> 服薬アドヒアランス、コンプライアンス:110 医F3, 109医C13 - 医療関係資格試験マニア
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歯科でも出そうな問題。
歯科薬理カテゴリーに入れておきます。

医師国家試験過去問データベース から引用


1)110F3
降圧薬を服用中の高齢患者から「時々、薬を飲み忘れます」と申告があった。
この患者の服薬アドヒアランスの把握と指導のために最も有用なのはどれか。

a 降圧薬の血中濃度を測定する。
b 認知機能評価の心理テストを行う。
c 診療録に記載された血圧の推移を確認する。
d 再受診時に飲み残した薬剤を持参してもらう。
e お薬手帳で他の医療機関の処方薬を確認する。


2)109C13
服薬アドヒアランスに及ぼす影響が最も小さいのはどれか。

a 薬剤の費用
b 薬剤の形状
c 薬剤の色調
d 薬剤に関する医師の説明
e 薬剤に対する患者の認識



解答:MOREへ

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解答


1)110F3

降圧薬を服用中の高齢患者から「時々、薬を飲み忘れます」と申告があった。
この患者の服薬アドヒアランスの把握と指導のために最も有用なのはどれか。

a 降圧薬の血中濃度を測定する。
b 認知機能評価の心理テストを行う。
c 診療録に記載された血圧の推移を確認する。
d 再受診時に飲み残した薬剤を持参してもらう。
e お薬手帳で他の医療機関の処方薬を確認する。

解答: d

110F3の解説
服薬アドヒアランスとは患者が自分の服薬内容を理解し、納得した上で服薬実行できることを指す。
a 血中濃度測定は病院でしか実施できない。薬は毎日服用するものであるため、
日常生活で重要性に気づけるような指導をしたい。

b 本問の記載から認知症を疑う、というのは乱暴な議論である。

c 診療録に記載された血圧は、病院で測定した血圧のみである。家庭血圧も総合的に把握する必要がある。

d 正しい
  持参してもらうことで医療者が「把握」することもでき、実際に「指導」につなげることも可能。

e 今問題となっているのは、この医療機関で処方された薬剤であり、他の医療機関の処方箋とは直接の関係がない。

正答率:76.0%



2)109C13
服薬アドヒアランスに及ぼす影響が最も小さいのはどれか。

a 薬剤の費用
b 薬剤の形状
c 薬剤の色調
d 薬剤に関する医師の説明
e 薬剤に対する患者の認識


解答: c

109C13の解説
服薬アドヒアランスとは、医師が処方した薬剤を患者がしっかりと服薬してくれるか否か、ということを意味する。
受験生は難しく考えすぎてしまったのだろうか、必修にしては正答率が低い。
自分が患者だとして、どんな薬だったら飲みたくないか、を具体的に考えてみると解きやすいと思う。

a 例えば、1粒100万円の薬は飲もうと思わない。

b 例えば、ウニのようにトゲだらけでノドに突き刺さる薬は飲もうと思わない。

c 正しい
  確かに毒々しい色をした薬剤は飲む気が失せるが、他選択肢と比べれば一番影響は小さそうだ。

d 例えば、「ま、実はこの薬飲んでも飲まなくてもどちらでもいいんですけどね」
  などと医師が説明してしまっては飲む気が失せる。

e 例えば、「この薬、自分にとってはどうでもいいんだけどな」と思っている薬は飲む気がしない。


「服薬コンプライアンス」と「服薬アドヒアランス」の違いは?

「コンプライアンス」は、言われたことを守るという、受け身の意味あいが強い言葉です。

「アドヒアランス」は、執着心という意味があり、
興味を持って積極的に参加しようとする意味あいが強い言葉です。

最近は、医師・薬剤師に言われたことを守るだけではなく、
患者自身が積極的に治療へ参加することが重要視されるようになっています。

このことから、「服薬コンプライアンス」という言葉が「服薬アドヒアランス」という言葉に変わってきています

良い医療を提供するために重要な要素が、変わってきた

数年前まで、きちんと薬を飲むかどうかは「服薬コンプライアンス」と呼ばれてきました。
つまり、患者が医療従事者の言うことをどれだけ守るのか、が重要視されていました。

 しかしこの考え方では、「患者は医療従事者に対して従順でなければならない」という患者像が作られてしまいます。
その結果、「薬をきちんと飲まないのは、患者が言うことを聞かないからだ」ということになり、

悪いのは全て患者側だという認識になってしまいます。
コンプライアンス不良~悪いのは患者、の認識

 実際には、患者には薬を飲めない、あるいは飲みたくないと思う様々な事情があります。
そうした事情を知らないまま、ただ従順であることを求めるのでは、良い医療は提供できません。

 そこで、患者が薬を飲めない・飲みたくないと思うのは何故か、その原因は何か、
どうすれば解決できるのか、医療の実行を妨げる要因を医療従事者が患者と一緒になって考え、
相談しながら最善の方法を探っていく、という治療のあり方が示されました。

コンプライアンス不良~様々な事情で起こる
 このとき、患者にとっては「医療従事者の言うことを聞くかどうか(コンプライアンス)」ではなく、
「自分自身の治療に興味・関心を持ち、積極的に参加するかどうか(アドヒアランス)」が重要になります。

 そのため近年は、「服薬コンプライアンス」よりも「服薬アドヒアランス」という言葉が使われるようになっています。

https://www.fizz-di.jp/archives/1061979685.html から転用




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2017/10/05 20:02 薬理:歯科 TB(-) CM(0)
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