プロフィール
Author:かず 広告
最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
楽天お勧め
最新コメント
google+1
|
整形専門医試験から歯科国試にも出そうな問題。
今回はアセトアミノフェンについて ![]() https://www.qlife.jp/meds/rx41718.html 整形専門医29-15 鎮痛薬としてのアセトアミノフェンについて正しいのはどれか。 1つ選べ。 a 解熱作用がある。 b 抗炎症作用がある。 c 鎮痛作用は末梢性である。 d 大部分が腎臓で代謝される。 e アスピリン喘息患者には禁忌である。 解答:MOREへ スポンサーリンク 整形専門医29-15 鎮痛薬としてのアセトアミノフェンについて正しいのはどれか。1つ選べ。 a 解熱作用がある。 b 抗炎症作用がある。 c 鎮痛作用は末梢性である。 d 大部分が腎臓で代謝される。 e アスピリン喘息患者には禁忌である。 正解 a ○a 解熱作用がある。 作用機序は、視床下部の体温調節中枢にてCOXを阻害⇒PGE2産生を抑制 ⇒セットポイントを下げ熱放散を増大させ解熱作用を示す。 ×b 抗炎症作用がある。 ×c 鎮痛作用は末梢性である。 末梢におけるCOX-1阻害作用は極めて弱いため抗炎症作用はほとんどない。 視床と大脳皮質の痛覚閾値の上昇させ鎮痛作用を示す。 ![]() http://yakuaru.nows.jp/oral/18-18.html ×d 大部分が腎臓で代謝される。 アセトアミノフェンの90%以上がグルクロン酸抱合、硫酸抱合により代謝され、 一部はCYP2E1等により代謝され、N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)を生成する。 通常量ではNAPQIはグルタチオン抱合を受け代謝され、メルカプツール酸やシステインになって排泄される。 グルタチオンが不足または枯渇するとNAPQIが蓄積し、肝細胞毒性を示し、肝障害が起こる。 ![]() https://twitter.com/jun0426 ×e アスピリン喘息患者には禁忌である。 禁忌でなく、本薬を低用量で用いる。 アスピリン喘息患者には塩基性NSAIDsが安全か? NSAIDsに対する過敏症で、喘息や鼻症状が成人で発症した喘息患者の1割に見られる。 鼻茸がある患者に多い。 機序はCOX-1阻害のためアラキドン酸の代謝がLOX経路を介してロイコトリエン(LT)の産生に傾き、 LT作用である気道収縮、血管透過性亢進(鼻汁産生)が関与する。 アスピリン喘息既往患者がどうしてもNSAIDsを使用しなければならない場合には、 COX-1阻害作用の小さいCOX-2選択的阻害薬かアセトアミノフェンを低用量で用いる。 解説は 薬剤師の日々研鑽 アセトアミノフェン(カロナール)の作用機序・肝障害と薬物動態 http://yakuzaishikensan.hatenablog.com/entry/2017/01/24/040449 から、主に引用。 |
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。
LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。
リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
|