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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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誤嚥性肺炎とその予防

に関する問題。

訪問診療を国が推し進める政策もとっているので、
今後、医師、歯科国試とも増えてくる話題でしょう。

AspPneum.jpg
http://kostudios.com/ent-respiratory-stock-images/


1)第100回 看護師国試 午前問題16
誤嚥を防ぐための食事介助で適切なのはどれか。

 1. パサパサした食べ物を準備する。
 2. 患者の体位は、頸部を後屈させ下顎を挙上させる。
 3. 食物を口に運んだスプーンは、上方へ抜き取る。
 4. 飲み込んだのを確認してから、次の食物を口に入れる。


2)101看護師国試 問題93 
 
Aさんは、娘が作るお粥や野菜・肉類のペーストをほとんど摂取しなくなってきた。
「父は果物が好きだったから、おいしい手作りジュースを飲ませたいのです」と、
訪問看護師に相談があった。娘に対する助言で適切なのはどれか。

1. 「ジュースにとろみをつけてみましょう」
2. 「ジュースなら買ってきた方が簡単ですよ」
3. 「ジュースばかりでは再入院の可能性が高くなります」
4. 「お粥や野菜も果物と一緒にジュースに混ぜてはいかがでしょう」


3)第98回 看護師国試
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。
両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校(養護学校)に通学している。
父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が担っている。
母親は軽度の高血圧症がある。 

問1
在宅での経鼻経管栄養法の家族への指導で適切なのはどれか。

1. 栄養剤は50℃前後に温めて注入する。
2. 介護者の時間がないときは注入速度を速める。
3. 日中に発汗が多いときは夜間に水分注入する。
4. 注入を始める時刻は男児・家族の生活パターンに合わせる。

肺炎は改善し、退院後も経鼻経管栄養法によって栄養補給を行うこととなった。
退院後の病状変化時の対応について母親から不安の訴えがあったため、
訪問看護ステーションからの訪問看護が開始されることとなった。

問2
経鼻経管栄養法の合併症予防のため、観察する項目で優先度が低いのはどれか。

1. 発熱の有無
2. 食欲の有無
3. 肺音の異常の有無 
4. 経鼻チューブの固定状況 
5. チューブ挿入部の皮膚の状態


4)第87回 看護師国試

特殊栄養法について誤っているのはどれか。

1. 成分栄養は通常の流動食よりも残渣が多い。 
2. 経管栄養でも嘔吐による嚥下性肺炎を起こす。
3. 経口摂取ができなくても中心静脈栄養によって長期生存が可能である。
4. 末梢静脈からの高糖液の点滴静脈注射は静脈炎を起こしやすい。


5)管理栄養士26-34 

誤嚥に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)誤嚥の検査には、DEXA法を用いる。
(2)高齢者には、不顕性誤嚥がみられる。
(3)嚥下物の喉頭侵入では、異常音(ゴロゴロ音)が聞こえる。
(4)経鼻胃管挿入状態は、誤嚥性肺炎のリスクになる。
(5)誤嚥性肺炎の防止には、口腔ケアが有用である。


6)29管理栄養士150 
誤嚥に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)健常者では、起こらない。
(2)睡眠中では、起こらない。
(3)不顕性誤嚥では、むせはみられない。
(4)経鼻胃管留置では、起こらない。
(5)咽頭残留食物の食道への移行は、飲水により行う。


7)109医I-48


109i48.jpg 




解答:MOREをクリック

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解答、解説


1)第100回 看護師国試 午前問題16

誤嚥を防ぐための食事介助で適切なのはどれか。

 1. パサパサした食べ物を準備する。
 2. 患者の体位は、頸部を後屈させ下顎を挙上させる。
 3. 食物を口に運んだスプーンは、上方へ抜き取る。
 4. 飲み込んだのを確認してから、次の食物を口に入れる。

 1. ×
高齢者は唾液の分泌量が減少するため、パサパサした食事は飲み込みにくく、
誤嚥の原因になります。
適度に水分を加えて軟らかくしたり、とろみをつけたりするなど、
食べやすい形態に工夫しましょう。

 2. ×
頸部を後屈して下顎を挙上する体位は、気道が広がりやすくなり、
誤嚥の危険性が高まります。
座位または30度仰臥位で、頸部を前屈させる体位が適切です。

 3. ×
スプーンを上方へ抜き取ると、スプーンの傾きによって食べ物が勢いよく
口の中に流れ込む原因になります。

 4.○ 正しい

正解 4

高齢者と誤嚥性肺炎 | 医教コミュニティ つぼみクラブ から


2)101看護師国試 問題93  
Aさんは、娘が作るお粥や野菜・肉類のペーストをほとんど摂取しなくなってきた。
「父は果物が好きだったから、おいしい手作りジュースを飲ませたいのです」と、
訪問看護師に相談があった。
娘に対する助言で適切なのはどれか。

