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108I32
原発性骨髄線維症の確定診断に有用なのはどれか。2つ選べ。

a 白赤芽球症
b 標的赤血球
c 血清LD上昇
d JAK2遺伝子変異
e 骨髄組織の鍍銀染色陽性



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 解答


原発性骨髄線維症の確定診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 白赤芽球症
b 標的赤血球
c 血清LD上昇
d JAK2遺伝子変異
e 骨髄組織の鍍銀染色陽性


正解 de


解説

原発性骨髄線維症の確定診断はWHOの診断基準によってなされます。

この診断基準には大項目が3つ、小項目が4つ含まれており、
確定診断は大項目3つすべてと、小項目4つのうち2つが必要となります。

小項目は、身体所見や採血での末梢血所見が含まれており、
どちらかというと簡便で低侵襲なスクリーニング的な要素で構成されています。

他方、大項目には、骨髄穿刺および生検、染色体検査等が含まれており、
比較的疾患特異性の高い項目と除外項目とで成り立っています。

したがって、「確定診断に有用」という題意に適うものとしては、必ずしも満たさなくてもよい小項目より、
3つすべてを満たす必要のある大項目の方を選ぶことになります。

<選択肢考察>
a 白赤芽球症:小項目
b 標的赤血球:
  サラセミア等で認める所見です。
  骨髄線維症では、涙滴赤血球を認めることがありますが、標的赤血球とは区別しておく必要があります。
c 血清LD上昇:小項目
d JAK2遺伝子変異:大項目
e 骨髄組織の鍍銀染色陽性:大項目


A

thumb_105D-44A.jpg 

B
thumb_105D-44B.jpg 
105D44 で出された組織像。
骨髄の生検組織のH-E染色標本(A)と鍍銀染色標本(B)


解説:日経メディカル 1日1問 医師国試問題 から

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