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全部床関係の練習問題
東京デンタルスクール: 定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から抜粋改編したものです。 http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から 1)下顎に存在するのはどれか。すべて選べ。(総義歯) a 頬 棚 b アーライン c 切歯乳頭 d ハミュラーノッチ e レトロモラーパッド 2)リリーフが必要なのはどれか。すべて選べ。(総義歯) a 頬 棚 b 下顎隆起 c 切歯乳頭 d 口蓋小窩 e オトガイ孔 3)筋形成の部位と運動との組合せで正しいのはどれか。 すべて選べ。(総義歯) a. ハミュラーノッチ部――-――--------開口 b. 上顎臼歯部頬側―――----------下顎側方運動 c. 下顎小臼歯部頬側――――------咬みしめ d. 下顎小臼歯部舌側―――--------舌の左右運動 e. 下顎臼歯部頬側遠心隅角部―――唾液の嚥下 4)即時義歯の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。(全部床) a 歯の小矯正に用いることができる。 b 原則として装着前に蝋義歯試適を行う。 c レジンテンプレートは人工歯排列の際に用いる。 d 装着することによりもとの咬合高径を維持できる。 e 正中にまたがる場合は模型の抜去予定歯をすべて削去してから人工歯を排列する。 5)金属床の全部床義歯において、レジンと金属の境界を設定する時期はどれか。 1つ選べ。(総義歯) a.精密印象後 b.咬合採得後 c.人工歯排列後 d.歯肉形成後 e.蝋義歯試適後 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)下顎に存在するのはどれか。すべて選べ。(総義歯) a 頬 棚 b アーライン c 切歯乳頭 d ハミュラーノッチ e レトロモラーパッド 解答:a,e 解説:総義歯学から口腔内の構造物についての問題です。 構造物の理解が定期試験や進級試験の得点につながります。 <義歯に関連する口腔内の構造物> アーライン:上顎軟口蓋付近。 アーと発音させた際に動く部分の境界。 義歯の後縁の設定に用いる。 ハミュラーノッチ:翼突上顎切痕。(上顎結節と蝶形骨翼状突起の境目あたり) HIP平面や義歯後縁の参考にされる。 頬棚(バッカルシェルフ):下顎にある構造。義歯の圧負担域となる。 レトロモラーパッド:下顎に存在する人工歯排列の目印(仮想咬合平面は1/2の高さ) 義歯床後縁の基準でもある。(1/2以上覆う) 切歯乳頭:人工歯排列(上顎中切歯切縁は中心から10mm前方)、HIP平面の設定に用いる。 頻出事項なので、気合入れて覚えてしまいましょう。 2)リリーフが必要なのはどれか。すべて選べ。(総義歯) a 頬 棚 b 下顎隆起 c 切歯乳頭 d 口蓋小窩 e オトガイ孔 解答:b,c,e 解説:総義歯学からリリーフ部位についての問題です。この分野はかなりの頻度で狙われます。 神経の出口や被圧変位量が極端に大きいor小さい部位がリリーフの対象となります。 <リリーフ部位> ・骨の鋭利な部分、フラビーガム 上顎:切歯乳頭、口蓋縫線、口蓋隆起 下顎:下顎隆起、顎舌骨筋線、オトガイ孔 口蓋小窩はリリーフを行わないことに注意が必要です。 3)筋形成の部位と運動との組合せで正しいのはどれか。すべて選べ。(総義歯) a. ハミュラーノッチ部――-――--------開口 b. 上顎臼歯部頬側―――----------下顎側方運動 c. 下顎小臼歯部頬側――――------咬みしめ d. 下顎小臼歯部舌側―――--------舌の左右運動 e. 下顎臼歯部頬側遠心隅角部―――唾液の嚥下 解答:a、b 解説: 総義歯学から筋形成についての出題です。 ここは未だに進級試験や国家試験で頻出の分野のひとつです。 ここは丸覚えではなく、かかわる筋や構造物の解剖と絡めて覚えましょう。 上顎 前歯部唇側:口輪筋、上唇小体→口唇の突出、術者のマッサージ 臼歯部頬側:筋突起→下顎前方・側方運動、開口 ハミュラーノッチ部・翼突下顎ヒダ:翼突下顎ヒダ→開口 下顎 前歯部唇側:オトガイ筋→口唇突出 前歯部舌側:オトガイ舌筋→舌の突出・左右への運動 臼歯部頬側:頬筋→口唇突出、トレーの柄の吸引 臼歯部頬側遠心隅角部:咬筋切痕(咬筋)→咬みしめ 臼歯部舌側:顎舌骨筋→唾液の嚥下 となります。 なるべく教科どうしのつながりを意識して学習しましょう。 4)即時義歯の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。(全部床) a 歯の小矯正に用いることができる。 b 原則として装着前に蝋義歯試適を行う。 c レジンテンプレートは人工歯排列の際に用いる。 d 装着することによりもとの咬合高径を維持できる。 e 正中にまたがる場合は模型の抜去予定歯をすべて削去してから人工歯を排列する。 解答:d 解説: 全部床から即時義歯についての出題です。 即時義歯をはじめとした特殊な義歯は、 定期試験、進級・卒業試験、国家試験で頻繁に狙われます。 ~即時義歯の特徴~ ・抜歯後すぐに装着する ・作成時には抜歯後の状態を予測したうえで模型を削る (正中にまたがる場合は片側ずつ模型を削り、人工歯排列を行う) ・抜歯前の蝋義歯試適は基本的にできない(当該部分に歯が残っているため) ・レジンテンプレートを用いて歯槽骨整形を行うことがある(歯を削った後の模型上で作成) ・抜歯窩の保護がはかれる ・抜歯前の咬合高径が保持できる ・抜歯窩の治癒と共に調整が必要となる ちなみに、歯の小矯正が可能なのは「治療用義歯」です。 試験頻出のこの分野。しっかりと押さえておきましょう!! 5)金属床の全部床義歯において、レジンと金属の境界を設定する時期はどれか。 1つ選べ。(総義歯) a.精密印象後 b.咬合採得後 c.人工歯排列後 d.歯肉形成後 e.蝋義歯試適後 解答:e 解説: 総義歯より金属床義歯の制作についての出題です。 金属床に限らず、義歯作成の流れは 進級試験・卒業試験、国家試験などでの出題が非常に多いです。 ここで正しく理解しましょう。 さて、今回の問題の「レジンと金属の境界」とは? つまり、フィニッシュラインを指します。 フィニッシュラインは口蓋部の形態に左右されるため、 形態が決まらないかぎり設定できません。 したがって、蝋義歯を試適した後に設定します。 今回の問題は、言い方を変えると「金属床の全部床義歯において、 フィニッシュラインをを設定する時期はどれか」 ということになります。 多少言い回しを変えられても対応できるようにしておきましょう! |
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