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日本内科学会雑誌 第103巻 第 3 号(平成26)から内科専門医試験の問題
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/3/103_760/_pdf 胸痛後の意識消失患者に対する救急処置についての問題。 オリジナルは13-17と5問ありますが、16, 17は難しすぎるので、割愛。 16, 17については上記PDFを見てください。 歯科治療中にも十分起こりえるケース。 敢えて、歯科麻酔のカテゴリーに入れておきます。 しかし、やや難。 第29回内科専門医試験 (改題)問題13~15 次の文を読み,13~16 の問いに答えよ. 55 歳の男性.高血圧と脂質異常症とで近医に通院していた. 救急外来に患者の妻から電話連絡があった. 胸痛を訴えた後に,うめき声をあげて倒れ,呼びかけに反応がない. 体動はみられず,顔面は蒼白で,呼吸はしていないという. 13. 最も適切な口頭指示はどれか.1 つ選べ. (a) 胸骨圧迫 (b) 回復体位 (c) 人工呼吸 (d) 気道確保 (e) 脈拍の確認 14. 胸骨圧迫の方法として適切なのはどれか.1 つ選べ. (a) 剣状突起を圧迫する. (b) 5 cm以上の圧迫をする. (c) 救助者は5 分毎に交代する. (d) 1 分間当たり80 回の圧迫をする. (e) 圧迫後は胸壁が元の位置に戻らないように圧迫する. 15. 搬入時の心電図モニタ【図No. 7】を示す. この時点で最も適切な対応はどれか.1 つ選べ. (a) 気管挿管 (b) 電気的除細動 (c) アドレナリン投与 (d) アミオダロン投与 (e) 体外式ペーシング 問題13 ~ 15 図No. 7 ![]() 搬入時の心電図モニタ 解答:MOREへ 関連記事(一部広告含む) 55 歳の男性.高血圧と脂質異常症とで近医に通院していた. 救急外来に患者の妻から電話連絡があった. 胸痛を訴えた後に,うめき声をあげて倒れ,呼びかけに反応がない. 体動はみられず,顔面は蒼白で,呼吸はしていないという. 13. 最も適切な口頭指示はどれか.1 つ選べ. (a) 胸骨圧迫 (b) 回復体位 (c) 人工呼吸 (d) 気道確保 (e) 脈拍の確認 正解 a 本例は、急性心筋梗塞後の意識消失なのか? それとも、解離性動脈瘤? e は、最初に発見した医師か看護師がやることなのか? 心肺蘇生は胸骨圧迫から開始するらしい。 14. 胸骨圧迫の方法として適切なのはどれか.1 つ選べ. (a) 剣状突起を圧迫する. (b) 5 cm以上の圧迫をする. (c) 救助者は5 分毎に交代する. (d) 1 分間当たり80 回の圧迫をする. (e) 圧迫後は胸壁が元の位置に戻らないように圧迫する. 正解 b ×(a) 剣状突起を圧迫する. 剣状突起でなく、胸骨 下1/3あたりか。 ![]() http://www.city.ibara.okayama.jp/ibarasyoubou/kinkyu/cpr/4-6.html ○(b) 5 cm以上の圧迫をする. 少なくとも5cm沈み込む程度に圧迫する ×(c) 救助者は5 分毎に交代する. 1〜2分ごとを目安に胸骨圧迫の役割を交代 ×(d) 1 分間当たり80 回の圧迫をする. 1分間当たり少なくとも100回のテンポで胸骨圧迫を行う ×(e) 圧迫後は胸壁が元の位置に戻らないように圧迫する. 毎回の圧迫の後で、胸が元の高さに完全に戻るように十分圧迫を解除する. 以下は、http://www.hokkaido.med.or.jp/firstaid/sosei/t005shinpai.html から 図も付いているので参考にしてください。 胸骨圧迫の方法 1. 仰向けに寝かせた傷病者の胸の横にひざまずく。 胸骨圧迫はできるだけ硬いもの(床など)の上で行う。 脱気できるマットレスなら、すばやく空気を抜く。 2.胸骨の下半分(胸の真ん中が目安)に片方の手のひら基部(手首に近い部分)をあて、 もう片方の手を重ねて組む。 垂直に体重が加わるように腕を真っすぐ伸ばし、 組んだ手の真上に肩がくるような姿勢に。 3.成人(8歳以上)に対して 手のひら基部だけに力が加わるよう意識しながら、 傷病者の胸が少なくとも5cm沈み込む程度に圧迫する。 3.小児(1〜8歳未満)に対して 成人と同じ方法で、胸の厚さの約1/3の深さを目安に圧迫する。 体格に応じて両手、片手のどちらで行ってもよい。 3.乳児(1歳未満)に対して 胸の真ん中に指を2本当て、胸の厚さの約1/3の深さを目安に圧迫する。 4.1分間当たり少なくとも100回のテンポで胸骨圧迫を行う。 5.毎回の圧迫の後で、胸が元の高さに完全に戻るように十分圧迫を解除する (ただし、胸骨圧迫が浅くならないように注意する)。 6.救助者が疲労して、圧迫の強さ、速さ、解除(胸の戻り)などが不十分になるのを防ぐため、 周りに協力してくれる人がいたら、1〜2分ごとを目安に胸骨圧迫の役割を交代する。 交代による胸骨圧迫の中断は最小限にとどめ、休んでいる救助者は、 胸骨圧迫の位置、テンポ、深さが適切に維持されているかをチェックする役目に回る。 15. 搬入時の心電図モニタ【図No. 7】を示す. この時点で最も適切な対応はどれか.1 つ選べ. 問題13 ~ 17 図No. 7 ![]() 搬入時の心電図モニタ (a) 気管挿管 (b) 電気的除細動 (c) アドレナリン投与 (d) アミオダロン投与 (e) 体外式ペーシング 正解 b 心室細動にて電気的除細動の適応。 (c) アドレナリン投与:心停止なら適応。 まだ、arrestまでは至ってない。 (d) アミオダロン投与: 心室細動にも適応はある。 意識障害+で、静脈内投与になるので、 電気的除細動抵抗性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止に適応なのだろう。 で、不正解。 |
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