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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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トリアージ・災害医学関係の問題。
医師ではよく出ますが、歯科ではどうなんでしょうか?
災害医学で救急部門。
歯科では衛生分野なんでしょうか?
医歯共通の社会医学系に入れておきます。

disaster.jpg 
http://paytonpr.com/predictable-disaster-giving/

1)から3):医師国家試験過去問データベース から


1)107B5
災害医療について正しいのはどれか。

a 災害拠点病院は市町村が指定する。
b トリアージは医師でなくても行うことができる。
c 災害現場では医師は救急救命士の指揮下に入る。
d 防災体制を整備する地域的単位を二次医療圏と呼ぶ。
e 災害医療とは災害派遣医療チーム〈DMAT〉の医療活動のことである。


2)110B19
災害時における医療について誤っているのはどれか。

a 医師の役割は応急手当である。
b 都道府県の医療計画に示されている。
c 災害拠点病院は被災患者を24時間体制で受け入れる。
d 災害派遣医療チーム〈DMAT〉は自己完結型の医療救護を基本とする。
e 大規模災害では長期間にわたってこころのケアを提供する必要がある。


3)105C25
大規模災害現場で多数の負傷者が発生している。歩行可能な中年男性が上腕の痛みを訴えている。意識は清明。
この人のトリアージタッグで適切な色はどれか。

a 黒
b 赤
c 黄
d 白
e 緑


4)新作

トリアージ関係の記載について正しいものはどれか。3つ選べ。

a DMATは災害急性期に派遣される。
b トリアージは何度も行われることがある。
c 一般市民がトリアージを行うことはない。
d 1次トリアージとしてSMART法が用いられる。
e DMATは医療救護活動に従事し搬送・本部活動は行わない。


解答:MOREへ


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解答

1)107B5
災害医療について正しいのはどれか。

a 災害拠点病院は市町村が指定する。
b トリアージは医師でなくても行うことができる。
c 災害現場では医師は救急救命士の指揮下に入る。
d 防災体制を整備する地域的単位を二次医療圏と呼ぶ。
e 災害医療とは災害派遣医療チーム〈DMAT〉の医療活動のことである。


解答: b

107B5の解説

a 災害拠点病院は都道府県が指定する。

b 正しい。トリアージは誰でも(きちんとしたトレーニングを受ければ極端な話、一般人であっても)できる。

c 災害現場に上下関係などない。リーダーシップをとれるスキルのある者が手動すべきだ。

d 二次医療圏は医療計画における広域市町村を指す。防災体制とは関係ない。

e 災害医療にて災害派遣医療チーム〈DMAT〉は活躍するが、
  それは一部に過ぎず、災害医療と同義ではない。



2)110B19
災害時における医療について誤っているのはどれか。

a 医師の役割は応急手当である。
b 都道府県の医療計画に示されている。
c 災害拠点病院は被災患者を24時間体制で受け入れる。
d 災害派遣医療チーム〈DMAT〉は自己完結型の医療救護を基本とする。
e 大規模災害では長期間にわたってこころのケアを提供する必要がある。

解答: a

110B19の解説

a 誤り。医師が応急手当をしてはいけない、というルールは存在しないが、
  医師はトリアージなどの専門性を活かした役割を災害医療では担うべきである。

b 都道府県の定める医療計画内に災害医療が含まれている。

c 休日や夜間に災害が起こることも十分にありえるため、災害拠点病院は24時間体制で稼働している。

d 自己完結できない災害派遣医療チーム〈DMAT〉は災害現場で使いものにならない
 (自己完結の裏返しは「チーム外の要素がないと患者を救助できない」ということである)。

e メンタルケアは一朝一夕では解決できない。長期に渡るケアが必要となる。

  ※「自己完結」という捉え方によっては否定的なニュアンスのある言葉につられ、dを選んだ受験生が多かった。
    魅惑的な選択肢につられて無難な正答であるaを選べなくなる受験生心理の好例である。



3)105C25
大規模災害現場で多数の負傷者が発生している。
歩行可能な中年男性が上腕の痛みを訴えている。
意識は清明。この人のトリアージタッグで適切な色はどれか。

a 黒
b 赤
c 黄
d 白
e 緑

解答: e


比較的軽傷患者である。
routine apatientにて、緑tag.


