> インプラント体埋入早期から持続する疼痛 - 医療関係資格試験マニア
FC2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
13位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
2位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
インプラントの問題はさらに増加するであろう。
今日は以下のような新作。

問題

45歳の男性、下顎左側の疼痛で来院。
2週間前に近医でインプラント体埋入手術を受けた後から、
激しい持続痛を自覚している。
初診時のXPでは、インプラント周囲に骨透亮像を認めた。
CTによるMisch分類はD2に属していた。

痛みの原因として正しいのはどれか。1つ選べ。

a インプラント周囲炎
b 下歯槽神経を損傷した。
c 創哆開が生じた。
d ドリリング時の注水が不十分だった。
e 疼痛過敏症といった神経症が疑われる。



解答:MOREへ








スポンサーリンク


解答

45歳の男性、下顎左側の疼痛で来院。
2週間前に近医でインプラント体埋入手術を受けた後から、
激しい持続痛を自覚している。
初診時のXPでは、インプラント周囲に骨透亮像を認めた。
CTによるMisch分類はD2に属していた。

痛みの原因として正しいのはどれか。1つ選べ。

a インプラント周囲炎
b 下歯槽神経を損傷した。
c 創哆開が生じた。
d ドリリング時の注水が不十分だった。
e 疼痛過敏症といった神経症が疑われる。

正解 d


症状の出現時期:埋入後早期
CTによるMisch分類はD2であることから、
かなり硬い骨質であることが分かる。

Misch分類

CT値が850HU以上のもの:D2以上のものは埋入窩形成時に摩擦熱による火傷を生じやすい。
逆に、350HU以下:D4以下だと1次固定が得られにくい。
(図:http://www.kagawa-ic.com/diagnosis.html から)


以上から、
インプラント埋入時における骨の熱損傷によることが最も考えやすい。

この損傷は、
ドリルの切れ味が悪い、
注水が不十分などが原因で、
ドリル穿孔時に熱による骨壊死を生じるものである。


疼痛過敏症といった神経症はもう少し慢性的な経過をとるだろうし、
他の鑑別診断が必要だろう。


以下の本にインプラントに関するガイドライン、EBMについてよく書かれていますので
読破してください。

口腔インプラント治療指針 2016
(日本口腔インプラント学会 編)




http://www.shika-implant.org/publication/dl/2016_guide.pdf

関連記事
2017/10/23 21:02 インプラント TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: