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かず

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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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栄養管理に関係する問題を、様々な医療関係資格の国試問題から集めてみました。
まあ、解いてみてください。
この分野は管理栄養士関係の問題が医科歯科野」学生さんには解きにくいのでは?



1)管理栄養士 23-124
食事療法と栄養補給に関する記述である。正しいのはどれか。

1.経口摂取が不可能な場合、栄養素の補給はできない。
2.経皮内視鏡的胃ろう造設術は、経静脈栄養に用いる。
3.経静脈栄養は、経腸栄養に比べて代謝上の合併症は少ない。
4.経静脈栄養は、経腸栄養に比べてバクテリアトランスロケーションを起こしやすい。
5.経静脈栄養が1か月に及ぶ場合、末梢静脈栄養を選択する。


2)管理栄養士 30-118 
静脈栄養補給法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)末梢静脈栄養では、1日に2,000㎉の輸液を行うことができる。
(2)末梢静脈栄養では、血漿浸透圧の5倍濃度の溶液を投与できる。
(3)末梢静脈栄養では、アミノ酸濃度30%の溶液を投与できる。
(4)中心静脈栄養の基本輸液剤には、セレンが含まれる。
(5)中心静脈栄養では、ビタミンB1の投与が必要である。


3)管理栄養士 30-115
患者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)栄養管理により、疾患の治癒が促進される。
(2)栄養管理により、入院期間が短縮される。
(3)クリニカルパスには、栄養指導を含めない。
(4)栄養サポートチームは、患者のQOLを優先させる。
(5)インフォームドコンセントが必要である。


4)109医G11
中心静脈栄養法を行うための穿刺部位として適切でない血管はどれか。

a  内頸静脈
b  大腿静脈
c  大伏在静脈
d  鎖骨下静脈
e  肘正中皮静脈


5)薬剤師 100-問344
65歳男性。身長178cm、体重75kg。
食道がんの術前・術後の栄養管理に栄養サポートチーム(NST)が
関与することになった。
ただし、本患者の食道に通過障害はあるものの
水分摂取は可能で食道以外に障害はなかった。
術後においても、水分摂取は可能であった。

この患者に対する栄養療法に関する記述のうち適切なのはどれか。
2 つ選べ。

1 術前の栄養管理は経腸栄養療法は実施できない。
2 術後の栄養管理には経腸栄養療法が適している。
3 末梢静脈栄養療法では1日あたりに必要となる糖質量を投与することができない。
4 経腸栄養剤としては半消化態栄養剤よりも成分栄養剤の方が適している。
5 経腸栄養療法よりも中心静脈栄養療法の方が感染性リスクは少ない。


6)新作
栄養摂取方法のうち、腸管粘膜の萎縮を招くのはどれか。
すべて選べ。

a 胃ろう
b oral feeding
c 中心静脈栄養
d 末梢静脈栄養
e 経鼻経管栄養


7)109医H34
患者の全身状態は徐々に悪化し、2か月後には日中の半分以上を自宅のベッドで臥床するようになった。
在宅でかかりつけ医が訪問診療している。食事摂取は特に固形物の咀嚼が難しくなってきている。
また、水分でむせたり誤嚥したりすることも多くなっている。
経口摂取できるのは200kcal/日程度である。
肺癌の終末期で2週程度の余命と見込まれている。
患者は会話が可能で「痩せてしまって情けない。
せめてもう少し食べたい」と家族に伝えた。
この後の栄養管理で適切なのはどれか。

a 食事形態を工夫する。
b 経鼻経管栄養を開始する。
c 中心静脈栄養を開始する。
d 誤嚥予防のために気管切開を行う。
e 胃瘻を造設して経腸栄養を開始する。


