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内科全般(歯科)関係の練習問題
東京デンタルスクール: 定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から抜粋改編したものです。 http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から 1)成人の安静時において正しいのはどれか、1つ選べ。 a.体温が37.5℃ b.脈拍数が100回/分 c.血圧が125/75mmHg d.SpO2が94%。 e.呼吸数が30回/分 2)心電図でわかるのはどれか。すべて選べ。 a 心拍数 b 不整脈 c 心筋虚血 d 心筋収縮高 e 電解質異常 3)左心不全の症状はどれか。1つ選べ。 a.肝肥大 b肺水腫 c.末梢の浮腫 d.下大静脈の怒張 e上大静脈圧上昇. 4)血液について正しいのはどれか、1つ選べ。 a. pHは6.0で一定である。 b. 体温を均一化している。 c. 体重の40%を占めている。 d. 99%が液状成分である。 e. 肺静脈での酸素濃度は低い。 5)von Willebrand病で異常がみられるのはどれか。すべて選べ。 a. 血小板数 b. 出血時間 c. 凝固時間 d プロトロンビン時間 e. 活性化部分トロンボプラスチン時間 6)正球性貧血の原因はどれか。すべて選べ。 a 溶 血 b 月経過多 c 鉄分の欠乏 d 骨髄低形成 e 胃癌による胃切除の既往 7)肺活量は正常であるが、1秒率に異常をきたすのはどれか。すべて選べ。 a 肺 炎 b 肺水腫 c 肺線維症 d 気管支喘息 e 慢性閉塞性肺疾患 8) II型アレルギーが関与するものはどれか。すべて選べ。 a.胎児性赤芽球症 b.ツベルクリン反応 c.糸球体腎炎 d.全身性エリテマトーデス e.尋常性天疱瘡 9)花粉症と同じ作用機序で起こるのはどれか。すべて選べ。 a.気管支喘息 b.溶血性貧血 c.糸球体腎炎 d.接触性皮膚炎 e.Basedow病 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)成人の安静時において正しいのはどれか、1つ選べ。 a.体温が37.5℃ b.脈拍数が100回/分 c.血圧が125/75mmHg d.SpO2が94%。 e.呼吸数が30回/分 正解:c a.安静時の成人の正常な体温は36.0~37.0℃です。 b.安静時では脈拍数は60~80回/分です。 c. 血圧は収縮期血圧が110~130mmHg、拡張期血圧が60~85mmHgが正常範囲です。 d. SpO2(動脈血酸素飽和度)の正常値は96~99%です。 e.呼吸数の正常回数は15~20回/分です。 (総括) バイタルサインの正常値(基準値)は必ず暗記しておきましょう。 このほかにも、赤血球や白血球などの血液検査項目の基準値も暗記しましょう。 2)心電図でわかるのはどれか。すべて選べ。 a 心拍数 b 不整脈 c 心筋虚血 d 心筋収縮高 e 電解質異常 解答:a,b,c,e 解説: ~心電図でわかること~ ・心拍数(R-R間隔より評価) ・心筋虚血(ST上昇、ST低下といった波形は心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患のものでした) ・不整脈(波形パターンの不正より) ・電解質異常(高カリウム血症のテントT波など) ・心筋の活動時間 ・電気軸(つまりは心臓の傾き) ・心肥大 反対に、心筋収縮高、心拍出量などの心機能は心電図からは分かりません。 (これらを評価したい場合は心エコーでの検査が必要となります。) 「なんとなく聞いたことがある」と思われるものが勢ぞろいです。 言い方を変えただけなので、しっかりと押さえておきましょう!! 3)左心不全の症状はどれか。1つ選べ。 a. 肝肥大 b 肺水腫 c 末梢の浮腫 d 下大静脈の怒張 e 上大静脈圧上昇. 解答:b 解説: 麻酔学について、心不全に関する問題です。 心不全には「右心不全」と「左心不全」があります。 この部分は丸暗記に頼っている人も多いのではないでしょうか? ~正しい心不全の考え方~ 右心不全→「血液を肺に送り出せないので、血液が全身に貯まる」 よって、症状として ・全身の浮腫 ・肝肥大 ・静脈の怒張・静脈圧の上昇 などが起こります。 左心不全→「血液を全身に送り出せないので、血液が肺に貯まる」 よって、起こる症状としては、 ・肺水腫 ・起坐呼吸 ・呼吸困難 ・チアノーゼ 要するに、呼吸器系の症状が現れるわけですね。 心不全は、イメージをしっかり押さえておきましょう 4)血液について正しいのはどれか、1つ選べ。 a. pHは6.0で一定である。 b. 体温を均一化している。 c. 体重の40%を占めている。 d. 99%が液状成分である。 e. 肺静脈での酸素濃度は低い。 正解:b a.血液のpH(酸性度を示す指標。低いほど酸性度が強い)は7.35~7.45に保たれています。 pH=6.0では血液が酸性に傾いていることを示しています。(中性のpH=7.0) b.全身にある各組織で発散された熱を含み全身を循環することで熱の放熱の一助となり、体温を均一化しています。 c. 体重の7~8%です。 d.血液の成分分けとして、細胞成分が40~45%、液状成分が55~60%です。 細胞成分+15%が液状成分と覚えておきましょう。 e.血液循環を覚えていればわかる問題です。 肺から心臓の左心房に向かうのが肺静脈です。 血液が肺で二酸化炭素と酸素の交換を終えて心臓に戻ってくるのですから、 当然、酸素飽和度(酸素濃度)は高いです。 (総括) 歯科医師国家試験 とはいえ、最近では医科の知識も多く問われます。 人体を扱う学問上、当然です。 医科の勉強に関しては、過去問と模擬試験で出てきたものを中心に暗記していきましょう。 くれぐれも、オーバーワークをすることなく適度に学習してください。 5)von Willebrand病で異常がみられるのはどれか。すべて選べ. a. 血小板数 b. 出血時間 c. 凝固時間 d. プロトロンビン時間 e. 活性化部分トロンボプラスチン時間 解答:b,c,e 解説: 口腔外科から血液疾患についての出題です。 von Willebrand病はどういう異常なのか? 一言で言えば、「血液凝固の第8因子と血小板粘着能の異常」です。 よって、 内因系凝固因子の機能、 凝固因子全体の機能、 血小板機能を評価する検査項目に異常を来たします。 この中でいえば、 血小板の機能の検査:出血時間 内因系凝固因子の異常の検査:活性化部分トロンボプラスチン時間(=APTT) 凝固因子全体の異常の検査:凝固時間 が正解になります。 von Willebrand病では、外因系凝固因子、血小板数に異常はありません。 よって、血小板数やプロトロンビン時間(PT)は正常です。 血液疾患を学ぶ際には、止血の機序を一緒に勉強してください。 6)正球性貧血の原因はどれか。すべて選べ。 a 溶 血 b 月経過多 c 鉄分の欠乏 d 骨髄低形成 e 胃癌による胃切除の既往 解答:a,d 解説: 血液疾患では、「赤(赤血球・貧血)」 「白(白血球・白血病)」 「板(血小板・出血性素因)」のそれぞれを しっかりと押さえましょう。 ~貧血の考え方~ ・小球性貧血:主に鉄分摂取の不足、出血などによる鉄分の不足が原因。 MCV、MCHC、Htが低下。 鉄欠乏性貧血では、血清鉄、ヘモグロビンが低下し、総鉄結合能が上昇する。 ・正球性貧血 赤血球自体に問題はないが、数が減少しているもの。 再生不良性貧血(骨髄抑制、骨髄低形成が原因)、溶血性貧血が該当する。 ・大球性貧血(巨赤芽球性貧血) 赤血球のDNA合成が阻害されることが原因。 MCV、MCHCは上昇する。 ビタミンB12、葉酸の欠乏が原因となる。 (胃壁細胞の障害や、胃の切除によるものがほとんど) 貧血に関しては、検査値、症状と対応できることが重要です。 一つ一つ丁寧にマスターしていきましょう。 7)肺活量は正常であるが、1秒率に異常をきたすのはどれか。すべて選べ。 a 肺 炎 b 肺水腫 c 肺線維症 d 気管支喘息 e 慢性閉塞性肺疾患 解答:d,e 解説:麻酔から換気障害についての出題です。 医科とのかかわりが増えた近年の国家試験では特に頻出であるため、 検査値を含めてしっかりと押さえましょう。 換気障害には「拘束性換気障害」と「閉塞性換気障害」の2通りが存在します。 ~拘束性換気障害~ ・肺の機能障害(吸い込みづらい) →%肺活量は低下、1秒率(全肺活量に対する最初の1秒で呼出する割合)、 1秒量(最初の1秒で呼出する量)は正常 肺炎、肺水腫、肺線維症 ~閉塞性換気障害~ ・気管支の機能障害(吐き出しにくい)→%肺活量は正常、1秒率、1秒量は低下 気管支炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患 つまり、この問題は言い方を変えると「慢性閉塞性肺疾患はどれか?」ということになります。 試験頻出のこの分野。 しっかりと押さえておきましょう!! 8) II型アレルギーが関与するものはどれか。すべて選べ。 a.胎児性赤芽球症 b.ツベルクリン反応 c.糸球体腎炎 d.全身性エリテマトーデス e.尋常性天疱瘡 解答:a,e 解説: 微生物について、アレルギーの問題です。 今回は国家試験の内容も絡めて出題しています。 ツベルクリン検査はIV型、 糸球体腎炎、全身性エリテマトーデスはIII型です。 ここでは「aの胎児性赤芽球症が選択できたかどうか」がポイントです。 新生児の溶血性貧血の1つで、 96回の歯科医師国家試験では胎児性赤芽球症がII型アレルギー ということが出題されています。 9)花粉症と同じ作用機序で起こるのはどれか。すべて選べ。 a.気管支喘息 b.溶血性貧血 c.糸球体腎炎 d.接触性皮膚炎 e.Basedow病 解答:a 解説: 花粉症は何型アレルギーでしょうか? I型アレルギーですね。 つまり、この問題は言い方を変えると「I型アレルギーはどれか?」ということになります。 ここで、アレルギーとその発症機序をおさらいしましょう。 I型アレルギー: IgE抗体によって 肥満細胞や好塩基球よりヒスタミン・セロトニンが遊離し、血管透過性亢進、 気管支などの平滑筋の収縮、血管拡張が起こるもの。 アナフィラキシーショック、蕁麻疹、気管支喘息など II型アレルギー: 自己の細胞や組織に対する抗体が産生されて起こるもの。(IgG、IgMが産生される) 尋常性天疱瘡、溶血性貧血、血小板減少性紫斑病、新生児溶血性黄疸など III型アレルギー: 免疫複合体(抗原+抗体)が補体・好中球を活性化させることによるもの。 関節リウマチ、糸球体腎炎、全身性エリテマトーデスなど IV型アレルギー: 感作されたTリンパ球による。抗体は関係しない。 接触性皮膚炎、金属アレルギー、ツベルクリン反応など。 基本的な事項だからこそ、今ここで知識を身につけましょう!! |
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