のこと。
偏性細胞内寄生性微生物とも呼ばれ、この性質を偏性細胞内寄生性と呼び、
また、この中で特に真正細菌のグループに属するものを偏性細胞内寄生菌と呼ぶ。
生きた細胞を使用しないで人工的に単独で培養することが出来ず、
リケッチア、クラミジア、ウイルスがその代表例である。

偏性細胞内寄生体

1)すべてのウイルス

2)一部の真正細菌
   リケッチア:発疹チフスリケッチア、紅斑熱リケッチアなど
  クラミジア:トラコーマクラミジア、オウム病クラミドフィラ、肺炎クラミドフィラなど
  ファイトプラズマ
  コクシエラ:Q熱コクシエラ

3)一部の原生生物
  トキソプラズマ
  リーシュマニア
  ネコブカビ類
  卵菌類のクサリフクロカビモドキなど

4)一部の菌類
  ツボカビ類のフクロカビなど
  接合菌綱トリモチカビ目のゼンマイカビなど


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2017/03/28 06:00 微生物:歯科 TB(-) CM(0)
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