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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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“胃瘻”に関する問題

00.jpg 
http://www.peg.or.jp/eiyou/peg/about.html


1)101看護師国試 

胃瘻からの経管経腸栄養法を開始した
在宅患者の家族に対する説明で正しいのはどれか。

1. 液状の栄養剤は開封後数日間使用してよい。
2. 栄養剤の注入は無菌操作で行う必要はない。
3. 胃瘻を造設したので経口摂取は禁止となる。
4. 胃瘻カテーテルは週に1回交換する。



2)看護師国試 問題66
胃瘻造設患者の看護で適切なのはどれか。

1. 栄養剤の注入時は仰臥位にする。
2. 下痢のときは栄養剤の注入速度を遅くする。
3. 術後2週間は瘻孔周囲を消毒する。
4. 入浴時には創傷被覆材で保護する。


3)管理栄養士25-127 
胃瘻に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

a PEG(percutaneous endoscopic gastrostomy)は、
  内視鏡的に胃瘻を造設する手術である。
b 胃瘻からの経腸栄養剤には、天然濃厚流動食は使用できない。
c 胃瘻造設により経口摂取が不可能となる。
d 在宅での胃瘻からの経腸栄養剤投与は、可能である。

(1) aとb
(2) aとc
(3) aとd
(4) bとc
(5) cとd


4)第101回看護師国家試験一般問題・状況設定問題
次の文を読み91~92の問いに答えよ。

Aさん(88歳、男性)は、脳梗塞の後遺症で、要介護5の認定を受けている。
Aさんは意思を明確に表出できない。63歳の娘が介護を行っている。
娘が食事形態を工夫して摂食の援助を行ってきたが、
これまでにAさんは2回の誤嚥性肺炎を起こしている。
今回、3回目の誤嚥性肺炎で入院し、低栄養状態を改善するための
栄養管理方法の1つとして、医師が娘に胃瘻の造設を提案した。

【問題91】 
胃瘻について説明を受けた娘は、
「父は管を入れてまで生きたくないと日頃から言っていたので、
胃瘻にはしたくありません」と言った。
看護師の言葉で適切なのはどれか。

1. 「娘さんの決定に私も賛成します」
2. 「お父様に長生きしてほしいと思いませんか」
3. 「胃瘻から栄養を摂ればまた元気になりますよ」
4. 「お父様の意向に娘さんも同意されるのですね」

【問題92】 
Aさんは胃瘻を造設しないで、自宅で療養することになった。
退院後に訪問診療と訪問看護とを受ける手続きをして退院した。
退院後3日、訪問看護師はAさんの自宅を訪問した。
Aさんを援助するための情報で最も重要なのはどれか。

1. 身体活動性
2. 経口摂取の状況
3. 娘の調理の技術
4. 排泄介助の方法
5. 娘の胃瘻に関する知識


5)新作
経腸栄養について、正しい記述はどれか。すべて選べ。

A 消化管の構造と機能を維持する。
B 細菌の移動は抑制できない。
C 静脈栄養よりコスト的に安価である。
D 長期管理は困難である。
E 腸が動いていなくても適応がある。

6)新作
以下のペグに関する記述で正しいもの、すべて選べ。

A 大量の復水があっても可能である。
B 胃手術歴があっても安全に設置可能である。
C 繰り返す誤嚥性肺炎患者には、よい適応である。
D クローン病などの長期経腸栄養を必要とする炎症性腸疾患にも適応がある。
E 認知症などのため、自発的に摂食できない患者にはよい適応である。






解答:MOREをクリック


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解答、解説


1)101看護師国試 

胃瘻からの経管経腸栄養法を開始した
在宅患者の家族に対する説明で正しいのはどれか。

× 1. 液状の栄養剤は開封後数日間使用してよい。
    栄養剤は開封したら冷蔵庫に保存し、1日以内に使い切るようにする。

○ 2. 栄養剤の注入は無菌操作で行う必要はない。
    清潔を保つ必要はあるが、無菌操作で行う必要はない。

× 3. 胃瘻を造設したので経口摂取は禁止となる。
   胃瘻造設後でも嚥下訓練によって経口摂取ができる可能性はある。

× 4. 胃瘻カテーテルは週に1回交換する。
    胃瘻カテーテルの種類にもよるが、少なくとも1か月は交換する必要はない。

正解 2

Nステ.com 101回看護師国家試験一般問題・状況設定問題解説(午前 ...


