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保存修復関係の練習問題
東京デンタルスクール: 定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から抜粋改編したものです。 http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から 1)漂白法で正しいのはどれか。すべて選べ。(保存) a ウォーキングブリーチ法は失活歯に用いる。 b ホームブリーチ法では外部吸収のリスクが高い。 c オフィスブリーチ法では10%過酸化尿素を用いる。 d ホームブリーチ法では過ホウ酸ナトリウムを用いる。 e ウォーキングブリーチ法を行う歯は緊密な根管充填が必要である。 2)セルフエッチングプライマーに含まれるのはどれか。すべて選べ。(保存修復) a. MMA b. HEMA c. 4-META d. Bis-GMA e. TEGDMA 3)2級コンポジットレジン修復と比較したコンポジットレジンインレー修復の特徴はどれか。 1つ選べ。(保存修復) a. クレビスの発生リスクが低い。 b. 修復物の曲げ強さが大きい。 c. 修復物の重合収縮は小さい。 d. 1回あたりのチェアタイムが長い。 e. 窩洞にアンダーカットが許容される。 3)コンポジットレジンの積層充填について正しいのはどれか。すべて選べ。(修復) a 深い窩洞の重合度が上昇する。 b 異なるシェードのレジンを積層できる。 c 光照射後未重合層の除去が必要である。 d 光照射後表面にボンディング材を応用する。 e 接着界面への重合収縮による影響を防止できる。 4)コンポジットインレー窩洞の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。(修復) a 窩縁斜面は90°とする。 b 線角・点角を明瞭にする。 c 歯肉側の窩縁は歯肉縁下に設定できる。 d イスムスはメタルインレー窩洞より小さくする。 e 外開きの角度はメタルインレー窩洞と同等とする。 5)抵抗形態はどれか。1つ選べ。(保存修復) a. 箱型 b. 鳩尾形 c. 窩縁斜面 d. フレアーカーブ e. インレー窩洞の凸隅角の整理 6)急性う蝕と比較した慢性う蝕の特徴はどれか。すべて選べ。(修復) a 若年者に多い。 b 穿下性に進行する。 c 再石灰化が期待できる。 d 齲蝕検知液で判別しやすい。 e 軟化象牙質の形成量が多い。 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)漂白法で正しいのはどれか。すべて選べ。(保存) a ウォーキングブリーチ法は失活歯に用いる。 b ホームブリーチ法では外部吸収のリスクが高い。 c オフィスブリーチ法では10%過酸化尿素を用いる。 d ホームブリーチ法では過ホウ酸ナトリウムを用いる。 e ウォーキングブリーチ法を行う歯は緊密な根管充填が必要である。 解答:a,e 解説: 歯内療法学より、歯の漂白法についての出題です。 保存修復でも出題でき、CBTなどでも格好のネタとなります。 確実に理解しましょう。 ~漂白法~ 失活歯:ウォーキングブリーチ法(過ホウ酸Naと30%過酸化水素水)、外部吸収のリスク 緊密な根管充填、封鎖が必要。金属性物質による変化には用いない。 生活歯: ホフィスブリーチ法:30%過酸化水素水、紫外線 ホームブリーチ法:10~20%過酸化尿素+専用トレー 知覚過敏のリスク 歯の亀裂がみられる場合には用いない。 2)セルフエッチングプライマーに含まれるのはどれか。すべて選べ。(保存修復) a.MMA b.HEMA c.4-META d.Bis-GMA e.TEGDMA 解答:b,c 解説: 保存修復からエッチングプライマーについての出題です。 理工学でも出題できる分野のひとつです。 セルフエッチングプライマーは、「エッチングとプライミングを1回で行う」ものです。 なので、エッチングに用いられる酸はリン酸などの強い酸ではなく、比較的マイルドなものを用います。 セルフエッチングプライマーの組成は、 ・酸性モノマー(4-META,MDP,MAC-10など) ・HEMA ・水 の3つだけです。 酸性モノマーがエッチングの酸の役割をします。 ちなみに、 a::常温重合レジンのモノマー(=液成分) d:コンポジットレジンのベースモノマー e:コンポジットレジンの希釈モノマーです。 接着性モノマーは試験頻出の範囲です!頑張って知識を定着させましょう。 3)2級コンポジットレジン修復と比較したコンポジットレジンインレー修復の特徴はどれか。 1つ選べ。(保存修復) a.クレビスの発生リスクが低い。 b.修復物の曲げ強さが大きい。 c.修復物の重合収縮は小さい。 d.1回あたりのチェアタイムが長い。 e. 窩洞にアンダーカットが許容される。 解答:b 解説: 保存修復からコンポジットレジン修復の直接法と間接法についての出題です。 ここはしっかりと特徴を押さえておきたい分野です。 コンポジットインレー修復は、当然の事ながら「間接法」です。 つまり、模型を制作したうえで修復物を作成するので窩洞へのアンダーカットは絶対に許されません。 