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BP製剤と顎骨壊死
![]() http://sky.geocities.jp/yskwdc/index33.html 1)薬剤師国試 98-216 60歳女性。 乳がんの腸骨転移による骨病変のため ゾレドロン酸水和物注射液が投与されることになった。 ゾレドロン酸水和物注射液による重大な副作用はどれか。 2つ選べ。 1 急性腎不全 2 顎骨壊死 3 増殖性歯肉炎 4 骨粗しょう症 2)DH国試 顎骨壊死と関係がるものは、どれか。 A フェニトイン B シクロスポリン C ビスフォネート D テトラサイクリン 3)新作 ビスフォフォネートと顎骨壊死についての正しい記載は、次のうちのどれか? すべて選べ。 A ビスフォフォネート(BP)製剤は骨芽細胞を抑制する。 B 内服期間が3年未満でステロイド薬を併用している場合には、 BP剤は休薬するしてから抜歯する。 C 内服期間が1年なので、BP剤は休薬せずに抜歯する。 D BP製剤の休薬機関は、抜歯前1カ月でよい。 E 抗RANKL抗体(デスマノブ)では、顎骨壊死は起きない。 解答:MOREをクリック スポンサーリンク 1)薬剤師国試験98-216 60歳女性。 乳がんの腸骨転移による骨病変のため ゾレドロン酸水和物注射液が投与されることになった。 ゾレドロン酸水和物注射液による重大な副作用はどれか。 2つ選べ。 1 急性腎不全 2 顎骨壊死 3 増殖性歯肉炎 4 骨粗しょう症 ゾレドロン酸は、破骨細胞を抑制することにより、骨吸収を阻害します。 重大な副作用として、急性腎不全、間質性腎炎、間質性肺炎、顎骨壊死などがあります。 よって、正解は 1,2 です。 問98-216 解説 - YAKU-TIK ~薬学まとめました~ 2)DH国試 顎骨壊死と関係がるものは、どれか。 A フェニトイン B シクロスポリン C ビスフォネート D テトラサイクリン 正解 C ×A フェニトイン;抗てんかん薬、歯肉増殖。 ×B シクロスポリン;免疫抑制剤、顎骨壊死とは関係なし ○C ビスフォネート ×D テトラサイクリン;歯芽着色 午前011 ~ 午前020|イシヤクのDH国試対策 - アメーバブログ 3)新作 ビスフォフォネートと顎骨壊死についての正しい記載は、 次のうちのどれか?すべて選べ。 × A ビスフォフォネート(BP)製剤は骨芽細胞を抑制する。 破骨細胞の抑制 ○ B 内服期間が3年未満でステロイド薬を併用している場合には、 BP剤は休薬してから抜歯する。 ○ C 内服期間が1年なので、BP剤は休薬せずに抜歯する。 × D BP製剤の休薬期間は、抜歯前1カ月でよい。 通常は3カ月 × E 抗RANKL抗体(デスマノブ)では、顎骨壊死は起きない。 正解 BC ![]() http://www.tosu-motomachishika.com/blog/post-12/ ビスフォスフォネート製剤による顎骨壊死 BRONJ について BP剤は癌や骨粗鬆症においては大変有効な薬ですが、 近年BP剤に関連したと考えられる顎骨壊死(ビスフォフォネート性顎骨壊死)の報告が 多数みられるようになりました。 これはBP剤を内服中の方が抜歯などの外科処置を受けた後に骨の露出したまま治らなかったり、 歯周炎等の感染が拡がり骨の露出や排膿が続き上顎骨や下顎骨が壊死状態になるもので、 非常に治療が困難です。 BP剤を長期にわたって内服している人や、高齢者、ステロイドの内服をしている人、 糖尿病の人、喫煙者などはビスフォフォネート性顎骨壊死の可能性が高まります。 その発生を防ぐ最善の方法は、 口腔衛生状態を保つために適切な歯みがき を行い定期的な歯科検診を受けること、 歯科受診時はBP剤 を投与されていることを伝えることです。 また、 骨粗鬆症や関節リウマチなどでこれからBP剤の内服や注射が予定されている場合は、 抜歯などの外科的な歯科処置は可能な限りBP剤による治療開始前に完了しておくことが大切です。 すでにBP剤の内服や注射を受けている方は、 その治療期間によっては抜歯前に3~6ヶ月BP剤を休薬する必要があります。 