胃ろう(PEG)
http://www.peg.or.jp/eiyou/peg/about.html


PEG(ペグ)とは、内視鏡を使って「おなかに小さな口」を造る手術のことです。
PEG=Percutaneous Endoscopic Gastrostomy : 経皮内視鏡的胃瘻造設術)

kaigo02.jpg 
http://blog.10-plate.com/care/1707


造られたおなかの口を「胃瘻(胃ろう)」と言い、
取り付けられた器具を「胃ろうカテーテル」と言います。(カテーテル=管、チューブ)


irou tukurikata 

胃ろうの作成方法http://www.soshundo.jp/kuma/shinryo/


口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、
直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。

胃ろうは、欧米で多く用いられている長期栄養管理法で、
鼻からのチューブなどに比べ、患者さんの苦痛や介護者の負担が少なく、
喉などにチューブがないため、
お口から食べるリハビリや言語訓練が行いやすいというメリットがあります。


介護者にとって、ペグは楽になる手段とは言われているが、
必ずしもそうではないようです。

介護される側にとっては、
食べることを忘れてしまう。

本当は
食べること自体が、咀嚼筋だけでなく、
発声器官にとってもリハビリとなるという事実があります。

ということで、ペグは一時的な栄養投与方法であって、
むしろ、早急に経口に変えるという
積極的ペグ利用 という概念が叫ばれているようです。



胃ろうカテの種類
catheter.png 
http://www.peg.or.jp/eiyou/peg/about.html



2)看護師国試 問題66
胃瘻造設患者の看護で適切なのはどれか。

1. 栄養剤の注入時は仰臥位にする。
2. 下痢のときは栄養剤の注入速度を遅くする。
3. 術後2週間は瘻孔周囲を消毒する。
4. 入浴時には創傷被覆材で保護する。

【解説】

1. × 胃食道逆流から誤嚥が生じるため、防止策として、
    経管栄養中とその後30分程度は坐位またはファウラー位とする。

2. ○ 胃瘻造設後の経管栄養開始時には少ないカロリーから開始し、徐々にカロリーアップする。
    下痢症状が出現した場合は、いったん前日または2日前の投与カロリーに戻し、
    注入速度を遅くして経過をみる。

3. × 瘻孔周囲には消毒薬は使用せず、終了後1週間以降は微温湯と石けんで洗う。
    胃瘻造設術後から2週間は瘻孔部に瘻孔周囲炎を起こす可能性があるため、
    瘻孔部の発赤、膿の出現がないか毎日観察する必要がある。

4. × 瘻孔は2週間で完成することから、造設から1週間後にはシャワー浴、
    2週間後からは入浴が可能となる。
    清潔が基本であることから被覆する必要はない。

正解 2

国試問題 解答(12/212/6)|やおとくかんご - アメーバブログ


3)管理栄養士25-127 
胃瘻に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

a PEG(percutaneous endoscopic gastrostomy)は、
  内視鏡的に胃瘻を造設する手術である。
b 胃瘻からの経腸栄養剤には、天然濃厚流動食は使用できない。
c 胃瘻造設により経口摂取が不可能となる。
d 在宅での胃瘻からの経腸栄養剤投与は、可能である。

(1) aとb
(2) aとc
(3) aとd
(4) bとc
(5) cとd

a〇 
percutaneousは経皮、endoscopicは内視鏡的、gastrostomyが胃瘻増設術のことである。
よって、PEGを日本語いうと経皮内視鏡的胃瘻増設術となる。

b× 
経腸栄養剤には、成分栄養剤、消化態経腸栄養剤、半消化態経腸栄養剤、濃厚流動食がある。
それぞれの成分の特徴については、教科書で復習をしておこう。
経腸栄養剤は、消化管機能がどの程度維持されているかによって選択する。
投与経路は、経腸栄養剤の選択に影響しない。

c× 
経口摂取は可能であるが、何らかの理由で経口摂取だけでは
必要エネルギーを摂取することができない場合、
胃瘻増設による経腸栄養剤で不足分を補うことは可能である。

d〇 
病態が急激に変化しない慢性期の安定した疾患であって、
栄養低下や栄養障害のために長期の栄養管理が必要と判断され、
栄養管理により病態の改善が期待でき、
患者も家族もそれを希望する場合は、在宅で経腸栄養法を行うことができる。

正解(3) ad

臨床栄養学 : 管理栄養士国家試験徹底解説



4)第101回看護師国家試験一般問題・状況設定問題
次の文を読み91~92の問いに答えよ。

Aさん(88歳、男性)は、脳梗塞の後遺症で、要介護5の認定を受けている。
Aさんは意思を明確に表出できない。63歳の娘が介護を行っている。
娘が食事形態を工夫して摂食の援助を行ってきたが、
これまでにAさんは2回の誤嚥性肺炎を起こしている。

今回、3回目の誤嚥性肺炎で入院し、低栄養状態を改善するための栄養管理方法
の1つとして、医師が娘に胃瘻の造設を提案した。

【問題91】 
胃瘻について説明を受けた娘は、「父は管を入れてまで生きたくないと日頃から言っていたので、
胃瘻にはしたくありません」と言った。看護師の言葉で適切なのはどれか。