また、多方向からの光照射や熱処理が可能なため、直接法と比較して重合度は高くなりなす。 その結果、機械的強度は増しますが、重合収縮は大きくなります。 さて、「クレビス」とはどのようなものだったでしょうか? 「レジンセメントの摩耗により、セメントラインが溝状にくぼむこと」でしたよね? つまり、クレビスは接着性レジンセメントを使用しているものに起こるため、 コンポジットインレーの特徴となります。 コンポジットレジンの知識と絡め、確実に押さえられるようにしましょう! 3)コンポジットレジンの積層充填について正しいのはどれか。すべて選べ。(修復) a 深い窩洞の重合度が上昇する。 b 異なるシェードのレジンを積層できる。 c 光照射後未重合層の除去が必要である。 d 光照射後表面にボンディング材を応用する。 e 接着界面への重合収縮による影響を防止できる。 解答:a,b,e 解説: 保存修復学から積層充填についての出題です。 定期試験、進級・卒業試験を中心に狙われる事項です。 的確に理解しておきましょう。 ~コンポジットレジンの積層充填~ ・数回に分けて充填、光照射を行うため、各層の厚みが薄くなる →十分に光が到達するため、深い窩洞であっても重合度が上昇する ・接着界面への重合収縮による影響を防止できる ・積層充填では未重合層を介して接着が起こる →未重合層を除去しない、積層部どうしではボンディングなどの前処理不要 (本来であれば、表面の未重合層は研磨で除去) ・異なるシェードのレジンを積層できる(レイヤリングテクニックという) コンポジットレジン充填については、細かい部分もふくめて押さえておきましょう。 4)コンポジットインレー窩洞の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。(修復) a 窩縁斜面は90°とする。 b 線角・点角を明瞭にする。 c 歯肉側の窩縁は歯肉縁下に設定できる。 d イスムスはメタルインレー窩洞より小さくする。 e 外開きの角度はメタルインレー窩洞と同等とする。 解答:a 修復より、コンポジットインレーの窩洞についての出題です。 ここはメタルインレー窩洞との違いが非常に問われます。 理工学的な知識を要求されるところでもあるので、 ぜひ理工学と一緒に学習することをおすすめします。 ~正しいコンポジットインレー窩洞の特徴~ ・窩縁斜面は90°とする(=バットジョイントとする)、スライスカットはしない(縁端強さが弱いため) ・線角・点角は丸め、隅角を明瞭にしない(適合性が劣るため) ・外開きの程度は大きくする(材料の強さが劣るため、適合性が劣るため) ・歯肉側の窩縁は歯肉縁上とする(接着性レジンセメントを用いるため) ここは合着の手順も含めて、しっかりと押さえておくようにしておきましょう! 5)抵抗形態はどれか。1つ選べ。(保存修復) a.箱型 b.鳩尾形 c.窩縁斜面 d.フレアーカーブ e.インレー窩洞の凸隅角の整理 解答:a 解説:保存修復より窩洞形態についての出題です。 窩洞形態はBlackの窩洞の分類と並んで進級試験・卒業試験、国家試験などを 解く上での基本となります。 ここで正しく理解しましょう。 さて、今回の問題の「抵抗形態」とは? 一言で言えば、「歯質や修復物が壊れないための形態」です。 抵抗形態として、箱型、アマルガム窩洞の近遠心壁への外開き、 アマルガム窩洞の凸隅角の整理などがあります。 「抵抗」というフレーズに引っ張られ、 「修復物が外れないための形態」と思っている人が比較的多い印象を受けます。 「修復物が外れないための形態」は「保持形態」であり、 箱形を基本とした外開き、鳩尾形、溝などがあります。 窩縁斜面はいわゆるベベルを指し、 エナメル質窩縁の保護、辺縁封鎖性の向上、 インレーの鋳造収縮の補正を目的とします。 「凸隅角の整理」についてひとこと。 やっていることは全く同じなのですが、インレー窩洞とアマルガム窩洞では目的が異なります。 インレー窩洞では作業をしやすくする「便宜形態」、アマルガムでは「抵抗形態」に該当します。 他の便宜形態として、インレー窩洞の外開き、金修復の起始点などがあります。 フレアーカーブは「窩洞外形」に該当します。 最後にまとめると、「抵抗形態」の抵抗は、「歯質や修復物の破壊に対する抵抗」と思ってください! 6)急性う蝕と比較した慢性う蝕の特徴はどれか。すべて選べ。(修復) a 若年者に多い。 b 穿下性に進行する。 c 再石灰化が期待できる。 d 齲蝕検知液で判別しやすい。 e 軟化象牙質の形成量が多い。 解答:b,c 解説: 修復からう蝕の比較についての問題です。 特に修復学の定期試験や進級試験で狙われやすいところです。 頑張って理解しましょう。 急性齲蝕 ・若年者に多い ・穿通性に進行する ・軟化象牙質の形成量が多いが、修復象牙質の形成量は少ない ・齲蝕検知液で判断しやすい 慢性齲蝕 ・高齢者に多い ・穿下性に進行する(エナメル象牙境で横に広がる) ・軟化象牙質の形成量は少ないが、修復象牙質の形成量は多い ・齲蝕検知液で判断しにくい 頻出事項なので、気合入れて覚えてしまいましょう。 |
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