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解剖(歯科)関係の練習問題2
東京デンタルスクール: 定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から抜粋改編したものです。 http://archives.mag2.com/0001494170/20170608205142000.html?l=pxc0dc99f7 から 前回の続き 8)口蓋帆挙筋を支配するのはどれか。1つ選べ。(解剖学) a 三叉神経 b 顔面神経 c 舌咽神経 d 副神経 e 舌下神経 9)顎関節を構成する要素ではないものはどれか。正しいのを1つ選べ。 a.下顎頭 b.関節円板 c.関節包 d.下顎窩 e.下顎枝 10) 以下の特徴に当てはまるのはどれか。1つ選べ。(解剖) ・頸静脈孔を通過する。 ・副交感神経線維を含む。 ・内臓の副交感性支配を行う。 a 第III脳神経 b 第V脳神経 c 第VII脳神経 d 第IX脳神経 e 第X脳神経 11) FDI方式で37と示される歯に特徴的なのはどれか。1つ選べ。(解剖学) a.盲 孔 b.歯内歯 c.樋状根 d.介在結節 e.トリゴニード隆線 12) 固有口腔に開口する大唾液腺の支配神経が通過するのはどれか。 すべて選べ。(解剖学) a 内耳孔 b 茎乳突孔 c 頸静脈孔 d 錐体鼓室裂 e 大錐体神経管裂孔 13) 永久歯と比較した乳歯の特徴で正しいのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 小窩裂溝が深い。 b 第二象牙質の形成速度が遅い。 c 臼歯では歯根の離開度が大きい。 d エナメル質中の有機質含有量が多い。 e 臼歯部隣接面どうしの接触面積が広い。 14) 口腔前庭に存在するのはどれか。正しいのを1つ選べ。 a.舌下小丘 b.口蓋垂 c.上唇小帯 d.下顎隆起 e.有郭乳頭 解答:MOREへ スポンサーリンク 8)口蓋帆挙筋を支配するのはどれか。1つ選べ。(解剖学) a 三叉神経 b 顔面神経 c 舌咽神経 d 副神経 e 舌下神経 解答:c 解説: 解剖学から、筋の支配神経に関する出題です。 学年問わず、試験では相変わらず問われる分野です。 ぜひ得点につなげられるようにしましょう。 ~口蓋帆挙筋~ ・収縮することで鼻咽腔閉鎖に関与する (関与する筋は他に口蓋帆張筋、口蓋垂筋があるが、最も関与するのは口蓋帆挙筋である) ・口蓋裂の場合、この筋の連続性が失われるため鼻咽腔閉鎖不全を引き起こす ・支配神経は舌咽神経、迷走神経 特に高学年の皆さん!軟口蓋の筋はそれだけでも試験に出せます。(109回も出題されています。) 唇顎口蓋裂を理解するうえで外せない要素となるので、しっかりと理解しておきましょう。 9)顎関節を構成する要素ではないものはどれか。正しいのを1つ選べ。 a.下顎頭 b.関節円板 c.関節包 d.下顎窩 e.下顎枝 正解:e (総括) a~d は全て顎関節を構成する要素です。 また、顎関節に存在する靭帯は外側靭帯と茎突下顎靭帯、蝶下顎靭帯の3つです。 内側靭帯は無いことに注意(よくひっかけで出題されます)しておきましょう。 10) 以下の特徴に当てはまるのはどれか。1つ選べ。(解剖) ・頸静脈孔を通過する。 ・副交感神経線維を含む。 ・内臓の副交感性支配を行う。 a 第III脳神経 b 第V脳神経 c 第VII脳神経 d 第IX脳神経 e 第X脳神経 解答:e 解説: 解剖学から、脳神経に関する出題です。 歯の解剖と並び、国家試験、進級試験、卒業試験でも 狙われやすいところです。 しっかりと押さえましょう。 脳神経のローマ数字は定期試験、進級試験で特に頻出です。 あわせて押さえましょう。 頸静脈孔を通過:舌咽神経・迷走神経・副神経 副交感神経線維を含む:舌咽神経・迷走神経 このうち、内臓の副交感性支配を行うのは迷走神経です。 つまり、この問題は結局のところ、「迷走神経はどれか?」ということなのです。 ~脳神経のローマ数字~ 第I脳神経:嗅神経 第II脳神経:視神経 第III脳神経:動眼神経 第IV脳神経:滑車神経 第V脳神経:三叉神経 第VI脳神経:外転神経 第VII脳神経:顔面神経 第VIII脳神経:内耳神経 第IX脳神経:舌咽神経 第X脳神経:迷走神経 第XI脳神経:副神経 第XII脳神経:舌下神経 回りくどい聞き方にも対応できるよう、確実な知識を身につけましょう!! 11) FDI方式で37と示される歯に特徴的なのはどれか。1つ選べ。(解剖学) a.盲 孔 b.歯内歯 c.樋状根 d.介在結節 e.トリゴニード隆線 解答:c 解説: 解剖学から、歯牙解剖に関する出題です。 歯牙解剖は定期試験・進級試験・国家試験で頻出です。 歯科医師のABCといってもいいでしょう。 