1. 「ジュースにとろみをつけてみましょう」
2. 「ジュースなら買ってきた方が簡単ですよ」
3. 「ジュースばかりでは再入院の可能性が高くなります」
4. 「お粥や野菜も果物と一緒にジュースに混ぜてはいかがでしょう」

○1) 「ジュースにとろみをつけてみましょう」
      誤嚥性肺炎を予防するために、
     ジュースにとろみをつけることは適切である。

×2) 「ジュースなら買ってきた方が簡単ですよ」

×3) 「ジュースばかりでは再入院の可能性が高くなります」

×4) 「お粥や野菜も果物と一緒にジュースに混ぜてはいかがでしょう」

正解 1

Nステ.com 101回看護師国家試験一般問題・状況設定問題解説(午前 ... から

 
3)第98回 看護師国試
7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。
両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校(養護学校)に通学している。
父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。
介護はほぼ母親が担っている。母親は軽度の高血圧症がある。 

問1
在宅での経鼻経管栄養法の家族への指導で適切なのはどれか。


1. 栄養剤は50℃前後に温めて注入する。
2. 介護者の時間がないときは注入速度を速める。
3. 日中に発汗が多いときは夜間に水分注入する。
4. 注入を始める時刻は男児・家族の生活パターンに合わせる。

解答)4 


<解説>

1.(×) 栄養剤の温度は38~40℃の、体温よりわずかに高めの温度にする。

2.(×) 注入速度を速めると、消化不良や下痢の原因になる。

3.(×) 発汗量に応じてそのつど水分注入量を調節する。

4.(○) 経管栄養法であっても、男児にとっては大切な食事である。
    楽しい雰囲気で食事を迎えられるよう、男児や家族の食生活の習慣に
    合わせることが大切である。

肺炎は改善し、退院後も経鼻経管栄養法によって栄養補給を行うこととなった。
退院後の病状変化時の対応について母親から不安の訴えがあったため、
訪問看護ステーションからの訪問看護が開始されることとなった。

問2
経鼻経管栄養法の合併症予防のため、観察する項目で優先度が低いのはどれか。 

 1. 発熱の有無
 2. 食欲の有無
 3. 肺音の異常の有無 
 4. 経鼻チューブの固定状況
 5. チューブ挿入部の皮膚の状態

解答・解説

×1. 発熱の有無
    経鼻経管栄養法の合併症として誤嚥性肺炎が生じやすい。
    その際発熱の可能性があるので観察項目として優先度は高い。

○2. 食欲の有無
    経鼻経管栄養法の合併症予防のための観察項目としては、食欲は優先度が低い。

×3. 肺音の異常の有無
    誤嚥した場合、肺音の異常が聴取される。

×4. 経鼻チューブの固定状況
    きちんと固定されていないと経鼻チューブが抜ける可能性があり、
    その状態で栄養補給を行えば誤嚥を生じやすい。

×5. チューブ挿入部の皮膚の状態
    同一皮膚の圧迫から炎症や潰瘍を形成する可能性がある。

正解 2


看護師国家試験 解答・解説1963(第98回)|看護roo![カンゴルー] などから


4)第87回 看護師国試
特殊栄養法について誤っているのはどれか。

1. 成分栄養は通常の流動食よりも残渣が多い。
2. 経管栄養でも嘔吐による嚥下性肺炎を起こす。
3. 経口摂取ができなくても中心静脈栄養によって長期生存が可能である。
4. 末梢静脈からの高糖液の点滴静脈注射は静脈炎を起こしやすい。

解答・解説

○1. 成分栄養は通常の流動食よりも残渣が多い。
    食物残渣とは、消化されず栄養分にはならない成分で、食物繊維がこれにあたる。
    成分栄養は必要な栄養分を消化されやすいように調整した栄養剤であり、残渣は少ない。

×2. 経管栄養でも嘔吐による嚥下性肺炎を起こす。
    経管栄養でも嘔吐や唾液の誤嚥による嚥下性肺炎を生じる。

×3. 経口摂取ができなくても中心静脈栄養によって長期生存が可能である。
    中心静脈栄養によって、経口摂取できなくても生存できる。

×4. 末梢静脈からの高糖液の点滴静脈注射は静脈炎を起こしやすい。
    高糖液は末梢静脈では閉塞や炎症をきたしやすいので、
    通常中心静脈など太い静脈を利用する。