4082125101_1.jpg 
https://ec.midori-anzen.com/shop/g/g4082125101/




4)新作
トリアージ関係の記載について正しいものはどれか。3つ選べ。

○a DMATは災害急性期に派遣される。
○b トリアージは何度も行われることがある。
×c 一般市民がトリアージを行うことはない。
○d 1次トリアージとしてSMART法が用いられる。
×e DMATは医療救護活動に従事し搬送・本部活動は行わない。

解答: abd

「トリアージ」
治療(Treatment)、搬送(Transport)とともに、災害時医療で最も重要な3つの要素(3T)の一つである。

災害医療等で、大事故、大規模災害など多数の傷病者が発生した際の救命の順序を決めるため、
標準化が図られて分類されている。

最大効率を得るため、一般的に直接治療に関与しない専任の医療従事者が行う とされるが、
誰でも(きちんとしたトレーニングを受ければ極端な話、一般市民であっても)できる。

状況変化に応じて、
可能な限り何回も繰り返して行うことが奨励されている。

その判断基準は使用者・資格・対象と使用者の人数バランス・緊急度・対象場所の面積など、各要因によって異なってくる。


トリアージの種類

一次トリアージSTART式に代表される瓦礫の下などの現場でのふるい分け
二次トリアージ適切な患者を適切な時間と適切な場所に搬送できるように、
気道、呼吸、循環を確保し、安定化させる現場救護所でのふるい分け
PAT法
三次トリアージ確定診断や治療の後、または最中に高次医療の現場で行われるふるい分け


START式一次トリアージ:Simple Triage and Rapid Treatmentの略。

多数の傷病者を少数の救助者が短時間に客観的にトリアージする方法。
外傷初期診療ガイドラインにおけるprimary surveyで用いられるABCDE法に基づいている。

この方式は、クラッシュ症候群や腹膜刺激症状などの病態を無視しており、
経過の観察と繰り返し行うトリアージが前提としている。
クラッシュ症候群を前提とする場合は、判定の最上位に『2時間以上挟まれていたか?』を加える必要があり、
その場合には、赤判定となる。

1)歩けるかのチェック
  本人の口頭の答えを信じることなく、
  起立させ一人で歩行出来るかどうか確認する。

2)呼吸のチェック
  呼吸の有無の後は、6秒間で呼吸数を計測
  6秒間に3回/分以上何回あっても、または6秒間に1回未満は、
  即、赤。

3)循環系はどうか?のチェック
  爪床圧迫法CRT(Capillary refilling time:毛細血管再充満時間)
  が2秒以上である場合、即、赤
  現在ではCRTから、橈骨動脈触知に変更したSTART変法が主と
  して用いられている。
  ・橈骨動脈を触知できない→赤
  ・橈骨動脈を触知できる→意識レベルチェックへ

4)意識のチェック
  手の離掌握などの簡単な指示に従えるか。



二次トリアージ(現場救護所)

二次トリアージは、重症度の判定に重点を置く。
日本では、PAT法が用いられる。
1人2分程度を目処に行われる。
所見は、トリアージタッグに書き込まれる。
一次トリアージとは異なり、途中で赤色と判定されても、最後まで評価を行う。

PAT法は、

第1段階として、生理学的評価を行う。
これは、初期評価であり、意識、呼吸、脈拍、血圧、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)、
その他(ショック症状、低体温)をもとに評価する。

第2段階では、解剖学的評価を行う。
全身観察により、開放性気胸、骨盤骨折、四肢麻痺など、13の損傷・病態の有無を評価する。
第1段階、第2段階のいずれかに該当すれば、赤色と判定する。
なお、心肺停止の傷病者に対しては、黒色と判定する。

PAT法の第3段階では、受傷機転を聴取する。
爆発や高所墜落など7つのもののうちに、該当するものがあれば、黄色以上に判定する。
その際、圧挫症候群の可能性がある場合は、赤色と判定する。

第4段階では、
災害時要援護者に該当するかどうかを考慮する。
幼小児、障がいを持った人、高齢者、慢性基礎疾患のある傷病者、旅行者(外国人)、
妊婦が、災害時要援護者に該当する。
これらに該当する場合は、1段階トリアージの区分を上げることを検討する。

53548_ext_15_27.jpg 

http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=53548&pno=7&more=1?site=nli


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2017/10/21 06:00 社会医/歯学・公衆衛生 TB(-) CM(0)
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