NSAIDS禁忌 あれこれ
http://www.amazon.com/Nsaids-Medical-Alert-Italian-Bracelet/dp/B00BOUODAI
1) Reye(ライ)症候群インフルエンザや水痘などの感染後、
特にアスピリンを服用している小児に、
急性脳症、肝臓の脂肪浸潤を引き起こし、生命にもかかわる原因不明で稀な病気.
15歳未満の水痘、Flu患者へのジクロフェナク(ボルタレン)投与
脳症発症が増加禁忌
これも、アセトアミノフェンが安全?
http://www.slideshare.net/vmshashi/pathology-of-hepatitis-lecture2) NSAIDsとニューキノロン併用;けいれん
ニューキノロンがGABAA受容体阻害作用(GABAAレセプター応答抑制作用)を
NSAIDsが増強するためけいれんが発生しやすくなると書かれています。
GABA(γアミノブチル酸)と言う物質は脳内で抑制に働く物質だそうです。
ニューキノロン単独でも起きますが、併用するNSAIDsによっても、
ニューキノロンの種類によってもけいれんの発生しやすさが違うようです。
http://kekimura.blog.so-net.ne.jp/2014-02-01-1
http://phnet.novartis.co.jp/ricetta/sogosayo/02-03/index.htmlラットの脳を用いた実験では、NSAIDs中ボルタレンが一番良く
(GABAA受容体への結合占有率あるいは遮断率が低い)、
フェンブフェン(ナパノール)が一番悪いです。
ニューキノロンではエノキサシン(フルマーク)が一番悪いです。
よってエノキサシンとフェンブフェンの併用でけいれんが報告されています
(が、現在フェンブフェンの経口剤は発売されていないそうです)。
3) 分娩直前 妊娠末期のNSAIDS使用;PDAPDA 動脈管開存を引き起こすため禁忌
アセトアミノフェン(カロナール アンヒバ)使用せよ!
しかし、アセトアミノフェンでも、PDAが起きた報告あり。
今後の展開はどうなるか?
PDAによるAV shunt
http://www.hhrids.com/pda/ 薬剤の効用や副作用については、
以下のブログがよくできています。
一度、訪問してみてください。
くすりの勉強 -薬剤師のブログ-
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