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抗血栓療法の定義について問われる問題。

問題

抗血栓療法の適応疾患は、以下のうちどれか。
すべて選べ。

a 心房細動
b 深部静脈血栓
c 狭心症
d 閉塞性動脈硬化症 (ASO)
e 糖尿病
f 脳梗塞



解答:MOREへ


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解答

抗血栓療法の適応疾患は、以下のうちどれか。
すべて選べ。

a 心房細動
b 深部静脈血栓
c 狭心症
d 閉塞性動脈硬化症 (ASO)
e 糖尿病
f 脳梗塞

正解 abcdf

eは紛らわしいが、DMによる下肢血流障害とくれば○だろう。

以下は、
http://www.3nai.jp/weblog/entry/22540.html からの引用。

抗血栓療法の定義についてよく書かれています。
この際、はっきりとさせましょう。
私も勉強になりました。


抗血栓療法とは、血栓症の発症を抑制する治療のことです。
抗血栓療法と類似した用語として、抗血小板療法、抗凝固療法があります。
これらの用語は、意味するところが違いますので、
厳重に使い分けする必要があります。


抗血栓療法の分類

1. 抗血小板療法:
血小板の働きを抑制して、いわゆる血液をさらさらにする治療法です。
主として、動脈血栓症(脳梗塞、心筋梗塞、末梢動脈血栓症など)の予防に用います。
もっとも歴史のあるお薬は、アスピリン(バファリン、バッファリンと同じ)です。

2. 抗凝固療法:
凝固の働きを抑制して、いわゆる血液をさらさらにするお薬です。
主として、静脈血栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓など)や、
心房細動からの脳塞栓(心原性脳塞栓)の発症予防に用います。
もっとも歴史のあるお薬は、ワルファリン(商品名:ワーファリン)です。

3. 線溶療法:
できてしまった血栓を溶かす治療です。
ウロキナーゼやt-PAがこの分類に属する治療薬です。

抗血栓療法、抗血小板療法、抗凝固療法は、それぞれ意味するところが違います。

抗血小板療法と抗凝固療法を合わせて(線溶療法も含めることがあります)、
抗血栓療法と言います。


18548ccd54695ad8.jpg 

たとえば、アスピリンによる抗凝固療法というのは、間違った言い方です。
アスピリンによる抗血小板療法ならOKです。
アスピリンによる抗血栓療法という言い方なら許容できます。

臨床家の間でも、多少混乱があるようです。
しかし、抗血小板療法、抗凝固療法のどちらを使うかという使い分けはとても重要です。
しっかり区別すべきと考えられます。

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2017/06/11 23:06 血液:歯科 TB(-) CM(0)
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