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少し難しいでしょうか?


内科専門医31 5.

66 歳の男性.歩行障害を主訴に受診した.
20 年前,胃癌で胃全摘術を受けた.
1 年前から歩行時ふらつきを自覚するようになり,
2 か月前から転倒することが多くなった.
神経学所見では四肢腱反射亢進(左右差なし),
片足立ち両側困難,Romberg徴候陽性
および両下肢末梢の触覚,痛覚低下を認める.

頸髄MRI T2 強調矢状断像【図No. 6】とT2 強調軸位断像【図No. 7】とを示す.

この患者への治療として最も適切なのはどれか.1 つ選べ.

(a) 葉 酸
(b) ビタミンB12
(c) 血液浄化療法
(d) インターフェロンβ
(e) ステロイドパルス療法


N0.6

sennmonni no6

No.7
sennmonni no7


解答:MOREへ

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解答

66 歳の男性.歩行障害を主訴に受診した.20 年前,胃癌で胃全摘術を受けた.
1 年前から歩行時ふらつきを自覚するようになり,2 か月前から転倒することが多くなった.
神経学所見では四肢腱反射亢進(左右差なし),片足立ち両側困難,
Romberg徴候陽性および両下肢末梢の触覚,痛覚低下を認める.

頸髄MRI T2 強調矢状断像【図No. 6】とT2 強調軸位断像【図No. 7】とを示す.

この患者への治療として最も適切なのはどれか.1 つ選べ.

(a) 葉 酸
(b) ビタミンB12
(c) 血液浄化療法
(d) インターフェロンβ
(e) ステロイドパルス療法

N0.6

sennmonni no6

No.7
sennmonni no7


正解 b


簡易解説

胃癌で胃全摘術⇒ 内因子欠乏に伴うVit B12吸収低下の可能性

1 年前から歩行時ふらつきを自覚
2 か月前から転倒

神経学所見では四肢腱反射亢進(左右差なし)
片足立ち両側困難
Romberg徴候陽性
  
側索、後索

両下肢末梢の触覚,痛覚低下

No.7 MRI T2にて後索にㇵの字状にhigh intensity areaを認める


以上から

ビタミンB12欠乏症によって脊髄の後柱及び側柱の変性が生じる疾患:
亜急性連合性脊髄変性症 が最も考えやすい。


正解はb


亜急性脊髄連合変性症の症状や原因は?MRI画像のポイントは?
http://medical-checkup.biz/archives/10195
を参照

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2017/06/08 06:10 脳・神経 TB(-) CM(0)
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