関連記事:
看護師国家試験アプリ一斉模試問題 1月22日実施分
http://nurse-senka.jp/contents/square/216058/

“胃瘻”に関する問題

誤嚥性肺炎とその予防




解答:MOREへ





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解答

1)管理栄養士 23-124
食事療法と栄養補給に関する記述である。正しいのはどれか。

1.経口摂取が不可能な場合、栄養素の補給はできない。
2.経皮内視鏡的胃ろう造設術は、経静脈栄養に用いる。
3.経静脈栄養は、経腸栄養に比べて代謝上の合併症は少ない。
4.経静脈栄養は、経腸栄養に比べてバクテリアトランスロケーションを起こしやすい。
5.経静脈栄養が1か月に及ぶ場合、末梢静脈栄養を選択する。

正解 4

解説
問題 124 第23回管理栄養士国家試験

1.経口摂取が不可能な場合、栄養素の補給はできない。
(誤)
経口摂取が不可能な場合でも、経腸栄養法か経静脈栄養法による補給ができます。

経腸栄養法とは、経口的に栄養の摂取が困難、不十分な場合に、
直接胃あるいは腸にチューブやカテーテルを挿入して施行する栄養法です。

2.経皮内視鏡的胃ろう造設術は、経静脈栄養に用いる。
(誤)
経皮内視鏡的胃ろう造設術(PEG)とは、内視鏡を用いて簡便に胃ろうを造る手術のことです。
また、腸ろう造設術をPEJと呼び、共に経腸栄養に用います。従来の鼻からチューブを挿入する経鼻経管法に比べ
患者の異和感や苦痛が少なく、管理も容易になり、より長期の経腸栄養の継続を実現できるようになりました。

3.経静脈栄養は、代謝上の合併症は少ない。
(誤)
経静脈栄養は栄養素が直接静脈内に投与されるため、経腸栄養に比べ代謝上の合併症が多くなります。
経静脈栄養に伴う代謝性合併症として糖代謝異常、電解質異常、酸塩基平衡異常、ビタミン、
ミネラル欠乏症、高トリグリセリド血症などがあります。

これに対し経腸栄養法は胃や腸などの消化管にチューブを通して栄養補給する方法で、
吸収に消化管を使うのでより生理的な栄養摂取が可能になり、代謝上の合併症も少なくなります。
したがって、消化管機能があり、消化管が安全に使用できる場合は経腸栄養法が第一選択になります。

4.経静脈栄養は、経腸栄養に比べてバクテリアトランスロケーションを起こしやすい。
(正)
バクテリアルトランスロケーション(Bacteria Translocation: BT)とは、
消化管を使わずにいることによる粘膜萎縮などにより腸管粘膜防御力が破綻し、
細菌等が体内に移行し感染を引き起こす状態をいいます。

5.経静脈栄養が1か月に及ぶ場合、末梢静脈栄養を選択する。
(誤)
静脈栄養法とは、消化管機能が障害を起こしている、あるいは消化管を使用しない方がよい疾患における、
水分、栄養素の補給、薬剤投与等を目的に施行される栄養法で、末梢静脈カテーテルを介して
輸液を投与する末梢静脈栄養法(Peripheral Parenteral Nutrition:PPN)と、
中心静脈カテーテルを介して投与する中心静脈栄養法(Total Parenteral Nutrition:TPN)があります。
一般に、実施期間(末梢静脈栄養法では2週間以内、それ以上の期間の場合は中心静脈栄養法)によって選択しますが、
末梢静脈栄養法は投与できるエネルギーは1000kcal程度で、必要最低限度の栄養素しか補うことができず、
栄養状態が比較的良好な症例で、非侵襲時あるいは軽度侵襲下における短期間の栄養管理に限られています。
栄養状態の改善を目的とする場合や、栄養障害が高度な場合には中心静脈栄養法が選択されます。


2)管理栄養士 30-118 
静脈栄養補給法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)末梢静脈栄養では、1日に2,000㎉の輸液を行うことができる。
(2)末梢静脈栄養では、血漿浸透圧の5倍濃度の溶液を投与できる。
(3)末梢静脈栄養では、アミノ酸濃度30%の溶液を投与できる。
(4)中心静脈栄養の基本輸液剤には、セレンが含まれる。
(5)中心静脈栄養では、ビタミンB1の投与が必要である。

