> 抗甲状腺薬投与後の発熱:108医D42 - 医療関係資格試験マニア
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抗甲状腺薬投与後の発熱の原因についての問題。


108医D42
108d42.jpg


解答:MOREへ


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解答

108d42.jpg


正解 d


解説

 1か月前に抗甲状腺薬を処方されて発熱した、という42歳女性です。
この時点で診断が付いてしまうのですが、疫学的には内服してから
2、3か月後に発症のピークがあるのが無顆粒球症なので、時期的にも合致しそうな雰囲気です。
もちろん、問題文中の白血球分画に注目するわけですが、
採血結果を見る前から強く無顆粒球症を疑うセンスが問われます。

 一般的な42歳女性が風邪症状で発熱したくらいでは、場合によっては受診しないケースもありえます。
しかし、この方が「確実に」医療機関を受診しているという点が重要なのです。
おそらくは、チアマゾールを処方した医師が次のように説明したのでしょう。

「この薬を内服して、しばらくしてから発熱があった場合には、
体の免疫に関わる白血球が極めて少なくなっている可能性があるので、
ただの風邪だと思っても必ず受診してください」と。

このように事前に説明しておけば、たとえ問診票に「咽頭痛・発熱」としか書いていなくても、
診察室で「実は、甲状腺の薬を飲み始めて」というように患者さんの方から有用な情報を教えてくれるのです。
頻度的には1/1000より少ないというデータがありますが、それでも1000件に1回は起こり得る事象であり、
かつ時には致命的になりえる病態なので、確実に拾い上げたいところです。
もちろん正解は、「チアマゾールを中止する」となります。

 この先、血液内科にコンサルトを行い入院加療を行うことになります。
可能であれば無菌室での管理が望ましく、広域なスペクトラムの抗菌薬で治療を行います。

 
<選択肢考察>
a  G-CSF投与を行うこともありますが、薬剤中止と抗菌薬よりは優先度が下がります。

b  貧血(赤血球系の減少)は認めておりません。

c  このケースでの血圧低下は、どちらかと言えば敗血症の存在を思わせます。
    しかし、脈拍92/分、血圧106/68mmHgというバイタルサインからは、
 積極的な昇圧剤の適応は無さそうです。

e ステロイドを投与することで、見た目の白血球数が上昇しますが、
  本症例での適応はありません。


解説:日経メディカル 1日1問医師国試から


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