看護国家試験 解答・解説795(第87回)|看護roo![カンゴルー]


5)管理栄養士26-34 
誤嚥に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)誤嚥の検査には、DEXA法を用いる。
(2)高齢者には、不顕性誤嚥がみられる。
(3)嚥下物の喉頭侵入では、異常音(ゴロゴロ音)が聞こえる。
(4)経鼻胃管挿入状態は、誤嚥性肺炎のリスクになる。
(5)誤嚥性肺炎の防止には、口腔ケアが有用である。

(1)× 

誤嚥の検査には、反復唾液嚥下テスト、水飲みテスト、段階的フードテスト、嚥下造影検査、
嚥下内視鏡検査などがある。
DEXA(dual energy X-ray absorptiometry)法は、骨に二種類のエネルギーのX線を照射し、
X線の骨による吸収の差を利用して骨塩量を測定する検査である。

(2)〇 
不顕性誤嚥とは、誤嚥があっても、むせたり、咳が出るなどの症状が出現しないことをいう。
不顕性誤嚥は、誤嚥性肺炎のリスクになる

(3)〇 
正しい。

(4)〇 
経鼻胃管の先端が胃内にある場合、投与した栄養剤が胃内に貯留し、
嘔吐することがあるので、誤嚥性肺炎のリスクになる。
チューブの先端を十二指腸に挿入すると、嘔吐の確率は低下するので、
誤嚥性肺炎のリスクは低くなる。

(5)〇 
誤嚥性肺炎の原因の一つとして、口腔内の雑菌を唾液と共に誤嚥することがある。
よって、口腔ケアは、誤嚥性肺炎の防止策となる。


正解(1)

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち : 管理栄養士国家試験徹底解説


6)29管理栄養士150 

誤嚥に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

× (1)健常者では、起こらない。
× (2)睡眠中では、起こらない。
○ (3)不顕性誤嚥では、むせはみられない。
× (4)経鼻胃管留置では、起こらない。
× (5)咽頭残留食物の食道への移行は、飲水により行う。

正解 3


7)109医I-48

109i48.jpg


正解 a

今までの問題を解いていれば、正解はaの口腔ケアしかない。


誤嚥性肺炎について

8CEB9A8B90AB94x898A.png 

http://www.yoneyama-dc.com/pg260.html

誤嚥性肺炎(Aspiration pneumonia)は、お口の中にいる細菌の不顕性誤嚥(Silent aspiration)
が原因となります。

誤嚥は、嚥下反射と咳反射の低下などに伴って生じ、
特に脳血管障害の見られる高齢者に多いのですが、
そのような高齢者のお口の中には、デンタルプラーク(歯についたバイオフィルム)や
デンチャープラーク(入れ歯についたバイオフィルム)
だけでなく、
歯周ポケット内、舌背、頬、咽頭、粘膜などにさまざまな微生物が
バイオフィルムを形成しているわけですが、それらのバイオフィルム形成細菌や
細菌が付着した剥離細胞が唾液に混入して、
唾液といっしょに誤嚥され下気道に流入することが原因となっているのです。

実際に高齢者の肺炎から分離される細菌としては、下の表のように
Porphyromonas gingivalisなどの嫌気性歯周病原性細菌 が最も多い のです。

8CEB9A8B90AB94x898A82CC8DD78BDB.png

また、人工呼吸器を口腔や鼻から入れているICU(集中治療室)などで
治療を受けられている患者さんにおいては、
人工呼吸器関連性肺炎になる危険性が極めて高くなるのですが、
発症しますと死亡率も高く、回復しても入院期間が非常に長引いてしまいます。

また、インフルエンザなども歯周病が存在するとかかりやすくなる といわれております。
通常咽頭粘膜にあるウイルスレセプターは唾液の糖タンパクにより隠されているのですが、
歯周病細菌が出すタンパク分解酵素はこの糖タンパクを分解しウイルスレセプターを
露出させてしまうため、ウイルスが身体に侵入しやすくなってしまうのです。

またブドウ球菌や緑膿菌のタンパク分解酵素は
インフルエンザウイルスの表面抗原であるHA1というものを修飾して、
細胞にウイルスが侵入しやすい環境をつくっているとも考えられているのです。

したがって、
様々な呼吸器疾患を防ぐためにも常に口腔内を衛生的に保つ必要がある



栄養管理について、よく書かれているサイトです。

絶対やる気のNST 栄養サポートチームをサポートする情報サイト



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