BP剤を使用している方の歯科治療に際しては、 歯科医師と内科や整形外科などBP剤を処方している医師との間で打ち合わせが必要ですので、 患者さんご自身での判断せず、必ず担当の歯科医師にBP剤を内服(あるいは注射)している旨お申し出ください。 日本で使用されているBP剤 注射剤 : アレディア、オンクラスト、テイロック、ビスフォナール 経口製剤 : ゾメタ、ダイドロネル、フォサマック、ボナロン、アクトネル、ベネット ビスフォスフォネート系薬剤の内服中もしくは服用経験のある方の抜歯をする際の対応法 BRONJは治療がたいへん困難なため、予防が第一です。 BP剤の内服を開始する前に歯科検診や必要な処置をうけましょう。 顎骨壊死の予防のために、BPの内服中もしくは服用経験のある方に対しては処方されている先生と連携して、 以下の方針で歯科治療および手術を行い顎骨壊死の予防に努めます。 1. 歯石除去・虫歯治療・義歯作成など顎骨に侵襲がおよばない一般の歯科治療 顎骨や歯肉への侵襲を極力避けるよう注意して歯科治療を行ない、定期的に口腔内診査を行ないます。 2. 抜歯・歯科インプラント・歯周外科など顎骨に侵襲がおよぶ治療 1) 内服期間が3年未満でステロイド薬を併用している場合、 内服期間が3年以上 の 場合は、 BP内服中止可能であれば手術前少なくとも3か月間はBPの内服を中止し、 手術後も骨の治癒傾向を認めるまではBPは休薬していただきます。 2) 顎骨壊死の危険因子(糖尿病、喫煙、飲酒、癌化学療法など)を有する方も、 BP内服が中止可能であれば手術前少なくとも3か月間はBPの内服を中止し、 手術後も骨の治癒傾向を認めるまではBPは休薬していただきます。 3) BP内服期間が3年未満で危険因子のない方に対しては、通常のごとく口腔外科手術を行ないます。 ![]() http://takanohara-ch.com/naka/04health/402.html なお、BPの休薬・再開などについては、 担当(処方)医師と充分相談の上決定し顎骨壊死の発生予防に努めますが、 上記の処置方針に従ったとしても顎骨壊死が生じる危険性があります。 https://aih-net.com/medical/depart/shika/patient/therapy/kotsuso.shtml ビスホスホネート関連顎骨壊死・骨髄炎の組織像 ![]() 虫食い状の骨吸収 (bone absorption) と骨細胞を欠いた骨小腔(empty lacunae)が目立つ 骨吸収部には粘膜上皮が侵入している http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/OralPathologyAtlas/Ver1/chapter6/html6/6_1c_004.html 抗RANKL抗体(デスマノブ)と顎骨壊死 RANKリガンド(RANKL)は破骨細胞の形成、機能調節に関わっています。 骨粗しょう症患者ではRANKリガンド(RANKL)の数が増えており、 これによって破骨細胞のより活性化しやすい環境が整ってしまっています。 つまり、骨が脆くなりやすくなっています。 そこで、このRANKリガンド(RANKL)を阻害してやります。 この働きをするのがプラリア皮下注です 顎骨壊死の発症率は 1~2%と同等のため,ゾレドロン酸と同様に, デノスマブによる治療開始前には,歯科や口腔外科の診察を受けることが推奨される。 低カルシウム血症はデノスマブ投与群で多くみられることから, 治療中はカルシウムやビタミンDを併用しつつ, 血清カルシウム,リンなどの電解質濃度を定期的に測定していく。 クレアチニン・クリアランス30ml/min未満の患者 および透析の必要な末期腎不全患者は臨床試験の対象から除外されているため, 重篤な低カルシウム血症が発症する可能性を考慮し, 重度の腎機能障害患者ではデノスマブの適応を慎重に判断する必要がある。 http://www.cancertherapy.jp/targeted_therapy/2013_08/02_12.html |
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