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ペリオ関係の練習問題
![]() http://www.smilesarasota.com/our-services/periodontics 東京デンタルスクール: 定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から抜粋改編したものです。 http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から 1)歯周病の宿主因子はどれか。すべて選べ。(歯周病) a.叢生 b.性別 c.喫煙 d.年齢 e.糖尿病 2)歯周疾患のリスクファクターで「宿主因子」に該当するのはどれか。 すべて選べ。(歯周) a 性 別 b 年 齢 c ストレス d プラーク e 全身疾患 3)歯周基本治療はどれか。すべて選べ。(歯周) a.う触処置 b.悪習癖の改善 c.歯周ポケット掻爬術 d.治療用補綴物の装着 e.保存不可能歯の抜歯 4)骨膜剥離子を用いるのはどれか。1つ選べ。(歯周) a.GTR法 b.新付着術 c.歯肉切除術 d.結合組織移植術 e.口腔前庭拡張術 5)GTR法について正しいのはどれか。1つ選べ。(歯周) a 1壁性の骨欠損に用いる。 b 無細胞性セメント質が再生される。 c 吸収性のGTR膜にePTFE膜がある。 d 保護膜(GTR膜)は水平マットレス縫合で固定する。 e 根分岐部の水平的アタッチメントロスが歯の幅径の1/2のものに用いる。 6)以下にフラップ手術の術式の一部を示す。 (1)、(2)の術式において、使用する器具の組合せで正しいのはどれか。 1つ選べ。(歯周) 切開→粘膜骨膜弁の剥離→( 1 )→( 2 )→必要に応じて骨形態の修正→歯肉弁の縫合 1 2 a カークランドメス ―――――――――――― キュレットスケーラー b オーシャビンチゼル ――――――――――― キュレットスケーラー c キュレットスケーラー ――――――――――― オルバンナイフ d キュレットスケーラー ――――――――――― カークランドメス e キュレットスケーラー ――――――――――― キュレットスケーラー 7)侵襲性歯周炎で正しいのはどれか。すべて選べ。(歯周) a 家族内集積がみられる。 b 限局型は思春期前後に発症しやすい。 c プラーク付着量と重症度の間には相関関係がみられる。 d Aggregatibacter Actinomycetemcomitansが原因となる。 e 広汎型では限局型と比較して著明な血清抗体反応がみられる。 8)一次性咬合性外傷でみられるのはどれか。すべて選べ。(歯周) a.歯根吸収 b.歯の動揺 c.付着の喪失 d.垂直性骨吸収 e.エックス線写真での歯根膜腔の拡大 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)歯周病の宿主因子はどれか。すべて選べ。(歯周病) a.叢生 b.性別 c.喫煙 d.年齢 e.糖尿病 解答:a,b,d,e 解説: 歯周病より歯周疾患の因子についての問題です。 このように、要素がいくつかあるものは重要。 正しく理解できていますか? 歯周疾患の因子には、以下のものがあります。 細菌因子:プラーク 宿主因子:歯石・叢生・全身疾患・年齢・性別(要するに、その人のカラダに関するものと考える) 環境因子:喫煙・飲酒・ストレス・経済・社会的因子(要するに、その人の周りを取り巻くものと考える) 咬合因子を別にする考え方もあり、これらが合わさって歯周疾患になるという考え方です。 正しいイメージを持てるようになりましょう! 2)歯周疾患のリスクファクターで「宿主因子」に該当するのはどれか。すべて選べ。(歯周) a 性 別 b 年 齢 c ストレス d プラーク e 全身疾患 解答:a,b,e 解説: 歯周よりリスクファクターについての出題です。 この分野は頻出の事項です。 