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上皮成長因子受容体〈EGFR〉関係の問題。
正答率は5割を切った問題です。

歯科系の問題は難化傾向にて歯科カテゴリーへ

医師国家試験過去問データベース から


110E26
肺腺癌において上皮成長因子受容体〈EGFR〉の遺伝子変異と強く関連する因子はどれか。

a  男 性
b  日本人
c  喫煙者
d  飲酒歴
e  家族歴





解答:MOREへ



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解答

肺腺癌において上皮成長因子受容体〈EGFR〉の遺伝子変異と強く関連する因子はどれか。

a  男 性
b  日本人
c  喫煙者
d  飲酒歴
e  家族歴


解答: b

解説
a 女性であることが因子となる。
b 正しい。日本人であることが因子となる。
c 非喫煙者であることが因子となる。
d・e 特に関係ない。

EGFR遺伝子変異陽性の確率が高いのは、
東洋人、女性、非喫煙者、腺癌症例であり、
選択肢の中では、日本人が当てはまる。



以下はWikipediaから抜粋


悪性腫瘍におけるEGFR


過剰発現

EGFRはさまざまな悪性腫瘍で過剰発現がみられる。
腎癌の50-90%、非小細胞肺癌の40-80%、前立腺癌の40-80%、頭頸部癌の36-100%、
卵巣癌の35-70%、胃癌の33-74%、大腸癌の25-77%、乳癌の14-91%等で過剰発現がみられる。
癌のEGFR過剰発現は予後不良因子である。

EGFRを標的にした薬剤

EGFRチロシンキナーゼ阻害剤

ゲフィチニブ、エルロチニブは、EGFRのチロシンキナーゼを特異的に阻害する内服抗がん剤である。
腫瘍縮小効果はEGFR細胞内領域の変異と関連があり、主に非小細胞肺癌の治療に使用される。

またラパチニブは、EGFRおよびHER2のチロシンキナーゼを選択的かつ可逆的に阻害することにより、
その結果としてアポトーシスを誘導し、腫瘍細胞の増殖を抑制する。

抗EGFR抗体

セツキシマブ(Cetuximab、開発コード名C225、商品名Erbitux)はEGFRのリガンド結合部位に結合し、
EGFRの活性化、二量体化を阻害するモノクローナル抗体である。
変異のないEGFRにも有効であり、大腸癌等で使用される
(日本では2008年7月に“EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の治療薬”として承認された。)

マツズマブ(Matuzumab、開発コード名EMD72000)も同様の抗EGFRモノクローナル抗体であり、
第II相臨床試験まで実施されたが、期待された有効性が示されなかったため、開発が中止された。


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2017/09/03 13:29 病理:歯科 TB(-) CM(0)
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