> pencil signとthumb sign:109医E52 - 医療関係資格試験マニア
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各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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先日の記事:

喉頭内視鏡像による診断:111医A49

においても扱ったばかりのテーマ。

医師国家試験過去問データベース から改編


109E52
2歳の男児。
息が荒く喘鳴があることに気付いた母親に連れられて来院した。
2日前から発熱と咳とがあり近くの診療所で上気道炎として
治療されていたが喘鳴が出現したため救急外来を受診した。
体温37.5℃。咽頭に軽度の発赤を認める。
胸部聴診で吸気時に喘鳴を認める。
頸部エックス線写真の正面像(A)と側面像(B)を別に示す。


thumb_109E-52A.jpgthumb_109E-52B.jpg
                                 

考えられる疾患はどれか。

a アデノイド
b 喉頭軟化症
c 急性喉頭蓋炎
d 気管喉頭異物
e クループ症候群



解答: MOREへ


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解答

109E52
2歳の男児。
息が荒く喘鳴があることに気付いた母親に連れられて来院した。
2日前から発熱と咳とがあり近くの診療所で上気道炎として
治療されていたが喘鳴が出現したため救急外来を受診した。
体温37.5℃。咽頭に軽度の発赤を認める。
胸部聴診で吸気時に喘鳴を認める。
頸部エックス線写真の正面像(A)と側面像(B)を別に示す。

thumb_109E-52A.jpgthumb_109E-52B.jpg


考えられる疾患はどれか。

a アデノイド
b 喉頭軟化症
c 急性喉頭蓋炎
d 気管喉頭異物
e クループ症候群



解答: e


109E52の解説


2歳男児が吸気性喘鳴を呈した症例です。
来院2日前に発熱、咳嗽で他院を受診し、上気道炎の診断で経過観察とされていましたが、
吸気性の喘鳴をきたしたために救急外来を受診されました。

頸部レントゲンでは前額断で気管のpencil signを認めます。
矢状断では喉頭蓋の肥大を認めません。
この時点で考えられる疾患を答える問題です。


<選択肢考察>

a  アデノイド
アデノイド増殖症では、喘鳴を呈するほどの気道の狭窄は起こりません。
画像Bでアデノイドの腫脹がみられるはず。

b  喉頭軟化症
アデノイド増殖症では、喘鳴を呈するほどの気道の狭窄は起こりません。
109F23, 108G28でも登場しており、要チェック。


c  急性喉頭蓋炎
病歴・身体所見からは急性喉頭蓋炎を除外し切れませんが、側面像(B)の喉頭蓋所見から否定できます。
いわゆる”thumb sign” (下の図2)がみられない。
流涎や嗄声などが特徴的です。

18_50_1.jpg
図②XP側面像で認められる thumb sign


下の写真は喉頭鏡で見た喉頭蓋炎と正常の比較。
この写真であれば、歯科でも出る可能性はあり。


Beauty_2015_08_17_001125.jpg 

http://beautyhealthy.info/healthy/4142


急性喉頭蓋炎はkiller sore throat (殺し屋の咽頭痛) として有名。
本ブログでも以下の記事で扱いました。

この sore throat 大丈夫?

Ludwig angina (NBDE Part 1)

嗄声と喘鳴とを主訴に来院した3歳児:108医H23

耳鼻科領域と口腔領域に跨る疾患



killer sore throat 

①急性喉頭蓋炎
②扁桃周囲膿瘍
③咽後膿瘍
④口底蜂窩織炎(Ludwig’s angina)
⑤レミエール症候群



d  気管喉頭異物
気管喉頭異物は鑑別に挙げるべきものとして重要ですが、
本症例においてはクループ症候群に比べると根拠に乏しいです。
画像Bにて異物はみられていない。
また大きさにもよるが、急激に発症・進行するはずである。

e  クループ症候群
病歴・身体所見・画像所見すべてにおいて合致します。
犬吠様咳嗽が特徴的です。


解説:日経メディカル 1日1問 医師国試 から改編

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