一度理解してしまえば得点源にしやすいので、しっかりと理解しましょう。 細菌因子:プラーク 宿主因子:性別・年齢・人種・全身疾患など(その人自身に関すること) 環境因子:ストレス・喫煙・飲酒・生活習慣・教育レベル・経済状況(その人の周りに関すること) 咬合因子 この4つが絡み、歯周疾患を増悪させるといわれています。 まずはそれぞれのイメージをつかみましょう! 3)歯周基本治療はどれか。すべて選べ。(歯周) a.う触処置 b.悪習癖の改善 c.歯周ポケット掻爬術 d.治療用補綴物の装着 e.保存不可能歯の抜歯 解答:a、b、d、e 解説: 歯周より歯周基本治療についての出題です。 歯周疾患の治療の流れについては頻出の事項。 歯周外科処置はよく話題にされますが、歯周基本治療も重要です。 ここで正しく理解しましょう。 歯周基本治療に含まれるもの ・緊急処置 ・口腔清掃指導を含むプラークコントロール ・スケーリング・ルートプレーニング ・保存不可能な歯の抜歯 ・咬合調整 ・暫間固定 ・う蝕・歯内療法処置 ・不良修復物・補綴物の除去 ・治療用装置の装着 ・歯周ポケット掻爬 ・悪習癖の改善 イメージとしては, 「プラーク・歯石・炎症の除去」 「プラーク・歯石が蓄積しそうなリスクの排除」 「余計な負担の排除」に該当するもの、と考えてください。 さて、「歯周ポケット掻爬」と「歯周ポケット掻爬術」の違いは? 「歯周基本治療として行うのが歯周ポケット掻爬、 歯周外科治療として行うのが歯周ポケット掻爬術」 です。 両者の術式は全く同じです。 このような問題でも対応できるように対策を深めておきましょう! 4)骨膜剥離子を用いるのはどれか。1つ選べ。(歯周) a.GTR法 b.新付着術 c.歯肉切除術 d.結合組織移植術 e.口腔前庭拡張術 解答:a 解説: 歯周病学から歯周外科についての出題です。 骨膜剥離子を用いるときはいつか? 簡単に言えば、「骨を露出させる外科処置を行うとき」です。 つまり、言い方を変えれば、 「粘膜骨膜弁を用いる外科手術はどれか?」ということになります。 粘膜骨膜弁を用いるのは ・フラップ手術 ・GTR法 ・エナメルマトリックスタンパク となります。 ちなみに、 残りの選択肢ですが、b、c:剥離を行わない d、e:粘膜弁なので骨膜は骨に温存されます。(=使用しない) d、eに限らず、いわゆる歯肉歯槽粘膜形成術は骨膜弁を形成することはありません。 5)GTR法について正しいのはどれか。1つ選べ。(歯周) a 1壁性の骨欠損に用いる。 b 無細胞性セメント質が再生される。 c 吸収性のGTR膜にePTFE膜がある。 d 保護膜(GTR膜)は水平マットレス縫合で固定する。 e 根分岐部の水平的アタッチメントロスが歯の幅径の1/2のものに用いる。 解答:e 解説: 歯周からGTR法についての問題です。 歯周組織再生療法の一つとして頻出。 特に、 「どのようなときに適応となるのか?」 「どのような手順で行うのか?」といったことはもちろん、 進級試験では細かいところまで問われるので、しっかりと押さえましょう。 ~GTR法~ ・保護膜を用いて、上皮性組織の侵入を阻止し、 歯根膜由来の細胞を歯根に誘導して結合組織性の付着を得る ・保護膜(懸垂縫合で固定) 吸収性:アテロコラーゲン(天然膜)、ポリ乳酸-グリコール共重合体膜(合成膜) 非吸収性:ePTFE膜 ・有細胞性セメント質が再生される(エナメルマトリックスタンパクでは無細胞性セメント質が再生される) ・適応症:垂直性(2・3壁性)骨欠損、根分岐病変Lindhe1,2度 (骨欠損部に付着歯肉が十分存在することが前提となる) ちなみに、eの選択肢はLindhe2度の言い方を変えただけのものです。 聞き方を変えられても対応できることが重要です。 一つ一つ丁寧にマスターしていきましょう。 6)以下にフラップ手術の術式の一部を示す。 (1)、(2)の術式において、使用する器具の組合せで正しいのはどれか。 1つ選べ。(歯周) 切開→粘膜骨膜弁の剥離→( 1 )→( 2 )→必要に応じて骨形態の修正→歯肉弁の縫合 1 2 a カークランドメス ―――――――――――― キュレットスケーラー b オーシャビンチゼル ――――――――――― キュレットスケーラー c キュレットスケーラー ――――――――――― オルバンナイフ d キュレットスケーラー ――――――――――― カークランドメス e キュレットスケーラー ――――――――――― キュレットスケーラー 解答:e 解説: 歯周より、フラップ手術についての出題です。 治療の手順、使用する器具は臨床実地問題を中心に、試験で非常に問 われます。しっかりと押さえましょう。 ~正しいフラップ手術の術式~ 術野の消毒→浸潤麻酔→切開→粘膜骨膜弁の剥離→不良肉芽の除去 →スケーリング・ルートプレーニング→必要に応じて骨形態の修正→歯肉弁の縫合 不良肉芽の除去、スケーリング・ルートプレーニングともにキュレットスケーラーを用います。 選択肢に挙げたその他の器具の使用法は以下の通りとなります。 ・カークランドメス、オルバンナイフ:歯肉切除術の際の歯肉切除 ・オーシャンビンチゼル:歯槽骨の形態修正(シュガーマンファイルも) もう一点。 なぜスケーリング・ルートプレーニングに先立って不良肉芽の除去を行うのか? それは「出血の抑制」を目的とするからです。 不良肉芽は言ってしまえば、「毛細血管の塊」です。 したがって、これを残したままであると出血のリスクが高まり、術野が明示できなくなります。 それゆえ、スケーリング・ルートプレーニングに先立ち不良肉芽を除去します。 歯周外科処置は試験で頻出です。 使用する器具、その手順は確実に押さえておきましょう。 7)侵襲性歯周炎で正しいのはどれか。すべて選べ。(歯周) a 家族内集積がみられる。 b 限局型は思春期前後に発症しやすい。 c プラーク付着量と重症度の間には相関関係がみられる。 d Aggregatibacter Actinomycetemcomitansが原因となる。 e 広汎型では限局型と比較して著明な血清抗体反応がみられる。 解答:a,b,d 解説: 歯周より、侵襲性歯周炎についての出題です。 臨床的にも特徴が多いので、試験で非常に問われます。 しっかりと押さえましょう。 ~正しい侵襲性歯周炎の特徴~ ・Aggregatibacter Actinomycetemcomitansが原因となる ・家族内集積がある(したがって、家族歴の聴取は重要。) ・プラーク付着量と重症度は相関しない(=一致しない) ・広汎型:30歳前後で発症、第一大臼歯と前歯部以外にも歯槽骨吸収 限局型: 著明な血清抗体反応 思春期前後で発生 第一大臼歯と前歯部に限局した歯槽骨吸収 ここはしっかりと押さえておくようにしておきましょう! また、どちらの形でも、歯槽骨吸収が根尖に及ぶことが多いので、 歯内-歯周病変の発生には注意が必要です。 8)一次性咬合性外傷でみられるのはどれか。すべて選べ。(歯周) a.歯根吸収 b.歯の動揺 c.付着の喪失 d.垂直性骨吸収 e.エックス線写真での歯根膜腔の拡大 解答:a,b,e 解説: 歯周より咬合性外傷についての出題です。 進級試験・卒業試験、国家試験などで頻出の事項です。 ここで正しく理解しましょう。 咬合性外傷には、一次性と二次性があります。 一次性咬合性外傷: 「健全な歯周組織に、過度の力が加わって生じるもの」 二次性咬合性外傷: 「歯周炎の発生している組織に、正常もしくは過度の力が加わって生じるもの」 両者に共通する所見 ・歯の動揺の増加 ・早期接触 ・咬耗、歯の破折 ・咬合痛、打診痛の出現(=歯根膜領域へのダメージを表す) ・エックス線で歯根膜腔の拡大、歯槽硬線の変化、歯根吸収、セメント質肥厚 二次性のみにみられる所見 付着が喪失しているので ・歯周ポケット・歯肉の炎症の増悪 ・歯槽骨の垂直性吸収 対策 一次性:原因(早期接触・不良補綴物など)の除去 二次性:炎症のコントロール 一次性・二次性の違いは、対応できるように対策を深めておきましょう! |
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