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解剖(歯科)の練習問題1
東京デンタルスクール: 定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から抜粋改編したものです。 http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から 1)蝶形骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 正円孔 b 卵円孔 c 翼突窩 d 下垂体窩 e 翼突筋窩 2)下顎骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 翼突窩 b 咬筋粗面 c オトガイ孔 d 二腹筋窩 e 顎舌骨筋線 3)側頭骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a.内耳孔 b.正円孔 c.卵円孔 d.歯槽孔 e.茎乳突孔 4)眼窩を構成する骨はどれか。すべて選べ。(解剖学) a.頬骨 b.涙骨 c.篩骨 d.蝶形骨 e.口蓋骨 5)茎乳突孔を通る神経に支配されるのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 側頭筋 b 口輪筋 c 茎突咽頭筋 d オトガイ舌筋 e 顎二腹筋後腹 6)卵円孔を通過する神経に支配されるのはどれか。1つ選べ。(解剖) a.茎突舌骨筋 b.茎突咽頭筋 c.口蓋帆張筋 d.オトガイ舌筋 e.顎二腹筋後腹 7)上顎洞について正しいのはどれか。1つ選べ。(解剖学) a.自然孔で下鼻道と交通する。 b.粘膜表層は単層円柱上皮である。 c.半月裂孔の上方に下鼻甲介が付着する。 d.歯性上顎洞炎は第二小臼歯で最も起こりやすい。 e.上顎骨に対する上顎洞の割合は小児と比べて成人の方が大きい。 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)蝶形骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 正円孔 b 卵円孔 c 翼突窩 d 下垂体窩 e 翼突筋窩 解答:a,b,c,d 解説: 解剖学から、骨学に関する出題です。 構造物と存在する骨に関しては、卒業試験などで出題されやすく、 ぜひとも修得しておきたいところです。 ~蝶形骨に存在するもの~ ・正円孔、卵円孔 ・視神経管 ・上眼窩裂(下眼窩裂は蝶形骨と上顎骨の境界) ・翼突窩(翼状突起部)、翼突鈎 ・下垂体窩 ・翼突管 翼突筋窩は、下顎骨に存在します。(外側翼突筋の停止部) 2)下顎骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 翼突窩 b 咬筋粗面 c オトガイ孔 d 二腹筋窩 e 顎舌骨筋線 解答:b,c,d,e 解説: 解剖学から、骨学に関する出題です。 試験頻出事項です。早い段階でマスターしましょう。 ~下顎骨の主な構造物~ 翼突筋窩:下顎頭に存在。外側翼突筋が付着する。 咬筋粗面:下顎角部外面に存在。咬筋が付着する。 翼突筋粗面:下顎角部内面に存在。内側翼突筋が付着する。 下顎孔:下顎枝内面に存在。入口に下顎小舌が存在。下顎管の入口。 オトガイ孔:下顎体外面(第一小臼歯部)に存在。下顎管の出口。 オトガイ棘:前歯部内面に存在。オトガイ舌骨筋、オトガイ舌筋が付着。 顎舌骨筋線:下顎体内面に存在。顎舌骨筋が付着。 ちなみに、翼突窩は蝶形骨に存在します。 3)側頭骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a.内耳孔 b.正円孔 c.卵円孔 d.歯槽孔 e.茎乳突孔 解答:a、e 解説: 解剖学から、骨学に関する出題です。 進級試験・CBT・国家試験における超重要ポイントです。 ここでそれぞれについておさらいしましょう。 内耳孔:側頭骨に存在。顔面神経・内耳神経が脳より入る。 正円孔:蝶形骨に存在。三叉神経の上顎神経が通る。 卵円孔:蝶形骨に存在。三叉神経の下顎神経が通る。 歯槽孔:上顎骨に存在。上顎神経の後上歯槽枝、顎動脈の後上歯槽動脈が通る。 茎乳突孔:側頭骨に存在。顔面神経の運動神経線維が出る。 ここで一つ。茎乳突孔の近くを走行する筋は何か?顎二腹筋後腹や、茎突舌骨筋ですよね。 これらは、顔面神経支配でしたよね。 「構造物は、近くに存在する神経・脈管に支配される」ということは覚えておきましょう。 4)眼窩を構成する骨はどれか。すべて選べ。(解剖学) a.頬骨 b.涙骨 c.篩骨 d.蝶形骨 e.口蓋骨 解答:a、b、c、d、e 解説: 解剖学から、骨学に関する出題です 。眼窩を構成する骨、全て言えますか? ここは定期試験・進級試験で意外と狙われます。 眼窩を構成する骨は以下の通りです。 ・頬骨 ・篩骨 ・涙骨 ・蝶形骨(上・下眼窩裂) ・上顎骨 ・口蓋骨 ・前頭骨 外科の骨折などの基本ともなる分野です。 それぞれの骨の位置関係を確実に押さえましょう。 5)茎乳突孔を通る神経に支配されるのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 側頭筋 b 口輪筋 c 茎突咽頭筋 d オトガイ舌筋 e 顎二腹筋後腹 解答:b,e 解説: 解剖学から、筋の支配神経に関する出題です。 進級試験などで出題されやすい部分であると同時に、 高学年でも知識が要求されます。 低学年の段階で確実に修得しておきましょう。 5、6年生の皆さん!絶対に正解してください! さて、茎乳突孔を通る神経は?「顔面神経」の運動神経線維です。 つまり、この問題では「顔面神経に支配される筋」を選択すればよいのです。 顔面神経支配の筋 ・表情筋(口輪筋、頬筋、オトガイ筋、眼輪筋、口角挙筋など) ・茎突舌骨筋 ・顎二腹筋後腹 ・広頸筋 ちなみに、側頭筋:三叉神経(下顎神経) 茎突咽頭筋:舌咽神経 オトガイ舌筋:舌下神経 が支配します。 6)卵円孔を通過する神経に支配されるのはどれか。1つ選べ。(解剖) a.茎突舌骨筋 b.茎突咽頭筋 c.口蓋帆張筋 d.オトガイ舌筋 e.顎二腹筋後腹 解答:c 解説: 卵円孔を通過する神経は何か? 三叉神経の枝の下顎神経ですね。 下顎神経に支配される筋といえば、 咀嚼筋(咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋)や顎舌骨筋、顎二腹筋前腹が思い浮かぶでしょう。 下顎神経に支配される筋肉でもうひとつ忘れてはならないものがあります。それは何でしょう? それを解くカギは「軟口蓋」にあります。一緒に見ていきましょう。 軟口蓋を構成する筋は口蓋垂筋・口蓋舌筋・口蓋帆張筋・口蓋帆挙筋・口蓋咽頭筋の5つです。 これらは、基本的には舌咽・迷走神経の支配を受けますが、ひとつだけ例外があります。 それが今回の解答である「口蓋帆張筋」です。 ちなみに、口蓋帆張筋は軟口蓋を緊張させる働きがあります。 「班長(帆張)は特別に下顎神経!!」と覚えてください。 他の選択肢は、 茎突舌骨筋、顎二腹筋後腹→顔面神経、 茎突咽頭筋→舌咽神経、 オトガイ舌筋→舌下神経が正解となります。 7)上顎洞について正しいのはどれか。1つ選べ。(解剖学) a.自然孔で下鼻道と交通する。 b.粘膜表層は単層円柱上皮である。 c.半月裂孔の上方に下鼻甲介が付着する。 d.歯性上顎洞炎は第二小臼歯で最も起こりやすい。 e.上顎骨に対する上顎洞の割合は小児と比べて成人の方が大きい。 解答:e 解説: 解剖学から、上顎洞に関する出題です。 骨学の分野は定期試験・進級試験で頻出です。 また、口腔外科の歯性上顎洞炎を学ぶ上でもぜひ知っておきたい事項でもあります。 副鼻腔は「前頭洞・篩骨洞・蝶形骨洞・上顎洞」の4つです。 その中でも特に重要なのが今回出題した上顎洞です。 上顎洞の特徴 ・副鼻腔中最大 ・自然孔で中鼻道と交通(上顎洞根治術では下鼻道に対孔を形成します。) ・半月裂孔の下方に下鼻甲介が付着する ・粘膜表層は多列線毛上皮である(しばしば扁平上皮化生を起こす。) ・歯性上顎洞炎は第一大臼歯の口蓋根で最も起こりやすい ・上顎骨に対する上顎洞の割合は小児と比べて成人の方が大きい。 ここで一つ。「化成」とは? 一言で言えば、「一度ある細胞に分化した細胞が、他の細胞に分化すること」です。 これがよく起こるのが上顎洞です。 多列線毛上皮が重層扁平上皮に変わる、ということです。 したがって、上顎洞癌は扁平上皮癌が多かったりします。 解剖の知識は非常に重要なものが多いです。 ここで知識を身につけましょう!! |
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