スポンサーリンク 乳癌の骨転移に対する薬剤投与中の患者:110歯D47 - 医療関係資格試験マニア
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このブログでも、何度も出てきた問題

110D47
68歳の女性。下顎左側小臼歯部の腫脹と痛を主訴として来院した。
5か月前に下顎左側第二小臼歯の抜去を受けた後、徐々に増悪してきたという。
5年前から乳癌の骨転移に対する薬剤の投与を受けている。
初診時のエックス線写真(別冊No.46A)とCT(別冊No. 46B)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

IMG_2524.jpg


a 歯肉癌
b 顎骨骨髄炎
c 骨芽細胞腫
d 骨性異形成症
e 線維性異形成症

解答:MOREへ

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解答

解説は、
歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
【薬理・口腔外科】110D-47~MRONJの続き  
【薬理・口腔外科】MRONJの確認
から引用改編



110D47
68歳の女性。下顎左側小臼歯部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。
5か月前に下顎左側第二小臼歯の抜去を受けた後、徐々に増悪してきたという。
5年前から乳癌の骨転移に対する薬剤の投与を受けている。
初診時のエックス線写真(別冊No.46A)とCT(別冊No. 46B)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

IMG_2524.jpg

a 歯肉癌
b 顎骨骨髄炎
c 骨芽細胞腫
d 骨性異形成症
e 線維性異形成症

正解 b


問題文中の「乳癌の骨転移に対する薬剤の投与」が重要です。

問題文中にビスホスホネートと書かれていないのは、
骨転移抑制薬として、デノスマブも使用されているからでしょうか。

現在ビスホスホネートとデノスマブは広く使用されているため、
実際の歯科臨床でも服薬している患者さんを診察することが多々あります。


国試勉強は役に立たない等という珍説を唱える人もいるようですが、
そのような姿勢では点数が伸びませんし、視野も狭くなっちゃいます。

歯科医師になる人の大多数は経営者的立場になるでしょう。

視野が狭いのは経営者として致命的です。

今の世の中は変化のスピードが早いですからね。

というわけで、このような症例には実際のリアルな臨床で遭遇します。
頑張って勉強していきましょうね!

ビスホスホネートとデノスマブの作用機序、、、、
しつこいですけど、よーく確認しておいてくださいねw



追記:

先日PT-INR2.6の患者さんの抜歯をしました。

(注)念のため書いておきますが、PT-INRを考慮する理由はワーファリンを服用しているからです。

 

抜歯は普通抜歯で埋伏歯ではありませんでした。

骨削除等はしませんでしたが、術前の予想どおり遷延性の出血がありました。

10分ガーゼを噛んで頂き止血確認後に帰宅して頂きました。

(予想よりも出血しませんでした)

 

デンタルX線上では根尖性歯周炎または歯根破折のように見える歯でしたが、

抜去歯を確認すると縦破折が認められましたね。

 

というわけでPT-INRの数値が与えられた場合には抜歯の可否について数値を見て判断するようにしてください。

 

一般的にはPT-INR2.0~3.0であればワーファリンを服用したまま抜歯可能ということになっています。

 

遷延性の出血が続くようであれば止血用のゼラチン含有スポンジ(商品名:スポンゼル)を抜歯窩に挿入して、縫合した方がよいでしょう。

 

・・・あ、ついでにワーファリンの作用機序についても確認しておいてくださいね。

 

ワーファリンはそもそもビタミンK拮抗薬ですよね。

 

ビタミンK拮抗→肝臓でのビタミンK依存性血液凝固因子の合成を阻害→抗凝固作用

 

という流れですからね。

 

んで、ビタミンK依存性血液凝固因子とは、Ⅶ Ⅸ Ⅹ Ⅱ

ですよね~

 

これ、、、順番に意味がありますのでこの順番で覚えてください。

 

どうしても、語呂合わせで覚えたい人は泣くとニー(泣くとニャー)とおぼえてください。

 

以前もブログに書いたことなんで、しつこいんですけど肉納豆はやめろよw

 

 さてさて前振りが長かったですが、MRONJについてちょっと確認しておきましょう。

 

【MRONJとは??】

BP製剤、デノスマブを服用している場合に侵襲的歯科治療(抜歯やインプラントなど)を行うと、顎骨壊死が生じる場合がある。
   ↓
薬剤関連顎骨壊死(Medication-related osteonecrosis of the jaw:MRONJ)と呼ぶ。

 

 

【ちょっとアドバイス!~MRONJの沿革】
①ビスフォスフォネート製剤関連顎骨壊死(Bisphosphonate related osteonecrosis of the jaw:BRONJ) は、2003年に初めて報告。

 

②その後抗RANKLモノクローナル抗体製剤(=デノスマブ)の投与でも同様の顎骨壊死が発症することが判明。

(さらに、、、血管新生阻害薬でも発症することが判明)
  
これを薬剤関連顎骨壊死(Medication-related  osteonecrosis of the jaw:MRONJ)と呼んでいる。

③日本骨代謝学会、日本骨粗鬆症学会、日本歯科放射線学会、日本歯周病学会、日本口腔外科学会、日本臨床口腔病理学会によるポジションペーパー(2016)では骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(Anti-resorptive agents-relatedosteonecrosis of the jaw:ARONJ)
の呼称が用いられています。


参考URL

http://www.perio.jp/file/news/info_160926.pdf


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2017/09/24 18:35 口腔外科 TB(-) CM(0)
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