FDI方式で表される歯式は、 永久歯は右上が10番台、左上が20番台、左下が30番台、右上が40番台で、 乳歯は右上が50番台、左上が60番台、左下が70番台、左上は80番台となります。 ![]() http://ameblo.jp/tempaaaa/entry-11512538666.html 一の位は歯の順番を示します。 さて、本問の37とは?「下顎左側第二大臼歯」ですね。 つまり、この問題は言い方を変えると 「下顎第二大臼歯にみられる特徴はなにか?」ということになります。 ここで、他の形態異常も一緒に見ていきましょう。 ・矮小歯・歯内歯・盲孔・斜切痕:上顎側切歯(12・22) ・カラベリー結節:上顎第一大臼歯(16・26)・上顎第二乳臼歯(55・65)の近心舌側面 ・斜走隆線:上顎第一大臼歯(16・26)・上顎第二乳臼歯(55・65) ・介在結節:上顎第一小臼歯(14・24)近心辺縁 ・プロトスタイリッド:下顎第一大臼歯(36・46)・下顎第二乳臼歯(75・85)の近心頬面 ・中心結節:下顎第二小臼歯(35・45)咬合面 ・トリゴニード隆線・切痕:下顎第一乳臼歯(74・84) ・タウロドント:下顎第一乳臼歯(74・84)・上顎大臼歯 歯の解剖は基本中の基本です。 ここで知識を身につけましょう!! 12) 固有口腔に開口する大唾液腺の支配神経が通過するのはどれか。 すべて選べ。(解剖学) a 内耳孔 b 茎乳突孔 c 頸静脈孔 d 錐体鼓室裂 e 大錐体神経管裂孔 解答:a,d 解説: 解剖学から、支配神経に関する出題です。 唾液腺の支配神経はもちろんのこと、 今回は顔面神経にまつわる話も絡めています。 しっかりと押さえましょう。 「固有口腔に開口する大唾液腺」とは?「顎下腺、舌下腺」です。 これらを支配しているのは?「顔面神経」の「鼓索神経」です。 つまり、この問題は言い方を変えると「鼓索神経の通り道はどれか?」ということになります。 鼓索神経は他の顔面神経の成分と同様、内耳孔から顔面神経管に入ります。 顔面神経は顔面神経管内でいくつか枝分かれをします。 ・大錐体神経管裂孔:大錐体神経(涙・口蓋腺の分泌、軟口蓋の味覚を支配)が分かれる ・錐体鼓室裂:鼓索神経(顎下腺・舌下腺の分泌、舌前1/3の味覚を支配)が分かれる そして、茎乳突孔より出て顎二腹筋後腹、茎突舌骨筋、表情筋を支配します。 低学年の皆さんはこれを図でしっかりと押さえてください。 口腔外科を学習した人は、図で押さえたうえで、「どこが麻痺するとどのような症状がおこるのか?」 という顔面神経麻痺の問題にも対応できるようにしていきましょう。 低学年のうちから的確な知識を身につけましょう!! 13) 永久歯と比較した乳歯の特徴で正しいのはどれか。すべて選べ。(解剖学) a 小窩裂溝が深い。 b 第二象牙質の形成速度が遅い。 c 臼歯では歯根の離開度が大きい。 d エナメル質中の有機質含有量が多い。 e 臼歯部隣接面どうしの接触面積が広い。 解答:c,d,e 解説:解剖学から、乳歯の特徴に関する出題です。 解剖、小児歯科で頻出の分野です。 ぜひ得点につなげられるようにしましょう。 ~正しい乳歯の特徴~ ・色調は青白色 ・頬舌的に圧平されており、歯冠長が短い ・歯頸部狭窄が大きい ・臼歯部の隣接面は面接触(=接触面積は広い) ・乳臼歯は歯根の離開が大きい、乳前歯は歯根が唇側に湾曲(永久歯胚が存在しているため) ・歯髄腔が大きい、髄角が突出している ・第二象牙質の形成が速い(乳歯は脱落するため、第二象牙質の形成総量は永久歯の方が多い) ・酸に対する溶解性が高い ・エナメル質の有機質含有量が多い 乳歯の問題は解剖、小児で頻出です。 低学年の段階から確実な知識を身につけましょう! 14) 口腔前庭に存在するのはどれか。正しいのを1つ選べ。 a. 舌下小丘 b. 口蓋垂 c. 上唇小帯 d. 下顎隆起 e. 有郭乳頭 正解:c (総括) この設問は各選択肢の説明などよりも、いきなり総括と行きます。 なぜなら、判断するのはすごく簡単だからです。 口腔は口腔前庭と固有口腔からなります。 まず、このグループ分けを覚えてください。 口腔前庭とは歯列弓より外側と言われますが、 単に、 歯の外側(頬側、唇側)を口腔前庭 といい、 歯の内側(口蓋側、舌側)を固有口腔 というだけです。 選択肢の部位が、 歯の外側に存在するのか、 内側に存在するのかを考えればいいだけなのです。 各選択肢の存在位置を確認してください。 ![]() http://www.sasshi.org/ha/2.htm ![]() http://www.yamamoto8.com/stone/stone.htm この手の問題はサービス問題と言っていいでしょう。 |
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