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歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ から

基本的な事項の質問をしてみる その1-4
を項目別に並び変えたものです。

まずは、検査、症候 について



1)CKに関して
  ①CKはどのような反応を触媒する酵素か??
  ②CK-MBはどこに存在するか??

2) ASTとALTで、肝特異性があるのはどちらか??

3) 心音(Ⅰ音、Ⅱ音)について説明しろ!


解説:MOREへ

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解説


1)CKに関して

①CKはどのような反応を触媒する酵素か??

CKは、クレアチンリン酸とクレアチンの反応を触媒する酵素
そのときに共役反応としてADPからATPへの反応が起こります。
このATPは、高エネルギーリン酸ですので、エネルギーを供給するうえで非常に重要な酵素です。
特にCKが多く含まれるのは筋肉で、筋肉の収縮時のエネルギー供給に関しては
非常に大きな役割を果たしています。

(従来は、クレアチンホスフォキナーゼ(CPK)と言っていましたけれども、今はクレアチンキナーゼ、
CKが一般的に使われるようになってきました。医師国家試験でも今はCPKではなくて、CKという表示になっています。)

運動とCPK
http://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/170361-1-33.pdf#search=%27CK%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%82%92%E8%A7%A6%E5%AA%92%E3%81%99%E3%82%8B%E9%85%B5%E7%B4%A0%E3%81%8B%27
より


②CK-MBはどこに存在するか??

CK(CPK)は、転移酵素の一つで、呼格筋に最も多く含まれ、次いで心筋、脳などに多く含まれます。

また、CKには細胞内局在の異なるアイソザイムが存在します。
日常検査で測定される血清CKのアイソザイムにはCK-BB、CK-MB、CK-MMの3種類の存在が知られています。

これらのアイソザイムは臓器特異性が比較的高く、

CK-BB:主に脳、子宮、腸管に、
CK-MB:心筋に特異性が高い
CK-MM:骨格筋に多量に存在 
しますが臓器特異性は乏しいです。

http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060056.html から

参考記事:

アイソザイム:110歯C88改題



2) ASTとALTで、肝特異性があるのはどちらか??

ALTとASTは、肝臓実質組織の障害をみる検査である。
本来細胞内にあるべき酵素が、炎症などにより細胞が破壊されて血液中に流れだすことを、逸脱酵素という。
血中の逸脱酵素の上昇は、体内で細胞が壊れていることを現している。

AST(aspartate transaminase)は、以前はGOT(glutamic oxaloacetic transaminase)と呼ばれていた。
肝臓、心筋、骨格筋、赤血球などに存在するので、肝特異的性は低い。

一方、
ALT(alanine transaminase)は、以前はGPT(glutamic pyruvic transaminase)と呼ばれていた。
主に肝臓に存在するので、肝特異性が高い


管理栄養士 過去問28-32 
血液検査に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)HbA1cは、過去1~2週間の血糖値を反映する。
(2)CRP(C反応性たんぱく質)は、炎症の指標として利用される。
(3)PSAは、胃がんの腫蕩マーカーである。
(4)ALTは、ASTより肝特異性が高い。
(5)血清アルブミン値は、ネフローゼ症候群で上昇する。

管理栄養士国家試験徹底解説
http://diet2005.exblog.jp/22740547/
参照

上記説明、参考問題ともに 上記サイト から


3) 心音(Ⅰ音、Ⅱ音)について説明しろ!

「心臓」は
「房室弁の閉鎖⇒収縮期⇒動脈弁閉鎖⇒拡張期」
という動きを繰り返している。

「Ⅰ音」⇒房室弁(僧帽弁と三尖弁)の閉じる音で、収縮期の初めにきこえる。
心室が収縮する時に房室弁が閉じ、血流が突然遮断されることに起因し発生するさまざまな要因の音。
ドックンと言う擬音語のドッに相当する。

「Ⅱ音」⇒動脈弁(大動脈弁と肺動脈弁)の閉じる音で、収縮期の終わりにきこえる。
心室が拡張する時に動脈弁が閉じる音。
ドックンと言う擬音語のクンに相当する。

Yahoo 知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10108338895?__ysp=5b%2BD6Z%2Bz77yI4oWg6Z%2Bz44CB4oWh6Z%2Bz77yJ  から

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