プロフィール
Author:かず 広告
最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
楽天お勧め
最新コメント
google+1
|
市中肺炎の典型問題
![]() 歯科国試では出されないですが、 グラム染色については注意してみてください。 これについては頻出です。 医師国家試験過去問データベース から 108医C27 ![]() ![]() 解答:MOREへ スポンサーリンク ![]() ![]() 正解 a theme: 肺炎球菌性肺炎 comment: 主訴・身体所見・エックス線画像の情報より肺炎の診断は難くない。 喀痰のGram染色標本にてグラム陽性の双球菌を認めており、肺炎球菌による肺炎が考えられる。 a ペニシリン系 正しい。肺炎球菌性肺炎の第一選択薬。 b カルバペネム系 広域スペクトラムをもつ抗菌薬。起炎菌が判明している以上、用いる局面とはいえない。 c マクロライド系 マイコプラズマ・クラミジア・レジオネラなどの非定型肺炎に有効。 d ニューキノロン系 一部の肺炎にも有効であるが、抗酸菌や尿路感染にも有効。 起炎菌が判明している以上、用いる局面とはいえない。 e アミノグリコシド系 グラム陰性桿菌感染症の治療に有効。 解説 特に既往のない72歳の女性が発熱、咳嗽で外来を受診したという 日常臨床でも遭遇頻度の高いプレゼンテーションです。 A-DROPは0点で予後は悪くはないのですが、 臨床症状と胸部エックス線写真所見とから市中肺炎の診断で良いでしょう。 肺炎治療において、痰のGram染色は極めて有用な情報を与えてくれます。 しかも、分単位で鏡検所見が得られるので、即時性にも優れます。 本症例の痰Gram染色では、莢膜を伴うグラム陽性双球菌を認め、 すなわち肺炎球菌性肺炎を強く示唆する所見となります。 肺炎球菌、溶連菌に対してはペニシリンGが第一選択となります。 肺炎球菌に活性がある/ないで議論を進める場合には、 カルバペネム系やマクロライド系、ニューキノロン系も 活性がある薬剤が含まれるため使用した場合に奏功する場合も期待されますが、 より良い適応かは別の話となります。 結果的に「効いてしまう」抗菌薬ではなく、 「予め」効く可能性が高い薬剤を選択する知識・判断力が 医師国家試験でも問われるようになりました。 解説:日経メディカル 医師国試 1問1答 から |
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。
LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。
リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
|