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Complication at the extraction of 3rd molar teeth
1st Aid Q&A NBDE Part 1: Anatomic Sciences から Q45についての解説は自信ないです。 ご指摘ください。 以下のQ44-45は以下の臨床症例に関連する問題である。 22歳、男性。 位置異常( malposition) を呈する17番(USA表記:下図参照)を抜歯するために某歯科クリニックを受診。 担当歯科医は下顎牛角鉗子 (mandibular cowhorn forceps)にて抜歯することを決断した。 当該歯はなんの合併症もなく抜かれた。 ![]() https://jp.pinterest.com/hammondsmile/dental-arts-crafts-kids-education/ Q44 患者は左外側の知覚異常と舌前方2/3の味覚異常を訴えた。 抜歯の際、以下の解剖学的構造物のうち、どれが障害されたのか。 1つ選べ A 頬神経 buccal nerve B 舌神経 lingual nerve C 中上歯槽神経 middle superior alveolar nerve D 舌咽神経 hypoglossal nerve E 下歯槽神経 inferior alveolar nerve Q45 本抜歯前に、17番根尖部に感染があった場合、 どの空間に感染が拡大しやすいか? A Sublingual B Parapharyngeal C Masicaticator D Submandibular E Parotid 解答:MOREへ スポンサーリンク 22歳、男性。 位置異常( malposition) を呈する17番(USA表記)を抜歯するために某歯科クリニックを受診。 担当歯科医は下顎牛角鉗子 (mandibular cowhorn forceps)にて抜歯することを決断した。 当該歯はなんの合併症もなく抜かれた。 Q44 患者は左外側の知覚異常と舌前方2/3の味覚異常を訴えた。 抜歯の際、以下の解剖学的構造物のうち、どれが障害されたのか。 1つ選べ A 頬神経 buccal nerve B 舌神経 lingual nerve C 中上歯槽神経 middle superior alveolar nerve D 舌咽神経 hypoglossal nerve E 下歯槽神経 inferior alveolar nerve 正解 B 図1、2で分かるように、舌神経 lingual nerveは下顎骨後方部で第3臼歯の後方をすり抜けるように通過する。 本神経は三叉神経下顎枝の一部で片側舌の知覚を支配するとともに、 顔面神経からも神経支配を受け舌前方2/3の味覚も支配する。 ということで、第3臼歯を抜くときに本神経をインピンジ(挟み込み)することで、 本患者のような知覚異常が生じた。 ![]() 図1 http://www.mccullochlaw.net/nerve_injury/lingual_nerve/ ![]() 図2 http://www.mccullochlaw.net/nerve_injury/lingual_nerve/ A 頬神経 buccal nerve buccal nerveはこのタイプの抜歯では障害されない。 buccal shelfの外側に位置する神経で3rd molar teeth抜去では障害されにくい。 wisdom teethを抜く場合は障害されることもあるでしょう。 ![]() 図3 https://www.slideshare.net/DeepakKumarGupta2/mandibular-anesthesia C 中上歯槽神経 middle superior alveolar nerve 中上歯槽神経 middle superior alveolar nerve はV3:上顎神経の枝である。 本例は上顎部の歯ではないので関係ない。 図4参照 ![]() 図4 http://clinicalgate.com/dental-and-oral-local-anaesthesia/ D 舌咽神経 hypoglossal nerve 舌後方から侵入する本神経はmolar teeth抜去とは関係ない。 E 下歯槽神経 inferior alveolar nerve 本神経もV3のbranch. 本障害が起こりえないことではない。 しかし、本神経障害は患側の下唇,オトガイ. 皮膚などに知覚異常を来たすもので、 舌の感覚異常をきたさないので当てはまらない。 Q45 本抜歯前に、17番根尖部に感染があった場合、 どの空間に感染が拡大しやすいか? A Sublingual B Parapharyngeal C Masicaticator D Submandibular E Parotid 正解 D Submandibular space 下顎臼歯の根尖病巣は顎舌骨筋 mylohyoid Mを貫いて、submandibular spaceに最も拡大しやすい。 (図5) ![]() 図5 https://www.slideshare.net/rameshravikumar/space-infection-45704299 A Sublingual sublingual spaceは根尖部からは、geniohyoid Mおとがい舌骨筋やgenioglossus M おとがい舌筋が防波堤となる。 ![]() B Parapharyngeal C Masticator ABCにも拡大する可能性はなくもないが、根尖部よりもう少し表層部の感染で生ずるということか?(図6) ![]() 図6 http://www.exodontia.info/LudwigsAngina.html E Parotid 遠く、生じにくいのか? |
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