スポンサーリンク サルコペニア、フレイル関連の問題 - 医療関係資格試験マニア
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フレイルということばはどこかで聞いたことがあるでしょう。
英語のfrailtyの訳として「虚弱」のかわりに日本老年医学会が提唱していることばで

「高齢者がかかえる筋力低下による転倒の危険性の増大などの身体的問題のみならず、
認知機能障害やうつ病などの精神・心理的問題、独居や経済的困難などの社会的問題までを含む概念」であり、

この重要性を医療専門職のみならず広く国民に周知することで、
「介護予防が進み、要介護高齢者の減少が期待できる」としている。

サルコペニアについては医学教育モデル・コア・カリキュラムでは平成28年度改訂版(案)に含まれていますし,
来年からは医師国家試験の出題基準にも入ります。

フレイルについては下記のサイト参照

以上は、
医療系学生と共に国試から学ぶ
サルコペニアとフレイル  からの引用。

本問題の解説の一部も上記ブログから引用しています。


2FA7DA9300000578-3584007-image-a-17_1462927979638.jpg 
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3584007/Frail-elderly-people-sent-home-hospital-soon-pressure-free-beds-report-warns.html


また、110回歯科国試でもサルコペニアに関する問題が出されたことは記憶に新しい。
本ブログでも、以下の記事で紹介しました。

新傾向の高齢歯科関係問題:110歯B36ほか



1)52PT午後-92
高齢者にみられる病態のうち、低栄養の関与が低いのはどれか。
1. 貧血
2. 褥瘡
3. 大腿骨骨折
4. サルコペニア
5. 虚血性心疾患


2)理学療法士国試過去問
フレイルの説明で正しいのはどれか。

1.サルコベニアと関連かある。
2.体重は増加している者が多い。
3.虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
4.地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
5.精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。


3)新作
アジア人のサルコペニア基準となっているものはどれか。3つ選べ。

a 握力
b 身体活動量の低下
c 歩行速度
d 内臓脂肪量の低下
e 四肢骨格筋量


関連記事

歯科国試でも出そうな高齢者関係問題(110回医師国試)

サルコペニア・フレイルティ:管理栄養士国試問題から

新傾向の高齢歯科関係問題:110歯B36ほか



解答:MOREへ




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解答

1)52PT午後-92
高齢者にみられる病態のうち、低栄養の関与が低いのはどれか。
1. 貧血
2. 褥瘡
3. 大腿骨骨折
4. サルコペニア
5. 虚血性心疾患

解答 5

解説
(関与が高い=○、関与が低い=×)
1.○:貧血は鉄欠乏によってヘモグロビン合成低下する。
2.○:総タンパク質およびアルブミン値の低下は褥瘡発生のリスクが高い。
3.○:大腿骨骨折はカルシウム不足によって骨密度が低下し起こる可能性がある。
4.○:サルコペニアは低栄養によって骨格筋量及び筋力の低下が生じる。
5.×:虚血性心疾患は動脈硬化が原因で冠動脈が狭窄・閉塞し、心筋虚血により起こる。

http://pt-siken.com/2017/09/13/52p91-95/ から引用


2)理学療法士国試過去問
フレイルの説明で正しいのはどれか。

1.サルコベニアと関連かある。
2.体重は増加している者が多い。
3.虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
4.地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
5.精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。

正解 1

域在住高齢者を対象にした調査(対象者5,555名)でのフレイル高齢者の割合は約7.0%、
通院高齢者(対象者291名)では約22.0%と算出されている。

サルコペニアとフレイル  から


3)新作
アジア人のサルコペニア基準となっているものはどれか。3つ選べ。

a 握力
b 身体活動量の低下
c 歩行速度
d 内臓脂肪量の低下
e 四肢骨格筋量

正解 ace

サルコペニアの診断; AWGS(ASIAN working Group FOR SARCOPENIA)は、

四肢骨格筋量の低下に加えて、
握力や歩行速度の低下。


https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/sarcopenia/index.html 
を参照。

よく書いてあります。


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2017/11/04 06:00 老年医学・認知症 TB(-) CM(0)
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