正解 5

(1)× 末梢静脈栄養では、1日に2,000㎉の輸液を行うことができない。
 2,000㎉の半分を糖質で投与しようとすると、グルコースで250ℊ投与することになる。
末梢静脈栄養のグルコース濃度は10%が限度なので、水分量が2,500㎖必要になる。
これに脂質やアミノ酸の点滴を加えると、1日3,000㎖以上の輸液量になることから、
水分過剰投与になるので心臓と腎臓に負担をかけることになる。よって、1日に2,000㎉の輸液を行うことができない。

(2)× 末梢静脈栄養では、血漿浸透圧の3倍の濃度の溶液が投与の限界である。
 糖質10%以上の輸液を末梢静脈から投与すると、静脈炎を起こす可能性が高いので、
高浸透圧の輸液を末梢静脈から投与することはできない。

(3)× 末梢静脈栄養では、アミノ酸濃度10~12%の溶液を投与する。
 浸透圧を3倍以下に抑えるために、アミノ酸濃度10~12%の溶液が利用される。

(4)× 中心静脈栄養の基本輸液剤には、セレンが含まれない。
 中心静脈栄養の基本輸液剤に含まれる電解質は、Na、K、Ca、Mg、Zn、Pなどである。
微量元素であるセレンは含まれていない。我が国の微量元素製剤には、Fe、Mn、Zn、Cu、Iが含まれている。

(5)○ 中心静脈栄養では、ビタミンB1の投与が必要である。
 乳酸アシドーシスを予防するために、ビタミンB1の投与が必要である。
乳酸アシドーシスとは、血液中の乳酸濃度が一定限度(5mEq/ℓ)以上に上昇して、
血液の緩衝作用を超えるためにpHが低下することである。
ビタミンB1不足では、嫌気的解糖が進行して乳酸産生が増加し、
血液中に多量の乳酸が放出されることにより、乳酸アシドーシスが出現する。
ビタミンB1は、ピルビン酸脱水素酵素(ピルビン酸からアセチルCoAを生成)や
αケトグルタル酸脱水素酵素(αケトグルタル酸からスクシニルCoAを生成)の補酵素である。
ビタミンB1が不足すると解糖で生じたピルビン酸はクエン酸回路や脂肪酸合成に入って行けないので、
細胞内に蓄積する。その結果、解糖も停滞してATPを産生できなくなる。
この事態を回避するため、乳酸脱水素酵素の作用でピルビン酸を乳酸に変換する。
ピルビン酸は細胞膜を通過できないが、乳酸は通過できる。
乳酸脱水素酵素の作用で解糖の基質であるNAD+が再生されるので、
解糖(嫌気的解糖)を進行させることができる。静脈栄養時には、
乳酸アシドーシスを予防するためにビタミンB1を3㎎/日を投与する必要がある。

http://diet2005.exblog.jp/24571002/


3)管理栄養士 30-115
患者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)栄養管理により、疾患の治癒が促進される。
(2)栄養管理により、入院期間が短縮される。
(3)クリニカルパスには、栄養指導を含めない。
(4)栄養サポートチームは、患者のQOLを優先させる。
(5)インフォームドコンセントが必要である。


正解 3

クリニカルパスは入院中の予定を入院時に患者さんに表にして渡すもので
検査、手術、処置、の他、食事内容も記載されている。


4)109医G11
 中心静脈栄養法を行うための穿刺部位として適切でない血管はどれか。

a  内頸静脈
b  大腿静脈
c  大伏在静脈
d  鎖骨下静脈
e  肘正中皮静脈

正解 c

解説
a・b・d 太い静脈であり、中心静脈栄養に向いている。
c 誤り。体幹から遠くて細い血管であり、用いられない。
e 肘正中皮静脈も細いのだが、アプローチがしやすい。
  末梢由来の中心静脈カテーテルのアプローチ部位としてしばしば使用されている。

https://medu4.com/109G11/


5)薬剤師 100-問344
65歳男性。身長178cm、体重75kg。
食道がんの術前・術後の栄養管理に栄養サポートチーム(NST)が
関与することになった。
ただし、本患者の食道に通過障害はあるものの
水分摂取は可能で食道以外に障害はなかった。
術後においても、水分摂取は可能であった。

この患者に対する栄養療法に関する記述のうち適切なのはどれか。
2 つ選べ。

1 術前の栄養管理は経腸栄養療法は実施できない。
2 術後の栄養管理には経腸栄養療法が適している。
3 末梢静脈栄養療法では1日あたりに必要となる糖質量を投与することができない。
4 経腸栄養剤としては半消化態栄養剤よりも成分栄養剤の方が適している。
5 経腸栄養療法よりも中心静脈栄養療法の方が感染性リスクは少ない。

正解 2,3

選択肢 1 ですが
まず、栄養不良があると手術後の合併症発生率や死亡率の上昇が知られています。
そのため、術前の栄養管理が重要です。
そして、食道がんなどでは通過障害のため十分な経口摂取ができない場合が多いです。
そのため、経腸栄養療法も術前の栄養管理において考量します。
つまり、術前の栄養管理で経腸栄養療法が実施できない、ということはありません。
よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 は、正しい選択肢です。
補足しますと術後は、経口摂取は期待できません。
しかし、腸管は使用できます。

また「When gut works, use it」といわれるように可能な限り腸管を使用することが
栄養管理では、推奨されます。

従って、術後の栄養管理には経腸栄養療法が適していると考えられます。

選択肢 3 は、正しい選択肢です。
補足しますと末梢の静脈からでは十分な栄養補給はできません。
不足分を補充する手法であると考えればよいです。

選択肢 4 ですが
半消化態栄養剤とはタンパク質や多糖類の形で栄養素が含まれている栄養剤です。
体内での消化が必要な栄養剤です。
(例) エンシュア、アミノレバン)

成分栄養剤とはアミノ酸などの形で栄養素が含まれている栄養剤です。
ほとんど消化を必要としない栄養剤です。

(例) エレンタール)

これらは消化管の残存能力などにより使い分けます。
より食事に近い半消化態栄養剤が適していることも十分考えられるため
成分栄養剤の方が適しているとはいいきれないと考えられます。

選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
中心静脈栄養両方の方がダイレクトに血中に栄養を送り込むのですから
感染リスクはより高いです。

よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 2,3 です。

http://www.yakugaku-tik.com/home/guo-si-guo-qu-wenno-jie-shuo/yao-ji-shi-guo-jia-shi-yan100hui-guo-qu-wen-jie-shuo/shi-wu-shi-jian/wen100-344


6)新作
栄養摂取方法のうち、腸管粘膜の萎縮を招くのはどれか。
すべて選べ。

a 胃ろう
b oral feeding
c 中心静脈栄養
d 末梢静脈栄養
e 経鼻経管栄養


正解 cd

消化管内に栄養物が入らない場合は、全て消化管粘膜は萎縮する。
まさに、「When gut works, use it」 である。


7)109医H34
患者の全身状態は徐々に悪化し、2か月後には日中の半分以上を自宅のベッドで臥床するようになった。
在宅でかかりつけ医が訪問診療している。食事摂取は特に固形物の咀嚼が難しくなってきている。
また、水分でむせたり誤嚥したりすることも多くなっている。
経口摂取できるのは200kcal/日程度である。
肺癌の終末期で2週程度の余命と見込まれている。
患者は会話が可能で「痩せてしまって情けない。
せめてもう少し食べたい」と家族に伝えた。
この後の栄養管理で適切なのはどれか。

a 食事形態を工夫する。
b 経鼻経管栄養を開始する。
c 中心静脈栄養を開始する。
d 誤嚥予防のために気管切開を行う。
e 胃瘻を造設して経腸栄養を開始する。

解答: a

解説

a 正しい。
「食べたい」とは口から食べる、ということであり、食事形態を工夫すべき。
具体的には流動食やゼリー食の導入を検討する。

b・c・e 本人の希望に沿っていない対応である。
d 気管切開により誤嚥が起こらなくなるわけではない。
 岩手医科大学付属歯科医療センターの記事が興味深い。

https://medu4.com/109H34

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