1. 「娘さんの決定に私も賛成します」
2. 「お父様に長生きしてほしいと思いませんか」
3. 「胃瘻から栄養を摂ればまた元気になりますよ」
4. 「お父様の意向に娘さんも同意されるのですね」

患者は意思を明確に表出できない状態である。父親の意向を汲んだ娘の意見を尊重する。

正解 4


【問題92】 
Aさんは胃瘻を造設しないで、自宅で療養することになった。
退院後に訪問診療と訪問看護とを受ける手続きをして退院した。
退院後3日、訪問看護師はAさんの自宅を訪問した。
Aさんを援助するための情報で最も重要なのはどれか。

1. 身体活動性

2. 経口摂取の状況
 患者は誤嚥性肺炎を繰り返しており、胃瘻も造設していない。
低栄養状態の改善のためには、経口摂取の状況についての情報が最も重要である。

3. 娘の調理の技術

4. 排泄介助の方法

5. 娘の胃瘻に関する知識

正解 2

Nurture.jp: 104 看護師国家試験 - 午前問題[91 - 120問]


5)新作
経腸栄養について、正しい記述はどれか。すべて選べ。

○ A 消化管の構造と機能を維持する。
× B 細菌の移動は抑制できない。
○ C 静脈栄養よりコスト的に安価である。
× D 長期管理は困難である。
× E 腸が動いていなくても適応がある。

正解 AC


栄養療法の大原則は、“When the gut works use it !”
「腸が働いているなら、腸を使おう!」である。


経腸栄養療法の利点として、

1) 腸管粘膜の維持
2) 免疫能の維持、bacterial translocationの回避
3) 代謝反応の亢進の抑制
4) 胆汁うっ滞の回避
5) 消化管の生理機能の維持
6) カテーテル敗血症、気胸などのTPN時の合併症がない
7) 長期管理が容易である
8) 廉価である


などがある。

経腸栄養の適応は腸が機能している場合はすべて適応となる。
 経腸栄養の禁忌は、腸が安全に使用できない場合である。

早期経腸栄養は静脈栄養に比較して、感染性合併症の頻度が減少すると考えられている。

http://www.peg.or.jp/lecture/enteral_nutrition/01.html


6)新作
以下のペグに関する記述で正しいもの、すべて選べ。

× A 大量の復水があっても可能である。
× B 胃手術歴があっても安全に設置可能である。
○ C 繰り返す誤嚥性肺炎患者には、よい適応である。
○ D クローン病などの長期経腸栄養を必要とする炎症性腸疾患にも適応がある。
○ E 認知症などのため、自発的に摂食できない患者にはよい適応である。

正解 CDE


PEGの適応と禁忌
を表1、2に示す。
http://www.peg.or.jp/lecture/peg/02.html

一般的には、正常の消化管機能を有し、
4週間以上の生命予後が見込まれる成人および小児がその適応となる。

本邦には疾患別の適応と禁忌は存在していない。

PEGの適応に関しては医学的な側面と倫理的側面から考察する必要がある。

  表1 PEGの適応

1.嚥下・摂食障害

  • 脳血管障害、認知症などのため、自発的に摂食できない
  • 神経・筋疾患などのため、摂食不能または困難
  • 頭部、顔面外傷のため摂食困難
  • 喉咽頭、食道、胃噴門部狭窄
  • 食道穿孔

2.繰り返す誤嚥性肺炎

  • 摂食できるが誤嚥を繰り返す
  • 経鼻胃管留置に伴う誤嚥

3.炎症性腸疾患

  • 長期経腸栄養を必要とする炎症性腸疾患、とくにクローン病患者

4.減圧治療

  • 幽門狭窄
  • 上部小腸閉塞

5.その他の特殊治療


  表2 PEGの絶対的禁忌と相対的禁忌

絶対的禁忌

  • 通常の内視鏡検査の絶対禁忌
  • 内視鏡が通過不可能な咽頭・食道狭窄
  • 胃前壁を腹壁に近接できない
  • 補正できない出血傾向
  • 消化管閉塞(減圧ドレナージ目的以外の場合)

相対的禁忌

  • 大量の腹水貯留
  • 極度の肥満
  • 著明な肝腫大
  • 胃の腫瘍性病変や急性粘膜病変
  • 横隔膜ヘルニア
  • 出血傾向
  • 妊娠
  • 門脈圧亢進
  • 腹膜透析
  • 癌性腹膜炎
  • 全身状態不良
  • 生命予後不良
  • 胃手術既往
  • 説明と同意が得られない


PEG、経腸栄養、静脈栄養 全般に関するレクチャーサイト 

PEG ドクターズネットワーク
http://www.peg.or.jp/lecture/what-is-pdnlectures.html

栄養管理の詳細に関して書かれていますので、参考にしてください。



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