スポンサーリンク 麻酔時の血圧上昇についての考察:110歯D23 - 医療関係資格試験マニア
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この手の問題も歯科では、よく出ますね。

110D23
85歳の女性。
舌癌に対して頸部郭清術が予定された。
プロポフォールで入眠させ、セボフルラン、フェンタニルクエン酸塩
およびロクロニウム臭化物を用いて気管挿管を行った。
挿管終了時の血圧は145/89 mmHg、心拍数は88/分であったが、
皮膚切開時に血圧が189/105 mmHg、心拍数が100/分に上昇した。
投与すべき薬剤で適切なのはどれか。1つ選べ。

a アドレナリン
b ニトログリセリン
c ロクロニウム臭化物
d フェンタニルクエン酸塩
e プロプラノロール塩酸塩



解答:MOREへ


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解答

110D23
85歳の女性。
舌癌に対して頸部郭清術が予定された。
プロポフォールで入眠させ、セボフルラン、
フェンタニルクエン酸塩およびロクロニウム臭化物を用いて気管挿管を行った。
挿管終了時の血圧は145/89 mmHg、心拍数は88/分であったが、
皮膚切開時に血圧が189/105 mmHg、心拍数が100/分に上昇した。
投与すべき薬剤で適切なのはどれか。1つ選べ。

a アドレナリン
b ニトログリセリン
c ロクロニウム臭化物
d フェンタニルクエン酸塩
e プロプラノロール塩酸塩

正解 d


赤字で示したように、
疼痛による血圧上昇なので、疼痛緩和のために
d フェンタニルクエン酸塩 が正解

a アドレナリン:
問題外。
さらにBP上昇。

b ニトログリセリン
ECGなどによる虚血性病変についての記載は何もない。

c ロクロニウム臭化物
非脱分性筋弛緩剤にて、選択肢としての意味はなし。

e プロプラノロール塩酸塩
β blockerにて、tachycaridaの治療薬であるが、
本症例の頻脈は痛みによるものなので誤り。



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2017/09/24 21:10 歯科麻酔・救急 TB(-) CM(0)
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