プロフィール
Author:かず 広告
最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
楽天お勧め
最新コメント
google+1
|
同側大腿骨・下腿骨骨折でshock例の処置などに関する連問
![]() https://benthamopen.com/FULLTEXT/TOORTHJ-9-356 医師国家試験過去問データベース から 歯科とは関係ないでしょう。 大学の救急センターで研修しない限りは出くわさないでしょうが、 shockの病態についての実際例を見てください。 108医B56-58 ![]() ![]() ![]() ![]() 解答:MOREへ スポンサーリンク ![]() 正解 a theme: 出血性ショック comment: 交通外傷である。 かつ同側大腿骨開放骨折 + 下腿骨骨折 case. こういう骨折はfloating knee injuryと呼んでいます。 Floating Knee損傷の分類:Fraser分類 ![]() http://emedicine.medscape.com/article/1249181-workup 脈拍120/分・血圧80/50mmHgよりショックバイタルを呈している。 また、濃い尿が少量からも、 尿量減少と濃縮尿から脱水であることが示されている。 つまりは大量出血からくるhypovolemic shockである。 a 正しい。乳酸リンゲルである。細胞外液を効果的に増加させることができ、有用。 b 2号液である。一部細胞内液へと移行するため、現時点では適さない。 c・d 3号液である。維持輸液として用いる。 e 5%ブドウ糖液。細胞内液の補充に向いている。 ![]() 正解 b theme: 左大腿骨開放骨折 comment: 105E67に同様の問題あり。 今回は、PT・APTTが延長し、血小板が低値をきたしていることに着目する必要がある。 a 伝達麻酔(神経ブロック)では本手術に対する鎮痛に不十分。 b 正しい。全身麻酔が第一選択となる。 c・e 出血傾向があり、硬膜外麻酔は使用できない(出血がとまらなくなる恐れあり)。 d 脊髄くも膜下麻酔も同様に出血傾向の存在下では使用不可。 また血圧を低下させる作用があるためショック状態の患者には禁忌となる。 ![]() ![]() 正解 d theme: 脂肪塞栓症 (FES: fat embolism syndrome) comment: 胸部エックス線では肺動脈の拡大と部分的な透過性の低下を認めている。 典型例はsnow storm appearanceと呼ばれる。 ARDSでみられる肺XP所見。 「眼瞼結膜と体幹皮膚に点状出血を認める」とのことで、塞栓物質が全身に飛来している可能性が高い。 ![]() https://www.youtube.com/watch?v=qqzRtNC6c0Q 骨髄には脂肪が豊富に含まれ、骨折により血中へ流出する。 それにより脂肪塞栓の合併が多いことは覚えておきたい。 a 気胸は画像上みられていない。 b 心不全では胸部エックス線にて心拡大をみるはず。 また、心エコー所見も合致しない。 c 病歴に全く合致しない。 d 正しい。上記の通り。 e 術後の長期臥床による合併症(DVT + PE) として考えうるが、点状出血はみられない。 |
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。
LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。
リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
|