スポンサーリンク 骨代謝の1問:薬剤師国試 - 医療関係資格試験マニア
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日経メディカル:1日1問薬剤師国試問題 から

問題

骨代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 骨芽細胞は、コラーゲンを細胞外へ分泌する。
2 骨細胞は未分化細胞であり、増殖能を有する。
3 破骨細胞は、アルカリ性ホスファターゼを細胞外へ分泌する。
4 副甲状腺(上皮小体)ホルモンは、破骨細胞の働きを減弱させる。
5 1α,25-ジヒドロキシビタミンD3(活性型ビタミンD3)は、
  小腸からのCa2+の吸収を促進する。


解答:MOREへ


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解答

骨代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 骨芽細胞は、コラーゲンを細胞外へ分泌する。
2 骨細胞は未分化細胞であり、増殖能を有する。
3 破骨細胞は、アルカリ性ホスファターゼを細胞外へ分泌する。
4 副甲状腺(上皮小体)ホルモンは、破骨細胞の働きを減弱させる。
5 1α,25-ジヒドロキシビタミンD3(活性型ビタミンD3)は、小腸からのCa2+の吸収を促進する。


正解は1、5


解説



1 正。
骨芽細胞は、間葉に由来する骨形成細胞が細胞分裂することで形成され、
コラーゲンやオステオカルシンなどの有機基質を分泌する。
この有機基質にアルカリ性ホスファターゼの関与でCa2+などが沈着することで石灰化が起こり、骨芽細胞は骨細胞となる(骨形成)。

2 誤。
骨細胞は、骨芽細胞が骨形成により分化し、成熟した細胞であり、増殖能は有さない。

3 誤。
破骨細胞は、造血幹細胞に由来する細胞であり、H+やプロテアーゼなどのリソソーム酵素を分泌することで、
骨中のCa2+を血中に遊離させる(骨吸収)。
アルカリ性ホスファターゼは、骨芽細胞から分泌され、Ca2+などによる石灰化に関与する。

4 誤。
副甲状腺(上皮小体)ホルモンは、副甲状腺から分泌され、
骨芽細胞への作用を介した破骨細胞の誘導により破骨細胞数を増加させ、
その機能を亢進させる。
これにより、骨吸収が促進され血中Ca2+濃度が上昇する。
その他、副甲状腺ホルモンは、腎尿細管におけるCa2+の再吸収の促進作用や
腎臓での1α,25-ジヒドロキシビタミンD3(活性型ビタミンD3)生成の促進作用を示す。

5 正。
活性型ビタミンD3は、小腸に作用し能動輸送によるCa2+の再吸収を促進する。


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